ガザ・サーフ・クラブ

ガザ・サーフ・クラブ

© Niclas Reed, Middleton Little Bridge Pictures

2016年/ドイツ/87分/アラビア語・英語・ハワイ語/配給:ユナイテッドピープル
監督:フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ
製作総指揮:ミッキー・ヤミネ
プロデューサー:ベニー・タイゼン、ステファニー・ヤミネ、アンドレアス・シャープ
撮影:ニクラス・リード・ミドルトン
編集:マレーネ・アスマン、ヘルマール・ユングマン
⾳楽:サリー・ハニー
出演:サバーフ・アブ・ガネム、モハメド・アブー・ジャヤブ、イブラヒーム・アラファト
字幕:額賀 深雪 字幕監修:岡真理

公式ホームページ

僕らはこの海で、自由をつかむ。

42歳のアブー・ジャイヤブは、最年長のサーファーで、若者たちにサーフィンを教えている。⼦どもたちがサーフィンを習いにやってくるが、以前はクローゼットの扉やテーブルの天板など、どんな木片の上でもサーフィンをしていた。23歳のイブラヒームは、いつかガザでサーフショップを開くのが夢だ。アメリカからガザにやってきたマシューにその夢を話すと、マシューは支援を約束してくれた。女性のサーファーもいる。15歳のサバーフは、子どもの頃にサーフィンを習っていた。しかし彼女はもう、若い頃のように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼⼥はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、⾃分なりに抵抗することもある。彼女の夢は「世界を旅して、ガザで有名になること」。そんな中、イブラヒームに転機が訪れる。仲良くなったマシューがハワイに来ないかと誘ってくれたのだ。ガザからハワイへ。イブラヒームの夢は膨らむが──。

世界最大の「天井のない監獄」に閉じ込められたガザの若者たちは、自由と解放を求めてサーフィンに興じる。その熱意は海の先へと向かうが…

イスラエルとエジプトに挟まれたガザ地区は、約200万⼈の⼈々が狭い土地に閉じ込められている。経済封鎖が続くガザでは船舶の自由な出⼊りはなく、⼊る物資も出ていく物もほとんどない。若い世代は仕事もなく、未来への展望のないまま日々を送っている。2014年のハマスとイスラエル間の紛争は、イスラエル軍の地上侵攻に発展し、多くの人命が奪われ、多くの建物が破壊された。しかし、このような状況下でも、若い世代は自由を求めて海に繰り出し、サーフィンに興じている。厳しい制裁にもかかわらず、多⼤な努⼒の末、約40本のサーフボードがガザに持ち込まれ、ガザ市のサーフ・コミュニティはにわかに盛り上がっているのだ。海で感じられる刹那の幸せや⾃由を求めて集う若者たち。彼らの視線の先には⾃由な世界が広がっているが、果たしてその扉は開くのだろうか?


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上映日時

8/3(土)、8/5(月)、8/9(金) 8/7(水) 8/11(日)、8/13(火)、8/15(木)
16:25-17:55 16:45-18:15 9:30-11:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800