望むのは死刑ですか オウム“大執行”と私 【告白編】

2022年/60分/HD
製作・監督・撮影:長塚洋
編集:青木亮

公式ホームページ

イベント情報
【トークイベント】各回上映後
►7/1(土)12:30回➡長塚洋監督
►7/2(日)12:30回➡岡田尚弁護士(故坂本弁護士同僚)× 滝本太郎弁護士(オウム事件被害者)
►7/3(月)12:20回➡【オンライン】永岡弘行さん、英子さん(オウム真理教家族の会)
►7/4(火)12:20回➡市川裕樹さん(殺人事件裁判員経験者)
►7/6(木)12:20回➡岡田尚弁護士(故坂本弁護士同僚)
►7/7(金)12:20回➡平岡秀夫さん(元法務大臣/弁護士)
►7/8(土)11:55回➡木村草太さん(憲法学者)
►7/9(日)11:55回➡小川原優之さん(麻原彰晃の元弁護人)
►7/10(月)・11(火)19:10回➡長塚洋監督
►7/12(水)11:55回➡長塚洋監督、19:10回➡田口真義さん(裁判員経験者交流団体)
►7/14(金)11:55回➡岡田尚弁護士(坂本弁護士同僚)、19:10回➡阿部恭子さん(加害者家族支援NPO代表)
【舞台挨拶】上映後
►7/21(金)10:00回➡長塚洋監督

被害者側の葛藤。
加害者側の痛み。
語り始めた当事者たち

2018年7月、オウム真理教の元教祖ら13人の死刑が執行された。29人を死亡させ、6000人以上を負傷させた一連の事件の発端とも言えるのが、1989年の「坂本弁護士一家殺害事件」だ。この事件に発生当初から深く関わり、後に死刑囚となる加害者らとも向き合い続けた一人の弁護士がいる、殺された坂本堤の親しい同僚だった岡田尚である。岡田は、加害者たちが死刑に処されたことを機に、心に秘めてきた事件や死刑制度の存否への思いを語り始めた。弁護士としての死刑反対の信念と被害感情の間で今なお揺れ続ける岡田の痛切な声は、犯罪の悲劇と社会がどう向き合うべきかを私たちに考えさせる。

命を奪った者の命を奪う死刑。それは私たちの社会に現にある刑罰なのに、その在り方を話題にしようとすると「賛成か反対か」に意見が二極化し、かみ合った議論にはなりにくい。政府が5年ごとに行う世論調査では約8割もの人が「死刑はやむを得ない」との回答を選択しているが、自分の意見を直ちに決められるほど、私たちはこの究極の刑罰のことを知っているのだろうか。米国などと違い日本では、死刑執行の予定日時や死刑囚の最期の様子などといった死刑制度についての情報がほとんど公開されず、人々はその実態も当事者の受け止めもよく知らないまま、漠然と考えてはいないだろうか。

そんな社会にリアルな衝撃を与えたのが、2018年7月に立て続けに行われたオウム真理教の元死刑囚13人全員の「大量執行」だ。その衝撃の大きさは、直後のメディアによる世論調査で「死刑賛成」が一時的に6割を切ったことでもわかる。弁護士の岡田尚が複雑な胸中を語ったのは、その翌月に東京・渋谷で催された死刑制度を考えるトークイベントでのことだった。教祖だった元死刑囚・松本智津夫の弁護人など、事件や死刑囚らと直接向かい合ってきた3人が日替わりで登壇した。その1人が岡田だった。

上映日時

7/1(土) 7/2(日) 7/3(月)~7/7(金) 7/8(土)~7/14(金) 7/15(土)~7/21(金)
12:30-13:30
21:45-22:45
レイト割画像
12:30-13:30
21:30-22:35
レイト割画像
12:20-13:20
21:30-22:35
レイト割画像
11:55-12:55
19:10-20:10
10:00-11:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1200 ¥800
会員 ¥1200 ¥1200 ¥800