バウハウス100年映画祭
プログラムE『ニュー・バウハウス』を加えた全7作品・5プログラムで上映!
モダニズムの源流、バウハウスの世界へようこそ。
20世紀の二つの大戦の間にドイツで生まれたデザイン・アート・建築の奇跡“バウハウス”。
バウハウスとはいったい何なのか?
建築やデザインに興味のある人ならその名を聞いたことがあるだろう。モダニズムのパイオニアとして、建築、インダストリアル・デザイン、グラフィック・アート、写真など広範な分野で世界に衝撃と感動をもたらしたバウハウス。それは、1919 年、第1次大戦後のドイツで、芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校だ。
創設者は、フランク・ロイド・ライト、ル・コルビュジエと並ぶ近代建築の巨匠、ヴァルター・グロピウス。そして 三代目の校長はもう一人の近代建築の巨匠、ミース・ファン・デル・ローエが務めた。その学校はこれまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたらしたが、ナチスの迫害をうけわずか14年間の活動で幕を閉じる。しかし、現代の生活環境・様式につながるモダニズムの基礎を作り造形教育の規範を作ったことで、バウハウスは今もなお世界中の建築やデザインなどに影響を与え続けている。
グロピウスやミースをはじめ、信じがたいほど豪華な教師陣、パウル・クレー、カンディンスキー、ヨハネス・イッテン、モホイ=ナジ、ハンネス・マイヤーなどが集い、ヨゼフ・アルバース、マルセル・ブロイヤー、マックス・ビルなど名だたる才能を生み出したバウハウス。伝説的な創造者たちが理想に燃えて突き進んだ時代。そして生み出された奇跡。 誕生から100年という節目を迎え、バウハウスとは何なのかを紐解いていく。
上映作品
- 『バウハウス 原形と神話』
- 『バウハウス・スピリット』
- 『バウハウスの女性たち』
- 『ミース・オン・シーン』
- 『ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動』
- 『マックス・ビル ― 絶対的な視点』
- 『ニュー・バウハウス』
料金
一般1800円/会員1500円/大専・シニア1100円/高校生以下800円
11/7(土) | 11/8(日) | 11/9(月) | 11/10(火) | 11/11(水) | 11/12(木) | 11/13(金) |
11:10-12:40 Eニューバウハウス |
11:15-12:45 Eニューバウハウス |
11:10-13:00 Aバウハウス 原形と神話 |
11:10-12:50 Bスピリット+女性たち |
11:00-12:40 Cミース+ファグスーグ |
11:10-12:50 Dマックス・ビル |
11:10-12:45 Eニューバウハウス |
休映 | 休映 | 13:10-14:40 Cミース+ファグスーグ |
13:00-14:40 Dマックス・ビル |
13:00-14:35 Eニューバウハウス |
13:00-14:45 Aバウハウス 原形と神話 |
13:00-14:40 Bスピリット+女性たち |
予定表 横にスクロールできます
11/14(土) | 11/15(日) | 11/16(月) | 11/17(火) | 11/18(水) | 11/19(木) | 11/20(金) |
14:40-16:30 Aバウハウス 原形と神話 |
14:40-16:20 Bスピリット+女性たち |
14:40-16:15 Eニューバウハウス |
14:40-16:10 Cミース+ファグスーグ |
14:40-16:20 Dマックス・ビル |
14:40-16:20 Bスピリット+女性たち |
114:40-16:30 Aバウハウス 原形と神話 |
16:40-18:10 Eニューバウハウス |
16:30-18:00 Cミース+ファグスーグ |
16:30-18:10 Dマックス・ビル |
16:20-18:10 Aバウハウス 原形と神話 |
16:30-18:10 Bスピリット+女性たち |
16:30-18:05 Eニューバウハウス |
16:40-18:10 Cミース+ファグスーグ |
予定表 横にスクロールできます
1999年、2009年/ドイツ/103分/配給:トレノバ
原題: Bauhaus – Modell und Mythos
監督:ニールス・ボルブリンカー、ケルスティン・シュトゥッテルハイム
出演:ヴァルター・グロピウス、ヴォルフ・ヒルデブラント、ゲルトルート・アルント、フーベルト・ホフマン、ピウス・パール
バウハウス 原形と神話
超一流の才能が集い、芸術全般に革命を起こしたバウハウス。その軌跡は神話となったが、そこには時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘、そして光と影があった。伝説的な教師達の薫陶を受けた当時の学生達の証言や貴重な記録によって、バウハウスがたどった激動の道と知られざる物語が明かされる。
2018年/ドイツ/52分/配給:トレノバ
原題:Vom Bauen der Zukunft – 100 Jahre Bauhaus
監督:ニールス・ボルブリンカー、トーマス・ティエルシュ
出演:トルステン・ブルーメ、ローザン・ボッシュ、アルフレード・ブリレ ンブール、シュテファン・コヴァツ、フーベルト・クルンプナー
バウハウス・スピリット
スウェーデンの教室も時間割もない学校、ヴェネチア・ヴィエンナーレ金獅子賞のアーバン・シンクタンクが取り組む南米スラム街の住環境改善、低価格でバウハウス家具を復刻する企画、バウハウスの理論を身体で表現する試みなど、豊かな発想と斬新な手法で注目される人々を追い、現代に生きるバウハウスの精神を映し出す。
2019年/ドイツ/44分/配給:トレノバ
原題:Bauhausfrauen
監督:ズザンネ・ラデルホーフ
出演:エリザベス・オットー、テレジア・エンツェンスベルガー、モニカ・シュタードラー、パトリック・ レスラー、アーニャ・バウムホーフ、エレーナ・マカロワ
バウハウスの女性たち
当時最も先進的な芸術学校であったバウハウスは「年齢、性別に関係なく、誰もが学ぶ権利を持つ学校」と高らかに謳った。それは女性にも芸術の可能性を与える宣言となるはずだったが、現実は簡単ではなかった。実は男性優位のバウハウスで、多大な成果を残したにも関わらず影の存在となった女性たちの実像に迫る。
2018年/スペイン/58分/配給:トレノバ
原題:MIES ON SCENE
監督:ペップ・マルティン、シャビ・カンプレシオス
出演:ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ、フリッツ・ノイマイヤー、エドゥアルド・メンドーサ、バリー・バーグドール、オリオル・ボイーガスー
ミース・オン・シーン
近代建築の三大巨匠の一人、ミース・ファン・デル・ローエ。彼の代表作でありモダニズム建築の最高峰と称される「バルセロナ・パビリオン」。この建物がなぜ今も語り継がれる傑作となったのか。その後バウハウス校長に就任するミースの建築思想とは。当時の記録と、現代の一流建築家や学者などの証言で検証する。
2011年/ドイツ/27分/配給:トレノバ
原題:Fagus- Walter Gropius und die Fabrik der Moderne
監督:ニールス・ボルブリンカー
出演:アンネ・マリー・イエギ、エルンスト・グレーテン、ヴァルター・シャーパー、エピファニオ・ディ・ロレンツォ
ファグス ― グロピウスと近代建築の胎動
バウハウス開校8年前、初期モダニズム建築の傑作「ファグス靴型工場」が建てられる。若き日のグロピウスは“労働者のための宮殿”を作りたいという工場主の夢を実現させるべく、新時代の工場を作り上げたのだった。世界遺産に登録された今もなお、現役で稼働しているガラス張りの工場はなぜ生まれたのか。その歴史を追う。
2008年/スイス/94分/配給:トレノバ
原題:Max Bill – das absolute Augenmaß
監督:エーリヒ・シュミット
出演:マックス・ビル、アンゲラ・トーマス、ゴットフリート・ホーネッガー、イニャツィオ・シローネ
マックス・ビル ― 絶対的な視点
彫刻家、画家、建築家、デザイナーなど、幅広い分野で活動したマックス・ビル。バウハウス最後の巨匠とも言われる彼は、バウハウスで学び、後にその理念を受け継ぐウルム造形大学の初代校長を務める一方、政治活動にも積極的に関与し激動の人生を送った。彼が追求した芸術とは何か。その生涯と思考に触れる。
©Alvar A alto. P hoto grapher : A lvar A alto.
2019年/アメリカ/89分/配給:トレノバ
原題:The New Bauhaus
監督: アリサ・ナーミアス
出演: オリヴァー・ボタール、バーバラ・クレーン、オラファー・エリアソン、ラースロー・モホイ= ナジ
ニュー・バウハウス
ハンガリー出身の画家、写真家、美術家で、後世の視覚造形芸術に多大な影響を与えたラースロー・モホイ= ナジ。彼はアートにテクノロジーを積極的にとりいれるという構成主義的な姿勢で、バウハウスの発展に貢献した。その後、米国でニュー・バウハウスを創設し、米国のデザイン教育にも足跡を残す。最新の研究を元に、彼の理念や業績、ニュー・バウハウスの展開、そしてその素顔が明かされる。
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |