私が殺したリー・モーガン

私が殺したリー・モーガン

 ©2016 Kasper Collin Produktion AB

2016年/スウェーデン・アメリカ合作/91分/モノクロ&カラー/配給:ディスクユニオン
原題:I Called Him Morgan
監督:カスパー・コリン
出演:リー・モーガン、ヘレン・モーガン、ビリー・ハーパー、ジミー・メリット、ベニー・モウピン

公式ホームページ

ジャズ史に刻まれた一夜の悲劇の真実。
今なお深く傷を遺す「ジャズ史上最悪の悲劇」の愛と哀しみに迫る。

1972年2月19日深夜、雪のマンハッタン。イースト・ヴィレッジのジャズクラブ『スラッグス』。33歳の天才トランぺッター リー・モーガンの途が閉ざされた。

若干18歳で名門ブルーノート・レコードからデビューするなど稀なる才能で駆け上がったスターダム。ドラッグでの転落。二人三脚で救い出したひと回り歳上の女性ヘレンとの出会い。そんな二人に対するミュージシャン仲間からの温かい眼差し、評価。その関係を崩壊させる新恋人の登場と凶行―。

銃と運命の引き金を引いた内縁の妻ヘレン・モーガンが最晩年に残した唯一のインタビューに、友人や関係者たちの証言を加え、リーとヘレンをとりまく周囲の人間模様と変化が徐々に明らかになる。



この映画は、リーとヘレン、そして彼らがもたらした音楽へのラヴ・レター。

リー・モーガン(1938〜1972年)

若干18歳でディジー・ガレスピーに見出され、同年名門ブルーノート・レコードより『Lee Morgan indeed!』でデビュー。天才クリフォード・ブラウンの再来とも呼ばれた。特に57年にレコーディングされた3枚目のアルバム『Lee Morgan Vol.3』の中の< アイ・リメンバー・クリフォード>はジャズ界屈指の名演のひとつとして名高い。1960年代はアート・ブレイキー&ザ・ジャズメッセンジャーズに所属し、来日公演も行った。この時代の演奏では< モーニン>< ダット・デア>などが有名で、日本におけるジャズ人気を牽引した。さらに1963年録音の『The Sidewinder』がビルボードチャート最高25位にランクイン。これはジャズ界では空前のヒット作となり“ジャズ・ロック”というジャンルを築いた。
1972年2月18日、NYのジャズクラブ「スラッグス」での演奏中、その2ステージ目と3ステージ目の合間の休憩時間に、内縁の妻ヘレン・モーガンに拳銃で撃たれ、ベルビュー病院に移送されたが、死亡が確認された。

私が殺したリー・モーガン

 (c)Val WilmerCTSIMAGES.

私が殺したリー・モーガン

 (c)Ben van Meerendonk International Institute for Social History

私が殺したリー・モーガン

上映日時

1/13(土)~1/19(金) 1/20(土)~1/26(金)
20:15〜21:55 10:00〜11:40

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800