カレーライスを一から作る
2016年/日本/カラー/96分/製作・配給:ネツゲン
監督:前田亜紀
プロデューサー:大島新撮影:前田亜紀、松井孝行、水上智重子
編集:大山幸樹
音楽:U-zhaan
出演:関野吉晴/武蔵野美術大学 関野ゼミ生
『カレーライスを一から作る』トークショー決定!
初日12/10(土)17:00回上映後
登壇者:前田亜紀監督
12/17(土)12:30回上映後
登壇者:あの「グレートジャーニー」の関野吉晴さん
12/18(日)12:30回上映後
登壇者:栃木裕さん(本作出演/全芝浦屠場労働組合委員長)×前田亜紀監督
12/20(水)12:30回上映後
登壇者:北島勝俊さん(本作出演/お米作りの先生)×前田亜紀監督
12/18(日)12:30回上映後
登壇者:関野吉晴さん×前田亜紀監督
12/23(金)12:30回上映後
登壇者:古沢良太さん(脚本家)×前田亜紀監督
地球を歩き続けた冒険家の“途方もない課外ゼミ”
アフリカから南米までの人類拡散の道のり「グレートジャーニー」を逆ルートでたどった探検家・関野吉晴は、武蔵野美術大学で一風変わった課外ゼミ活動をしている。通称「関野ゼミ」。手作りのカヌーでインドネシアから沖縄まで風任せの旅を敢行したり、船作りに必要な斧を砂鉄集めから始め、“たたら製鉄”の手法で作ったり、ユニーク過ぎる取り組みは話題を呼んだ。
一杯のカレーライスにはたくさんの命がつまっていました。武蔵野美術大学「関野ゼミ」奮闘の物語。
そんな関野が2015年に始めたのが、「カレーライスを一から作ってみる」という試み。野菜や米、肉、スパイスなどの材料をすべて一から育てるというこの途方もない計画に、学生たちと取り組んだ。
この映画は、種植えからカレーライスが出来上がるまでの9カ月の記録である。
関野の狙いは、「モノの原点がどうなっているかを探していくと社会が見えてくる。学生たちにはカレー作りを通して色々なことに“気づいて”もらいたい」ということ。
米は?野菜は?スパイスは?塩は?肉は?皿も…?
集まった数十人の学生たちは、知らないことや慣れないことばかりの現実に悪戦苦闘しながらも、野菜や米、家畜を一から育てていく。思っていたよりも生育が遅い野菜を見て「化学肥料を使ってもいいのではないか」「いや、使うべきではない」と意見が分かれたり、一所懸命育てるうちに鶏に愛着がわいてしまい、「殺すのを止めよう」「いや最初から食べるために飼ったのだから屠るべきだ」と議論が巻き起こったり…。 これは「命を食べて生きる」という、人間にとってごく当たり前で、基本的な営みを見つめ直すドキュメンタリー映画である
関野吉晴はこんなユニークな人です。
探検家・医師
武蔵野美術大学教授(文化人類学)
一橋大学在学中に同大探検部を創設し、1971年アマゾン全域踏査隊長としてアマゾン川全域を下る。その後25年間に32回、通算10年間以上にわたって、アマゾン川源流や中央アンデス、パタゴニア、アタカマ高地、ギアナ高地など、南米への旅を重ねる。その間、現地での医療の必要性を感じて、横浜市大医学部に入学。医師(外科)となって、武蔵野赤十字病院、多摩川総合病院などに勤務。その間も南米通いを続けた。1993年からは、アフリカに誕生した人類がユーラシア大陸を通ってアメリカ大陸にまで拡散していった約5万3千キロの行程を、自らの脚力と腕力だけをたよりに遡行する旅「グレートジャーニー」を始める。南米最南端ナバリーノ島をカヤックで出発して以来、足かけ10年の歳月をかけて、2002年2月10日タンザニア・ラエトリにゴールした。
上映日時
12/10(土)~12/16(金) | 12/17(土)~12/23(金) |
17:00〜18:45 | 12:30〜14:15 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1700 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1400 | ¥1200 | ¥800 |