ヨコハマメリー

ヨコハマメリー

2005年/カラー/スタンダード/92分
監督・構成:中村高寛
プロデューサー:白尾一博、片岡希
撮影:中澤健介、山本直史
音楽:Since(コモエスタ八重樫+福原まり)
テーマ曲:「伊勢佐木町ブルース」主題歌 渚ようこ
写真:森日出夫
イラスト:宇野亜喜良
企画・制作:人人フィルム
配給:ナインエンタテインメント
配給協力・宣伝:アルゴピクチャーズ
出演:永登元次郎、五代路子、杉山義法、清水節子、広岡敬一、団鬼六、山崎洋子、大野慶人、福寿祁久男、松葉好市、森日出夫 他

公式ホームページ

かつて、ひとりの娼婦がいた。彼女の名前は“ハマのメリー”。街から消えた伝説の女(ひと)。

人生の深みと温かさが、心をゆるがす
歌舞伎役者のように顔を白く塗り、貴族のようなドレスに身を包んだ老婆が、ひっそりと横浜の街角に立っていた。本名も年齢すらも明かさず、戦後50年間、娼婦として生き方を貫いたひとりの女。かつて絶世の美人娼婦として名を馳せた、その気品ある立ち振る舞いは、いつしか横浜の街の風景の一部ともなっていた。“ハマのメリーさん”人々は彼女をそう呼んだ。

1995年冬、メリーさんが忽然と姿を消した。自分からは何も語ろうとしなかった彼女を置き去りにして、膨らんでいく噂話。いつの間にかメリーさんは都市伝説のヒロインとなっていった。そんなメリーさんを温かく見守り続けていた人たちもいた。病に冒され、余命いくばくもないシャンソン歌手•永登元次郎さんもその一人だった。消えてしまったメリーさんとの想い出を語るうちに、元次郎さんは一つの思いを募らせていく。もう一度、メリーさんに会いたい。そして彼女の前で歌いたい。

監督は、メリーさんが街から消え、その影を追うように、様々な人々へのインタビューを始めた。そしてメリーさんを通して見えてきたものは、市井の普遍的な人の営み、感情、人生の機微であった。撮影開始から5年の歳月をかけ、地元•横浜への親しみが込められた、清々しい感動に溢れる作品を作り上げた。

ヨコハマメリー ヨコハマメリー ヨコハマメリー

上映日時

11/25(土)~12/8(金)
16:30~18:05

入場料 一律1000円

横浜シネマリン3周年記念上映会

12/10(日) 『不滅の男 エンケン対日本武道館』上映

アリガトウ エンケンさん!

エンケンが挑む武道館ライブがシネマリンに蘇る!

遠藤賢司ポスター

©2005 アルタミラピクチャーズ

2005年/日本/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/83分/35㎜
脚本・監督・音楽:遠藤賢司
製作:枡井省志
プロデューサー:土本貴生
撮影監督:長田勇市(J.S.C.)
照明:湯浅康正
美術:森正
スタイリスト:勝俣淳子
録音:郡弘道
音楽録音:鳥光浩樹
編集:村上雅樹、遠藤賢司
配給:アルタミラピクチャーズ

公式サイト

トークショー

14:15回上映後、アルタミラピクチャーズ代表・映画プロデューサー 桝井省志さんのトークショーがございます!

発声可能上映

19:30回は、発声可能上映です。
※声だしOK!手拍子OK!の上映となります。
※立ち上がったり、席を離れて歩き回ったりする行為は、他のお客様の迷惑になりますので、お止め下さい。
※静かに映画を鑑賞したい方は、昼の回をご利用下さい。

純音楽。純映画。

走り続ける孤高のミュージシャン、遠藤賢司。武道館で繰り広げられたその魂の叫びを完全映画化!

遠藤賢治ライブ映像

前人未到、唯一無二、エンケンが挑む武道館ライブとは。
武道館のアリーナに忽然と立ち現れた“200台のアンプを積み上げた”<富士山>。
その下には<四畳半の廃屋>。縁側の外には、洗濯物が揺れている。
軒先には<柿の木とグランドピアノ>。
アリーナを突っ切る<あぜ道>には枯れススキがざわめいている。
その先端に<ドラムステージ>。
2005年1月24日、エンケンは、生涯最高のライブパフォーマンスで武道館に挑んだ。
そして監督も自らが務め、その全てが遂に映画となった。

[演奏曲目]

不滅の男/満足できるかな/カレーライス/踊ろよベイビー/雨上がりのビル街/外は雨だよ/夜汽車のブルース/歓喜の歌/死んだお母さんの夢/男のブルース/東京ワッショイ/ド・素人はズッコンデロォ!/夢よ叫べ/ひとりぼっち/純音楽魂の唄
遠藤健司ライブ映像 遠藤健司ライブ映像

[遠藤賢司〈エンケン〉プロフィール]

1947年、茨城県出身。
大学時代、FENから流れてくるボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」を聞き、初めてギターを手にする。デビュー当初よりフォークの枠を越えたパフォーマンスが注目される。ジャンルや形式にとらわれず表現する〈純音楽〉を掲げ、自らを〈純音楽家〉と称する。三島由紀夫の割腹自殺を歌った「カレーライス」が大ヒット。後に大槻ケンヂを始め様々なアーティストにカバーされる。ジャンルを越えた精力的な音楽活動を現在もなお続けている。その活動に賛同する若手アーティストからの信望も熱く、曽我部恵一、くるり、銀杏BOYZ、サンボマスターなどにも多大な影響を与えている。あらゆる音楽性を呑み込んだ「東京ワッショイ」を発表後、〈遠藤賢司バンド〉、1996年〈エンケン&カレーライス〉を結成。2003年より現在のメンバーで活動をはじめる。映画での活躍も多く、80年代『ヘリウッド』(監督長嶺高文)では主演、音楽。2003年『アイデン&ティティ』(監督 田口トモロヲ)で音楽を提供。そして本作が遂に初監督作品となる。
2017年10月25日早朝、都内の病院で亡くなる。享年70才。

上映日 12/10(日) 横浜シネマリン3周年記念上映会

上映時間

①14:15-15:45
一律1,500円【トークショー付】
横浜シネマリン会員無料
②19:30-21:00 発声可能上映
一律1,100円【日曜最終回割】
横浜シネマリン会員無料

沈黙 立ち上がる慰安婦

沈黙 立ち上がる慰安婦

©朴壽南

2017年/日本・韓国合作/117分/カラー/HD/配給:アリランのうた製作委員会
監督:朴壽南(パク・スナム)
プロデューサー:朴麻衣
撮影:大津幸四郎、ハン・ジョング、チャン・ソンホ 他
編集:朴麻衣
音楽:ユン・ソンヘ
うた:イ・オクソン
ハングル題字:朴壽南

公式ホームページ

ハルモニたちは 半世紀の沈黙を破って立ち上がった

韓国・忠清北道に一人で暮らす李玉先(イ・オクソン)さん(90歳)は、毎朝寺院に祈祷へ通う仏教徒だ。17歳で北満州の日本軍慰安所に連行された李さんは、戦後50年を経てその“沈黙”を破り立ち上がった。1994年、14人の仲間とともに日本政府に謝罪と個人補償を求めて来日。「法的責任は解決積み」とする日本政府に対し、被害者だけが集まり直接交渉を開始した。ハルモニたちは3年にわたり再三来日し、日本軍の犯罪を証言し名誉と尊厳の回復を訴えた。
その闘いに在日朝鮮人2世の女性監督が寄り添い、彼女たちの恨(ハン)を映像に記録した。あれから20余年、闘いの主人公の多くが亡くなった今、2015年日韓両政府が合意した「解決」は果たして当事者の問いに答えているのだろうか―。90年代当事者たちの苦闘を共にした朴壽南監督が密着記録と李さんの人生をつむぎ、生き証人たちの“沈黙”を未来に伝える。

*2016年ソウル国際女性映画祭正式出品
*DMZ国際ドキュメンタリー映画祭〈特別賞〉受賞
*ソウル老人映画祭正式出品

ハルモニたちはこのたたかいを通し
自らの手で恨(ハン)を晴らしていきました

朴壽南(パク・スナム)1935年三重県生まれ。在日朝鮮人2世の作家として民族差別問題に取りくみ、小松川事件の死刑囚・李珍宇少年との往復書簡『罪と死と愛と』(63年)で注目を集める。
『もうひとつのヒロシマーアリランのうた』(86年)で朝鮮人被爆者の実態を映像化し、続いて沖縄戦に連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の証言を掘り起した『アリランのうたーオキナワからの証言』(91年)で約20万名を動員。日本の植民地支配による朝鮮人犠牲者の沈黙に光をあて続ける。『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-』(2012)では沖縄戦の「玉砕」の真実に迫った。第19回韓国KBS海外同胞賞受賞。

沈黙 立ち上がる慰安婦 沈黙 立ち上がる慰安婦 沈黙 立ち上がる慰安婦

動くな、死ね、甦れ!

動くな、死ね、甦れ!

© theアートシアター

1989年/ソビエト/105分/配給:ノーム
原題:Zamri, umri, voskresni
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ

theアートシアター

不滅の映画をみよう。

時代を超え、国や地域を超え、私たちに迫り、生々しい手触りを遺す映画がある。
時にその衝撃から人生までをも変えてしまう映画がある。
高い芸術性を孕み、決して古びず、今なお輝きを増す珠玉の作品たち。
「the アートシアター」では、そんな特別な映画作品を劇場が選び、上映いたします。

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

突如として現れ、世界を驚嘆させた天才ヴィターリー・カネフスキーが生み出した“映画の奇跡”が、HDリマスター版でスクリーンに甦る!

1990年、カンヌ国際映画祭は一つの作品によって驚きに包まれた。その作品は、54歳の新人監督ヴィターリー・カネフスキーが発表した『動くな、死ね、甦れ!』。ストリートチルドレン出身で、8年間無実の罪で投獄されていた経歴を持つ彼は、それまで全くの無名であったが、この一本で世界中から賞賛される存在となる。

物語の舞台となる旧ソ連の炭鉱町・スーチャンは、カネフスキーが少年時代を過ごした町。彼は、ストリートチルドレンのパーヴェル・ナザーロフを主演に抜擢し、どこまでも純粋で鋭敏な自身の少年時代の記憶を、鮮烈にスクリーンに甦らせた。また主人公を見守り危機から救う少女役に、現在も女優として活躍しているディナーラ・ドルカーロワを起用。純粋無垢な悪童と守護天使のような少女が織りなす“映画の奇跡”は、多くの人々の心を揺さぶり、伝説的傑作として語り継がれている。

旧ソ連出身の監督が自身の少年時代の記憶をもとに、収容所地帯の町で暮らす少年少女の過酷な運命を鮮烈かつ叙情あふれるタッチで描き出す

第二次大戦直後、雪に覆われたソビエトの極東にある炭鉱町スーチャン。収容所地帯と化したこの町では、強制労働を強いられる受刑者や捕虜、職にあぶれ無気力な者、酔っ払いが溢れ、窃盗や暴力が横行していた。そんな殺伐とした空気に満ちた町に生きる12歳の少年ワレルカ。純粋無垢だが不良ぶっている彼は、学校のトイレにイースト菌をばら撒いたり、スケート靴を盗まれた仕返しにスケート板を盗み返したりと、たびたび騒動を引き起こす。そして唯一の家族である母親への反発と相まって、悪戯をエスカレートさせていく。そんなワレルカの前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれる幼なじみの少女ガリーヤ。 二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、学校を退学になったワレルカが町から逃亡することで、彼らの運命はとんでもない方向へ転じていくのだった…。

*1990年カンヌ国際映画祭カメラ・ドール受賞
*1990年フランダース映画祭グランプリ

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

立ち去った女

立ち去った女

2016年/フィリピン/タガログ語/モノクロ/228分/配給:マジックアワー
原題:Ang Babaeng Humayo
監督・脚本・撮影・編集:ラヴ・ディアス
出演:チャロ・サントス・コンシオ、ジョン・ロイド・クルズ、マイケル・デ・メサ、シャマイン・センテネラ・ブエンカミノ、ノニー・ブエンカミノ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,800円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

世界が絶賛する “怪物的映画作家”が、ついに全貌を現す!

“怪物的映画作家”と称され、ベネチア、ベルリン、カンヌをはじめ世界の映画賞を席巻してきたフィリピンの鬼才ラヴ・ディアス。本作は、『ラ・ラ・ランド』『メッセージ』ら華やかな話題作がひしめくなか、ベネチア国際映画祭最高の栄誉に輝いた。前々作『昔のはじまり』でロカルノ国際映画祭金豹賞、2016年2月には『痛ましき謎への子守唄』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、ベネチアでついに頂点に登りつめたラヴ・ディアスに、サム・メンデス監督率いる審査員団や批評家、観客たちから満場の拍手が贈られた。
映画『ショーシャンクの空に』の原点ともなったロシアの文豪レフ・トルストイの短編小説に着想を得た人間ドラマ「God Sees the Truth, But Waits(神は真実を見給ふ、されで待ち給ふ)」。フィリピン現代史を背景に、哲学、宗教、寓話、そして豊かな詩情を織り込み、光と闇、善と悪、罪と赦しの間を彷徨う人間の本質をゆっくりと炙り出す。ラヴ・ディアス作品の特徴である、美しくも徹底的な長回しと、蠱惑的なロングショット。圧倒的な映画体験に身をゆだねる、至福の映画体験が待っている。

光と闇、善と悪、罪と赦し。人間の本質を炙り出す、美しき復讐のドラマ。

かつて小学校の教師だったホラシアは、身に覚えのない罪で投獄され、30年の歳月を刑務所で過ごしてきた。ある日、同じ受刑者でホラシアの親友・ペトラが思いがけない告白をする。ホラシアが犯人とされた殺人事件の真犯人はペトラ、そして彼女に殺人を指示し、ホラシアに罪を着せた黒幕は、ホラシアのかつての恋人・ロドリゴだというのだ。ペトラは罪を告白後、自殺した。

釈放されたホラシアは家に戻るが、一家は離散し息子は行方不明、夫はすでに亡くなっていた。家族を失い、人生を壊されたホラシアは、自分を陥れた男ロドリゴを追って復讐の旅に出る。そして彼女の前に現れる、バロット(アヒルの卵)売りの貧しい男、物乞いの女、心と身体に傷を抱える謎の「女」―。

観る者をとりこにする「長尺」の快感。映画的興奮に溺れる3時間48分!

ラヴ・ディアスの作品は、平均で5~6時間、時に10時間を超えるなど、観客の度肝を抜く「長尺」をトレードマークとする。その長さにも関わらず、観客はディアス独特のリズムがもたらす“魔術的魅力”に引き込まれ、メリル・ストリープ、サム・メンデスなどハリウッドの映画人らも巻き込んだ《ラヴ・ディアス中毒》を世界中に増やしてきた。しかし本作は、ラヴ・ディアス作品の中では“異例の短さ”となる3時間48分!ベネチア金獅子賞受賞作にして最高傑作の『立ち去った女』は、ラヴ・ディアス入門編として、映画好きであれば必見の一本!!この愉しみを知ったら、もう普通の長さでは物足りないかもしれない。

*第73回 ベネチア国際映画祭 金獅子賞受賞

立ち去った女 立ち去った女 立ち去った女

地の塩 山室軍平

地の塩 山室軍平

©山室軍平の映画を作る会 All Rights Reserved .

2016年/日本/107分/配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督:東條政利
脚本:我妻正義、東條政利
撮影監督:髙間賢治(JSC)
制作:現代プロダクション
出演:森岡龍、我妻三輪子、辰巳琢郎、伊嵜充則、水澤紳吾

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

世の苦しむ人たちのために生涯をかけた社会福祉の先駆者、山室軍平と同志たちの物語

時代は明治。欧米から様々な風俗、思想が入り社会は大きく変動していた。まだ社会福祉という言葉もなかった時代、人を救う事に生涯を捧げた山室軍平。時に迷いもがきながら、その情熱に生きた軍平と、その同志たちを描いた歴史ドラマが繰り広げられる。格差社会と言われ、若者の夢や希望がない社会と言われる昨今の日本に、情熱と普遍的な愛の尊さを伝える山室の言葉は確かな重みを持って響き渡る。

社会鍋といった慈善活動を行う日本救世軍の創設者で、社会福祉の先駆者として知られる山室軍平の生涯とは…

明治5年に岡山の貧しい農家に生まれた軍平は、母の愛によって育った。その母の願いは無事に軍平が無事に育って人の役に立つ人となって欲しいということ。だが貧しさから9歳の時に質屋に養子に出され、質屋を継ぎたくない軍平は、15歳の時に義父の家を飛び出してしまう。夢を追い求めて、東京で一人で生きることになった軍平は、印刷工として働きながら欧米から入って来た新しい学問を学ぶ。そして、キリスト教と出会い、これこそ人を救うためのものだと確信し、新島襄を慕い同志社に進学する。

地の塩 山室軍平

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

エキストランド

エキストランド

©Koto Production Inc.

2017年/日本/91分/配給:コトプロダクション
監督・脚本:坂下雄一郎
脚本:田中雄之
撮影:松井宏樹
出演:吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、金田哲、仁科貴、棚橋ナッツ、鷲尾英彰、長野こうへい、後藤ユウミ、嶺豪一

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

全国13に及ぶフィルムコミッションへ取材を敢行!地方創生が謳われる現代への痛烈な風刺とユーモアにあふれた野心作

『東京ウィンドオーケストラ』の坂下雄一郎が監督。吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、 金田哲(はんにゃ)ら、多彩なキャストが集結。約2年半をかけて、13に及ぶ全国のフィルムコミッションへの取材を敢行し、完全オリジ ナル脚本を執筆。信州上田フィルムコミッションによる全面協力のもと、地方創生が謳われる時代に対して鋭い風刺やユーモアを交えつつ、映画製作やモノ作りをするうえで大切なことは何なのかというメッセージを辛辣に描き出す。映画製作にまつわる闇が今、暴かれるのか…。

映画はみんなを笑顔にしてくれる、そう思っていますか?

過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサー・駒田(吉沢悠)は、映画で地元を盛り上げたいと思っている市民達を騙して、自分のためだけに映画を作ろうと画策する。最初は指示されるがままだった市民達も、その横暴な立ち振る舞いに疑問を感じ始める。撮影最終日、自分たちが利用されてるだけだったと気付いた市民達は一矢報いようと、ある計画を企てる。

エキストランド エキストランド エキストランド

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

いただきます みそをつくる子どもたち

いただきます みそをつくるこどもたち

 (c) 2016「いただきます」製作委員会.All Rights Reserved.

2017年/日本/75分/配給:メジロフィルムズ
監督・撮影・編集:オオタヴィン
プロデューサー:安武信吾
ナレーション:石田ゆり子
出演:高取保育園の子どもたち、保育者のみなさん、西福江(高取保育園園長)、小泉武夫、奥田昌子、木村泰子ほか

公式ホームページ

古きよき日本の食卓を、子どもたちへ。医食同源・和食給食に込められた「いただきます」の本当の意味。子どもたちから元氣をもらう ピュア・ドキュメンタリー!

福岡市 高取保育園。そこには、まるでタイムトリップしたような懐かしい日本の子育てがありました。それは、先人たちから引き継いだ”魂の育てかた”。日本の伝統的な「食養生 医食同源」に基づいた給食の献立は、玄米、みそ汁、納豆、旬の野菜料理です。みそは、園児たち自らが、毎月、毎月、100キロ仕込む。 梅ぼし、沢庵、高菜漬けなども手づくりです。アトピーやアレルギーだった園児の多くが、元気に巣立っていきました。

30年続く高取の「和食給食スタイル」は、教育視察を通して日本中に広まりました。発酵学の第一人者である小泉武夫 東京農業大学名誉教授が、伝統和食に込められた先人たちの英知を、わかりやすく説き明かしていきます。「家庭の和食」「手づくりみそ」が、本作の主役なのです。

「いただきます」のプロデューサーは、「はなちゃんのみそ汁」の原作者、安武信吾。長女の安武はなちゃんは、高取保育園の卒園生です。監督、撮影、編集は、映像作家のVIN OOTA(オオタヴィン)。2015年夏から、2016年春まで、高取保育園の四季に密着し、触覚的な撮影技法で、子どもたちの質実な佇まい、昔ながらの子育てに秘められた豊潤な精神文化、その輝きを追いました。



西園長 語録

「食は命をつくる」

生まれた土地の食物を食べ続け、それを何万年も続けてきた結果が、今の私たちの身体です。日本人の身体は、その土地で採れた伝統的なものを食べて暮らすときに、最も健康でいられるようにできているのです。この考え方を「身土不二」といいます。

戦前はアトピーやアレルギーの子はほとんどいませんでした。日本は戦後学校給食が始まったのを境に、食生活が極端に西欧化しました。さらに日本人の食生活が大きく変化したのは、高度経済成長期のことでした。このころを境に「食」に大きな変化がありました。炭水化物摂取の主流が、お米から小麦に。タンパク質は魚・大豆から牛乳・肉へ。おかずは、野菜から脂肪分の多いものへ。調味料は、醤油・味噌から、砂糖・ソース・マヨネーズへ。家族食から、外食へ。急激な食の変化は、弱いこどもたちに一番に跳ね返ってきました。アトピー、アレルギーの原因のひとつに食があります。玄米和食の給食によって、毎年こどもたちのアレルギーが改善されています。当園に通わせるために引っ越して来られる家庭も珍しくありません。

もう一度、日本人の当たり前の暮らし、当たり前の食事に帰ろう、保育の原点に立ち返り、命のいとなみを取り戻そう、そんな想いで、玄米和食の給食を続けてきております。

「百回かんで食べましょう」

給食の時間は 食事のマナーを身につける時間でもあります。食べる姿勢を整えることが「食べ物のいのちに感謝する気持ち」につながっていきます。玄米をよく吸収するためにも、食事の前に「よく噛めよのうた」を歌ってからよく噛んで給食をいただきます。

「空腹こそ、最高の調味料です」

高取では、こどもたちは裸足で園庭を駆け回ります。こどもは風の子、子どもは野山を裸足で駆け回るのが本来の自然な姿。駆け回らせないのは、自然に反したことなのです。運動したこどもたちは、食欲旺盛です。給食の食べ残しは、ほとんどゼロ。空腹こそ、最高の調味料なのです。

いただきます みそをつくる子どもたち いただきます みそをつくる子どもたち いただきます みそをつくる子どもたち

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1600 ¥1100 ¥800
会員 ¥1300 ¥1100 ¥800

きらめく拍手の音

きらめく拍手の音

2014年/韓国/80分/配給:ノンデライコ/BD
原題:Glittering Hands
監督・制作・撮影:イギル・ボラ
撮影:ソン・ジュン、ユンチョン・ギヒュン

公式ホームページ

きらめく手の声、生きるよろこびを語ることばたち。平穏な日常をいろどる表情ゆたかな手話の世界。聴こえない父母の日常を、聴こえる娘が見つめた、つつましくもいとおしいドキュメンタリー!

耳の聞こえない父母の日常を、娘の目線からつつましく切り取ったこの作品は、2015年に韓国国内でロードショー公開され、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015「アジア千波万波」部門で特別賞を受賞するなど、多くの観客にあたたかい感動とともに迎えられた。

監督のイギル・ボラは、韓国国立芸術大学でドキュメンタリーをまなんだ27歳の才媛で、本作が劇場公開デビュー作。繊細な語り口で自身の家族を見つめる視線はやわらかく、聴覚障碍者の日常をこれまでにない親密な距離でつむいでゆく。この映画は、大人になった娘が、両親から受け取ったたくさんのものへ、まるでプレゼントを返すように撮られたドキュメンタリーである。



親密な距離で描かれる“聴こえるわたし”と“聴こえない両親”の、静かだけれどにぎやかな物語

サッカー選手を目指した青年が、ある日教会で出会った美人の娘にひとめぼれ。青年と娘はやがて夫婦になり、ふたりの子どもを授かった。つつましく暮らすどこにでもある家族だが、他とちょっと違うのは、夫婦は耳が聴こえず、その子どもたちは聴こえるということ。声の代わりに手だけで会話する父と母。子どもたちは、両親から手話をまなび、社会からことばをまなんだ。音のない世界と音であふれる世界とのはざまで、姉と弟のきょうだいはときに苦悩しながらも、両親の愛情をいっぱいに受けとめて育つ。

ろうあの人たちは、ときに手をたたく代わりに手のひらを高くあげてひらひらときらめかせる。それは、もうひとつの世界へといざなう音のない拍手なのである。

きらめく拍手の音 きらめく拍手の音 きらめく拍手の音

上映日時

11/11(土)~11/17(金) 11/18(土)~11/24(金)
16:20〜17:50 18:30〜20:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

鉱 ARAGANE

鉱 ARAGANE

 (C)film.factory/FieldRAIN

2015年/ボスニア・ヘルツェゴビナ、日本/68分/配給:スリーピン/DCP 
監督・撮影・編集:小田香
監修:タル・ベーラ

公式ホームページ

暗闇に— 蠢く人々。反射する光。響く轟音。誰も知らなかった地下世界に驚愕する。深い闇と鳴り響くノイズ。ボスニアの炭鉱、地下300メートルの異空間。

ボスニア・ヘルツェゴビナ、首都サラエボ近郊、100年の歴史あるブレザ炭鉱。ヨーロッパ有数の埋蔵量を誇ると言われているこの炭鉱は、第二次世界大戦、ボスニア・ヘルツェゴビナ内戦を乗り越え、現在も操業を続けている。

荒涼とした地面の上に無造作に置かれた、汚れと錆びにまみれた巨大な重機が炭鉱の存在を知らせる。坑夫たちは黙々と昇降用ケージに乗り込み、地下深くの暗闇に消えていく。そして坑夫たちが降り立った地下300メートルの場所には、ただただ深い闇が広がっていた。

一筋のヘッドランプの光だけが映しだす、闇に蠢く男たち。爆音で鳴り続ける採掘重機と歯車、そしてツルハシの響き。死と隣り合わせのこの場所で、人は何を想い、肉体を酷使するのか。カメラは闇に蠢く男たちをひたすら見つめる。



ガス・ヴァン・サント、アピチャッポンが絶賛!!伝説の映画作家 タル・ベーラ(『ニーチェの馬』)の荒ぶる遺伝子がここに、開花する

この知られざる地下世界を捉えたのはひとりの日本人だった。単身、カメラを持ち、坑夫と共に坑道に降り、その日々の労働を生々しく捉えた。
監督の小田香は、『ニーチェの馬』を最後に引退した伝説の映画作家タル・ベーラが後進の育成のために設立した映画学校【film.factory】で3年間学んだ。タル・ベーラ作品のごとく、まるでこの世界に存在するとは思えないような、光と闇そしてノイズにあふれた驚愕の映画空間をたったひとりで創り上げた。

鉱 ARAGANE 鉱 ARAGANE 鉱 ARAGANE

上映日時

11/11(土)~11/17(金)
18:00〜19:15

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800