山村浩二 右目と左目でみる夢

山村浩二 右目と左目でみる夢

 ©2016 Yamamura Animation

2006年~2016年/日本/計約54分/配給:Au Praxinoscope
監督:山村浩二

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世界的アニメーション作家山村浩二の最新作
“サティの「パラード」” “怪物学抄”ほか、短編作品 全9本の饗宴!

ヘンデルからエリック・サティ、古事記、俵屋宗達、ノーマン・マクラレンまで、 時空とジャンルを横断する凝縮の映像体験  
『頭山』(2002年)が、第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門ノミネートで注目を集め、2016年からは映画芸術科学アカデミー会員となるなど、世界的に活躍するアニメーション作家・山村浩二の最新短編のロードショー。 『サティの「パラード」』は、1917年バレエ・リュスのパリ初演百年を記念して制作。奇しくも今年2017年は日本のアニメーション誕生百年の年でもある。「山村浩二 右目と左目でみる夢」は、映画的な構造を離れ、アニメーションという枠をも超えた表現へと踏み出す山村の次のステージをみせてくれる。右目と左目で必見!

上映作品(計約54分) 

『怪物学抄』2016年/6分10秒/音楽:ヘンデル 
 
『Fig(無花果)』2006年/4分31秒/音楽:山本精一 
 
『鶴下絵和歌巻』2011年/1分56秒/音響:笠松広司
 
『古事記 日向篇』2013年/12分06秒/音楽:上野耕路
 
『干支1/3』2016年/2分00秒/音楽:冷水ひとみ
 
『five fire fish』2013年/1分28秒/音楽:モーリス・ ブラックバーン
 
『鐘声色彩幻想』2014年/3分38秒/音楽:モーリス・ ブラックバーン、エルドン・ラスバーン
 
『水の夢』2017年/4分15秒/音楽:キャサリン・ヴェルヘイスト
 
『サティの「パラード」』2016年/14分12秒/音楽:エリック・サティ

山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク

ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク開催について
強烈に硬派なテーマが特徴の一つである韓国映画。

社会問題をテーマにしながらもヒューマンな眼差しを忘れることなく、しっかりとしたエンターテイメントに仕上げる作り手たちの映画は、我々にいつも新鮮な驚きと深い感動を与えてくれます。

「Heart and Hearts Korean Film Week」は人と人をつなぎ、心と心をつなぐ、強いメッセージをもった作品をセレクトした上映会として企画しました。

分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテインメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジェギュ監督と、韓国監督協会の元代表であり大ヒットメーカーとして知られるイ・ジュニク監督、そしてペ・ヨンジュンを映画俳優へと導いたイ・ジェヨン監督、更には数々の国際映画祭での受賞歴を持つ中国出身のチャン・リュル監督。

どの映画も複雑な社会問題を含んだ硬派な題材を、人間味豊かなアプローチで素晴らしい映画に昇華させています。この機会に魅力的な俳優たちと確かな演出力を堪能いただける、傑作揃いのラインアップを存分にお楽しみください。

主催:ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク

配給:スプリングハズカム レスペ 宣伝:マジックアワー 協力:インジェスター M-Line Distributor

上映作品一覧

韓国ならではのテーマを人間味豊かな俳優と確かな手腕の監督たちの仕事ととともに
堪能できる傑作コリアンフィルムの特集上映

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜
あの人に逢えるまで
バッカス・レディ
春の夢

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜 9/23(土)~

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜

©2015 Megaboxplusm Luzy z Sonidos. ALL RIGHTS RESERVED

2015年/韓国/110分/配給:スプリングハズカム
原題:동주 英題:Dogju ; The Portrait of A Poet
監督:イ・ジュニク
本篇訳詩:「尹東柱詩集 空と風と星と詩」岩波文庫刊 金時鐘編訳
出演:カン・ハヌル、パク・チョンミン

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今年生誕100周年となる韓国の国民的詩人、尹東柱(ユンドンジュ)の生涯を美しい詩とモノクロ映像で初めて映画化

韓国の詩人・尹東柱の生涯を、詩とモノクロ映像で映画化した伝記ドラマ。朝鮮半島が日本の統治下にあった時代、27歳の若さでこの世を去った彼の青春を、独立運動に身を投じた同い年の従妹・宋夢奎(ソンモンギュ)との交流を軸に描き出す。彼の死後に発表された生前の作品の数々は、その生き様とともに高く評価され、国民的詩人として親しまれる。監督に、『王の男』『ソウォン/願い』などのイ・ジュニク、脚本を『俳優は俳優だ』などのシン・ヨンシクが務めている。主演には『二十歳(ハタチ)』などのカン・ハヌル、共演に『太陽を撃て』などのパク・ジョンミンらが出演している。

日本統治下の朝鮮で、作品を出版できないまま非業の死を遂げた27歳の若き詩人

北間島の同じ家で生まれ育った、いとこ同士の尹東柱(ユンドンジュ)と宋夢奎(ソンモンギュ)。彼等は揃って夢を抱いて日本の大学へ留学するが、独立運動を主導した嫌疑で宋夢奎は逮捕され、間もなく尹東柱も捕えられてしまう。植民地統治下の朝鮮で信仰と自然への慈しみを、禁じられていた母国語でひたむきに綴った27歳の青年は数多くの美しい詩を残した。韓国の国民詩人として知られる彼の清冽な人生を真摯に描いた作品。

*第52回百想芸術大賞 新人男優賞(パク・チョンミン)受賞

*第37回青龍映画賞 脚本賞&新人男優賞(パク・チョンミン)受賞 ほか

あの人に逢えるまで  9/24(日)~

あの人に逢えるまで

©2014 Big Picture

2014年/韓国/28分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:민우씨 오는날 英題:Awaiting
監督:カン・ジェギュ
出演:ムン・チェウォン

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分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテイメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジュギュ監督による 究極のラブ・ストーリー

2000年の日本公開以降、一大センセーションを巻き起こして韓国映画ブームの火付け役となった『シュリ』を監督したカン・ジェギュによる、南北朝鮮の離散家族を題材に描いた短編ラブストーリー。『神弓 KAMIYUMI』『その日の雰囲気』のムン・チェウォンと『高地戦』『尚衣院−サンイウォン−』のコ・スが共演。歴史に翻弄されながらも必死に生きるヒロインが胸を打つ。

南北分断から60余年。苦しくも、ひたすら愛する人の帰りを待ち続ける女性が向かう先とは……

分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテイメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジュギュ監督による 主人公ヨニは今日も「あの人」の好きな献立を並べて、あの人の帰りを待っている。ある日やってきた役所の人が「明日、一緒にあの人に逢いに行きましょう」と提案する。ヨニはどうしてあの人が、家に帰って来ないのか理解出来ない。わけの解らないままヨニは、お手製のお弁当を手に沢山のお年寄りが乗り合わせるバスに乗り込む。ヨニは「あの人」に逢えるのだろうか?

*第38回香港国際映画祭正式出品

*第19回釜山国際映画祭正式出品

バッカス・レディ  9/30(土)~

バッカス・レディ  

©2016 KOREA FILM COUNCIL ALL RIGHT RESERVED

2016年/韓国/111分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:죽여주는 여자 英題:The Bacchus Lady
監督:イ・ジェヨン
出演:ユン・ヨジョン、ユン・ゲサン

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韓国で国民的人気を誇る女優ユン・ヨジョンが60代の売春婦に扮したことでも大きな話題を呼んだ作品。高齢化社会の実情をショッキングに捉えた人情悲喜劇

“死ぬほど上手”と噂の高齢者向けの売春婦ソヨン。得意客も見かけなくなったある日、トラブルに巻き込まれた混血の少年を助け、仕様がなく家に連れて帰る。彼女の住む家は様々な事情を抱えた人々が肩を寄せ合うシェアハウス。ソヨンは、生きるのが辛いと告白する客の哀願を訊き、同情を寄せる。ソヨンはいつしか“上手に死なせてあげる”方法を思いつく…タプコル公園、南山、イテウォンと観光客は知りえないソウルのディープなもう一つの姿。

第66回ベルリン国際映画祭パノラマ出品

第20回モントリオール・ファンタジア国際映画祭 主演女優賞賞&脚本賞受賞

春の夢  9/30(土)~

春の夢

©2016 LU FILM,ALL RIGHT RESERVED

2016年/韓国/101分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:춘몽 英題:A Quiet Dream
監督:チャン・リュル
出演:ハン・イェリ、ユヤン・イクチュン、ユン・ジョンビン、パク・チョンボ

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中国出身のチャン・リュル監督が新鋭ハン・イェリと、映画監督として活躍するヤン・イクチュン、ユン・ジョンビン、パク・ジョンボムを役者に迎えて描く青春映画。

街をうろつくだけで稼ぎのないチンピラ、イクチュン。北朝鮮出身のジョンボムは給料もろくに貰えずクビになった。金持ちだが少し頼りない大家のジョンビン、そしてこの男たちのマドンナ的存在のイェリは寝たきりの父親の看病のため居酒屋を営んでいる。オアシスみたいなイェリの居酒屋に入り浸る3人の男たち。ある日、見知らぬ男が店にやってくる。

第21回釜山国際映画祭オープニング上映作品

第46回ロッテルダム国際映画祭正式出品

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ひだまりが聴こえる

ひだまりが聴こえる

 ©2017「ひだまりが聴こえる」製作委員会

2017年/日本/72分/配給:日本出版販売/DCP
監督:上條大輔
原作:文乃ゆき
脚本:高橋ナツコ
音楽:森野宣彦
出演:多和田秀弥、小野寺晃良、三津谷亮/高島礼子

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文乃ゆき初コミック作品「ひだまりが聴こえる」を実写映画化

難聴の大学生と同級生の男子の切なくも爽やかな友情で人気急上昇中のコミック「ひだまりが聴こえる」を完全実写化した青春映画。原作者の文乃ゆき初のコミック作品ながらSNS等で心温まるストーリーだと話題が広がり、続編コミックの「ひだまりが聴こえる -幸福論-」も合わせて発行部数を伸ばしている。また更に、続編の「ひだまりが聴こえる-リミット-」も掲載誌「Canna」にて絶賛連載中の人気シリーズとなっている。 
映画化にあたり、ミュージカル『テニスの王子様』や「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の多和田秀弥が突発性難聴のため耳が不自由で人付き合いの苦手な大学生の杉原航平役を演じ、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」や映画『ひるなかの流星』の小野寺晃良が活発で友達思いの航平の親友・佐川太一役を演じている。また共演に、4月から放送スタートのTBS「3人のパパ」や、昨年NHK大河ドラマ「真田丸」に出演をしている三津谷亮が太一の親友のヨコ役を軽やかに演じ、ヨコの従妹に「ズームイン!!サタデー」に出演中の山崎あみ、口話教室の先生に『通学途中』の平沼紀久、耳鼻科の医師に「相棒」の中丸新将、そして『ボクの妻と結婚してください』の高島礼子が航平の素敵な母親役を演じている。 
脚本は、映画『どうしても触れたくない』『セブンデイズ』の高橋ナツコ。監督には劇団EXILE松組映画プロジェクト第一弾『KABUKI DOROP』で長編デビューした上條大輔が二人の繊細な感情とタイトルにもある[ひだまり]を美しい映像で表現している。

友達以上、恋人未満。太一との出会いが人との距離を置く航平を変えていく。

中学生の時に難聴を患ったため教室でも何かと誤解を受けて周囲とうまくなじめないまま大学生になった杉原航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。 
そんな時に大学の裏庭で出会った佐川太一は、バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする同級生だった。いつしか太一との距離が近づくようになるが、それでも学校での陰口や嫌がらせで卑屈になる航平に対し太一から「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われるのだった。 
そして太一との出会いが航平を変えていくのだが、近づけば近づくほど二人の距離に期待と不安が募る航平がいるようになって。

【全国書店員が選んだおすすめBLコミック2017】第2位を受賞した人気シリーズの記念碑的一作。

原作の文乃ゆき(ふみの ゆき)は、2015年に「ひだまりが聴こえる」でデビュー。続編の「ひだまりが聴こえる−幸福論−」は、【全国書店員が選んだおすすめBLコミック2017】第2位、「2017年版このBLがやばい!」第7位となり、ドラマCD化もされ人気作品となった。現在、掲載誌「Canna」にて「ひだまりが聴こえる-リミット-」を連載中。 
■「ひだまりが聴こえる」(プランタン出版) 
■「ひだまりが聴こえる−幸福論−」(プランタン出版) 

ひだまりが聴こえる

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ビニー/信じる男

ビニー/信じる男

2016年/アメリカ/117/配給:ファントム・フィルム
監督:ベン・ヤンガー
制作:ブルース・コーエン、エマ・ティリンガー・コスコフチャド・A・ベルディノア・クラフト
出演:マイルズ・テラー、アーロン・エッカート、ケイティ・セーガル、キアラン・ハインズ、テッド・レビン

公式ホームページ

「お前の意地を見せてみろ。お前の生き様を」
伝説のボクサー《ビニー・パジェンサ》の魂震わす実話。

世界のスポーツ史上類をみない超人的なカムバックを目指した伝説のボクサーがいる。男の名はビニー・パジェンサ。元世界チャンピオンの彼は、重大な事故にあい再起不能といわれながらも再び王者に返り咲く――まさに自分を信じる男だ。そんな彼の半生を描いた『ビニー/信じる男』は、まるで氷の炎のように凄まじい彼のハングリー精神にフォーカスしたドラマティックかつスリリングな真実の物語。巨匠マーティン・スコセッシが製作総指揮を担い、『マネー・ゲーム』のベン・ヤンガーが脚本・監督を手掛ける。主演に『セッション』で狂気の熱演で世界中にセンセーションを巻き起こしたマイルズ・テラー、さらに彼のトレーナー役として『ハドソン川の奇跡』のアーロン・エッカートがタッグを組む。夢という甘い言葉では語りつくせない――、どう生きるべきかと全身を奮い立たせ訴えかけてくる――、魂の純粋さ、生命の輝き、挑む者の熱量がこの映画には力強く漲っている。一人のカリスマの波乱万丈な人生が、自分を信じることの偉大さ、それがいかに生の躍動となるかを教えてくれる感動作となった。

アメリカ、ロードアイランド州プロビデンス。スター選手を金づるにし嘘と欲望が渦巻くボクシングの世界。自惚れ屋のビニー・パジェンサは、世界ジュニアミドル級のチャンピオンだ。ある日、交通事故で首を骨折し瀕死の重傷を負う。その痛々しい姿に、誰もがビニーの選手生命は絶たれたと思い、金目当てで近づいてきていた人間たちは離れていく。だがビニーは諦めていなかった。彼は命を懸けトレーナーのケビンと共に、どん底から王座奪還をめざす。

「交通事故で選手生命を絶たれたボクシングの世界チャンピオン。どう生きるか?男の未踏の決断は、やがて誰もマネできない生き様と変わる。」

ロードアイランド州出身の自惚れ屋のボクサー、ビニー・パジェンサ(マイルズ・テラー)別名“パズマニア・デビル”は、スーパーライト級チャンピオンのロジャー・メイウェザーに滅多打ちにされ、プロモーターのルー・デュバ(テッド・レヴィン)から引退を勧告される。
それをきっかけにビニーは、実力はあるが飲んだくれのトレーナー、ケビン・ルーニー(アーロン・エッカート)の元、無謀にも2つ上の階級に挑む。ケビンの徹底したトレーニングが功を奏し、地元の人々が見ている前でフランス人ボクサーのジルベール・デュレを下し、世界ジュニアミドル級チャンピオンになる。

だがビニーはその試合のすぐ後、正面衝突の交通事故を起こし、首を骨折し瀕死の重傷を負ってしまう。医師たちからは、二度と歩くことはできなくなるかもしれないため、脊椎を固定する手術を勧められる。だがその手術を受ければ体を動かすことはできるようになるが、ボクサーとしての再起は不可能になってしまう。ビニーは、遥かにリスクの高いハローという脊椎固定手術を受け、半年間も頭の回りに金属の装具を付けて過ごす。
気性は荒いが献身的な父親のアンジェロ(キアラン・ハインズ)と心配性の母親ルイーズ(ケイティ・セイガル)と共に彼は穏やかな日々を過ごす。ビニーの周囲の人間たちは、彼はもうリングに立つことはないだろうと思っていた。離れていくプロモーターやガールフレンドたち。だが、ビニー本人はベッドにただ横たわるだけの命の使い方に疑問を抱いていた。ビニーはケビンを説得し密かにトレーニングを始める。しかしそれが父アンジェロに見つかり、ビニーとケビンは激しく非難されてしまう。愛する家族の反対にあいながらも、ビニーはトレーニングを続ける

ビニー/信じる男 ビニー/信じる男 ビニー/信じる男

上映日時

8/19(土)~8/25(金) 8/26(土)~9/1(金) 9/2(土)~9/8(金)
12:20〜14:20 18:10~20:10 上映時間未定

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

夜は短し歩けよ乙女

夜は短し歩けよ乙女

 ©森見登美彦・KADOKAWA/ ナカメの会

2017年/日本/93分/配給:東宝映像事業部
監督:湯浅政明
原作:森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」(角川文庫刊) 
脚本:上田 誠(ヨーロッパ企画)
キャラクター原案:中村佑介
音楽:大島ミチル
主題歌:ASIAN KUNG-FU GENERATION「荒野を歩け」(キューンミュージック) 
制作:サイエンスSARU
製作:ナカメの会
出演:星野 源、花澤香菜、神谷浩史、秋山竜次(ロバート)、中井和哉、甲斐田裕子、吉野裕行、新妻聖子、諏訪部順一、悠木 碧、檜山修之、山路和弘、麦人

公式ホームページ

最高のキャストとスタッフが送る、世にも楽しい不思議な夜が、いよいよ幕を開ける!

累計130万部を超えるベストセラー、森見登美彦著作の「夜は短し歩けよ乙女」(角川文庫刊)がアニメーション映画化!京都を舞台に描かれる、どこかファンタジックな青春恋愛物語である本作は、大学生が選ぶ本第1位に選ばれ続けるなど、森見登美彦作品の中でも最もファンの多い作品の一つで、満を持しての初映像化となった。

クラブの後輩である“黒髪の乙女”に思いを寄せる“先輩”は『なるべく彼女の目にとまる』ようナカメ作戦を実行する。
春の先斗町、夏の古本市、秋の学園祭、そして冬が訪れて…。
空回りし続ける“先輩”と天真爛漫に歩き続ける“乙女”。
京都の街で、個性豊かな仲間達が次々に巻き起こす珍事件に巻き込まれながら、不思議な夜がどんどん更けてゆく。
外堀を埋めることしかできない“先輩”の思いはどこへ向かうのか!?

夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女 夜は短し歩けよ乙女

上映日時

8/26(土)~9/1(金) 9/2(土)~9/8(金)
16:25~18:00 10:00~11:35
8/19日(土)
夜は短し歩けよ乙女
8/20(日)~8/21(月)
夜明け告げるルーのうた
8/22(火)~8/23(水)
夜は短し歩けよ乙女
8/24(木)~8/25(金)
夜明け告げるルーのうた
20:20~22:00 20:20~22:10 20:20~22:00 20:20~22:10
8/26日(土)
夜明け告げるルーのうた
8/27(日)~8/28(月)
夜は短し歩けよ乙女
8/29(火)~8/30(水)
夜明け告げるルーのうた
8/31(木)~9/1(金)
夜は短し歩けよ乙女
20:20~22:10 20:20~22:00 20:20~22:10 20:20~22:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

2016年/日本/カラー/HD/90分
監督・撮影:島田 恵
編集:井上秀明
音楽:川原一紗
イラスト:はらだゆうこ
出演:久世重嗣さん 小泉純一郎さん フィンランドオンカロの人々 フランスビュール村の人々他
宣伝デザイン:大橋裕介
宣伝:contrail
制作・配給:六ヶ所みらい映画プロジェクト
配給協力:きろくびと

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!

「100,000年危険な核のゴミ 捨て場は何処に」

「巡る因果は糸車」と例えられる仏教の教えは、自分のした行いは、良いことも悪いこともやがて自分に返ってくるといわれるものです。私たちが体験している悲惨な原発事故も、人間の過去の行いが巡り戻ってきたと考えられるかもしれません。しかし、そうであるならば、私たちはいまをどう生きて、なにを未来へと繋げていくのか―

東日本大震災は私たちにとって本当に大事なものは何なのかを問いかけ、福島原発事故は経済優先社会が行き着いた惨状を見せつけました。それでもなお、人類の環境破壊は止まりません。その究極は何10万年以上も毒性が消えないという放射性廃棄物=核のゴミを産み出してしまったことでしょう。それは遠い先の子孫たちの住処までも奪っていることにほかなりません。

本作品には、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設のある北海道幌延町の隣町で酪農を営む久世薫嗣(しげつぐ)さん一家の生き方を軸に、もう一つの研究施設がある岐阜県東濃地域、そして世界で初めて地下処分施設が建設中のフィンランド、原子力大国フランスの処分計画地ビュール、さらには新しいエネルギーや生き方が織り込まれています。人類が直面している“核のゴミ処分”の問題。『チャルカ』という映画を通してともに考えていきたいと願っています。



【推薦コメント】

小出裕章 (元京都大学原子炉実験所助教)

核のゴミは無害化できない。その毒性が、もともとのウラン鉱石の毒性まで低下するには、10万年~100万年の歳月が必要となる。原子力利用は、未来永劫と言える未来の子どもたちに対する犯罪である。



武藤類子 (福島原発告訴団団長)

人類は未だ解決できない核のゴミを、なぜ出し続けようとするのだろう。福島に生きる者としても、放射性廃棄物の問題は深刻だ。3.11後、福島と六ケ所村を撮影した島田監督の、核のゴミ問題を正面からテーマとした新作に期待したい。



鎌田慧 (ルポライター・ノンフィクション作家)

島田恵監督はしなやかな、執念のドキュメンタリストである。悲劇の核燃の村『六ケ所』に12年も棲み着いて前作の映画作品を生み出し、今回の『チャルカ』では、原発のない社会を紡ぎだす人びとの抵抗と希望を指し示した。

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~ チャルカ~未来を紡ぐ糸車~ チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

いつまた、君と ~何日君再来~

いつまた、君と ~何日君再来~

 ©2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会

2017年/日本/114分/配給:ショウゲート 
監督:深川栄洋
原作:芦村朋子「何日君再来」 
脚本:山本むつみ
企画:向井 理
音楽:平井真美子
主題歌:「何日君再来」高畑充希(ワーナーミュージック・ジャパン) 
ノベライズ:『いつまた、君と ~何日君再来~』(朝日文庫刊)
出演:尾野真千子、向井 理、岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、成田偉心 / 野際陽子

公式ホームページ

戦後の混乱期、日本を支えたのは「普通の暮らし」を生きた人々だった。 戦中から現代へ、親から子、子から孫へ受け継がれる、ある家族の“愛の実話”。

俳優・向井理が祖母の卒寿(90歳)のお祝いに、家族や親せきと自費出版して贈った祖母の手記を、向井自ら映画化に向け7年の歳月をかけて企画してきた意欲作。
主演である、祖母・芦村朋子役には尾野真千子、向井自身は、祖父・吾郎役を演じた。さらに、朋子と吾郎の末娘である現代の真美役を岸本加世子、吾郎の先輩・高杉幹夫役に駿河太郎、朋子の父親・芦村忠役にイッセー尾形、現代の朋子役を野際陽子が演じるなど、演技派の名優たちが脇を固める。また、大学生の“理”役は、新人俳優・成田偉心が起用された。
脚本は、向井理の俳優としての転機となったNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の脚本家、山本むつみ。同ドラマの撮影終了後、向井が直接原作を手渡し依頼したことで実現した。監督には、『60歳のラブレター』(09)など、実話をもとにした物語を繊細かつ丁寧に演出し、味わい深い作品を残してきた深川栄洋。
戦後70年を越え、想像をはるかに上回る急成長を遂げてきた日本。こうした背景には、映画にもドラマにもならなかった人々の生活があった。『いつまた、君と ~何日君再来~』は、特別な人の稀有な逸話ではなく、ごくごく普通の暮らしを懸命に生きてきた人々の物語である。だからこそ、いま、伝えておかなくてはいけない、知っていてほしい大切なメッセージが詰まっている。 現代の私たちの心をも揺さぶるに違いない、すべての日本人へ捧げる、あなたの家族の物語-。

どんなに貧しくても、父ちゃんとなら、笑顔で乗り越えられた。

81歳になった芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然病に倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が『何日君再来』と題された祖母の手記をまとめていくことに。
綴られていたのは今まで知ることのなかった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖母・朋子と祖父・吾郎の波乱の歴史と、深い絆で結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった。

いつまた、君と ~何日君再来~ いつまた、君と ~何日君再来~ いつまた、君と ~何日君再来~

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

夜明け告げるルーのうた

夜明け告げるルーのうた

 ©2017 ルー製作委員会

2017年/日本/107分/ビスタサイズ/配給:東宝映像事業部/DCP 
監督:湯浅政明
脚本:吉田玲子、湯浅政明
音楽:村松崇継
主題歌:「歌うたいのバラッド」斉藤和義(SPEEDSTAR RECORDS)
出演:谷花音、下田翔大、篠原信一、柄本明、斉藤壮馬、寿美菜子、千鳥(大悟、ノブ)

公式ホームページ


『夜明け告げるルーのうた』
公開記念

【夏休み映写室見学会】 開催

8/19(土)・8/20(日)
10:00回上映後、各日先着20名様、受付にて承ります!

映画館の映写室を見学できるまたとない機会です!映写技師のお兄さんが皆様の質問に丁寧にお答えします!
当日『夜明け告げるルーのうた』ご鑑賞のお客様対象です!どうぞ奮ってご参加下さい!

夏休み映写室見学会

圧倒的な独創性で観客を魅了する
“天才”湯浅政明が ほんとうに作りたかった物語

ポップなキャラクターと、ビビッドな色彩感覚。観客の酩酊を招く独特のパースどり(遠近図法)や、美しく揺れる描線。シンプルな“動く”喜びに満ちたアニメーションの数々――。文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した『マインド・ゲーム』(04年)で長編監督デビュー以降、鬼才・湯浅政明の圧倒的な独創性は、国内外のファンを魅了してきた。 “天才”“唯一無二”。そんな肩書をほしいままにしてきた湯浅が満を持して放つ、はじめての完全オリジナル劇場用新作。それが『夜明け告げるルーのうた』である。


「心から好きなものを、口に出して『好き』と言えているか?」

同調圧力が蔓延する現代、湯浅が抱いたこの疑問がこの物語の出発点だった。少年と人魚の少女の出会いと別れを丁寧な生活描写と繊細な心理描写で綴りながら、“湯浅節”とも呼ぶべき、疾走感と躍動感に溢れるアニメーションが炸裂する。1999年に発表された斉藤和義の名曲「歌うたいのバラッド」に乗せ、“天才”湯浅政明がほんとうに描きたかった物語が今、ここに誕生する。


フランスのアヌシー国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門に出品、日本映画としては22年ぶりとなる最高賞のクリスタル賞受賞の快挙!

寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。 ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。 しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?

夜明けを告げるルーの歌 夜明けを告げるルーの歌 夜明けを告げるルーの歌

上映日時

8/19(土)~8/25(金) 8/26(土)~9/1(金) 9/2(土)~9/8(金)
10:00~11:55 14:25~16:15 11:45~13:35
8/19日(土)
夜は短し歩けよ乙女
8/20(日)~8/21(月)
夜明け告げるルーのうた
8/22(火)~8/23(水)
夜は短し歩けよ乙女
8/24(木)~8/25(金)
夜明け告げるルーのうた
20:20~22:00 20:20~22:10 20:20~22:00 20:20~22:10
8/26日(土)
夜明け告げるルーのうた
8/27(日)~8/28(月)
夜は短し歩けよ乙女
8/29(火)~8/30(水)
夜明け告げるルーのうた
8/31(木)~9/1(金)
夜は短し歩けよ乙女
20:20~22:10 20:20~22:00 20:20~22:10 20:20~22:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

乾いた花

横浜の街が映る昭和の名作と、横浜生まれの禅僧を追うドキュメンタリーの4作品を上映する小さな映画祭。
その中の1作品が横浜シネマリンで上映されます。

7/22(土)『乾いた花』を上映、上映後には篠田正浩監督をお招きしてトークショーを開催致します!
前オーナー時代の2013年「第3回みなと映画祭」以来の参加です。どうぞお楽しみに。

乾いた花

©1964松竹株式会社

1964年/モノクロ/96分
監督:篠田正浩
原作:石原慎太郎
出演:池部良、加賀まりこ、藤木孝

公式ホームページ

【ストーリー】
3年の刑期を終えて刑務所から出てきた村木は、賭場で大枚をはたく場違いな若い女・冴子と知り合う。次第に冴子に心惹かれていく村木だったが、同時に死神のような男・葉も、彼女に蛇のような視線を送り続けていた。

【横浜みなと映画祭的見どころ】
松竹ヌーベルバーグらしい反権威のヤクザ者(池辺良)と男を翻弄する謎の女(加賀まりこ)の奔放さが魅力。東京オリンピックに向けて整備されたばかりの高速道路を飛ばしながら「もう朝なんか来なくていいわ、わたしこんな悪い夜が好きよ」というセリフが斬新で素晴らしい。映画の冒頭、昭和30年代の横浜橋商店街や曙町、埋め立てられる前の新吉田川(現・大通り公園)など、貴重な映像も見どころ。

【篠田正浩(しのだ・まさひろ)監督プロフィール】
映画監督。1931年、岐阜県生まれ。早稲田大学卒業後、1953年松竹に入社。大島渚、吉田喜重とともに松竹ヌーベルバーグの旗手と呼ばれた。退社後、独立プロダクションの表現社を設立。代表作に『沈黙』『瀬戸内野球少年団』『写楽』『スパイ・ゾルゲ』などがある。

上映日 7/22(日)11:00~

入場料 当日券のみ 1200円

三里塚のイカロス

三里塚のイカロス

©2017 三里塚のイカロス製作委員会

2017年/日本/カラー&白黒/138分/DCP/5.1ch/配給:ムヴィオラ・スコブル工房
製作・監督・編集:代島治彦
撮影:加藤孝信
整音・音響効果:滝澤修
音楽:大友良英
写真:北井一夫
宣伝デザイン:鈴木一誌

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

成田空港のその下に“あの時代”が埋まっている。
三里塚で農民とともに闘った若者たちの、誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶。

サンリヅカって何ですか?
“あの時代”って何だったんですか?

 ある日突然、この土地に空港を作るから出て行きなさいと言われた農民たちの闘い。それが日本で最大の、そして最後の国家権力に対する抵抗運動、成田空港建設反対闘争だ。成田市三里塚の農村地帯に巨大空港を作ることを決定した政府による暴力的な土地収奪に、農民たちは抵抗運動を開始した。そこに、若者たちが集まったのだ。農民たちの抵抗を支持し、三里塚を革命のための拠点とし、すべては変えられると信じていた若者たちが。あれから50年。
 若者たちが農民とともに国を相手に闘った“サンリヅカ=三里塚”から、今、若者が海外旅行へと楽しげに出発して行く。そこでかつて何があったのか。多くの若者は知らない。若者だけじゃない。忘れてしまった人も多い。成田空港のその下に“あの時代”が埋まっていることを。
 何かが変わる時代だった。3億円事件があった。オールナイト・ニッポンが始まった。映画『卒業』があり、『猿の惑星』があった。フォークソングにフリージャズ、サイケにゲバ、ベトナム反戦に68年革命。若者たちが、今が時だ、と迸った。あの時代――それはまるで世界中が「政治の季節」に燃え上がるようだった。だが、それは、結末を迎える。農民とともに闘った、あの時代あの若者はイカロスだったのだろうか。イカロスは墜落した。「三里塚のイカロス」は何を残したのか。それとも何も残さなかったのか。

三里塚の農民とともに国家権力と闘った若者たちの
“あの時代”と“その後の50年”

 本作は「映画芸術」日本映画ベストテン第3位、日本映画ペンクラブ文化映画部門第2位、「キネマ旬報」文化映画ベストテン第4位に輝いた『三里塚に生きる』の姉妹編である。前作は日本ドキュメンタリー史の巨人・名キャメラマン大津幸四郎(2014年没)と代島治彦の共同監督で、大津が40年前に撮影した伝説的な小川プロ作品を『日本解放戦線・三里塚の夏』(1968年)以来、初めて三里塚を訪れ、あのとき国家と闘った農民の人生を中心に描いた。対して本作は、代島治彦監督が農民とともに闘った若者たちの人生を描いている。これは前作撮影時からの、もう一本の“撮らねばならなかった物語”なのだ。
 登場するのは、25年にわたって三里塚闘争の責任者という立場にあった者、農民支援に入った農家の若者と恋をして結婚した女性、義勇兵という気持ちで若い妻に置手紙して戦いに参加した元国鉄労働者、反対闘争をテレビで見て京都から駆けつけた当時高校生の活動員らの他、農民運動家や元空港公団職員など。これまで誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶を語っている。中核派政治局員として1981年から2006年まで25年間三里塚現地責任者を務めた岸宏一は、本作完成後、今年3月26日、谷川岳で遭難。この映画がいわば彼の遺作となった。
 音楽は大友良英による“これしかない”フリージャズ。撮影は小川プロ出身の加藤孝信、劇中で印象的なイカロスの絵は、世界中を旅して描いた絵を本にした『PRIVATE WORLD』で知られる下田昌克が手がけている。
 羽田空港が国際化した今、成田/三里塚へ駆けつけた若者たちは何を想うのだろう。あれから50年。

イカロスとは…

[英:Icarus] ギリシャ語神話に登場する人物の一人。蜜蠟で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで翼が溶けてなくなり、墜落して死を迎えた。イカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話としても有名であるとともに、手の届かない理想を抱いたものの寓話として語られることも多い。マルク・シャガールによる絵画作品「イカロスの墜落」は代島監督に本作のインスピレーションを与えたものの一つ。

*第18回チョンジュ国際映画祭 正式招待作品

三里塚のイカロス 三里塚のイカロス 三里塚のイカロス