あなたはわたしじゃない

あなたはわたしじゃない

 

2018年/日本/90分
監督:七里圭
テキスト:新柵未成
出演:青柳いづみ、長宗我部陽子、黒田育世、安藤朋子
川口隆夫、飴屋法水
助成:アーツカウンシル東京
製作・配給:charm point

公式ホームページ

「音から作る映画」の到達点。
映画以後、の映画。
母と娘と不在の父の物語


――「あなたはわたしじゃない」
そう言って、あの人は私のまえからいなくなった。
あの晩、私は森の中で置き去りにされた。
獣のマスクをしたあの人は、私のお母さん、だったのだろうか?
どことも知れぬ白い部屋で、若い女がつぶやき続ける。
記憶とも空想ともつかぬ独白に、呼び出されるように現れる、囚われの人々。
生き惑う男に素知らぬ振りして、女たちは踊りを止めない。
母から娘へ継がれるカルマを断ち、アイデンティティのくびきから解き放たれるために。――

『眠り姫』の七里圭監督による実験的プロジェクト「音から作る映画」。サウンドトラックから映画制作をするシリーズの最新作。女優の青柳いづみ、長宗我部陽子のほか、ダンサーの黒田育世、現代芸術家の飴屋法水が出演。

あなたはわたしじゃない あなたはわたしじゃない あなたはわたしじゃない

上映日時

5/19(土)~5/25(金)
20:00~21:30

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

サファリ

サファリ

 ©2016 Vienna

2016年/オーストリア/90分/16:9/カラー/ドイツ語、オーストリア語
原題:SAFARI
監督・製作:ウルリヒ・ザイドル
脚本:ウルリヒ・ザイドル、ヴェロニカ・フランツ
後援 オーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム
配給:サニーフィルム

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中! 有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

トークショー
初日5/12(土)10:30回上映後、配給会社サニーフィルム有田浩介さんのトークショーおよびQ&Aがございます!

人はなぜ不必要に動物を“殺す”のか?
世界を震撼させた“トロフィー・ハンティング”の実態


2015年、SNSに投稿された1枚の写真が世界を怒り狂わせた。そこには、弓を持ち、誇らしげな顔をするアメリカ人歯科医師と、今まさに殺されたばかりのライオンの姿が写っていた。獲物の毛皮や頭だけを目的に動物を狩猟するレジャー、“トロフィー・ハンティング”は、現在アフリカ諸国の一大観光資源となり、野生動物が合法的に殺されている。
本作品はナミビアでハンティングをするドイツとオーストリアからのハンターたち、ハンティング・ロッジを経営するオーナー、そして、サファリをガイドする原住民たちを追う。ハンターたちは悪びれることなくハンティングへの情熱を語り、ロッジのオーナーは地域への貢献とビジネスの正当性を主張し、原住民は黙々と毛皮を剥ぎ、肉を解体する。

人間の倫理の境界線
炙り出される狂った人間の倫理観


前作『パラダイス3部作』「愛」、「神」、「希望」、それぞれの作品が同年の世界三大映画祭コンペ部門に選出される偉業を成し遂げたオーストリアの鬼才ウルリヒ・ザイドルが、独自の映像メソッドを用いてこれまで決して紹介されることがなかった“トロフィー・ハンティング”の実態を描き出した。
ヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭、そして、東京国際映画祭ワールドフォーカス部門をはじめ、世界各国のドキュメンタリー映画祭で大きな衝撃を与えている。

サファリ サファリ サファリ

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ガザの美容室

ガザの美容室

2015年/パレスチナ、フランス、カタール/84分/アラビア語/1:2.35/5.1ch/配給:アップリンク 
監督・脚本:タルザン&アラブ・ナサール
出演:ヒアム・アッバス、マイサ・アブドゥ・エルハディ、マナル・アワド、ダイナ・シバー、ミルナ・サカラ、ヴィクトリア・バリツカ、他

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

パレスチナ・ガザの小さな美容室を舞台に、戦争状態という日常をたくましく生きる女性たちを描く。

パレスチナ自治区、ガザ。クリスティンが経営する美容室は、女性客でにぎわっている。離婚調停中の主婦、ヒジャブを被った信心深い女性、結婚を控えた若い娘、出産間近の妊婦。皆それぞれ四方山話に興じ、午後の時間を過ごしていた。しかし通りの向こうで銃が発砲され、美容室は戦火の中に取り残される――。

第68回カンヌ国際映画祭批評家週間に出品され話題を呼んだ本作は、ガザで生まれ育った双子の監督タルザン&アラブ・ナサールによる初の長編で、戦争状態という日常を生きる女性たちをワンシチュエーションで描き、戦闘に巻き込まれ、監禁状態となった人々の恐怖を追体験する衝撃作である。

極限状態の中、女性たちは平静を装うも、マニキュアを塗る手が震え、小さな美容室の中で諍いが始まる。すると1人の女性が言う。「私たちが争ったら、外の男たちと同じじゃない」――いつでも戦争をするのは男たちで、オシャレをする、メイクをする。たわいないおしゃべりを、たわいない毎日を送る。それこそが、彼女たちの抵抗なのだ。

「戦争中であっても、彼女たちは常に人生を選択している。僕たちは“虐げられたパレスチナの女性”ではなく、人々の暮らしを、死ではなくて人生を描かなきゃならないんだ」―タルザン&アラブ・ナサール監督

パレスチナ自治区、ガザ。クリスティンが経営する美容室は、女性客でにぎわっている。店主のクリスティンは、ロシアからの移民。美容室のアシスタントのウィダトは、恋人で、マフィアの一員アハマドとの関係に悩んでいる。亭主の浮気が原因で離婚調停のエフィティカールは、弁護士との逢瀬に向けて支度中。戦争で負傷した兵士を夫に持つサフィアは、夫に処方された薬物を常用する中毒者だ。敬虔なムスリムであるゼイナブは、これまでに一度も髪を切ったことがなく、女だけの美容室の中でも決してヒジャブを取ることはない。結婚式を今夜に控えたサルマ、臨月の妊婦ファティマ、ひどい喘息を患っているワファ、離婚経験のあるソーサン…それぞれの事情をもつ、個性豊かな女性たち。

戦火の中で唯一の女だけの憩いの場で四方山話に興じていると、通りの向こうで銃声が響き、美容室は殺りくと破壊の炎の中に取り残された…。

ガザの美容室 ガザの美容室 ガザの美容室

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

願いと揺らぎ

願いと揺らぎ

©2017 negaitoyuragi.wix.com

2017年/日本/HD/カラー・モノクロ/16:9/147分/製作・配給:ピーストゥリー・プロダクツ
監督・撮影・編集:我妻和樹
プロデューサー:佐藤裕美
宣伝:佐々木瑠郁

公式ホームページ

全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付で発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

震災が生んだひずみを乗り越え、土地とともに生きていく。2005年から続く12年の記録が実を結んだ震災映画の大いなる到達点。

宮城県南三陸町の小さな漁村「波伝谷」(はでんや)。その震災までの3年間の日常を追ったドキュメンタリー映画『波伝谷に生きる人びと』から1年後が舞台の本作では、映画の冒頭、荒涼とした波伝谷の風景が映し出される。津波によって集落が壊滅し、コミュニティが分断された波伝谷では、ある若者の一声から地域で最も大切にされてきた行事である「お獅子さま」復活の気運が高まる。それは先行きの見えない生活の中で、人びとの心を結びつける希望となるはずだった。

 しかし波伝谷を離れて暮らしている人、家族を津波で失った人、さまざまな立場の人がお獅子さま復活に想いを寄せる一方で、集落の高台移転、漁業の共同化など、多くの課題に直面して足並みは一向に揃わない。震災によって生じたひずみは大きく、動けば動くほど想いはすれ違い、何が正解なのかも分からぬまま、摩擦や衝突を重ねお獅子さまは復活する。

 それからさらに時は流れ、仮設住宅から高台へと居を構え、波伝谷で生きることを決意した若者は、改めて当日の地域の混乱と葛藤を振り返ることになる。学生時代に民俗調査で波伝谷を訪れ、2005年からお獅子さまを撮り続けてきた監督が、ともに迷い、もがきながら、それでも復興に向けて歩み続けた人びとの「願いと揺らぎ」を鮮烈に映し出したドキュメンタリー。

【同時上映】『波伝谷に生きる人びと』5/26(土)~1週間限定

願いと揺らぎ 願いと揺らぎ 願いと揺らぎ

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

カーキ色の記憶

カーキ色の記憶

2016年/カタール/108分/アラビア語/BD/配給:アップリンク/配給協力:『カーキ色の記憶』日本上映委員会
監督・シナリオ・編集:アルフォーズ・タンジュール
製作総指揮・シナリオ:ルアイ・ハッファール
制作指揮:イヤード・シハーブ
撮影監督:アフマド・ダクルーブ
音楽:キナーン・アズメ
ドラマトゥルク:アリー・クルディー
美術補助:アラシュ・T・ライハーニー、リンダ・ザハラ
製作:アルジャジーラ・ドキュメンタリー
撮影国:シリア、レバノン、ヨルダン、ギリシア、フランス、フィンランド
日本語字幕:額賀深雪、岡崎弘樹

公式ホームページ

シリアの悲劇は、2011年に始まったわけではない。

1980年代にアサド体制に反対した多くの若者が当局に追われ、国を去らざるを得なかった。監督の個人的な物語が、他の4人の語り手の物語と重なり合う。くすんだ軍服に象徴される沈黙や恐怖、戦慄の記憶。赤い風船に託された自由と抵抗。何故シリア社会が爆発し、革命が始まったのか、その背景に迫る。過去を語りながら、未来を見すえるシリア人の物語

*2017年山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門出品 山形市長賞(最優秀賞)受賞

ドキュメントとフィクションのシーンを意図的に混然一体にすることで、戦争や独裁を告発する真摯なドキュメントでありながら、同時に映画芸術としての地平も切り開いた、独創的な映像表現

―榛葉健 ドキュメンタリー映画監督(「うたごころ」「with…若き女性美術作家の生涯」)

誰が今戦争を繰り広げているのかではなく、誰が国の分断を促し、悲劇への道筋を用意したのかについて語る作品

―アッシャルク・アルアウサト紙

シリア難民の声を広げる作品

―NHK World

シリア内戦に関する類い希なる叙情的記録

―P.O.V. magazine

亡命を余儀なくされた5人の夢と記憶、恐怖を織り交ぜた追憶のエッセイ

―Amanda Lee, Toronto.com

引き返す道はない。だが忘れることもない

―Dieter Wieczorek

シリアの時間を映し出す鏡

―Aya Atashi

カーキ色の記憶 カーキ色の記憶

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

シリア映画割900円(『ラッカは静かに虐殺されている』または『ラジオ・コバニ』の全国共通特別鑑賞券ご提示の方)

トリノコシティ

トリノコシティ

2017Ⓒアイリンク株式会社 Ⓒ40mP

2017年/日本/82分/配給:アイリンク
監督・編集:山口ヒロキ
企画・原案:岩田雄介
音楽・原曲:40mP
脚本:山口ヒロキ、横山あゆみ
出演:山崎丹奈、玉城裕規、高崎翔太、太田理恵、替地桃子、山地まり、緑川睦、中村有志

公式ホームページ

舞台挨拶
初日4/14(土)20:20回上映後、主演 山崎丹奈さん(佐伯明日夏 役)、太田理恵さん(岩田ヒカル 役)、岩田雄介さん(企画プロデューサー)の舞台挨拶が決定しました!

自分だけどこか取り残された──「自分の居場所が欲しい」と願う明⽇夏はやがて様々な巡り会いを引き寄せていく!

高校3年生の佐伯明日夏は将来への不安や漠然とした孤独感を抱えながらも、周囲に合わせて偽りの自分を演じながら高校生活を過ごしていた。呼吸が止まりそうな閉塞感。その陰鬱とした感情を誰にも⾒られる事のない閉ざされたTwitter に投稿することで⼼の均衡を保つ日々。
そんなある日、明日夏はバスの中で老人に手渡された奇妙な機械をきっかけに、「トリノコシティ」という願いが叶うサイトに迷い込み、弔屋(とむらいや)と名乗る人物に出会う──。
「自分の居場所が欲しい」という明⽇夏の願いは様々な巡り会いを引き寄せ、やがて明⽇夏は隠された真実に近づいていく。

人気ボカロ曲「トリノコシティ」ついに実写映画化!

監督は、『メサイア』シリーズ、『血まみれスケバンチェーンソー』などを手掛けてきた山口ヒロキ、原曲に描かれた思春期の少女の孤独な心情描写に、山口監督特有のSFテイストを加え、その相乗効果から生み出される物語の映像化に挑んだ。
劇中の音楽制作は原曲者40mP本人が担当、初めての映画音楽制作に挑戦した。

トリノコシティトリノコシティトリノコシティ

上映日時

4/14(土)~4/20(金) 4/21(土)~4/27(金)
4/25(水)のみ休映
20:20〜21:50 20:30~22:00 レイトショー割レイト割

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

バケツと僕

バケツと僕

©映画「バケツと僕!」製作委員会

2017年/日本/106分/ビスタサイズ/5.1ch/配給:彩プロ 
監督:石田和彦
原作:北島行徳「バケツ」(文春文庫刊)
主題歌:「虹色のファンタジー」紘毅
エグゼクティブプロデューサー:柿崎ゆうじ
企画・プロデューサー:竹山昌利
出演:紘毅、徳永ゆうき、岡本玲、竹島由夏、二木てるみ、渡辺梓、ダチョウ倶楽部、海原はるか・かなた、杉田かおる

公式ホームページ

*本作は『UDCast』方式に対応した視覚障害者用音声ガイドが付いています。

キミと僕ならどんなハンディも乗り越えられる!
養護施設を舞台に繰り広げられる、“個性的なバケツ”と“気弱な僕”の特別な日々。

養護施設で働くことになった神島(紘毅)は“バケツ”というあだ名の15歳の少年(徳永ゆうき)と出会う。バケツには軽度の知的障害と盗癖があり、母親から虐待を受け、挙句の果てに捨てられ、さらには唯一の兄弟にも見放され、しまいには施設からも追い出されてしまう。神島は、先輩の黒田(岡本玲)からの協力を得て、バケツを引き取り、面倒をみることにするのだが…。

北島行徳の小説「バケツ」の映画化。 養護施設で働く気弱な主人公と、“バケツ”と呼ばれる軽度の知的障害を持つ15歳少年との友情を笑いと涙を交えて描くハートフルな人間ドラマだ。虐待や孤児、ネグレクトといった社会問題をリアルに映し出す一方で、健常者と障がい者の垣根を越えた絆や友情を純粋な視点で捉えている。浜松を舞台に、たくさんの自然と地元民の人情味があふれる爽やかで感動的なバディームービーが、ここに誕生した。

主人公の神島役には、前川清の長男でシンガーソングライターの紘毅。本作主題歌の作詞と作曲も手掛けている。バケツ役には、原作者から「バケツのイメージにそっくり」と太鼓判を押された演歌歌手で鉄道マニアでもある徳永ゆうきが抜擢された。そして監督は、小林政広、本木克英作品などで助監督を務め、本作が映画監督デビューとなる䂖田和彦。

バケツと僕 バケツと僕 バケツと僕

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

ラジオ・コバニ

ラジオ・コバニ

2016年/オランダ/69分/クルド語/2.39:1/カラー/ステレオ/DCP/配給:アップリンク
監督・脚本:ラベー・ドスキー
撮影監督:ニーナ・ボドゥー
第2カメラ:レベー・ドスキー
音声:タコ・ドライフォウト
編集:クサンダー・ネイストン
音楽:ユホ・ヌルメラ
サウンドデザイン:タコ・ドライフォウト
製作:ジョス・デ・パター
出演:ディロバン・キコ

公式ホームページ

全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ラジオから聞こえる「おはよう」が、今日も街に復興の息吹を伝える
ISとの戦闘で瓦礫と化したシリア北部の街で、大学生のディロバンは手作りのラジオ局をはじめる

トルコとの国境に近いシリア北部のクルド人街コバニは、2014年9月から過激派組織「イスラム国」(IS)の占領下となるも、クルド人民防衛隊(YPG)による激しい迎撃と連合軍の空爆支援により、2015年1月に解放された。人々はコバニに戻って来たが、数カ月にわたる戦闘で街の大半が瓦礫と化してしまった。

そんな中、20歳の大学生ディロバンは、友人とラジオ局を立ち上げ、ラジオ番組「おはよう コバニ」の放送をはじめる。生き残った人々や、戦士、詩人などの声を届ける彼女の番組は、街を再建して未来を築こうとする人々に希望と連帯感をもたらす。

映画『ラジオ・コバニ』
「戦争に勝者などいません。どちらも敗者です」

「未来のわが子へ。戦争に勝者などいません。どちらも敗者です」そう語るディロバンは、いつか生まれるであろうわが子、そして今後生まれてくる“コバニで何が起きたか知りたい全ての子供たち”に向けて、自分の街や家族、友人たちが受けた悲惨な物語を手紙につづる。

戦闘真っ只中の2014年から、コバニに復興の光が差し込み始めるまでの激動の3年間を追ったカメラは、やがて日常生活のささやかな喜びや恋愛を享受するディロバン自身の姿も捉えている。

監督は、自身もクルド人のラベー・ドスキー。地雷や戦車を越えコバニに赴き戦地での撮影を敢行、クルド人兵士によるIS兵士の尋問にも立ち会った。本作を、戦死したクルド人兵士の姉に捧げている。

ラベー・ドスキー監督Reber Dosky

「武器を作るのをやめろと私は言いたい。私は戦争の中で生まれ、育ち、戦争のせいで家族と共に何度か外国に逃げなくてはなりませんでした。そのたびに全てを失い、やり直しを余儀なくされたのです」 1975年生まれ。イラク北部のクルディスタン自治区ドホーク県出身。1998年よりオランダ在住。オランダ映画アカデミーで映画作りを学ぶ。卒業制作として撮った2013年の『The Call』では、戦争と移住が父と息子の関係に与えた影響について描き、国際映画祭でいくつかの賞を受賞した。短編映画『スナイパー・オブ・コバニ』(2015年)は世界的にブレイク、2016年の札幌短編国際映画祭の最優秀賞ドキュメンタリー賞をはじめ数々の賞を受賞した。

*本作は損傷の激しい遺体が映るシーンがありますので、あらかじめ了承の上ご覧ください。また、12歳未満の年少者は保護者指導の元による鑑賞をお願いします。

*2017年 コペンハーゲン国際ドキュメンタリー映画祭(CPH:DOX)F:ACT賞受賞
*2017年 マドリード・ドキュメンタリー映画祭 観客賞受賞
*2017年 イスマイリア国際ドキュメンタリー映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞受賞
*2017年 イスタンブール・ドキュメンタリー・デイズ 国際批評家連盟賞受賞
*2017年 ドホーク国際映画祭 クルド・ドキュメンタリー部門 最優秀作品賞受賞
*2017年 オランダ映画祭 長編ドキュメンタリー部門ノミネート
*2017年 フロントドッグ国際ドキュメンタリー映画祭 観客賞受賞
*2017年 カメライメージ映画祭ドキュメンタリー部門 最優秀作品賞受賞

ラジオ・コバニ ラジオ・コバニ ラジオ・コバニ ラジオ・コバニ

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

原一男の軌跡

〈『ニッポン国VS泉南石綿村』公開記念〉

鬼才か天才か 疾走する映画監督 原一男の軌跡

4/14(土)-5/11(金) 一挙上映

『ゆきゆきて、神軍』から31年、ドキュメンタリーの鬼才・原一男監督が最新作『ニッポン国VS泉南石綿村』を公開しました。215分の大作です。横浜シネマリンでは、公開にあわせて旧作5作品プラス、短篇『亜人間 奥崎謙三』を上映し、映画監督 原一男の軌跡を辿ります。監督は映画を通して何を訴え、どこを目指しているのか、何が変わって、何が変わらないのか、そして『ニッポン国VS泉南石綿村』の先にあるものとは一体何なのか、全作品を通して探って参ります。

原一男(はら・かずお)


1945年6月、山口県宇部市生まれ。東京綜合写真専門学校中退後、養護学校の介助職員を勤めながら障害児の世界にのめり込み、写真展「ばかにすンな」を開催。72年、小林佐智子と共に疾走プロダクションを設立。同年、『さようならCP』で監督デビュー。74年、『極私的エロス・恋歌1974』を発表。セルフ・ドキュメンタリーの先駆的作品として高い評価を得る。87年、『ゆきゆきて、神軍』を発表。大ヒットし、日本映画監督協会新人賞を始め多数の賞を受賞。94年、『全身小説家』を発表。キネマ旬報ベストテン日本映画第1位を獲得。05年、『またの日の知華』を発表。後進の育成にも力を注ぎ、これまで日本映画学校(現・日本映画大学)、早稲田大学、大阪芸術大学などで教鞭を取ったほか、映画を学ぶ自らの私塾「CINEMA塾」を不定期に開催している。寡作ながら、公開された作品はいずれも高い評価を得ており、ブエノスアイレス、モントリオール、シェフィールド、アムステルダムなど、各地の国際映画祭でレトロスペクティブが開催されている。

上映スケジュール

4/14(土) 4/15(日) 4/16(月) 4/17(火) 4/18(水) 4/19(木) 4/20(金)
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
上映後監督トーク
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村12:30-16:10
ニッポン国VS泉南石綿村
さようならCP16:50-18:20
さようならCP
極私的エロス・恋歌197416:20-18:05
極私的エロス・恋歌1974
さようならCP16:20-17:50
さようならCP
またの日の知華16:20-18:20
またの日の知華
極私的エロス・恋歌197416:20-18:05
極私的エロス・恋歌1974
またの日の知華16:20-18:20
またの日の知華
極私的エロス・恋歌197416:20-18:05
極私的エロス・恋歌1974

予定表 横にスクロールできます

4/21(土) 4/22(日) 4/23(月) 4/24(火) 4/25(水) 4/26(木) 4/27(金)
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
ゆきゆきて、神軍12:20-14:30
ゆきゆきて、神軍
休映
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村14:40-18:20
ニッポン国VS泉南石綿村

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4/28(土) 4/29(日) 4/30(月) 5/1(火) 5/2(水) 5/3(木) 5/4(金)
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村11:50-15:30
ニッポン国VS泉南石綿村
ゆきゆきて、神軍15:40-17:45
ゆきゆきて、神軍

上映後
亜人間 奥崎謙三
+監督トーク

全身小説家15:40-18:25
全身小説家
全身小説家15:40-18:25
全身小説家
ゆきゆきて、神軍15:40-17:45
ゆきゆきて、神軍

上映後
亜人間 奥崎謙三
+監督トーク

全身小説家15:40-18:25
全身小説家
全身小説家15:40-18:25
全身小説家
ゆきゆきて、神軍15:40-17:50
ゆきゆきて、神軍

予定表 横にスクロールできます

5/5(土) 5/6(日) 5/7(月) 5/8(火) 5/9(水) 5/10(木) 5/11(金)
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村
ニッポン国VS泉南石綿村18:30-22:10
ニッポン国VS泉南石綿村

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上映作品紹介 全6作品

さようならCP

さようならCP

1972年/82分/16ミリ→DCP(英語字幕版)
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:栗林豊彦

CP(脳性麻痺)者の急進的な団体「青い芝」の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作。障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになると考え、その不自由な体を積極的に人前にさらしていく。「CP(障害者)=健全者という関係の共通項が身体の階級性にあり私自身の〈関係の変革〉というテーマをベースにして、被写体=演じる者を、撮る側にどこまで見ることに耐えられるかを賭けてみたかった」(原一男)

極私的エロス・恋歌1974

極私的エロス・恋歌1974

1974年/98分/16ミリ→DCP(英語字幕版)
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:久保田幸雄
編集:鍋島惇
音楽:加藤登紀子

「私にとって映画はコミュニケーションの方法」という原監督が、かつて一緒に暮らし子どもまでをなした女を追って沖縄へ行き、彼女が自力出産を行なうまでを捉えた作品。「極私」の極致へと到達した未踏のドキュメンタリーとして、原一男の名を一躍知らしめた問題作。「生きることの原点を描ききった」「見る者を強烈にとらえてゆさぶり続ける恐ろしい映画」「真実を見ることの衝撃」などの絶賛を浴び、日本列島のいたる所で若者の強烈な支持を集めた。

ゆきゆきて、神軍

ゆきゆきて、神軍

1987年/122分/35ミリ→DCP(英語字幕)
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
録音:栗林豊彦
編集・構成:鍋島惇

87年の日本映画界を震撼させた驚愕の作品。天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃のドキュメンタリー。神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、“神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる…。平和ニッポンを鮮やかに過激に撃ち抜いた原一男渾身の大ヒット作。

*日本映画監督協会新人賞
*ベルリン映画祭カリガリ映画賞
*日本映画ペンクラブベスト1位
*毎日映画コンクール監督賞、他

全身小説家

全身小説家

1994年/157分/35ミリ
監督・撮影:原一男
製作:小林佐智子
編集:鍋島惇
整音・現場録音:栗林豊彦
音楽:関口孝
出演:井上光晴、埴谷雄高、瀬戸内寂聴、野間宏
〈イメージ篇〉
デザイン:木村威夫、撮影:大津幸四郎
出演:金久美子

『ゆきゆきて、神軍』から7年、94年の日本映画各賞を総なめした大傑作。小説『地の群れ』などで知られる、作家・井上光晴の生を描く長編ドキュメンタリー。約40年にわたって創作=小説と格闘し、92年5月ガンに散ったひとりの小説家の「虚構と真実」が、インタビューを中心とする従来通りの記録映画的な部分と「イメージ篇」と名付けられた一種のドラマを交えて綴られる。5年もの歳月を費やした意欲作で、埴谷雄高、瀬戸内寂聴などの作家が登場するのも興味深い。

*日本映画監督賞
*キネマ旬報ベストテン1位・監督賞
*毎日映画コンクール日本映画大賞
*日本映画ペンクラブベスト1位

またの日の知華

またの日の知華

2004年/114分/35ミリ(英語字幕)
企画・監督:原一男
制作・脚本:小林佐智子
プロデューサー:莟宣次
撮影:岡雅一
照明:山川英明
美術:大庭勇人
録音:西岡正己

激動の70年代を舞台に、『皆月』の吉本多香美、『M/OTHER』の渡辺真起子、金久美子、桃井かおりの4人がひとりのヒロイン・知華を演じ、田中実、田辺誠一、夏八木勲ら、4人の男たちとの愛を4つの章に分けて描き出す。4人の女優がひとりのヒロインを演じるという試みに挑戦し、ドキュメンタリー映画の原一男が手掛けた初の劇映画ということでも注目を集めた。

ニッポン国VS泉南石綿村

ニッポン国VS泉南石綿村

2017年/日本/215分/DCP/配給:疾走プロダクション
監督・撮影:原一男
製作・構成:小林佐智子
編集:秦岳志

2006年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えた。国は70年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠った。原は裁判闘争や原告らの人間模様を8年にわたって記録する。原告の多くは地方出身者や在日朝鮮人であり、劣悪な労働条件の下、対策も知らされぬまま身ひとつで働いていた。国は控訴を繰り返し、長引く裁判で彼らの身体は確実に蝕まれていく…。

*釜山国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞
*山形国際ドキュメンタリー映画祭 市民賞


入場料

〈原一男特集上映〉

当日料金:一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

〈ニッポン国VS泉南石綿村〉

当日料金:一般2,200円/会員1,800円/大専・シニア1,500円/高校生以下1,200円

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

ゴーストスクワッド

ゴーストスクワッド

 ©2018ワンダーヘッド

2018年/日本/日本語/106分/シネスコ/カラー/DCP 
企画・製作・配給:ワンダーヘッド
監督・脚本・編集:井口昇
主題歌:ノーメイクス「ゴーストスクワッドのテーマ」
出演:神門実里、洪潤梨、上埜すみれ、柳杏奈、島津健太郎、なべやかん、中村瑠美衣、石川雄也、デモ田中、杉原勇武、渡部健平、伴秀光、タカハシヒョウリ、阿部能丸、家永恵理、上野遼平、ギュウゾウ(電撃ネットワーク)、中村朝佳、阿部亮平ほか

公式ホームページ

舞台挨拶&サイン会
初日3/31(土)20:20回上映後、井口昇監督、ノーメイクス神門実里さん、柳杏奈さんの舞台挨拶が決定しました!!!

入場者プレゼント
上映期間中、連日先着10名様に監督のサイン&コメント入りポストカードプレゼント!!!

死んじゃった青春
《衝撃》を超えてラスト5分40秒、涙が止まらない!

現世を彷徨うゴースト少女の復讐と救済。これは凶悪事件被害者へのレクイエムだ!
「片腕マシンガール」「電人ザボーガー」の奇才・井口昇監督が主催したオーディションで選出されたアイドルグループ「ノーメイクス」。その主演映画第2弾は、異色青春映画として高い評価を得た前作『キネマ純情』から一転、規格外のファンタジーホラー!
理由もなく無残に殺害された少女たちの幽霊が、この世の無念を晴らし天界へと昇るため、「幽霊復讐部隊・ゴーストスクワット」として残虐な犯人達に戦いを挑む!罪のない少女たちが犠牲となった昭和の幾多の殺人事件。実在した凶悪事件をベースに、そこで未来を絶たれた少女たちの怒りと悲しみ、絶望を代弁すべく、井口昇監督はインディーズ映画でしか踏み込めないアンタッチャブルな「罪と罰」の領域に突入。時には残酷に非情に、そして時にはユーモラスに、究極の人間悪との闘いを、そして「死んじゃった青春」の悲哀を描き出す。

父親のDVを受けながらも自立した生活が出来ない気弱な女性リカ(柳杏奈)は、恋人との諍いをきっかけに幽霊の少女ケイコ(上埜すみれ)アカリ(神門実里)、ヨシエ(洪潤梨)に取り憑かれ、自分たちを殺した犯人たちに復讐し成仏するのを手伝って欲しい、と頼まれる。しかしその為には、リカ自身が生死の境を彷徨う状況に陥らなければならない、と言う。危険極まりない依頼を受けてしまった心優しいリカと幽霊少女たちは、まずケイコの殺害犯(なべやかん)への復讐を成功させる。だが何故か、ケイコは成仏出来ない。訝しがる彼女たちの元に現れた地縛霊ナオミ(中村朝佳)。ナオミは、真の犯人たちは他にいる、と告げ、私の指導の元、「幽霊復讐部隊」として戦いなさいと命じる。こうして、リカと幽霊少女たちの更なる戦いの日々が始まった…!!

ゴーストスクワッド ゴーストスクワッド ゴーストスクワッド

上映日時

3/31(土)~4/6(金)
20:20~22:10

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800