よこがお
©2019 YOKOGAO FILM PARTNERS & COMME DES CINEMAS
2019/111分/日本・フランス/配給:KADOKAWA
脚本・監督:深田晃司
出演:筒井真理子、市川実日子、池松壮亮、須藤蓮、小川未祐、吹越満
身に覚えのないことで不利な状況に陥り
気がつくと日常が崩壊し始めていた。
ある事件をきっかけに〈無実の加害者〉に転落した女
誰にでも起こりうるかもしれない人生の不条理に
人はどう立ち向かえるか――
初めて訪れた美容院で、リサは「和道」という美容師を指名した。数日後、和道の自宅付近で待ち伏せ、偶然会ったふりをするリサ。近所だからと連絡先を交換し、和道を見送った彼女が戻ったのは、窓から向かいの彼の部屋が見える安アパートの一室だった――。リサは偽名で、彼女の本当の名前は市子。半年前までは訪問看護師として、その献身的な仕事ぶりで周囲から厚く信頼されていた。なかでも訪問先の大石家の長女・基子には、介護福祉士になるための勉強を見てやっているほどであった。基子が市子に対して、憧れ以上の感情を抱いていたとは思いもせず――。
ある日、基子の妹・サキが行方不明になる。すぐに無事保護されるが、逮捕された犯人は意外な人物だった。この事件との関与を疑われた市子は、ねじまげられた真実と予期せぬ裏切りにより、築き上げた生活のすべてを失ってゆく。自らの運命に復讐するように、市子は“リサ”へと姿を変え、和道に近づいたのだった。果たして彼女が心に誓った復讐とは何なのか――。
“叫びたい全ての女性へ――”
カンヌ映画祭「ある視点」部門審査員賞に輝いた『淵に立つ』の深田晃司監督が
再び筒井真理子を主演に迎えて挑む、新たなる衝撃作
一人の女の二つの異なる“よこがお”を、深田監督が「演技者としての天才的なセンスを持つ」と称える筒井真理子が演じる。市子への想いが本人にも予期せぬ方向へと舵を取っていく基子には、近年『シン・ゴジラ』で高く評価された市川実日子。リサの計画の中で重要な役割を与えられてしまった和道には、『万引き家族』、『斬、』など海外でも高く評価された作品に出演が続く池松壮亮。さらに、須藤蓮、小川未祐などの瑞々しい顔ぶれと、吹越満らベテラン俳優が、それぞれの役が抱える魂の石礫をスクリーンに投げ、ドラマに幾重にも重なる波紋を広げていく。
2016年、『淵に立つ』で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞し、世界の映画界を揺るがす嵐の到来を高らかに告げた深田晃司監督が、同作で毎日映画コンクール女優主演賞を始め多数の賞に輝いた筒井真理子と、自身のオリジナル脚本でさらに深く濃密な“共作”を成し遂げ完成させた、全世界渇望の最新作にして衝撃の問題作。
上映日時
8/24(土)~8/30(金) | 8/31(土)~9/6(金) |
13:50~15:50 | 17:55~19:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |