ペルー映画祭
ペルー映画祭
Festival de Cine Peruano
2022年1月29日(土)-2月18日(金)
ペルー映画祭
Festival de Cine Peruano
2022年1月29日(土)-2月18日(金)
ペルーに出会う。
2021年は、1821年7月28日にスペインから独立して200年になります。
スクリーンを超えて人々に出会う作品を集めました。
どうぞこの節目に多くのペルー映画に触れてください。
日本人が行きたい世界遺産第一位の“マチュピチュ”があるペルーから、日本未公開の映画をはじめ、厳選された傑作映画が日本に上陸!
知られざるディープなペルー音楽に触れるドキュメンタリーや、サッカーワールドカップにおけるペルーの政治・経済の暗黒時代を耐えてきた国民の希望と熱狂の日々、ペルーという国ならではの様々なドラマ映画など多種多様なフィルムが現代を映し出す。
新たな映画に、そして文化に触れ、私たちに出会いや感動を呼ぶ3週間が始まる。
- 忘却 El Olvido
- アンダーグラウンド・オーケストラ Het Ondergronds Orkest
- わたしはここにいる Sigo Siendo
- ある詩人への旅路 El Viaje De Javier Heraud日本初公開
- わが町の映画館-ペルー映画館の記跡(きせき)- Cines de Video日本初公開
- ペルーの叫び~36年ぶりW杯出場の表と裏~ Identidad日本初公開
- クッキング・アップ・ドリームス De ollas y Sueños
- 残されたぬくもり Nada Queda Sino Nuestra Ternura日本初公開
- Supa Layme(スーパ・ライメ)
- ローサ・チュンベ 奇跡の一日 Rosa Chumbe日本初公開
- くもり空の下で Climas日本初公開
- ユートピアクラブ 消えた真実 Utopía, La Película日本初公開
公式ホームページ: https://www.peru-film-festival.com/
入場料当日:一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円
初日来場者プレゼント
先着でペルー映画祭オリジナル缶バッヂをプレゼント!数量限定、なくなり次第終了!
来場者プレゼント
先着で「明治 ザ・チョコレートペルーカカオ70」をプレゼント!数量限定、なくなり次第終了!
- 1/30(日)11:30『くもり空の下で』上映後
- 2/4(金) 12:00『ローサ・チュンベ 奇跡の一日』上映後
- 2/6(日) 11:25『残されたぬくもり』上映後
- 2/13(日) 14:10『ペルーの叫び』上映後
〈ミニライブ〉フォルクローレ・グループ「ルセリート」
〈トークイベント〉漢那朝子(かんな ともこ)さん(「南米レストランの料理人」著者)
〈トークイベント〉マリオ・ホセ・アタパウカル・オバンドさん(アンデス・ケチュア語文化研究者)
〈トークイベント〉片山ジェシーさん(マチュピチュ観光大使)<予定>
上映スケジュール
1/29(土) | 1/30(日) | 1/31(月) | 2/1(火) | 2/2(水) | 2/3(木) | 2/4(金) |
10:00-11:45 わが町の映画館 |
10:00-11:20 クッキング・アップ・ドリームス |
10:00-11:15 残されたぬくもり |
10:00-11:20 ローサ・チュンベ 奇跡の一日 |
10:00-11:300 ペルーの叫び |
10:00-11:25 くもり空の下で |
10:00-11:50 スーパ・ライメ |
12:00-13:30 ペルーの叫び |
11:30-12:55 くもり空の下で ミニライブ |
11:30-13:20 スーパ・ライメ |
11:35-13:20 わが町の映画館 |
11:45-13:10 クッキング・アップ・ドリームス |
11:35-13:30 ユートピアクラブ 消えた真実 |
12:00-13:20 ローサ・チュンベ 奇跡の一日 |
1/30 ミニライブフォルクローレ・グループ「ルセリート」
1/30 ミニライブフォルクローレ・グループ「ルセリート」
予定表 横にスクロールできます
2/5(土) | 2/6(日) | 2/7(月) | 2/8(火) | 2/9(水) | 2/10(木) | 2/11(金) |
10:00-11:40 名もなき歌 |
10:00-11:15 ローサ・チュンベ 奇跡の一日 |
10:00-11:40 名もなき歌 |
10:00-11:40 名もなき歌 |
10:00-11:40 名もなき歌 |
10:00-11:40 名もなき歌 |
10:00-11:40 名もなき歌 |
11:50-13:06 クッキング・アップ・ドリームス |
11:25-12:35 残されたぬくもり トークイベント |
11:50-13:30 忘却 |
11:50-14:00 わたしはここにいる |
11:50-13:50 ユートピアクラブ 消えた真実 |
11:50-13:50 アンダーグラウンド・オーケストラ |
11:50-13:30 ある詩人への旅路 |
13:50-15:50 アンダーグラウンド・オーケストラ |
14:10-15:50 ある詩人への旅路 |
14:00-15:45 わが町の映画館 |
14:00-15:40 忘却 |
13:40-15:50 わたしはここにいる |
2/6 トークイベントマリオ・ホセ・アタパウカル・オバンド(アンデス・ケチュア語文化研究者)
2/6 トークイベントマリオ・ホセ・アタパウカル・オバンド(アンデス・ケチュア語文化研究者)
予定表 横にスクロールできます
2/12(土) | 2/13(日) | 2/14(月) | 2/15(火) | 2/16(水) | 2/17(木) | 2/18(金) |
14:20-16:05 スーパ・ライメ |
14:20-15:42 ペルーの叫び トークイベント |
14:10-16:10 ユートピアクラブ 消えた真実 |
14:10-15:50 忘却 |
14:10-16:05 アンダーグラウンド・オーケストラ |
14:10-16:20 わたしはここにいる |
14:10-15:50 ある詩人への旅路 |
16:15-17:55 名もなき歌 |
16:20-17:57 名もなき歌 |
16:20-17:50 くもり空の下で |
16:15-17:55 名もなき歌 |
16:15-17:55 名もなき歌 |
16:30-17:45 残されたぬくもり |
16:15-17:55 名もなき歌 |
2/13 トークイベント片山ジェシーさん(マチュピチュ観光大使)<予定>
2/13 トークイベント片山ジェシーさん(マチュピチュ観光大使)<予定>
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上映作品紹介
<ペルーが生んだ二人の作家>
エディ・ホニグマン Heddy Honigmann
1951年ペルーのリマ生まれ。1978年オランダへ帰化。リマで生物学と文学を、ローマで映画製作を学ぶ。C.カーロットと共同で第1作『The Israel of the Beduins』(1979)を監督。作品からは政治的な不満が地下鉄の振動音のように轟々と聞こえてくるが、社会的格差を声高に激しく非難することには特に強い関心を持っていない。劇映画とドキュメンタリーの短編、長編作品を制作し、世界中で上映され、数々の賞を受賞。近作に『BUDDY』(2018)、『100UP』(2020)。
忘却 El Olvido
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
2008年/オランダ・ドイツ/93分/スペイン語/ドキュメンタリー/DVCAM
ペルーの首都リマに生きる老バーテンダー、高級レストラン給仕や革職人、路上パフォーマンスで日銭を稼ぐ若者や子どもたち。歴代の大統領就任式の様子と交差しながら、バーテンダーの作るカクテルや大道芸人たちの小道具、記憶力をよくするカエルジュースなど彼らが作りだす産物と語る言葉の数々が手厚くちりばめられる。経済的に、政治的に困難な状況を生き続けるために人々が忘れていること、忘れえないことに耳を傾け、丹念に編まれた「忘却」という一編の詩は慈しみに溢れている。
アンダーグラウンド・オーケストラ Het Ondergronds Orkest
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
1997年/オランダ/115分/フランス語、ルーマニア語、スペイン語/ドキュメンタリー/35mm
パリの地下鉄構内、あるいは街角で、さまざまな音楽家が思い思いの楽器を演奏し、糧を得ている。どこの都会でも見慣れた光景であるが、彼らの多くは政治亡命者であり、不法移民である事実が音楽を奏でる背後に潜んでいる。異国の地で生き延びる人々の演奏、生活、ことばを画面に瑞々しく焼き付ける。
ハビエル・コルクエラ Javier Corcuera
1967年ペルーのリマ生まれ。監督作『La espalda del mundo』(2000)は、アメリカ、トルコ、ペルーを舞台に人権侵害を扱った3作からなるオムニバス映画で、サン・セバスチャン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞。アメリカ占領時のイラクで撮影された『Invierno en Bagdad』(2005)は、マラガ映画祭で賞を獲得、2005年ロサンゼルス・ラティーノ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー映画賞も受賞。他に、スペインの忘れられた歴史を描いた『La guerrilla de la memoria』(2002)がある。
わたしはここにいる Sigo Siendo
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
2013年/123分/スペイン語、ケチュア語、シピボ語/ドキュメンタリー/Blu-ray
出演:マガリ・ソリエル(「悲しみのミルク」)、ラウル・ガルシア・サラテ、ハイメ・ガルディア
ペルーを形成する3つの地域――高地のアヤクーチョ、アマゾン川流域のアマソナス、そしてリマが位置する海岸部をめぐり、そこに住む人々の言葉と歌声に耳を傾けた音楽風土記。知られざるペルーの辺境を旅して、人々の多種多様さを知り、彼らが奏でる豊饒な音楽に惹き込まれる。切り取られた風景の圧倒的な美しさと並行して、時代に翻弄される庶民の姿が浮き彫りになる。
ある詩人への旅路 El Viaje De Javier Heraud日本初公開
作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭
2019年/ペルー・スペイン/96分/スペイン語/Blu-ray
ペルーの最も重要な詩人の1人、ハビエル・エロ―は、1963年、21歳の若さで殺された。姪のアリアルカは、ある日ハビエルのトランクを発見する。そこには、彼女が知らなかった歴史が閉まってあった。手紙や詩を通じて、ハビエル・エロ―の人生の道のりを追う。
<そのほかの作品>
わが町の映画館-ペルー映画館の記跡(きせき)- Cines de Video日本初公開
©Cines de Video 2020
2020年/ペルー/100分/スペイン語/ドキュメンタリー/Blu-ray
監督:ワリ・ガルベス
出演:映画館で働く人々
ペルーの様々な地域にある古い映画館で働く人々が、自身を主役とした映画を上映する。ベテランの映写係、切符係やマネージャーたちが、自分と人生を共に歩んできた映画館との懐かしく掛けがえのない思い出の数々を振り返る。まさに、主役は映画館。ペルーの映画館史を巡る。
ペルーの叫び~36年ぶりW杯出場の表と裏~ Identidad 日本初公開
©Identidad 2019
2019年/ペルー/82分/スペイン語/ドキュメンタリー/Blu-ray
監督:ホセ・カルロス・ガルシア、カルロス・グランダ
出演:サッカーペルー代表多数、ガストン・アクリオ
36年ぶりの出場となった2018年 W 杯。それは80年代初頭から政治・経済ともに暗黒の時代を耐えてきたペルーの人々に希望の光を与えた。人々の熱狂の様子と回想談から、新たな時代へと進もうとするペルーの人々の本質を映し出す。
クッキング・アップ・ドリームス De ollas y Sueños
©2009 Asociacion Guarango Cine y Video
2009年/ペルー・ブラジル/76分/スペイン語/ドキュメンタリー/Blu-ray
監督:エルネスト・カベージョス
出演:ガストン・アクリオ、フェラン・アドリア
ペルー国内のさまざまな地域や、世界の主要都市に移り住んだ人々と共に食文化を旅する。ペルーの食文化を海外に発信することで、国を活気づけようとするシェフや若者たち。今注目の美食・ペルー料理、その食の原点を探っていく。
残されたぬくもり Nada Queda Sino Nuestra Ternura 日本初公開
Filmado en Perú(Lima,Ayacucho,Apurímac)entre abril y julio de 2013.
2017©Documental Peruano – Sébastian Jallade
2017年/ペルー/69分/スペイン語、ケチュア語/ドキュメンタリー/Blu-ray
監督:セバスティアン・ハリャデ
古びた橋、廃墟、懐かしいメロディー。20世紀末の武力衝突は、ペルーの様相を一変させてしまった。アンデスの領土は、消えることのないその記憶を映し出す鏡のようだ。内戦の傷跡に向き合う人々の苦悩を伝える。そして、その思いをのせたケチュア語の歌声が静かに響く。
*2018 ラス・アメリカス国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞
Supa Layme スーパ・ライメ
©2019Cine Chancay
2019年/日本/103分/スペイン語、ケチュア語/ドキュメンタリー/Blu-ray
監督:藤川史人
出演:スーパ・ライメ一家
南米ペルーのアンデス高地で牧畜を営むスーパ・ライメ一家。一家6人と、リャマとアルパカが200頭、羊が15頭、ニワトリ5羽、それに馬とロバ。標高4700mの高地で生きてきた彼らがある日ふもとの村に移住した。これはそんな彼らの日常のおよそ一年半の記録。
ローサ・チュンベ 奇跡の一日 Rosa Chumbe日本初公開
©Rosa Chumbe 2015
2015年/ペルー/73分/スペイン語/Blu-ray
監督:ジョナタン・レライーセ・チアン
出演:リリアナ・トルヒーヨ、シンディー・ディアス、エル・ゴルド・カサレット
警察官のローサ・チュンベは、酒やギャンブル漬けの日々を送っていた。18歳の娘と暮らすも、関係はよくない。ある日、娘は生んだ子供を置き去りにし家を出て行ってしまう。孫の世話をすることで、酒とギャンブルで乱れていた暮らしが一変し、彼女に母性が蘇える。彼女の人生を救う奇跡は起きるのか。
*アカデミー賞2017国際映画賞ペルー代表
くもり空の下で Climas 日本初公開
©Sexto Sentido Producciones
2014年/ペルー/84分/スペイン語、ケチュア語/Blu-ray
監督:エンリカ・ペレス
出演:クラウディア・ルイス・デル・カスティージョ、フィオレリャ・デ・フェラーリ、マリア・ウノック(「名もなき歌」)
年齢も身分も気候も全く異なる場所に暮らす3人のペルー人女性の物語。それぞれの年代で問題に直面する女性たちの姿が、異なる気候になぞらえて象徴的に描き出される。
ユートピアクラブ 消えた真実 Utopía, La Película日本初公開
©Utopía la película 2018
2018年/ペルー/115分/スペイン語/Blu-ray
監督:ヒノ・タッサラ
出演:レンゾー・シューレル、ロッサーナ・フェルナンデス・マルドナード、カルロス・ソラーノ
2002年7月、首都・リマにある「ユートピアクラブ」で火災事故が起き、29人の若者が命を落とした。ジャーナリストのフリアンは、その訴訟の再開に執着していた。16年を経ても、公正な裁判を受けられないままでいる遺族たち。あの夜に起こった真実とは。実際の事件を基に描く。