老ナルキソス

老ナルキソス

Ⓒ2022 老ナルキソス製作委員会

2022年/日本/110分/配給:オンリー・ハーツ
監督・脚本:東海林毅
撮影:神田創、一坪悠介、渡辺一平
音楽:渡邊崇
出演:田村泰二郎、水石亜飛夢、寺山武志、日出郎、モロ師岡、津田寛治、田中理来、千葉雅子、村井國夫

公式ホームページ

イベント情報
6/3(土)上映後、津田寛治さん、東海林毅監督、6/4(日)上映後、田中理来さん、東海林毅監督の舞台挨拶がございます。

ゲイでナルシストの老絵本作家と美しいウリセンボーイ
二人の旅から浮かび上がる過去と未来の家族の物語

ゲイでナルシストの老絵本作家山崎は、自らの衰えゆく容姿に耐えられず、作家としてもスランプに陥っている。ある日ウリセンボーイのレオと出会い、その若さと美しさに打ちのめされる。しかし、山崎の代表作を心の糧にして育ったというレオ――自分以外の存在に、生涯で初めて恋心を抱く。レオもまた山崎に見知らぬ父親の面影を重ね合わせ、すれ違いを抱えたまま、二人の旅が始まる…。
「ゲイ」という呼び名もまだ一般的ではない時代から日陰者として社会の方隅で生きてきたナルシストの老絵本作家。差別や偏見との闘いの時代を経てすでに性的マイノリティが可視化されたLGBT世代のウリセンボーイ。世代も考え方も違う二人の個人的な関係の中から立ち現れる、同性愛者たちの過去と未来の「家族」にまつわる葛藤の物語。

世界で注目を浴びる東海林毅監督初長編作
パートナーシップ制度は「ある」が同性婚は「ない」中で、家族とは?

短編ながら全国で劇場公開された『片袖の魚』(2021)の東海林毅監督が、レインボー・リール東京グランプリをはじめ国内外の映画祭で10冠を獲得した自身の傑作短編『老ナルキソス』(2017)を、満を持して長編化!自身バイセクシュアル当事者でもあり、主に自主作品の中でLGBTQ+と社会との関わりを探ってきた。

名バイプレーヤー田村泰二郎長編初主演
主演作が続き勢いにのる水石亜飛夢とW主演

「状況劇場」出身で、『太陽』(2005/アレクサンドル・ソクーロフ監督)や『そこのみにて光輝く』(2014/呉美保監督)、「Tokyo!」(2008年/ミシェル・ゴンドリー監督)にも出演の名バイプレーヤー田村泰二郎が長編映画初主演。2021年『国民の選択』(宮本正樹監督)と『黄龍の村』(阪元裕吾監督)の2作品で初主演を果たした水石亜飛夢とW主演。
ウリセンボーイ(水石亜飛夢)のパートナー役では寺山武志、絵本作家(田村泰二郎)の青年時代を田中理来といった若手俳優が熱演し、日出郎、モロ師岡、津田寛治、千葉雅子といったベテランが脇を固め、絵本作家のかつての恋人役を村井國夫が存在感たっぷりに演じる。音楽は『舟を編む』(2013/石井裕也監督)で日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞の渡邊崇、撮影はこれまでも東海林監督と多くの作品でタッグを組んできた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(2022)の神田創。

*第39回ロサンゼルス・アジア・パシフィック映画祭 最優秀作品賞
 特別審査員賞:田村泰二郎さん


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上映日時

6/3(土)~6/9(金) 6/10(土)・6/11(日) 6/12(月)~6/16(金)
18:45-20:40 20:05-22:00 19:30-21:25

料金

一般 大学・専門・シニア 高校生以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800