柳下美恵のピアノdeフィルム vol.4『浮草物語』

2021.11.6(土)・7(日)

柳下美恵の<ピアノdeフィルムvol.4>

サイレント映画の35ミリフィルム上映 × ピアノの生伴奏

映画が誕生して120年あまり。最初の約40年間の作品は今ではサイレント映画と呼ばれています。映写機のフィルムがスクリーンに映し出され、語りや音楽伴奏と共に上映していました。トーキーは映写速度が24コマ/秒ですが、サイレントは作品によって違っています。トーキーのスクリーンサイズは作品によって違っていますが、サイレントは1.33×1でした。デジタル上映が主流になる今、映画が誕生した頃の形にこだわった上映を試みます。

©1934 松竹株式会社

1934年/日本/86 分/24fps/35mm /モノクロ/スタンダード/サイレント/松竹キネマ
監督:小津安二郎/原作:ジェームス・横(小津安二郎)
脚本:池田忠雄/撮影:茂原英雄
出演:坂本武、八雲恵美子、飯田蝶子、三井秀男、坪内美子、突貫小僧


坂本武演じる喜八を主人公とした人気シリーズ‘‘ 喜八もの’’の第2弾。アメリカ映画に傾倒していた小津安二郎が、『煩悩』(1928年/アメリカ/ジョージ・フィッツモーリス監督)を下敷きにして映画化した下町人情劇。オリジナルはサウンド版であり、主題歌まであったが、現存プリントはサイレント版のみである。1959年には『浮草」というクイトルで小津自らリメイクしている。旅役者の一座の座長の喜八(坂本武)が昔子どもを産ませた女(飯田蝶子)のいる田舎町へ典行に行くのだが、現在彼の女である一座の看板役者(八雲理恵子)が嫉妬をして…。


柳下美恵のピアノdeフィルムvol.1画像サイレント映画ピアニスト。武蔵野音楽大学有鍵楽器専修(ピアノ)卒業。1995年、山形国際ドキュメンタリー映画祭のオープニング上映、映画生誕百年祭『光の生誕 リュミエール!』でデビュー。以来、国立映画アーカイブや神戸映画資料館などのフィルム・アーカイブ、映画の復元と保存に関するワークショップ、全国コミュニティシネマ会議、東京国際映画祭、京都国際映画祭、アップリンク、シネマ・ジャック&ベティなどの映画館、海外は韓国映像資料院、タイ・フィルムアーカイブ、SEAPAVAA(東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ)マレーシア会議、ポルデノーネ無声映画祭やボローニャ復元映画祭(イタリア)、ボン無声映画祭(ドイツ)などで伴奏。日本、イギリス、アメリカ、デンマークで出版された『裁かるゝジャンヌ』のDVDやブルーレイの音楽を担当した。ピアノで見せる欧米スタイルの無声映画伴奏者は日本人初。映画を楽譜として映画に寄り添い続ける。映画館にピアノを常設する“映画館にピアノを!”、サイレント映画×ピアノの生伴奏“ピアノdeシネマ”、同じサイレント映画作品を連日上映する“ピアノ&シネマ”などサイレント映画を映画館で上映する環境作りに注力中。

チケット購入情報

11.3(水)より
オンラインは0:00~
劇場受付は9:30~
座席指定券をご購入いただけます。