記憶の戦争
© 2018 Whale Film
2018年/韓国/79分/配給:スモモ、マンシーズエンターテインメント
原題:기억의 전쟁
英題:UNTOLD
監督:イギル・ボラ
製作:ソ・セロム、チョ・ソナ
製作総指揮:イギル・ボラ
撮影:クァク・ソジン
美術:クァク・ソジン
編集:パトリック・ミンクス イギル・ボラ キム・ナリ キム・ヒョンナム
音楽:イ・ミンフィ
イベント情報
4/16(土)12:00回上映後、イギル・ボラ監督のオンライン舞台挨拶が決定しました!
ベトナム戦争の隠された物語
あれから50年、今でも消えない深い傷跡
涙の連帯で、彼女たちが世界を変えていく―
2018年4月、とある市民法廷がソウルで開かれた。法廷に立つベトナム人女性のグエン・ティ・タン。彼女は<フォンニ・フォンニャットの虐殺>の生存者である。8歳の時に家族を失い孤児となった彼女はその記憶に涙を浮かべる。
あの日、一体何が起こったのか…
あの日の出来事を目撃したディン・コムは身振り手振りで当時を再現する。あの日の後遺症で視力を失ったグエン・ラップはこれまで語ることのなかった記憶を絞り出すように語る。
一方、“参戦勇士”と称された韓国軍人たちは「我々は領民を殺していない」と主張する。
ベトナムのリゾート都市ダナンから車で20分ほどの場所にあるフォンニィ村。ここでは毎年、陰暦の2月になると村のあちらこちらでお香の匂いが漂う。1968年の同日同時刻に亡くなった村人たちを弔い、残された者たちは慰霊碑の前で50年間欠かさず祭祀を執り行う。歴史の中で忘れ去られようとしている事実を、思い出すために―。その「記憶」とは何なのか。
CODA(ろう者の両親のもとに生まれた聴者)である自らの葛藤と両親の世界、そして手話の魅力を、瑞々しく描いた『きらめく拍手の音』で、日本でも鮮烈なデビューを果たしたイギル・ボラ監督が、撮影監督・プロデューサーらの全員が女性たちの撮影クルーとともに、2016年から2018年にかけて、ベトナムに何度も足を運び、ベトナム戦争における「ベトナム民間人虐殺」の記憶について、虐殺の生存者たちの生々しい証言を記録し、映像詩のようなベトナムの美しい風景とともに描いた、<衝撃的で、勇敢で、優しい>傑作ドキュメンタリー。
上映日時
4/16(土)~4/22(金) | 4/23(土)~4/29(金) |
12:00-13:25 | 10:00-11:25 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |