イーちゃんの白い杖

イーちゃんの白い杖

©テレビ静岡

2018年/日本/108分/DCP/制作・配給:テレビ静岡
語り:春風亭昇太
監督:橋本真理子
撮影:杉本真弓
編集:大澤裕也
プロデューサー:永井学
音楽:川口カズヒロ(DATSUN320)

公式ホームページ
UDCast 対応

本作は、目や耳の不自由な方も一緒に映画を楽しめる無料専用アプリケーション「UDCast」方式の上映に対応しています。

舞台挨拶
初日7/20(土)10:00回上映後、主人公・イーちゃん、夫・和典さん、橋本真理子監督の舞台挨拶がございます!
7/27(土)13:40回上映後、橋本真理子監督と川口カズヒロさん(音楽担当)舞台挨拶とミニライブがございます!

互いの顔を見たことがない姉と弟、支える家族。
20年目に出した答えとは。
果たして、私たちに何ができるのか―。

生まれつき目が見えないイーちゃん。本名小長谷唯織(こながや いおり)さんは20年前、静岡盲学校で白い杖の使い方や点字など、視覚障がい者として生きる基本を学んでいた。触って、なめて、においを嗅いで。目が見えない世界は想像を超える発見があった。だが、成長するにつれ「なぜ自分だけ違うのか」不思議に思うようになる。そして、大勢友達がいた地元の保育園とは違い、同級生がいないさみしさを実感する。障がいを持った者同士、分かり合えると信じ、中学生になったイーちゃんは、東京の盲学校へ進学した。しかし、ここで経験したのはいじめ。大好きなピアノで気持ちを整理しようとするが、心が追いつかなかった。「現実から逃げないでほしい」と厳しく接する母。ピアニスト、歌手、作家…夢も破れ、何もかも嫌になった。障がいがあろうがなかろうが悩みは同じだ。「学校にいても家にいてもつらい」「死にたい」とも考えた。でも、そばにはいつも2歳下の弟・息吹(いぶき)がいた。重度の障がいで、食べることも歩くこともトイレにもいけない弟。入退院を繰り返し、手術を何度経験しても前に進む弟。イーちゃんは、自分の甘さに気づき、自殺を踏み止まる。「私の弟だから強いんだ!」障がい者が生き、働く。壁はいくつも乗り越えなければならない―しかし、乗り越えようとする強さがあれば、必ず幸せはやってくる。

*2019年度 児童福祉文化賞
*2018年度 厚生労働省「児童福祉文化財」特別推薦
*静岡県 青少年にとっての優良推奨映画
*世界子どもの権利賞2011 グランプリ
*第19回FNSドキュメンタリー大賞 優秀賞
*第 8回FNSドキュメンタリー大賞 特別賞

イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖 イーちゃんの白い杖

上映日時

7/20(土)~7/26(金) 7/27(土)~8/2(金)
10:00~11:55 13:40~15:35

料金

一般 大学・専門・シニア 高校生以下
通常 ¥1700 ¥1200 ¥800
会員 ¥1400 ¥1200 ¥800