Chime

chime

©Roadstead

2024年/日本/45分/配給:Stranger
監督・脚本:黒沢清
音楽:渡邊琢磨
キャスト:吉岡睦雄、小日向星一、天野はな、安井順平、関幸治、ぎぃ子、川添野愛、石毛宏樹、田畑智子、渡辺いっけい
製作: Roadstead
企画:Sunborn
制作プロダクション:C&I エンタテインメント

公式ホームページ

すべてはチャイムの音から始まった――。日常の異変から、世界が崩壊していく物語。

料理教室の講師として働いている松岡卓司。ある日、レッスン中に生徒の1人、田代一郎が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。事務員の間でも、田代は少し変わっていると言われているが、松岡は気にすることなく接していた。 しかし別の日の教室で、田代が今度は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し、それを証明するために驚くべき行動に出る。田代の一件後のある日、松岡は若い女性の生徒・菱田明美を教えていた。淡々とレッスンを続ける松岡だったが、丸鶏が気持ち悪いと文句を言う明美に、彼は――。 松岡の身にいったい何が起きたのか。料理教室で、松岡の自宅で、ありふれた日常に異様な恐怖がうごめき始めたのだった…。

「一度でいいから、思いつくままに恐ろしいシーンが続けざまに並んでいる映画を作りたかった」 —黒沢清

今年、『蛇の道』『Cloud クラウド』と黒沢清監督作品が相次ぐ年であるが、実はもう1作品の新作が存在する。それがこの「Chime」だ。
本作はメディア配信プラットフォーム・Roadstead オリジナル作品第一弾として「自由に作品を制作してほしい」というオーダーから作られた、ホラーでもサスペンスでもない極めて純度の高い“黒沢清”の描く恐怖が詰まった作品。Roadsteadで限定販売された本作が劇場での上映を開始する。
「映画の中の三大怖いものを詰め込んだ」という本作は、今年の第 74 回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品され場内ではスタンディングオベーションを浴び話題を呼んだ。
世界的に注目を集めることになった『CURE/キュア』をはじめ、黒沢監督の初期作品である『カリスマ』『蛇の道』『蜘蛛の瞳』などを彷彿とさせる、現代の‟いびつ“が全編にわたって突き刺さる恐怖が描かれる。


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料金

一般・大学・専門・シニア・高校生以下
通常 ¥1500
会員 ¥1500