アムール,愛の法廷
「熟年の淡い恋」と「法廷劇」2つの物語が巧みに絡み合いながら描かれる、上質な大人のラブストーリー。
多様な人種や階層の人々が集まる法廷で裁判長として職務を果たし、周囲から厳格で人間味のない人物と恐れられているミシェル。そんな彼がある日、自身の担当する裁判の陪審員席の中にかつて入院中に想いを寄せた女医ディットがいることに気づく。思いがけない再会に動揺を隠せないミシェル。その数奇な巡りあわせこそが、彼を次第に裁判長として、ひとりの人間として、成長させていくことになる。
冷徹だと畏怖されてきた彼の裁判は、ディットとのふれあいを重ねるにつれ人間味のある暖かいものへと変わっていき、その変化はやがて彼女の心をも動かし始める……。
『大統領の料理人』(13)『恋愛小説ができるまで』(92)のフランスの名匠クリスチャン・ヴァンサン監督が熟年の淡い恋を描いた法廷劇!
第75回ベネチア国際映画祭では脚本賞と共に、ミシェル役を演じたフランスのベテラン俳優ファブリス・ルキーニが男優賞を受賞。また『インフェルノ』『王様のためのホログラム』などに出演したシセ・バベット・クヌッセンがディット役を務め、第41回セザール賞の助演女優賞を受賞し、本国フランスでもロングランヒットを記録した珠玉の一作。
主演を演じたファブリス・ルキーニは『ボヴァリー婦人とパン屋』『危険なプロット』などで知られるフランスの国民的名優であり、相手役のシセ・バベット・クヌッセンはデンマークテレビフェスティバルの主演女優賞を2年連続で受賞するなど、ナチュラルな美しさが魅力のデンマークを代表するベテラン女優として世界中から注目を集めている。
監督のクリスチャン・ヴァンサンは、『恋愛小説ができるまで』(92)でセザール賞脚本賞を受賞。その他、イザベル・ユペール主演の『La separation』(94)、『大統領の料理人』(13)など、社会的なテーマを帯びた物語を入念なリサーチと巧みな構成力で誠実に描き出す作風が国内外から高い評価を得ている。
*第72回ベネチア国際映画祭 最優秀男優賞
*第72回ベネチア国際映画祭 最優秀脚本賞
*第41回セザール賞 助演女優賞
上映日時
7/1(土)~7/7(金) | 7/8(土)~7/14(金) |
14:20〜16:05 18:15〜20:00 |
17:55~19:40 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |