横浜フランス月間2025

横浜フランス月間2025

~食・環境にまつわるドキュメンタリー作品上映&トーク~

7/5(土)-7/8(火)

横浜フランス月間2025

~食・環境にまつわるドキュメンタリー作品上映&トーク~

7/5(土)-7/8(火)

映画監督 フランソワーズ・デボワ

ロゴ

日本人の母とフランス人の父の間に生まれる。グルノーブル政治学院を卒業後、ベルリンのメットフィルムスクールでドキュメンタリー映画を学ぶ。パリでシャンソン・レアリストの歌手として、またアムステルダムで料理研究家として活動。現在はベルリンを拠点にドキュメンタリー映画の製作に専念する。日本文化、なかでも美食をテーマにした、親密なポートレート作品を数多く手がけている。彼女は心惹かれるプロジェクトがあれば、世界のどこへでも足を運ぶ。
代表作『ジャン=マルク・ブリニョと佐渡のこと』は、数々の賞を受賞。最新作『KAZUO』では、佐渡の名高い蕎麦職人の厨房で過ごした1週間を丹念に描いている。

主催 アンスティチュ・フランセ

公式サイト https://culture.institutfrancais.jp/event/mdf2025_associe

作品紹介

ジャン=マルク・ブリニョと佐渡のこと

2020年/90分/カラー/ドイツ

日本人にもほとんど知られていない手つかずの島での私的な逃避行へと私たちを誘う。
本州の西、日本海に浮かぶ佐渡島。かつて流浪の地であったのと同時に、15世紀以降のゴールドラッシュの歴史をもち、ここに足跡を残した様々な個性によって築かれた日本の縮図と形容されることもある。今もその精神と独自の伝統が息づいている土地である。
10年前、フランスの自然派ワインの先駆者として知られるジャン=マルク・ブリニョは、フランスのジュラを離れ、家族とともに佐渡に移住することを決めた。彼はそれまで一度もワインのために耕されたことのない土地で、ゼロからワイン造りを始めたのだ。ヨーロッパ的慣習から遠く離れた場所で、ワイン栽培とパーマカルチャー農法の実験を行うために、新たなスタートを切った。果たして彼は、気候的、文化的、地質学的な制約の中で成功を収めることができるのだろうか。

KAZUO

2023年/97分/カラー/ドイツ

1968年、佐渡に生まれた蕎麦職人、KAZUOこと齋藤和郎さん。佐渡の人気蕎麦屋「茂左衛門(もぜむ)」を営む。東京で学び、働いたのち、生まれ故郷の佐渡に戻ることを決意、帰郷後は、改めて島を見つめ直し、佐渡の山々や豊かな自然を探求する日々。
そんな彼が、ここ数年佐渡に関心を持って度々来島しているデボワ監督と出会い、「1週間、僕の厨房で過ごしてみないか」と声をかけたことからこの作品は誕生した。彼が四季折々の恵みを生かし、正確でインスピレーションあふれる創作郷土料理を提供していく姿をとらえた作品。