戦争と平和 宝田明の証言
©2021 アルタミラピクチャーズ
2021年/日本/93分/製作・配給:アルタミラピクチャーズ
監督・編集:後閑広
製作:桝井省志
プロデューサー:土本貴生、山川雅彦
撮影:谷口和寛(J.S.C.)
撮影協力:宝田企画、TOKYO MX
出演:宝田明
聞き手:森田美礼
イベント情報
8/13(日)上映後、桝井省志さん(製作)、ユニコ舎(宝田さん自叙伝「送別歌」出版社)工藤尚廣さん、平川智恵子さんの舞台挨拶がございます。※土本貴生プロデューサーはご都合によりご登壇いただけなくなりました。
俳優、宝田明が贈る“魂のメッセージ”
東宝ニューフェイスとして俳優業を始め、「ゴジラ」出演で大スターとなった宝田明。スター街道を走り続けていた宝田明だが、子供の頃、壮絶な戦争体験をしていた。人が銃殺されるところを間近で目撃し、自らも銃に撃たれて重傷を負い、満州からの過酷な引き上げを体験する。でも、俳優・宝田明はその心に負った傷について人前で語ることはなかった。
だがしかし、戦争が生んだ悲劇を語れるのは、今はもう自分しかいないという思いを込めて、自らの目で見てきた体験を、カメラの前で初めて語り尽くした。
これは、2022年3月14日に惜しくもこの世を去った宝田明が、亡くなるわずか3か月前の2021年12月10日に語った生前最後のメッセージ。現代に生きる人々へ贈る言葉がここにある。
宝田明(たからだあきら)プロフィール
1934年4月29日、朝鮮・清津生まれ。2歳の頃、満州のハルビンに移る。終戦直前のソ連軍の満州侵攻による混乱の際、右腹を銃撃され死線をさまよう。1953年、東宝ニューフェイス第6期生として俳優生活をスタート。代表作は『ゴジラ』『美貌の都』『香港の夜』『放浪記』など多数。『アニーよ銃をとれ』『風と共に去りぬ』『マイ・フェア・レディ』など舞台俳優としても活動。2012年に『ファンタスティックス』で文化庁芸術祭賞の大衆芸能部門大賞を受賞。2015年から自らの戦争体験をもとにした音楽朗読劇『宝田明物語』を上演し続けた。映画『世の中にたえて桜のなかりせば』(監督:三宅伸行)の完成披露試写会では舞台に立って観客の前に姿を見せたが、初日舞台挨拶には立つことなく、2022年3月14日に帰らぬ人となった。
上映日時
8/12(日)・8/16(水) | 8/18(金) | 8/19(土)・8/21(月)・8/23(水)・8/25(金) |
10:00-11:35 | 12:05-13:45 | 10:00-11:35 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |