ラモツォの亡命ノート

ラモツォの亡命ノート

2017年/日本/チベット語/93分/カラー/ドキュメンタリー
監督・撮影・編集:小川真利枝
現地コーディネーター:中原一博
テーマ音楽:「Hallelujah」作詞・作曲 レナード・コーエン、うた 浜田真理子
協力:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
出演:ラモツォ、タシ・ツェリン、テンジン・ノルブ、ダドゥン・ワンモ、ラモ・ドルマ、ドゥンドゥップ・ワンチェン

公式ホームページ

特別鑑賞券

舞台挨拶
新年1/6(土)と1/7(日)各12:20回上映後、小川真利枝監督の舞台挨拶が決定致しました!

政治犯の夫を持つ妻と、家族の6年の物語。読み書きのできないラモツォは、旅の途上をビデオカメラに記録した。

アメリカ・サンフランシスコ。ゴールデンゲートブリッジを車で颯爽と走るのが、主人公のラモツォ。彼女は、亡命チベット人。夫が政治犯として中国で逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった。最初の亡命先は、インドのダラムサラ。そこで彼女は、道端でパンを売りながら、4人の子どもと義父母を女手ひとつで養った。 学校へ行ったことがないラモツォが、人知れず続けていたのがビデオカメラで日記をつけること。 その映像には、歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きる一人の女性の姿がうつっていた。映画は、ラモツォがスイスをへてサンフランシスコに辿り着くまでの6年を、 80時間におよぶビデオ日記とともに描いた。そして、夫の釈放の日が近づいてくる。

ヒマラヤ山脈の北に広がるチベットは、現在は中国の一部となり、宗教や表現の自由が制限されている。主人公ラモツォは、そこから標高4000mの山を越えて、歩いて亡命した。その彼女と2009年にダラムサラで出会ったのが、本作が劇場初公開作品となる映画監督の小川真利枝。インドの難民収容所から取材をはじめ、全編チベット語で撮影するために1年間ダラムサラに語学留学をしながら8年の歳月をかけて完成させた。

ラモツォの夫、ドゥンドゥップ・ワンチェン氏とは?

2008年、“平和の祭典”であるはずのオリンピックが北京で開催されることについて「チベット人がどんな思いを抱いているのか」インタビューした映画『恐怖を乗り越えて』をつくったことで、中国政府に逮捕された。罪状は「国家分裂扇動罪」だった。 しかし、彼の作品は、全世界に広まり、彼の勇敢な行動が「チベット人の今」 を鮮明に映し出したとして、2012年、ニューヨークのジャーナリスト保護委員会から「国際報道自由賞」が 与えられた。

ラモツォの亡命ノート ラモツォの亡命ノート ラモツォの亡命ノート

上映日時

12/30(土)~1/5(金)

※1/1(月)は休館

1/6(土)~1/12(金) 1/13(土)~1/19(金)
10:00〜11:40 12:20〜14:00 16:40〜18:20

料金

一般 大学・専門・シニア 高校生以下
通常 ¥1700 ¥1200 ¥800
会員 ¥1400 ¥1200 ¥800