鉄道運転士の花束
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2016年/セルビア、クロアチア/85分/ 配給:オンリー・ハーツ
監督・脚本:ミロシュ・ラドヴィッチ
出演:ラザル・リストフスキー、 ミリャナ・カラノヴィッチ、 ペータル・コラッチ
字幕:佐藤まな
後援:セルビア共和国大使館
線路は幸せを運んでくる、ごくたまに。
滑稽でささやかな、愛すべき人生の傑作!
イリヤは60歳で独身の鉄道運転士。 キャリアの中で30名近くの「殺人」記録を残し引退しようとしている。 19歳になった養子シーマはそんな義父にあこがれ鉄道運転士の訓練中だが、 一人前になるには乗り越えなければならない大きな障害が…。 一方、イリヤと心理カウンセラーのヤゴダは限りなく愛情に近い友情と 信頼関係で結ばれているが、一線を越えることはなかった。 イリヤには決して記憶から消せない過去が…。
なんとも不機嫌そうな初老の男と、 彼を取り巻く仕事仲間や友人、女たち。 忘れ得ぬ過去の痛み、 新しい世代への期待と希望。 大人の矜持と限りない愛情がさりげなく、 そしてユーモラスに描かれる。 「死」から目を背けることはできないけれども、 彼の片手にはいつも花束が握られているのだ。
カンヌ受賞監督とバルカンの2大スター!
バルカン(旧ユーゴスラビア地域)の大スター、ラザル・リストフスキー(『アンダーグラウンド』)が自ら製作、主演イリヤ役を引き受け、同じく同地域を代表する女優ミリャナ・カラノヴィッチ(『パパは、出張中!』『サラエボの花』)がイリヤに想いを寄せるヤゴダ役で共演、息の合ったさすがの演技を見せる。
監督は、カンヌ国際映画祭短編部門審査員賞受賞監督ながらテレビの仕事が多く映画は寡作だが きわめて評価の高いベテラン、ミロシュ・ラドヴィッチ。アキ・カウリスマキ(『過去のない男』)や ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)を彷彿させる独特のセンスが効いている。
上映日時
9/28(土)~10/4(金) | 10/5(土) | 10/6(日)~10/11(金) |
10:00~11:30 | 17:25~18:55 | 17:00~18:30 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |