光る川
©長良川スタンドバイミーの会
2024 年/⽇本/108分/配給:カルチュア・パブリッシャーズ
脚本・監督:⾦⼦雅和
⾳楽:⾼⽊正勝
共同脚本:吉村元希
美術監督:部⾕京⼦
撮影:⼭⽥達也
原作:松⽥悠⼋(「⻑良川 スタンドバイミー⼀九五〇」より)
出演:華村あすか、葵揚、有⼭実俊、⾜⽴智充、⼭⽥キヌヲ、髙橋雄祐、松岡⿓平、⽯川紗世、平沼誠⼠、星野富⼀、堀部圭亮、根岸季⾐、渡辺 哲、安⽥ 顕
川を、時を、さかのぼっていく――
高度経済成長期。山あいで生きる少年は、大人が忘れはじめた神秘と畏怖にふれる。
日本の高度経済成長が始まった1958年。大きな川の上流、山間の集落で暮らす少年ユウチャ。森林伐採の影響もあるのか、家族は年々深刻化していく台風による洪水の被害に脅かされている。夏休みの終わり、集落に紙芝居屋がやってきた。演目は土地にずっと伝わる里の娘・お葉と山の民である木地屋の青年・朔の悲恋。お葉の涙が溢れかえるように数十年に一度、恐ろしい洪水が起きるという。紙芝居の物語との不思議なシンクロを体験したユウチャは、現実でも家族を脅かす洪水を防ぎ、さらには哀しみに囚われたままのお葉の魂を解放したいと願い、古くからの言い伝えに従って川をさかのぼり、山奥の淵へ向かう…
世界の映画祭で注目の異才・金子雅和監督最新作
CG一切なしの神秘的な自然の中で紡がれる伝承と解放の物語
『アルビノの木』『リング・ワンダリング』で海外映画祭で多数受賞、国内外で注目を集める金子雅和監督の最新作。深く引き込まれそうな水辺、近寄りがたさすら感じさせる洞窟や滝、悠久の時を刻む山々の情景など、圧倒的なロケーションと民俗学・美術等に裏打ちされた世界観により、現代人が忘れかけている自然への畏怖や人間の根源にある生命力を描き出してきた金子。今回は岐阜県長良川流域の土地・民話・伝承からインスピレーションを受け、疲弊する現代人への原点回帰的なメッセージを紡ぎ出す。
物語の根幹を支える女性・お葉を演じるのはNETFLIX「シティーハンター」でも話題を呼んだ華村あすか、お葉の悲恋の相手・朔にNHK連続テレビ小説「舞い上がれ!」で注目された葵揚、そして物語の眼差しとなる少年・ユウチャとお葉の弟・枝郎に子役の有⼭実俊などフレッシュな役者を起用。また、⾜⽴智充、⼭⽥キヌヲ、堀部圭亮、根岸季⾐、渡辺哲といったベテラン、そして『リング・ワンダリング』に続く出演となる安⽥顕まで多彩な顔ぶれが揃った。また、細田守監督作品などを手掛けてきた音楽家・⾼⽊正勝が音楽を書き下ろし、作品世界に繊細に寄り添う。
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |