ゴンドラ
©VEIT HELMER-FILMPRODUKTION,BERLIN AND NATURA FILM,TBILISI
2023年/85分/ドイツ、ジョージア/配給:ムヴィオラ
原題:GONDOLA
監督&脚本:ファイト・ヘルマー
撮影:ゴガ・デヴダリアニ
美術:バチョ・マハラゼ
出演:ニニ・ソセリア、マチルド・イルマン
山の谷間の古い2つのゴンドラが世界をすこし幸福にする。
どこにも行かないけど、どこにも行ける!ゴンドラの自由と幸福。
イヴァは村のゴンドラ(ロープウェイ)の乗務員として働き始める。もう1台のゴンドラの乗務員はニノ。駅長は威張り屋で、その態度ときたら腹が立つことばかり。行ったり来たり、すれ違うゴンドラは世界のどこかに行くわけではないけれど。想像力があればどこへでも行けるのだ。2人はゴンドラに “衣替え”させ、ニューヨーク行きの飛行機にしたり、リオ行きの蒸気船にしたり、火星行きのロケットにしたり。奇想天外なやりとりは、2人の距離をどんどん近づけていく。そしてある日、2人の優しい悪戯が駅長を激怒させ、やがてそれは地上の住民も巻き込むのだが……。
セリフがないから生まれる映画的瞬間!
唯一無二の名匠ファイト・ヘルマー待望の最新作。
わずか85分で観客に映画の魔法をかける本作。監督は『ツバル TUVALU』、『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』で知られる<セリフなし映画>の名匠ファイト・ヘルマー。日本公開作は多くないが、その唯一無二の世界観に魅せられているファンは多い。「これは必要最小限の要素だけで作った真珠のような作品。セリフがないから生まれる映画的瞬間を見てほしい」と語っている。
ゴンドラは、ジョージア(旧グルジア)南部、小コーカサス山脈の西にあるフロという小さな村に実在する「ジョージアで最も長い距離をつなぐゴンドラ」が使われている。ソ連時代に作られた古いゴンドラで、現在は観光客も訪れる。レトロでかわいくて、映画の中では“衣替え”までする映画の主役である。数年前にゴンドラは新しい車体に変わってしまったため、映画に残されたかつての姿はとても貴重だ。
上映日時
12/14(土)、12/15(日) | 12/16(月)~12/20(金) | 12/21(土)~12/27(金) |
16:45-18:12 | 16:40-18:10 | 15:10-16:40 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |