BAUS 映画から船出した映画館

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©本田プロモーションBAUS/boid

2024年/日本/ヨーロピアンビスタ/116分/配給:コピアポア・フィルム boid
監督:甫木元空
脚本:青山真治、甫木元空
出演:染谷将太、峯田和伸、夏帆、渋谷そらじ、伊藤かれん、斉藤陽一郎、川瀬陽太、井手健介、吉岡睦雄、奥野瑛太、黒田大輔、テイ龍進、新井美羽、金田静奈、松田弘子、とよた真帆、光石研、橋本愛、鈴木慶一
音楽:大友良英
エグゼクティブ・プロデューサー:本田拓夫
プロデューサー:樋口泰人、仙頭武則、関友彦、鈴木徳至
コ・プロデューサー:大野敦子、小山内照太郎
キャスティング・ディレクター:杉山麻衣
企画協力:青山真穂
撮影:米倉伸
照明:高井大樹
音響:菊池信之
録音:藤林繁
美術:布部雅人
衣装:宮本まさ江
ヘアメイク:菅原美和子
助監督:滝野弘仁
制作担当:飯塚香織
編集:長瀬万里
CG/VFXディレクター:潮杏二
原作:「吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記」(本田拓夫著/文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)
企画・製作:本田プロモーションBAUS boid
制作プロダクション:コギトワークス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会

公式ホームページ

多くの観客と作り手に愛された文化の交差点<吉祥寺バウスシアター>と、 時流に翻弄されながらも、その場所を守り続けた家族をめぐる約90年の物語。

1927年。活動写真に魅了され、「あした」を夢見て青森から上京したサネオとハジメは、ひょんなことから吉祥寺初の映画館“井の頭会館”で働き始める。 兄・ハジメは活弁士、弟・サネオは社長として奮闘。 劇場のさらなる発展を目指す二人だったが、戦争の足音がすぐそこまで迫っていた——。

監督を務めるのは、バンド・Bialystocksのボーカルとしても活動し、映画『はだかのゆめ』(22)では小説も出版するなど、各界で活躍する甫木元空。「吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記」(本田拓夫著/文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)を原作に青山真治が着々と温めていた脚本を、2022年3月の逝去を機に甫木元が引き継ぎ執筆した。劇中の音楽は、吉祥寺バウスシアターや青山真治とも縁深い大友良英が担当する。主演を務めるのはこれが監督とは初のタッグとなる染谷将太。映画の未来へ情熱を燃やすサネオを演じる。サネオの兄・ハジメ役には、ロックバンド銀杏BOYZの峯田和伸。そして、サネオの妻・ハマ役を夏帆が演じる。さらには、鈴木慶一、橋本愛、光石研、とよた真帆といった豪華な顔ぶれが揃い、実力派俳優たちが生命力あふれる演技で物語を彩る。
映画上映だけに留まらず、演劇、音楽、落語……「おもしろいことはなんでもやる」という無謀なコンセプトを掲げ、多くの観客と作り手に愛されながら30年の歴史を築いた吉祥寺バウスシアター。2014年の閉館から遡ること約90年、1925年に吉祥寺に初めての映画館“井の頭会館”がつくられ、1951年にはバウスシアターの前身となる“ムサシノ映画劇場”が誕生していた。
「映画館」という、ささやかでいてあらゆる人々に開かれた空間。本作ではそんな唯一無二の場所を舞台に、時流に翻弄されながらも娯楽を届け続けた家族の長い道のりを辿り、現在、そしてその先へと続く希望に満ちた「あした」を描き出す。


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料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1200 ¥800
会員 ¥1500 ¥1200 ¥800