それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後

「暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE」開催記念

それからどしたいっ!

「阿賀に生きる」その後

6.28㊎18:20

「暮らしの思想 佐藤真RETROSPECTIVE」開催記念

それからどしたいっ!

「阿賀に生きる」その後

6.28㊎18:20

2021年/日本/82分
監督:佐藤睦/撮影:旗野秀人、小尾章子、川崎那恵、井上朗子、他、周囲の方々
題字:WAKKUN
ナレーション:鈴木彰二
企画・制作:冥土連
出演:渡辺参治、加藤キミイ、安田患者の会の方々、旗野秀人、川崎那恵、古田木綿子、常呂町の方々、大阪の方々、水俣の方々

映画『阿賀に生きる』が完成した3年後の1995年に新潟水俣病第二次訴訟が(苦渋の)和解決着。被害者支援を続けてきた旗野秀人氏が「やっと裁判が終わったね。これから何がしたい?」と長年闘ってきた患者さんに訊くと「カラオケ歌いたい」「温泉に行きたい」と素朴な答えが返ってきた。「そんな簡単なことならすぐにやろう」と始まったのが、題して「冥土のみやげツアー」。家庭用ビデオカメラが普及してきた2001年〜2006年までにminiDVで撮影された北海道、大阪、水俣でのツアーの様子や、唄が大好きな渡辺参治さん(「阿賀の記憶」に出演)の米寿のお祝いにCDレコーディングする様子など、『阿賀に生きる』のその後の患者さんの姿を描いている。

アフタートークイベント

旗野秀人さん(「阿賀に生きる」製作発起人)× さとうあつし監督

*トーク終了後、「安田名物口説き節」うた:古田木綿子さん

プロフィール

旗野秀人(はたのひでと)

1950年阿賀野市(旧安田町)生まれ。71年、川本輝夫さん(水俣病患者)と出会い家業の大工を継ぎながら、新潟水俣病未認定患者の運動に取り組む。ドキュメンタリー映画「阿賀に生きる」製作発起人。監督作品「阿賀野川・昔も今も宝もん」「冥土のみやげ・北海道の旅」「ミキさん88歳、冬のある日」他、佐藤睦監督作品プロデュース。絵本「阿賀のお地蔵さん」(モンゴル、中国、韓国、英語に翻訳)出版。CDアルバム「唄は百薬の長」製作。水俣、阿賀、渡良瀬、草倉の地蔵を建立。新潟水俣病30周年「それぞれの阿賀展」、40周年「阿賀ルネサンス」などを企画、製作。水俣病問題を文化運動として展開、今日に至る。新潟県立「環境と人間のふれあい館」運営委員、新潟水俣病安田患者の会事務局、冥土のみやげ企画、冥土連、阿賀に生きるファン倶楽部事務局。

佐藤 睦 (さとうあつし)

1971年生。千葉県千葉市在住。2016年5月4日「阿賀の岸辺にて追悼集会」に参加したのをきっかけに阿賀へ通うようになる。旗野さんが撮りためていた映像記録を素材に『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』を制作。2022年5月4日、映画『阿賀に生きる』三十周年の追悼集会にて発表。以降、旗野さんとともに自主上映会で全国行脚を続けている。今年5月4日の追悼集会で二作目となる『ところでどしたいっ!』を発表。

入場料 一般1,500円/会員・大専・シニア1,200円/高校生以下800円