台湾巨匠傑作選2023
台湾巨匠傑作選2023
~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~
1/27(土)-2/9(金)
台湾巨匠傑作選2023
~台湾映画新発見!エンターテインメント映画の系譜~
1/27(土)-2/9(金)
劇場初公開『少年』、アジアの巨匠キン・フー監督の劇場未公開2作含む計8本を連続上映!
配給 オリオフィルムズ
配給協力 トラヴィス 宣伝 大福
公式サイト https://taiwan-kyosho2023.com/
入場料 一般1,600円/会員:1,300円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
「台湾巨匠傑作選2023」スケジュール
1/27(土) | 1/28(日) | 1/29(月) | 1/30(火) | 1/31(水) | 2/1(木) | 2/2(金) |
15:55ー17:35 少年 |
15:55ー17:36 風櫃の少年 |
15:35ー17:55 童年往事 時の流れ |
15:35ー17:15 風が踊る |
15:35ー17:10 日常対話 |
15:35ー17:25 大輪廻 |
15:35ー17:36 空山霊雨 |
予定表 横にスクロールできます
2/3(土) | 2/4(日) | 2/5(月) | 2/6(火) | 2/7(水) | 2/8(木) | 2/9(金) |
18:05ー19:15 アーカイブ・タイム |
17:25ー19:15 大輪廻 |
17:25ー19:26 空山霊雨 |
17:25ー19:00 日常対話 |
17:25ー19:15 風櫃の少年 |
17:25ー19:05 風が踊る |
17:25ー19:43 童年往事 時の流れ |
予定表 横にスクロールできます
作品紹介
台湾ニューシネマはここからはじまった─ホウ・シャオシェンと脚本家・朱天文の初タッグ作品
少年 デジタルリマスター版日本劇場初公開
©1983 Central Motion Picture Corporation & Evergreen Film Company / ©2023 Taiwan Film and Audiovisual Institute
1983年/95分/台湾
原題:小畢的故事
監督・撮影:チェン・クンホウ/原作・脚本:チュウ・ティエンウェン/プロデューサー・脚本:ホウ・シャオシェン/脚本:ディン・ヤーミン、シュー・シューチェン/編集:リャオ・チンソン/音楽:ジョナサン・リー
出演:チャン・チュンファン、ツイ・フーシェン、トゥオ・ツォンホア ほか
1960年代台湾・淡水。未婚の母シウインは息子アジャのために年の離れた男性ターシュンと見合い結婚する。ターシュンは実の息子のようにアジャを可愛がるが、やがて弟がふたり生まれ、元々やんちゃだったアジャは中学生になる頃にはすっかり不良少年に。そんなある日、アジャの不注意から弟が事故に遭い…。ひとりの少年の成長譚を隣家の少女の視点で語る、のちにホウ・シャオシャオ監督作品で脚本を務める小説家朱天文(チュウ・ティエンウェン)の短編小説をチェン・クンホウ監督がホウ・シャオシェンらとともに映画化した、台湾ニューシネマの夜明けを代表する珠玉の名作。
*第20回金馬奨最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞受賞
世界が注目するキン・フー(胡金銓)アクション
空山霊雨 デジタル修復版日本劇場初公開
©1979 Lo & Hu Co-Production Ltd. / © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.
1979年/121分/台湾・香港
監督・脚本・編集・美術:キン・フー
撮影:ヘンリー・チェン
武術指導:ウー・ミンツァイ
出演:シュー・フォン、ソン・ユエ、シー・チュン
三宝寺の僧正が後継者選びをするために、大地主のウェン、軍人のワン将軍、そして高僧ウーワイ法師を寺に召集する。寺の将来を案じるふりをしながら、ウェンとワン将軍は、寺の宝・三蔵法師直筆の経典「大乗起信論」奪取を目論んでいた。やがて後継者は意外な人物に決まるが、経典をめぐり争奪戦が繰り広げられる…。『山中傳奇』と同時進行で撮影されたアクション作品。
大輪廻 デジタル修復版日本劇場初公開
© 1983 Taiwan Film Studio/© 2019 Taiwan Film and Audiovisual Institute. All rights reserved.
1983年/105分/台湾
監督:キン・フー(第一世)、リー・シン(第二世)、パイ・ジンルイ(第三世)
脚本:ジャン・ヨンシャン
撮影:リン・ザンティン、ジョウ・イエシン
出演:シー・チュン、ベン・シュエフォン、チャン・ホウレン
明朝、中華民国初期、現代(80 年代)を舞台に、一ヒの魚腸刀という古刀に運命を翻弄されながら輪廻転生を繰り返す 3 人の男女を、ワイヤーアクションの祖キン・フー、「台湾映画の父」リー・シン、イタリア・ネオレアリズモに傾倒しイタリアで映画製作を学んだパイ・ジンルイのプレ台湾ニューシネマを代表する3人の巨匠が描いたオムニバス作品。
第一世:明朝時代。都の権力者の元へ送られる地方知事の美しい娘を道中奪い取った秘密警察の長、それを奪還せんと立ち向かう娘の元婚約者で反乱軍のリーダー。山中で繰り広げられる息詰まる闘い!
第二世:中華民国初期。傾きかけた京劇団の看板娘に一目ぼれした有力者が劇団に援助を申し出る。劇団は持ち直したが、二人の仲が深まるにつれ劇団長との間に軋轢が生じ、ついに悲劇の幕が切っておとされる。
第三世:1980 年代。離島へやってきた女性ダンサーが漁師の若者と恋におちる。しかし、彼は島の伝統的な儀式を担う寺院の兄弟の一人でもあった。島の教えと伝統に従うのか、自由な恋を選ぶのか、その葛藤が最高潮に達したとき……。
*第20回金馬奨最優秀編集賞、美術賞受賞
*1983年アジア太平洋映画祭最優秀男優賞受賞
特別企画―映画「少年」「空山霊雨」と一緒に観て欲しい~映画人たちの仕事
アーカイブ・タイム 日本劇場初公開
©Taiwan Film and Audiovisual Institute
2019年/63分/台湾
原題:数電影的人
監督:ルー・ユエンチー
出演:チョン・グオフア、ワン・ウェイ、チャン・ソンルー
温度 18~22 度、湿度 55%の環境下でおよそ 6、70 年間といわれるフィルムの保存期間。台湾のとある工業地区にはおよそ 17000 もの映像フィルムと 100 万点にもおよぶ映画にまつわる文物が保管され、フィルム映画のデジタル修復という時間との闘いに挑む者たちがいる。彼らの日常を追うドキュメンタリー。国家電影及視聴文化中心製作。
必見の台湾青春ストーリー
風が踊る デジタルリマスター版
©1982 Kam Sai (H.K.) Company © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.
1981年/92分/台湾
原題:風兒踢踏踩
監督:ホウ・シャオシェン
出演:フォン・フェイフェイ、ケニー・ビー、アンソニー・チェン、メイ・ファン
CMの撮影で澎湖島を訪れた女性カメラマン・シンホエは、事故で視力を失った青年チンタイと知り合う。その後ふたりは台北で偶然再会を果たすが…。1980年代初頭の、民主化へと向かいつつある戒厳令下の台湾社会を背景に、伝統的な家族観や結婚観と自由恋愛の間で揺れ動く自立した女性の心理を、澎湖島、台北、鹿谷を舞台にキャッチーな歌謡曲と共に、軽やかに描いたホウ監督初期作品。
風櫃の少年
© Central Motion Picture Corp.
1983年/101分/台湾
監督:ホウ・シャオシェン
原題:風櫃来的人
出演:ニウ・チェンザー、チャン・シー
澎湖島の風櫃に住むアチンと彼の友人たちは悪戯や喧嘩をして日々を過ごしていた。ある日、対立するグループとの争いが警察沙汰となり、家に戻れなくなった彼らは高雄に行くことを決める。世界の映画作家に多大な影響を与えた一作。
*第6回ナント三大陸映画祭グランプリ
*1985年アジア太平洋映画祭最優秀監督賞
童年往事 時の流れ
© Central Motion Picture Corp.
1985年/138分/台湾
監督:ホウ・シャオシェン
出演:ユー・アンシュン、シン・シューフェン
少年の成長の年代記を、彼と家族の日常をめぐるささやかな出来事で綴る。主人公の阿孝は、1947年広東省に生まれ、一歳のときに一家で台湾に移住した。ガキ大将的存在の阿孝だったが病弱な父は、阿孝に小さな影を落としていた…。ホウ・シャオシェン初期の代表作。
*第22回台湾金馬奨 最優秀助演女優賞・最優秀脚本賞
*第36回ベルリン国際映画祭 国際批評家連盟賞
珠玉の台湾ドキュメンタリー
日常対話
© Hui-Chen Huang All Rights Reserved.
2016年/89分/台湾
監督:ホアン・フイチェン
ひとつ屋根の下、他人のように暮らす母と私。ある日私は勇気を振り絞り、カメラを回しながら母と対話することにした。同性愛者である母の思いを記録し、そして私も過去と向き合い、心に秘めた思いを母に伝える…。ホウ・シャオシェン監督製作総指揮による、家族の傷を癒すドキュメンタリー。
*第67回ベルリン国際映画祭パノラマ部門テディ賞(ドキュメンタリー映画部門)受賞
*第90回アカデミー賞®外国語映画賞台湾代表作品