サタンタンゴ
1994年/ハンガリー・ドイツ・スイス/438分/配給:ビターズ・エンド
原題:Satantango
監督・脚本:タル・ベーラ
原作・脚本:クラスナホルカイ・ラースロー
撮影監督:メドヴィジ・ガーボル
音楽:ヴィーグ・ミハーイ
編集・共同監督:フラニツキー・アーグネシュ
出演:ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、デルジ・ヤーノシュ、セーケイ・B・ミクローシュ、ボーク・エリカ、ペーター・ベルリング
2025年ノーベル文学賞 クラスナホルカイ・ラースロー受賞記念
クラスナホルカイ・ラースロー原作 × タル・ベーラ監督作品
クラスナホルカイ・ラースローの処女長編をタル・ベーラ監督が4年の歳月をかけて完成させた伝説の傑作。ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、ルーヴル美術館やニューヨーク近代美術館(MOMA)でも上映された7時間18分の大作。
原作であるクラスナホルカイ・ラースローの同名小説は、2015年に英文学賞ブッカー国際賞を受賞、2025年にはノーベル文学賞に輝いた。授賞理由として、「終末的な恐怖のただ中にあって、芸術の力を再確認させる、説得力と先見性のある作品群」が評価された。
本作は、タンゴのステップ<6歩前に、6歩後へ>に呼応した12章で構成され、前半の6章は複数の視点で一日の出来事が描かれ、後半の6章はイリミアーシュが戻ってきてからを描いている。デビュー以来一貫して人間を、そして世界を凝視し見つめ続けてきたタル・ベーラ。本作でも秩序に縛られ、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、世界に幻滅し、それでも歩き続ける人間の根源的な姿を詩的かつ鮮烈に描いている。
救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。
驚異的な長回しで描かれる、伝説の7時間18分。
経済的に行き詰まり、終末的な様相を纏っている、ハンガリーのある村。降り続く雨と泥に覆われ、村人同士が疑心暗鬼になり、活気のないこの村に死んだはずの男イリミアーシュが帰ってくる。彼の帰還に惑わされる村人たち。イリミアーシュは果たして救世主なのか?それとも?
上映日時
| 11/15(土)オールナイト | 11/23(日)オールナイト |
| 23:00~翌6:55 途中休憩2回あり |
23:00~翌6:55 途中休憩2回あり |
料金
| 一律 |
| ¥3900 |
※割引、無料鑑賞対象外