現在上映作品

6/28(土)~

ウカマウ集団 60年の全軌跡

ボリビア独立200周年/日本との協働50周年記念

ウカマウ集団 60年の全軌跡

未公開作品の新作2本を含む全14作の特集上映

6/28(土)-7/18(金)

ボリビア独立200周年/日本との協働50周年記念

ウカマウ集団 60年の全軌跡

未公開作品の新作2本を含む全14作の特集上映

6/28(土)-7/18(金)

アンデス地域の先住民の視点に立った映画づくりで、世界に衝撃を与えた
ボリビアの映画集団ウカマウの軌跡を全作上映で展観する。

南米ボリビアの映画集団ウカマウ─
世界をひっくり返した新しい映画運動と時を同じく
60年代から先住民の視点に立った映画づくりを続ける
その60年の軌跡の全てを一挙上映!

ウカマウ映画の五原則 〔ホルヘ・サンヒネス監督〕

第一:アンデス世界に固有の円環的な時間概念に基づいた語りの仕組みとしての「長回し」を活用すること
第二:社会的な調和を重んじるアンデス的な概念に照応させて、個人的な主人公ではなく集団的な主人公を重視すること
第三:「クローズアップ」の使用をできる限り避けること
第四:西洋映画に典型的な方法である、観客を脅しつけ驚愕させることで画面に一体化させてしまう「スペクタクル」を排し、内省的なふり返りを促す方法を生み出すこと
第五:他ならぬ歴史的な現実を生き抜いた人びと自身が演技者となるような場で協働すること

南米ボリビアの映画製作集団ウカマウ。世界に新しい映画の波をもたらしたヌーヴェルヴァーグと時を同じく、白人層に力が集中していたボリビアで、住民の半数以上を占める先住民(アイマラ人やケチュア人ら)に無関係な映画を作ることはできないと考えたホルヘ・サンヒネスらを中心に、1962年に活動を開始。今もなお世界に訴えかける映画製作を続けている。その影響力は、中南米、欧米にとどまらずアジアの映画作家に及んでいる。今回の特集では、初上映となる新作2本を含む全14作品を一挙上映。

公式サイト https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau

配給 シネマテーク・インディアス

配給協力 スタンス・カンパニー/ムヴィオラ

宣伝 スリーピン

©Fundación Grupo Ukamau

入場料 一般1,600円/会員・大専・シニア1,300円/高校生以下800円

【前売券】全国共通3回券 3,300円(税込)を当館受付にて発売中!公開後も販売します。

イベント情報
6/29(日)13:35 Bプログラム『30年後 -ふたりのボリビア兵-』上映後、太田昌国さん(おおたまさくに/シネマテーク・インディアス)のトークイベントがございます。

オンラインチケット購入

上映スケジュール

6/28(土) 6/29(日) 6/30(月) 7/1(火) 7/2(水) 7/3(木) 7/4(金)
C革命+Eウカマウ C革命+Eウカマウ11:50ー13:20
C革命+Eウカマウ
D落盤+Fコンドルの血 D落盤+Fコンドルの血11:50ー13:25
D落盤+Fコンドルの血
B30年後11:50ー13:40
B30年後
M最後の庭の息子たち11:50ー13:35
M最後の庭の息子たち
Iここから出ていけ!11:50ー13:40
Iここから出ていけ!
K地下の民11:50ー14:00
K地下の民
L鳥の歌11:50ー13:40
L鳥の歌
A女性ゲリラ13:30ー15:20
A女性ゲリラ
B30年後13:35ー15:20
B30年後
トークイベント
A女性ゲリラ13:50ー15:40
A女性ゲリラ
G人民の勇気13:50ー15:30
G人民の勇気
H第一の敵13:50ー15:35
H第一の敵
N叛乱者たち14:10ー15:40
N叛乱者たち
Jただひとつの拳のごとく13:50ー15:30
Jただひとつの拳のごとく

予定表 横にスクロールできます

7/5(土) 7/6(日) 7/7(月) 7/8(火) 7/9(水) 7/10(木) 7/11(金)




N叛乱者たち10:00ー11:30
N叛乱者たち
Jただひとつの拳のごとく10:00ー11:40
Jただひとつの拳のごとく
M最後の庭の息子たち10:00ー11:40
M最後の庭の息子たち
G人民の勇気11:50ー13:30
G人民の勇気
H第一の敵11:50ー13:35
H第一の敵
A女性ゲリラ11:50ー13:40
A女性ゲリラ
B30年後11:50ー13:40
B30年後
L鳥の歌11:50ー13:40
L鳥の歌
Iここから出ていけ!11:50ー13:40
Iここから出ていけ!
A女性ゲリラ11:50ー13:40
A女性ゲリラ

予定表 横にスクロールできます

7/12(土) 7/13(日) 7/14(月) 7/15(火) 7/16(水) 7/17(木) 7/18(金)
K地下の民10:00ー12:05
K地下の民
L鳥の歌10:00ー11:50
L鳥の歌
H第一の敵10:00ー11:45
H第一の敵
G人民の勇気10:00ー11:40
G人民の勇気
A女性ゲリラ10:00ー11:50
A女性ゲリラ
C革命+Eウカマウ C革命+Eウカマウ10:00ー11:35
C革命+Eウカマウ
D落盤+Fコンドルの血 C革命+Eウカマウ10:00ー11:35
D落盤+Fコンドルの血

予定表 横にスクロールできます

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作品紹介

A 女性ゲリラ、フアナの闘い -ボリビア独立秘史- ★日本初上映

Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy

2016年│カラー│103分
製作:ウカマウ集団│監督:ホルヘ・サンヒネス│音楽:セルヒオ・プルデンシオ
メルセデス・ピティ・カンポス、クリスティアン・メルカード、フェルナンド・アルセ

スペイン植民地支配からの解放闘争を担った実在の女性、フアナ・アスルドゥイ(1780~1862)。映画は、ボリビアが独立を宣言した1825年、チュキサカ(現スクレ)にあるフアナの質素な住まいを、後に、ボリビアの国名の由来となるシモン・ボリーバルと、ボリビアの初代大統領となるアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねるところから始まる。サンヒネス監督は「私の中で常に何かをかき立ててくれた人物。19世紀という時代の植民地主義者や宗教者の偏見と闘い、女性の、人間の、母親の権利獲得のためにゲリラ兵士となった。多くの女性たちに、とりわけ観てほしい」と語っている。

B 30年後 -ふたりのボリビア兵- ★日本初上映

Los Viejos Soldados

2022年│カラー│105分
製作:ウカマウ集団│監督:ホルヘ・サンヒネス│音楽:セルヒオ・プルデンシオ
クリスティアン・メルカード、ロベルト・チョケワンカ

ボリビア現代史の重要な事件・チャコ戦争(隣国パラグアイとの間で1932年から35年にかけて戦われた)で、同じボリビア軍に属していた白人で裕福な家庭出身のギレェルモとアイマラ人で貧農のセバスティアン。ギレェルモが、負傷したセバスティアンを救ったことから、ふたりの間には友情が育まれる。上官の人種差別的振る舞いに反抗し、軍事裁判で死刑判決を受けるギレェルモ。兵営から脱走を図り、セバスティアンも彼に同行するが、やがて二人は真逆の方向の道を辿ってゆく……。白人と先住民のステレオタイプなイメージを打ち壊し、融和の道を探す最新作。

C 革命

Revolución

*‘64年ライプチッヒ映画祭ヨリス・イヴェンス賞 ほか

1962年│白黒│10分

ありのままの画像・音楽・音を用いて、ボリビア民衆の貧窮の実態を示す第1作短編。

D 落盤

Derrumbamiento
¡Aysa!(ケチュア語原題)

1965年│白黒│20分

掘り尽くしたと見做して鉱山企業が見捨てた危険な場所で採石する鉱夫たちを描く。

E ウカマウ

Así es
Ukamau(アイマラ語原題)

*‘66年カンヌ映画祭青年監督賞

1966年│白黒│75分

ティティカカ湖上の太陽の島に住むインディオ農民の妻が、メスティーソの仲買人に暴行され、殺された。長い時間をかけての復讐を誓った青年の前途は? この初の長編映画が大きな評判を得て、タイトルが集団名として採用された。

F コンドルの血

Sangre de Cóndor
Yawar Mallku(ケチュア語原題)

*‘70年仏ジョルジュ・サドゥール賞 ほか

1969年│75分│白黒

アンデスの一寒村に医療チームを名乗ってやってきた北米人たちは、診療所で何をしていたのか? 現実の出来事を題材に、先住民女性に対する強制的な不妊化手術の実態を描く。北米「平和部隊」の国外追放を実現した話題作。

G 人民の勇気

El Coraje del Pueblo

*‘71年ベルリン映画祭 OCIC(国際カトリック教会)賞
*’71ペサロ映画祭最優秀映画賞

1971年│白黒│93分

1967年6月24日、チェ・ゲバラ指揮下のゲリラの連帯を計画していた鉱山労働者の住宅区を政府軍が攻撃、多数が殺された。現場に居合わせた人びとの証言を通して再構成される歴史的事実。「史上もっとも力強い映画」と評価された。

H 第一の敵

El Enemigo Principal
Jatun Auk’a(ケチュア語原題)

*‘75年カルロヴィヴァリ映画祭グランプリ ほか

1974年│白黒│98分

都市からやってきたゲリラと貧農の出会いから、反地主・反帝国主義の共同闘争の過程を描く。1980年日本で最初に紹介されたウカマウ集団の作品で、この映画が高い評価を得て、その後45年続く自主上映・共同製作の基盤をつくった。

I ここから出ていけ!

Fuera de Aquí!
Lloksy Kaymanta(ケチュア語原題)

*‘77年カンヌ映画祭監督週間正式出品 ほか

1977年│白黒│102分

アンデスの先住民村に現れた北米人宣教師の、真の意図は? 村人の間に生じた精神的な亀裂につけ込んで、鉱物資源開発を目指して入り込む多国籍企業。先住民居住区にある資源は誰のものかを問う、先駆的な問題提起の映画。

J ただひとつの拳のごとく

Las Banderas del Amanecer

*‘83年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭ドキュメンタリー部門グランプリ

1983年│カラー│92分

1970年代の10年間を支配した軍事政権は、80年代初頭のどんな民衆運動によって打倒されたのか。今まさに胎動している民衆運動を内部から描いた、ウカマウ集団はじめてのドキュメンタリー作品は、群集シーンの力強さが印象的だ。

K 地下の民

La Nación Clandestina

*‘89年サンセバスチャン映画祭グランプリ
*‘89年ハバナ新ラテンアメリカ映画祭 外国紙グラウベル・ローシャ賞

1989年│カラー│125分

街に暮らしてきた先住民セバスチャンは、かつて追放された村に帰る決意を固めた。現実と虚構、過去と現在を交錯させた大胆な手法で、過去への償いの旅を続ける男を通して、民族的アイデンティティの喪失と再生を描いた力作。

L 鳥の歌

Para Recibir el Canto de los Pájaros

*‘95年ロカルノ映画祭「質と刷新」賞
*‘95年ボリビア映画祭 銀撫子賞

1995年│カラー│100分

16世紀、アンデスを「征服」したスペイン人遠征隊の事業を批判的に捉える映画を作ろうとした映画スタッフが、ロケ地の先住民村で直面した現実とは?「ここから出ていけ」とまで迫られた映画人たちがたどる内省の過程を描く。ジェラルディン・チャプリン主演。

M 最後の庭の息子たち

Los Hijos del Ultimo Jardín

2003年│カラー│97分

民衆が経済危機の中で苦難の生活をおくるなか、政府高官は汚職を繰り返している。それに怒りを燃やし、何かの行動を考える青年。他方、現代風な享楽的な日々をおくる青年たち。確たる展望も持たぬままにもがく青春群像を描く。

N 叛乱者たち

Insurgentes

*‘13国際政治映画祭第一位(ブエノスアイレス) ほか

2012年│カラー│83分

18世紀末、スペインの支配からの解放を目指す先住民族の戦いに始まり、2005年、ついに先住民出身のエボ・モラレス政権が誕生するまでのボリビア史を物語る。さらにグローバリゼーションという大波に抵抗する21世紀の革命の映画を模索した。


6/28(土)~

デリカド

デリカド

©Delikado LLC

2022年/米国、フィリピン、英国、オーストラリア・香港/94分/配給:ユナイテッドピープル
監督:カール・マルクーナス

公式ホームページ

命懸けで森を守る。これはもはや戦争だ。
気候変動の最前線でフィリピン“最後の秘境”を決死で守る環境活動家たちを追うドキュメンタリー

フィリピンの「世界で最も美しい島」パラワン島は“最後の秘境”、“最後の生態系フロンティア”として名高く、手つかずの自然やコバルトブルーに輝く海を求めて世界中から観光客やダイバーが訪れるアジア屈指のリゾートだ。しかし、一見のどかな熱帯の島に見えるパラワン島では、違法伐採や違法漁業が横行している。この雄大な生態系を守るため、地元の環境保護団体を束ねるパラワンNGOネットワーク(PNNI)が立ち上がった。環境警備隊である彼らの闘いは戦争に近い。違法伐採者はライフルで武装しており、命を落とすメンバーが後を絶たないのだ。人類は「6度目の大絶滅」や気候変動の危機に直面しているが、この島は開発によって急速に生物多様性が失われている最前線になっている。

リゾートを訪れる私たちに決して無関係ではない問題

PNNIの代表ボビーは環境弁護士としてタタ、ニエヴェスらのメンバーと共に、パラワン島の生態系を“経済発展”のために破壊しようとする腐敗した政治家や実業家を相手に命がけの闘いを挑む。チェーンソーの音を頼りに森を進み、違法伐採者から押収したチェーンソーは700台に上り、それらは事務所前にクリスマスツリーのように積み上げられている。また、事務所の敷地内は違法に木材を積んでいた船やトラックを展示した博物館でもある。ボビーは、パラワン島を守るためエコツーリズムの推進を掲げる候補者の町長再選に協力するが、2人は時のドゥテルテ大統領に殺害予告を受ける。果たして彼らは“最後の秘境”を守ることができるのだろうか──。


デリカド

©Karl Malakunas

デリカド

©Karl Malakunas

デリカド

©Delikado LLC

上映日時

6/28(土)~7/8(火) 7/9(水)~7/11(金)
10:00-11:40 16:30-18:10

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1900 ¥1300 ¥800
会員 ¥1300 ¥1300 ¥800
オンラインチケット購入

6/28(土)~1週間限定

V. MARIA

V. MARIA

2025年/日本/94分/配給:MMJ
監督:宮崎大祐
脚本:池亀三太
音楽:SUGIZO
出演:菊地姫奈、藤重政孝、真雪、吉田凜音、サヘル・ローズ、西村瑞樹、まいきち、大島璃乃、佐藤流司、藤田朋子

公式ホームページ

イベント情報
6/28(土)上映後、宮崎大祐監督の舞台挨拶がございます。

6/28(土)、29(日)、7/4(金)は上映前に15分の特別映像の上映がございます。

亡き母が過ごした青春は「ヴィジュアルロック」でした。
遺された1本のデモテープから真実が響き出す。

母子家庭で育った主人公(マリア)は母の突然の死後、遺品整理をしている中で母が若い時に収集していたCDと写真、日記、そして自分と同じく「MARIA」と名付けられた再生できないデモテープを見つける。母が生前隠していた秘密とは?デモテープの中身は一体どんな曲なのか?母の秘密を知るためにマリアはライブハウスへと向かう。そこで待っていたのは、ヴィジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽だった。
ヴィジュアル系バンドの聖地“目黒鹿鳴館”での撮影を敢行!V系カルチャーの過去と今を体現。Visual Rockが生み出す初期衝動が未来へ問いかける。

V. MARIA V. MARIA V. MARIA

上映日時

6/28(土) 6/29(日) 6/30(月)~7/3(木) 7/4(金)
20:20-22:00 20:30-22:10 20:20-22:00 20:55-22:35

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1900 ¥1300 ¥800
会員 ¥1300 ¥1300 ¥800
オンラインチケット購入

6/21(土)~

メイデン

メイデンメイン画像

© 2022 FF Films and Medium Density Fibreboard Films.

2022年/カナダ/117分/英語/提供:クレプスキュール フィルム、シネマ サクセション/配給:クレプスキュール フィルム
原題:The MAIDEN
監督・脚本:グラハム・フォイ
撮影:ケリー・ジェフリー
編集:ブレンダン・ミルズ
美術:エリカ・ロブコ
録音:イアン・レイノルズ
プロデューサー:ダイヴァ・ザルニエリウナ、ダン・モントゴメール
出演:ジャクソン・スルイター、マルセル・T・ヒメネス、ヘイリー・ネス、カレブ・ブラウ、シエナ・ イー
日本語字幕:上條葉月

公式ホームページ

入場者プレゼント
初日ご来場のお客様にポストカード(3種の中から1種ランダム)をプレゼント!※数量限定、なくなり次第終了です。

カナダ・カルガリー郊外を舞台に、思春期の少年少女の友情と孤独、喪失の悲しみを紡ぎ上げた、メランコリックで魔法めいた映像世界

カイルとコルトンは、カルガリーの郊外に住む高校生。親友同士のふたりは住宅地をスケートボードで駆け抜けたり、渓谷で水遊びに興じたりと、気の向くままに日々を過ごしている。夏休みが終わりに近づいたある夜、立入禁止区域の鉄道の線路に侵入したカイルに惨たらしい出来事が降りかかる。その頃、同じ高校に通う少女ホイットニーが行方不明になり、奇しくもコルトンが渓谷の岩場で拾ったホイットニーの日記帳には、学校での人間関係に悩む彼女の切実な心情が綴られていた。果たしてホイットニーの身に何が起こり、彼女はどこへ消えたのか。孤立したコルトンは、どうすれば心の空洞を埋めることができるのか。そして、まだ現世をさまよっているかもしれないカイルの魂の行く末とは……。

ある日突然、取り返しのつかない悲劇に見舞われた高校生の若者たち。やるせない喪失感と孤独に苛まれる少年少女3人の物語を、粒子の粗い16ミリフィルムの質感を生かしたみずみずしい映像美で紡ぎ上げ、観る者に超自然的とも言える魔法めいた映画体験をもたらす。グラハム・フォイ監督の長編デビュー作『メイデン』は、彼自身が育ったカナダ西部のアルバータ州カルガリーで撮影を行ったメランコリックな青春映画。いずれもオーディションで見出され、これが映画デビュー作となったジャクソン・スルイター、マルセル・T・ヒメネス、ヘイリー・ネスの演技と存在感も特筆もの。なかでも若き日のリヴァー・フェニックスを想起させるスルイターの鮮烈なカリスマ性には、多くの観客が目を奪われることだろう。本作は、第79回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門で”未来の映画賞”を受賞、第75回カンヌ国際映画祭の批評家週間「Next Step」のプログラムにも招待され、フォイ監督は期待の新鋭として世界に認められた。


メイデンサブ画像 メイデンサブ画像 メイデンサブ画像

上映日時

6/21(土)、6/22(日) 6/23(月)~6/27(金) 6/28(土) 6/29(日) 6/30(月)~7/4(金)
19:05-21:02 18:50-20:50 15:50-17:50 16:00-18:00 15:50-17:50

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1900 ¥1300 ¥800
会員 ¥1300 ¥1300 ¥800
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6/13(金)~

おばあちゃんと僕の約束

おばあちゃんと僕の約束

©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

2024年/タイ/126分/配給:アンプラグド
原題:Lahn Mah
監督・脚本:パット・ブーンニティパット
脚本:トッサポン・ティップティンナコーン
製作:ワンルディー・ポンシティサック、ジラ・マリクン
音楽:ジャイテープ・ラーロンジャイ
撮影:ブンヤヌット・グライトーン
編集:タマラット・スメートスパチョーク
出演:プッティポン・アッサラッタナクン(ビルキン)、ウサー・セームカム、サンヤー・クナーコン、サリンラット・トーマス、ポンサトーン・ジョンウィラート、トンタワン・タンティウェーチャクン

公式ホームページ

入場者プレゼント
おばあちゃんと僕の約束特典ポストカード画像 6月27日(金)からご来場のお客様に特製ポストカードをプレゼントいたします。(先着順/なくなり次第終了)

2024年タイで記録的な大ヒット!
自分よりも家族を思う愛情の深さに、涙があふれて止まらない。

大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが祖父から豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムにはお粥を売って生計を立てている一人暮らしの祖母メンジュがおり、ステージ4のガンに侵されていることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとするのだが、その慎ましく懸命に生きる姿や考えに触れていき……。

2024年4月にタイで公開され、年間最大のオープニング成績を記録した超話題作『おばあちゃんと僕の約束』。涙なしには観られないことから、鑑賞後に号泣する観客の様子を、TikTokをはじめとするソーシャルメディアに上げるブームが勃発。若者を中心に大流行し、社会現象となり、世界中で驚異の約120億円超の記録的な大ヒットに繋がった。
製作は、『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(17)、『女神の継承』(21)でヒット連発、“アジアのA24”と称される新進気鋭の映画スタジオGDH。本作で、タイ史上初となるアカデミー賞®国際長編映画部門ショートリスト入りを果たした。主人公エムを演じるのは、ドラマ「I Told Sunset About You 〜僕の愛を君の心で訳して〜」(20)の出演を機に、タイをはじめアジア全域で大人気スターとして注目を集める俳優・ミュージシャンのビルキンこと、プッティポン・アッサラッタナクン。おばあちゃん役のウサー・セームカムは、78歳にして俳優デビュー。『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』で校長役を務めたサリンラット・トーマスがエムの母親を演じる。祖母、子、孫の三世代が織りなす普遍的な家族の物語でありながら、笑いを交えた新鮮な切り口で描き、バンコクの古く美しい風景の中で繰り広げられるヒューマンドラマ。心の琴線に触れるあたたかく優しい音楽と共に、誰もが家族や故郷を思わずにはいられない名作が誕生した。


おばあちゃんと僕の約束 おばあちゃんと僕の約束ー おばあちゃんと僕の約束

©2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED

上映日時

6/13(金) 6/14(土)~6/20(金) 6/21(土)~6/27(金) 6/28(土) 6/29(日) 6/30(月)~7/3(木)
14:00-16:05 12:30-14:35 10:00-12:05 18:00-20:10 18:10-20:20 18:00-20:10

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1900 ¥1300 ¥800
会員 ¥1300 ¥1300 ¥800
オンラインチケット購入