5/10(土)~
104歳、哲代さんのひとり暮らし

© 『104歳、哲代さんのひとり暮らし』製作委員会
2024年/⽇本/94分/ドキュメンタリー/配給:リガード
ナレーション:リリー・フランキー
監督・編集:⼭本和宏
撮影:的場泰平、筒井俊⾏
⾳響効果:⾦⽥智⼦
整⾳:富永憲⼀
プロデューサー:中村知喜、古⽥直⼦、出雲志帆、髙⼭英幸
統括プロデューサー:岡本幸
制作:RCC
協⼒:RCCフロンティア 公益財団法⼈ ⺠間放送教育協会 中国新聞社
後援:広島県 尾道市 府中市
イベント情報
5/23(金)上映後、⼭本和宏監督の舞台挨拶がございます。
入場者プレゼント
公開初日の5月10日(土)からご来場のお客様に広島の銘菓「桐葉菓(とうようか)」 をプレゼントいたします。(先着順/なくなり次第終了)
⽼いてなお、ごきげん!
哲代さんの⼼も体もさびない⽣き⽅
広島県尾道市。⾃然豊かな⼭あいの町で100歳を超え てひとり暮らしを続けている⽯井哲代さん。⼩学校の 教員として働き、退職後は⺠⽣委員として地域のため に尽くしてきました。⼦どもはおらず、83歳で夫を⾒ 送ってからは、姪や近所の⼈たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。 いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んで語り合う。時には体調を崩して病院に お世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは⾃分を上⼿に 励まし、⾃由な⼼で暮らしをしなやかに変えていきます。 なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。 そんな哲代さんの101歳から104歳までの⽇々をみつめたドキュメンタリーです。
⽼後の不安が希望に変わる!⼈⽣100年時代のお⼿本
2024 年に厚⽣労働省が発表した⽇本⼈の平均寿命は 男性が81.09年、⼥性が87.14年。また、国際的な調 査では2007年に⽣まれた⽇本の⼦どもの寿命は107 歳になるとも推測されています。(※) 世界でもトップレベルの⻑寿国でありながら、「100 歳まで⽣きたい」と考える⼈はわずか2割にとど まり、幸福度も他国に⽐べて低い⽇本で、年齢を重ねること、⽼いていくことの効⽤を哲代さんの 暮らしの中に⾒出したのは、広島でテレビドキュメンタリーを制作してきた⼭本和宏監督。テレビ の企画として2022年から哲代さんのひとり暮らしを⾒守ってきました。ナレーションはリリー・ フランキーが務め、⽇常の⼀瞬⼀瞬の中にある、⽣きているからこその喜びを伝えます。 100 歳まで⽣きることが現実的になりつつある現代において、哲代さんは⼈⽣100年時代のモデル として地元の新聞やテレビで紹介されてきました。⼈⽣の酸いも⽢いも上⼿に味わう哲代さんの前 向きな姿勢とユーモアあふれる⾔葉を紹介した書籍は累計21万部(2024年10⽉時点)を超える ベストセラーとなり、「⽼後の不安が希望に変わる」と⼤きな反響を呼んでいます。
(※)参考資料:厚⽣労働省、100年⽣活者研究所



上映日時
5/10(土)~5/16(金) | 5/17(土) | 5/18(日)~5/23(金) | 5/24(土)~5/30(金) |
10:00-11:40 | 14:40-16:20 | 14:15-15:55 | 10:00-11:35 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
5/10(土)~
IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー

©Jean-Baptiste-Lhomeau
2024年/42分/フランス/配給:ユーロスペース
原題:『C’est Pas Moi』/英語題:『It’s Not Me』
監督:レオス・カラックス
撮影:カロリーヌ・シャンプティエ
出演:ドニ・ラヴァン、カテリーナ・ウスピナ、ナースチャ・ゴルベワ・カラックス
入場者プレゼント
初日ご来場のお客様にアナザービジュアル大判ポストカードをプレゼント!
※数量限定なくなり次第終了です。
100%カラックス映画、心揺さぶる自画像
レオス・カラックス最新作『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。それは「これは私ではない」と題されたセルフポートレート。カラックスが初めて自ら編集しためまいのようなコラージュ。「鏡を使わず、後ろ姿で描かれた」自画像。子供の始めての嘘(フィクション)のような「僕じゃない」という言い訳――。
2024年のカンヌ国際映画祭プレミア部門で初公開され、大きな注目と関心を集めた本作は、ルモンド紙が「五つ星・傑作」としたのを始め、「ゴダールの精神的後継者による心揺さぶるエッセイ」「カラックスのとてつもない宇宙」と高く評価された。アメリカでも秋のニューヨーク映画祭で「多彩なヴィジュアルスタイルのシネエッセイ」「2024年の最も颯爽とした映画」と高評が続き、同映画祭に参加していたイザベル・ユペールも「100%レオス・カラックス映画。この映画にとても心を動かされた」と語っている。
イメージと音の奔流、間断なく入る文字・声・音楽。
次々と引用される映画・写真・動画。
カラックスの記憶と思考の中に呑み込まれる、魔法のような42分。
パリの現代美術館ポンピドゥーセンターはカラックスに白紙委任する形で展覧会を構想していたが、「予算が膨らみすぎ実現不能」になり、ついに開催されることはなかった。その展覧会の代わりとして作られたのが『IT‘S NOT ME イッツ・ノット・ミー』である。
ポンピドゥーセンターからの問いかけは、カラックスの今いる位置を聞いたものだったが、カラックスはそれをもっと根源的に捉え直し、自分がどこから来てどこへ行くのかという答えのない謎に地の底から響くような低い声で口籠もりながら語ってゆく。家族について、映画について、20世紀と独裁者と子供たちについて、死者たちについて、そして「エラン・ヴィタル(生の飛躍、生命の躍動)」(ベルクソンの言葉)について。
ゴダール(1930-2022)の後期のエッセイ・スタイルへのオマージュではあるものの、ゴダールが思索的・分析的なのに対し、カラックスはずっと夢想的・連想的にみえる。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像を夢の断片のようにコラージュしながら自身のポートレイトをプライベートにダイレクトに描く。そこにはストーリーも結論もないが、至る所に見る者の心を揺さぶる声や瞬間がある。難民の子供の遺体に重なるジョナス・メカスの声。留守電に残されたゴダールの伝言。娘のナスチャがピアノで奏でるミシェル・ルグランの「コンチェルト」のテーマ。主観ショットで捉えられた『汚れた血』のジュリエット・ビノシュ。『ポーラX』のギョーム・ドパルデュー(1971-2008)とカテリナ・ゴルベワ(1966-2011)。盟友だった撮影監督ジャン=イヴ・エスコフィエ(1950-2003)への献辞。その後で、不意に訪れる驚嘆すべき素晴らしい終幕――。すべてが親密で私的で詩的なカラックスからのメッセージだ。



© 2024 CG CINÉMA • THÉO FILMS • ARTE FRANCE CINÉMA
上映日時
5/10(土)~5/16(金) | 5/17(土) | 5/18(日)~5/22(木) | 5/23(金) | 5/24(土) | 5/24(日)~5/30(金) |
11:50-12:40 | 16:30-17:15 | 16:05-16:50 | 16:30-17:15 | 18:00-18:45 | 17:35-18:20 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1200 | ¥1200 | ¥800 |
5/10(土)~
オリヴェイラ2025

オリヴェイラ2025
没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集
5/10(土)-5/23(金)
オリヴェイラ2025
没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集
5/10(土)-5/23(金)
ポルトガルが世界に誇る巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ。没後10年となる2025年、その多彩な作品群から珠玉の5作品を一挙上映。唯一無二の生涯を送った伝説的で魔術的な才能を発見/再発見する。
100歳を超えてもなお映画を作り続け、現役最高齢の監督として世界中で話題と尊敬を集めた、マノエル・ド・オリヴェイラ。「私はシネマトグラフの映画監督だ」「映画とは何か?それは幻影だ。」と語り、「シネマトグラフ」を発明したリュミエール兄弟や「映画の魔術師」ジョルジュ・メリエスなど最初期の映画との連なりを強く意識するオリヴェイラは、まさに映画史を体現する唯一無二の存在である。古典映画のような佇まいの中に、映画の未来を感じさせる瞬間の連続——。普遍性と先進性に溢れた5つの作品が、今、スクリーンに映し出される。
マノエル・ド・オリヴェイラ(1908-2015)
1908年12月11日、ポルトガル北部の都市ポルト生まれ。1931年、サイレントの短編ドキュメンタリー映画『ドウロ河』を監督。その後、短編作品を制作。1942年には初の長編映画『アニキ・ボボ』を手がける。アントニオ・サラザール政権による独裁体制下で企画が成り立たず、家業に従事しながら短編を作る。1963年に長編第二作『春の劇』を監督するも、発言が問題視され投獄された。1974年に独裁政権が終わると、80年代以降は旺盛に作品を発表。ヨーロッパで注目を集める。1985年、超大作『繻子の靴』を出品したヴェネチア国際映画祭で特別金獅子生涯功労賞、1991年には『神曲』が同映画祭の審査員特別賞を受賞。『クレーヴの奥方』(99)でカンヌ国際映画祭審査員賞、同映画祭の名誉パルム・ドールを2008年に受賞している。2015年4月2日、106歳で死去。
公式サイト https://oliveira2025.jp/index.html
提供 キングレコード
配給 プンクテ
協力 ポルトガル大使館 カモンイス言語国際協力機構
入場料
『アブラハム渓谷 完全版』一律2,300円 ※サービスデー、その他各種割引は適用外
「他4作品」一般1,800円/会員1,500円/大専・シニア1,200円/高校生以下800円
イベント情報
5/10(土)『夜顔』上映後、坂本安美さん(アンスティチュ・フランセ 映画プログラム主任)のトークイベントがございます。
入場者プレゼント
『アブラハム渓谷 完全版』をご鑑賞のお客様に、各作品ビジュアルをデザインした特製ポストカードセット(5枚組)をプレゼント!
※数量限定、なくなり次第終了です。
上映スケジュール
5/10(土) | 5/11(日) | 5/12(月) | 5/13(火) | 5/14(水) | 5/15(木) | 5/16(金) |
![]() 訪問、あるいは記憶、そして告白 |
![]() アブラハム渓谷 完全版 |
![]() カニバイシュ |
![]() 絶望の日 |
![]() アブラハム渓谷 完全版 |
![]() カニバイシュ |
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![]() 夜顔 トーク 上映後 坂本安美さん(アンスティチュ・フランセ 映画プログラム主任) |
![]() 訪問、あるいは記憶、そして告白 |
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予定表 横にスクロールできます
5/17(土) | 5/18(日) | 5/19(月) | 5/20(火) | 5/21(水) | 5/22(木) | 5/23(金) |
![]() アブラハム渓谷 完全版 |
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予定表 横にスクロールできます
作品紹介
訪問、あるいは記憶、そして告白国内劇場初公開

© Cineastas Associados, Instituto Portuges de Cinema
1982年/ポルトガル/ポルトガル語/スタンダード/68分/原題:Visita ou Memórias e Confissões
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影監督:エルソ・ロケ
声:テレーザ・マドルーガ、ディオゴ・ドリア
台詞:アグスティーナ・ベッサ=ルイス
出演:マノエル・ド・オリヴェイラ、マリア・イザベル・ド・オリヴェイラ、ウルバノ・タヴァレス・ロドリゲス
1942年に建てられて以来、およそ40年間オリヴェイラが暮らしたポルトの家を舞台に、家族、そして自らの人生を辿るドキュメンタリー作品。『アブラハム渓谷』の原作者でもあるポルトガル文学の巨匠アグスティーナ・ベッサ=ルイスがテキストを手がけている。自身の死後に発表するように言付けられ、2015年にポルト、リスボン、カンヌ国際映画祭、山形国際ドキュメンタリー映画祭で上映された。
カニバイシュ

© Filmargem, La Sept, Gemini Films
1988年/フランス、西ドイツ、イタリア、スイス/ポルトガル語/スタンダード/99分/原題:Os Canibais
監督・脚色・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ
原作:アルヴァロ・カルバリャル
撮影:マリオ・バローゾ
音楽・オペラ台本:ジョアン・パエス
製作:パウロ・ブランコ
出演:ルイス・ミゲル・シントラ、レオノール・シルヴェイラ、ディオゴ・ドリア
マルガリーダとアヴェレダ子爵の婚礼の夜。子爵は自らが人間でないことを告白する。それを聞いたマルガリーダは錯乱。厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会は、驚愕の事態へと展開する。人間、動物、機械などあらゆる境界を超越し、奇想天外なユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画の怪作。
絶望の日国内劇場初公開

© Madragoa Films, Gemini Films
1992年/ポルトガル、フランス/ポルトガル語/ヨーロッパ・ビスタ/77分/原題:O Dia do Desespero
監督・脚本・台詞:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:マリオ・バローゾ
製作:パウロ・ブランコ
出演:テレーザ・マドルーガ、マリオ・バローゾ、ルイス・ミゲル・シントラ
19世紀ポルトガル文学を代表する小説家カミーロ・カステロ・ブランコ。葛藤と苦悩の末、拳銃自殺を遂げるに至ったその最期の日々を、手紙や新聞記事、調書などに取材し、その生家を舞台に描く。音楽にワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」と「パルジファル」を使用。オリヴェイラ作品の中で最も厳格とも評される作品。
アブラハム渓谷 完全版国内劇場初公開

© Madragoa Filmes, Gemini Films, Light Night
1993年/フランス、ポルトガル、スイス/ポルトガル語/ヨーロッパ・ビスタ/203分/原題:Vale Abraão
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
原作:アグスティーナ・ベッサ=ルイス
撮影:マリオ・バローゾ
製作:パウロ・ブランコ
出演:レオノール・シルヴェイラ、セシル・サンス・ド・アルバ、ルイス・ミゲル・シントラ
フローベール「ボヴァリー夫人」をアグスティーナ・ベッサ=ルイスが翻案し、原作を執筆。言葉、映像、そして音楽それぞれが自律しながら精妙かつ鮮烈に調和する「文芸映画」の最高峰。男性的な世界/権力に詩的な想像力で抵抗する、主人公エマの苦悩。ディレクターズ・カット版とも言える、本来の姿でスクリーンに蘇るオリヴェイラ映画の記念碑的作品。
夜顔

© Filbox Produções, Les Films d’ici
2006年/ポルトガル、フランス/フランス語/ヨーロッパ・ビスタ/69分/原題:Belle Toujours
監督・脚本:マノエル・ド・オリヴェイラ
撮影:サビーヌ・ランスラン
製作:ミゲル・カディリェ
出演:ビュル・オジエ、ミシェル・ピコリ、リカルド・トレパ、レオノール・バルダック
ルイス・ブニュエル監督作『昼顔』(1967)の登場人物たちの38年後を描く。パリで偶然再会したアンリとセヴリーヌ。アンリは真実を打ち明けるという口実でセヴリーヌを食事に誘う…。過去をめぐり立ち上がる、欲望に満ちた謎。ミシェル・ピコリが再び「アンリ」役で登場。カトリーヌ・ドヌーヴが演じた「セヴリーヌ」にはビュル・オジエが扮する。
5/10(土)~
ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン―ジャズが生まれる瞬間―

Ⓒ2024 ANTIPODE FILMS. YABAYAY MEDIA
2022年/デンマーク/92分/配給・宣伝:株式会社ディスクユニオン
原題:Music for Black Pigeons
字幕:バルーチャ・ハシム
監督:ヨルゲン・レス、アンドレアス・コーフォード
出演:ヤコブ・ブロ、リー・コニッツ、ポール・モチアン、ビル・フリゼール、高田みどり、マーク・ターナー、ジョー・ロヴァーノ、ジョーイ・バロン、トーマス・モーガン、マンフレート・アイヒャー、他
現代ジャズのトップで活躍する世界的に有名なジャズ・プレーヤーたちは、何を考え、何を感じているのか。
彼らの貴重なレコーディング風景や日常を、実に14年もの歳月をかけて追い続け、ジャズの生まれる瞬間をとらえた音楽ドキュメンタリー。
北米、ヨーロッパ、日本を通して、撮影クルーはデンマークの作曲家ヤコブ・ブロを過去14年間追い続け、世代や国境を超えた彼らの音楽的交流を目撃してきた。
“ただひたすらテープを回す”という伝統的なジャズの手法で撮影された今作では、現代ジャズを代表する音楽家たちの親密で即興的な瞬間を捉えており、彼らの個性的で豊かなスタイルはもちろん、セッションの中で生まれる独特のエネルギーや仲間意識にも焦点を当てている。
予測不可能なライブ・ジャムの合間には、参加者たち自身が演奏することの感覚や音楽の意味について語ったポートレートが挟まれ、ジャズ・ミュージシャンとして生きる彼らの人生とそのプロセスに迫っている。
リー・コニッツやポール・モチアンなど、撮影中に惜しくもこの世を去ったミュージシャンたちの最後の演奏を記録しており、先駆的なミュージシャンであった彼らへの心からの敬意を表した作品となった。彼らの多彩で親密なプロセスは、後世へと受け継がれるレガシーとなっていく。
*ゴールデン・ミューズ・シネマ & アーツ賞受賞



上映日時
5/10(土)~5/16(金) | 5/17(土) | 5/18(日)~5/22(木) | 5/23(金) |
20:00-21:40 | 17:25-19:00 | 17:00-18:35 | 17:25-19:00 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |
4/26(土)~
ドマーニ! 愛のことづて

©2023 WILDSIDE S.r.l – VISION DISTRIBUTION S.p.A
2023年/118分/イタリア/配給:スモモ
原題:C’è ancora domani
監督:パオラ・コルテッレージ
脚本:フリオ・アンドレオッティ、ジュリア・カレンダ、パオラ・コルテッレージ
出演:パオラ・コルテッレージ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ジョルジョ・コランジェリ、ヴィニーチオ・マルキオーニ
日本語字幕:岡本太郎
後援:イタリア大使館
特別協力:イタリア文化会館
あなたの人生は明日からはじまる――
一通の謎めいた手紙がもたらす新たな決意の物語――
1946年5月、戦後まもないローマ。デリアは家族と一緒に半地下の家で暮らしている。夫イヴァーノはことあるごとにデリアに手を上げ、意地悪な義父オットリーノは寝たきりで介護しなければならない。夫の暴力に悩みながらも家事をこなし、いくつもの仕事を掛け持ちして家計を助けている。多忙で過酷な生活ではあるが、市場で青果店を営む友人のマリーザや、デリアに好意を寄せる自動車工のニーノと過ごす時間が唯一の心休まるとき。母の生き方に不満を感じている長女マルチェッラは裕福な家の息子ジュリオからプロポーズされ、彼の家族を貧しい我が家に招いて昼食会を開くことになる。そんなデリアのもとに1通の謎めいた手紙が届き、彼女は「まだ明日がある」と新たな旅立ちを決意する―。
本国イタリアで600万人動員の大ヒット!
イタリアの国民的コメディエンヌ“パオラ・コルテッレージ”の
映画監督デビュー作にして歴史に刻まれる傑作の誕生!
本国イタリアで600万人を動員し、世界的に大ヒットを果たしたハリウッド映画『バービー』『オッペンハイマー』を押しのけて、2023年のイタリア国内興行収入ランキングNo.1の大ヒットを記録。イタリア歴代興行収入ランキングでも、あの『ライフ・イズ・ビューティフル』を抜いて第5位となった。さらに、イタリア版アカデミー賞と言われる第69回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では最多19部門にノミネートされ、主演女優賞、助演女優賞、新人監督賞、脚本賞の主要4部門で最優秀賞に輝いた。
メガホンを取ったのは、『ジョルダーニ家の人々』(10)や『これが私の人生設計』(14)などシリアスドラマから大衆的なコメディまで幅広いジャンルの映画に出演するなどイタリアの国民的コメディエンヌ兼女優として活躍するパオラ・コルテッレージ。本作で遂に映画監督デビューを果たした。
パオラ・コルテッレージ監督が描いたのは、戦後で荒廃したローマで逞しく生きる市民たちと権利を渇望する女性たちの姿。愛する娘の将来と夫の暴力に悩む主婦・デリアをパオラ・コルテッレージが自ら演じ、自らの権利と次世代への想いを“とある手紙”に託す。パオラ・コルテッレージ監督は現代にも通じるテーマを巧みなストーリー展開とユーモラスな演出で見事に描き切った。



上映日時
4/26(土)~5/2(金) | 5/3(土)~5/9(金) | 5/10(土)~5/16(金) |
11:15-13:15 | 10:00-12:00 | 17:50-19:50 |
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |