ゲームの規則 4Kデジタルリマスター版
Copyright 1939, Les Grands Films Classiques
1939年/フランス/106分/モノクロ
監督・脚本:ジャン・ルノワール
脚本協力:カルル・コッホ、カミーユ・フランソワ
助監督:アンドレ・ズヴォパダ、アンリ・カルティエ=ブレッソン
撮影:ジャン・パシュレ
美術:ユージェーヌ・ルリエ
音楽:ロジェ・デゾルミエール
衣裳:ココ・シャネル
編集:マルグリット・ルノワール
製作:クロード・ルノワール
キャスト:マルセル・ダリオ、ノラ・グレゴール、ローラン・トゥータン、ジャン・ルノワール、ミラ・バレリー、オデット・タラザック、ポーレット・デュボスト、ガストン・モド、ジュリアン・カレット
提供:マーメイドフィルム
配給:コピアポア・フィルム
世界中の映画ファンが選ぶオールタイムベストの名作が美しい映像でスクリーンに!ジャン・ルノワール監督作品
イギリスの「サイト&サウンド」誌で第2位(1972年、1982年、1992年)、フランスの「フィガロ」誌で第2位(2008年)、「カイエ・デュ・シネマ」誌で第3位(2008年)など、オールタイム・ベストテンを選出すると必ず最上位にランクインし、フランソワ・トリュフォーが「これぞ映画狂のバイブル。何度見ても新鮮で至福の時を与えてくれる傑作」と絶賛する映画、『ゲームの規則』。フランスの巨匠ジャン・ルノワールの代表作にして世紀の問題作でありながら、そんな大仰な惹句をあざ笑うようなおおらかさ、身軽さ、陽気さをまとって、製作から90年近く経っても世界中の映画ファンに愛される傑作中の傑作がよみがえる。アルフレッド・ド・ミュッセの戯曲「マリアンヌの気まぐれ」から着想を得て、ある侯爵の別荘に集う人々の一夜の出来事を中心に繰り広げられる大騒動。公開当初は興業的に惨敗の上、風俗を乱すとの理由で上映禁止、その上空襲でネガが消失し<呪われた映画>として語られていた。しかし戦後、1959年になって奇跡的に復元、1982年に日本でもやっと公開された。そこからさらに40年以上が過ぎた今、暗部のディティールや登場人物たちの繊細な表情の変化までが鮮やかに浮かび上がる4Kデジタルリマスター版でスクリーンに帰還する。
今回、フランスの4K版ビジュアルのデザインを踏襲したメインビジュアルと予告編も解禁。ココ・シャネルの衣装に身を包んだブルジョワたちが館の中で、外にと動き回りながら男女の友情や不倫について語り合い、恋の駆け引きを繰り広げる。予告編には劇中もっとも刺激的な一幕である狩りのシーンや「死の舞踏」に合わせて骸骨たちが踊るシーンなどがおさめられており、ひとたび足を踏み入れれば瞬く間に引き込まれてしまいそうな、めまぐるしく狂騒的な本作のエネルギーにいち早く触れることができる。今冬、美しく生まれ変わった映画史に残る<新作>ともいえる本作と出会えるのは、2024年最大の事件と言えるだろう。
ストーリー
ラ・シュネイ侯爵の領地コリニエールで狩猟の集いが開催されることになった。侯爵と夫人のクリスティーヌが迎えるのは、大西洋を23時間で横断するという偉業を成し遂げたばかりの飛行士アンドレ、その友人にしてクリスティーヌのよき相談相手オクターヴ、侯爵の愛人ジュヌヴィエーヴをはじめ一癖も二癖もある者ばかり。アンドレとクリスティーヌが恋仲なのは社交界では周知の事実。ただでさえ波乱が予想されるものの、侯爵は来る者は拒まずの広い心の持ち主。狩猟から仮装パーティへと続く中、小間使い、彼女の夫の密猟監視員、さらには小間使いにちょっかいを出す密猟人まで加わって、それぞれの思惑はこんがらがり、とんでもない事態へと発展していく。
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |