ペルー映画祭2023 vol.2
ペルー映画祭2023 vol.2
Festival de Cine Peruano 2023
11/25(土)―12/8(金)
天空都市マチュピチュ、謎多しナスカの地上絵、美食……だけじゃない!
神秘と多様性に満ちた南米ペルーから届いた珠玉の14作品!
ペルー映画祭2023 vol.2
Festival de Cine Peruano 2023
11/25(土)―12/8(金)
日本ペルー外交関係樹立150周年という記念すべき年に、2回目のペルー映画祭を開催することができ嬉しく思います。日本初公開の作品をはじめとした多種多様な14作品を一挙上映いたします。映画を通して、さらにもう一歩、ペルーの奥地へと進み、それぞれの視点でペルーをみつめていただけましたら幸いです。まだ見ぬ世界にきっと出会えることでしょう。是非、ペルー映画祭をお楽しみください。
公式ホームページ: https://www.buenawayka.info/festival2
入場料 当日:一般1,600円/会員1,300円/大専・シニア1,200円/高校生以下800 円
イベント情報 各回上映後
★11/25(土)12:25『再会の肖像』【トークイベント】後藤雄介さん(早稲田大学教員)
★11/26(日)12:25『情熱の大河に消える』【トークイベント】柳原孝敦さん(翻訳家)
★11/28(火)12:25『ファルファン 路地裏からの栄光』【トークイベント】福島成人さん(ヨコハマフットボール映画祭実行委員長)
★12/1(金)14:50『バモス・アヤクーチョ』【舞台挨拶】山本学監督
★12/2(土)10:00『アフロ・ぺルビアン・ビート/アヤクーチョの唄と秩父の山』【ミニライブ】ペルー民族音楽「ILLAY(イジャイ)」
★12/3(日)10:00『アルパカと生きる喜び』【トークイベント】マリオ・ホセ・アタパウカル・オバンドさん(アンデス・ケチュア語文化研究者)
✪11/25(土)・26(日)【ロービーに出店】ペルーコーヒーのお店「Cozy Style Coffee」
https://cozystylecoffee.com/
来場者プレゼント
★初日ご来場のお客様に、明治 ザ・チョコレートをプレゼント!(数量限定、なくなり次第終了)提供:株式会社明治
上映スケジュール
11/25(土) | 11/26(日) | 11/27(月) | 11/28(火) | 11/29(水) | 11/30(木) | 12/1(金) |
12:25-13:48 再会の肖像 トークイベント 後藤雄介さん(早稲田大学教員) |
12:25-14:05 情熱の大河に消える トークイベント 柳原孝敦さん(翻訳家) |
12:25ー13:55 再会の肖像 |
12:25-14:01 ファルファン 路地裏からの栄光 トークイベント 福島成人さん(ヨコハマフットボール映画祭実行委員長) |
12:25-14:05 ある詩人への旅路 |
12:25-14:10 レタブロ |
12:25-14:40 KAMIKAZETAXI |
14:20-16:02 レタブロ |
14:40-16:00 クイーンに沸いた夜 |
14:05-15:55 母なる勇気 |
14:35-16:02 サミチャイ、牛飼いの祈り |
14:15-16:00 情熱の大河に消える |
14:20-16:00 ファルファン 路地裏からの栄光 |
14:50-16:15 バモス・アヤクーチョ 舞台挨拶 山本学監督 |
予定表 横にスクロールできます
12/2(土) | 12/3(日) | 12/4(月) | 12/5(火) | 12/6(水) | 12/7(木) | 12/8(金) |
10:00ー11:18 アフロ・ぺルビアン・ビート/アヤクーチョの唄と秩父の山 ミニライブ ペルー民族音楽「ILLAY(イジャイ)」 |
10:00-11:20 アルパカと生きる喜び トークイベント マリオ・ホセ・アタパウカル・オバンドさん(アンデス・ケチュア語文化研究者) |
10:00-11:45 情熱の大河に消える |
10:00-11:50 母なる勇気 |
10:00-11:40 旅するエリスバン |
10:00-11:30 再会の肖像 |
10:00-11:25 クイーンに沸いた夜 |
12:05-13:40 旅するエリスバン |
12:10-13:40 サミチャイ、牛飼いの祈り |
11:55-13:40 ファルファン 路地裏からの栄光 |
12:05-13:30 アルパカと生きる喜び |
11:50-13:35 ファルファン 路地裏からの栄光 |
11:45-13:30 情熱の大河に消える |
11:45-13:35 レタブロ |
予定表 横にスクロールできます
上映作品紹介
ハビエル・エロー没後60年特別上映
情熱の大河に消える La Pasión De Javier
©COPYRIGHT,”LA PASIÓN DE JAVIER” IMAGIA FILMS DERECHOS RESERVADOS 2019
監督:エドゥアルド・ギジョッド
出演:ステファノ・トッソ、バニア・アシネ
2019年|ペルー|100分|スペイン語
情熱的で型にはまらない文学生ハビエル・エロー。父親には、詩人となることに反対されていた。やがて、世界青年フォーラムに招待され訪れたパリでマリオ・バルガス・リョサと出会い、キューバ革命について意見を交換する。ラテンアメリカの不平等を克服するには革命しかないと確信した彼は、ゲリラ・グループに参加することを決意するが・・・。
・17 Festival Images Hispano – Américaines観客賞(フランス)
・Festival Cinema Hispanique観客賞(フランス)
ある詩人への旅路 El Viaje De Javier Heraud
Quechua Films Perú S.R.L./Nakuy S.A.C. ©2019
監督:ハビエル・コルクエラ(『わたしはここにいる』)
音楽:パウチ・ササキ(『名もなき歌』)
2019年|ペルー・スペイン|96分|スペイン語|ドキュメンタリー
ペルーの最も重要な詩人でありゲリラ戦士のハビエル・エローは、1963年に21歳の若さで殺害された。詩人ハビエル・エローの大姪であるアリアルカは、ある日彼のトランクを発見する。そこには、彼女が知らなかった歴史が閉まってあった。ハビエルを知る人々と手紙や詩を通じて、ハビエル・エローの人生追うドキュメンタリー。
・バリャドリッド国際映画祭正式出品
・リマ映画祭オープニング作品
日本ペルー外交関係樹立150周年企画
Vamos Ayacucho バモス・アヤクーチョ ©manabuyamamot
監督:山本学 2021年、舞踏家・三浦一壮はペルーの演劇祭に招聘された。アヤクーチョから首都リマ郊外のカラポンゴを巡り、ペルーの演劇人たちとワークショップなどを行いながら親交を深めていく演劇ロードムービー。演劇祭出演のアーティストのパフォーマンスも見応えがある。 アヤクーチョの唄と秩父の山 ©Takashi Homma ※『アフロ・ぺルビアン・ビート』と併映
監督:ホンマタカシ アンデス地方アヤクーチョ出身の音楽家イルマ・オスノは、秩父に暮らしている。ペルーと秩父というまったく無縁であるはずの二つの土地を結ぶ一人の女性の屈託の無い生き様を鮮やかに映し出し、音楽とともに強く生きるアヤクーチョの人々の姿をありありと描く KAMIKAZE TAXI インターナショナルバージョン ©1994 PONY CANYON INC.
監督:原田眞人 恋人を所属する組織に殺され組織を裏切ったチンピラの達男は、偶然出会ったペルー育ちの日系人タクシードライバーと逃亡を共にする。やがて二人の間には友情が育まれていく。二人の交流を描いたロードムービー。瀬木貴将によるケーナの音色が美しく響く。 ・1995年キネマ旬報ベスト・テン8位 ・第15回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞 片岡礼子 その他の上映
レタブロ Retablo © 2017 SIRI /DHF/COTD
監督:アルバロ・デルガド・アパリシオ ペルーの伝統的な民芸品であるレタブロ作りに励む青年は、父親が抱える悲痛な秘密を偶然知り、深い信仰心と伝統を守ろうとする生々しい現実と、想像以上に深い父親とのつながりに直面することになる。LGBT+作品としても注目された。 ・ベルリン国際映画祭ジェネレーション14プラス部門国際審査員特別賞&テディ新人賞 ・アカデミー賞2019国際映画賞ペルー代表 ・Inside Out Toronto LGBT Film Festival | Best First Feature award クイーンに沸いた夜 Invasión Drag
出演:三浦一壮
2022年|ペルー・日本|84分|日本語、英語、スペイン語|ドキュメンタリー
出演:イルマ・オスノ、笹久保伸
2019年|日本|60分|日本語、スペイン語、ケチュア語|ドキュメンタリー
出演:役所広司、高橋和也、片岡礼子
1995年|日本|135分
出演:ジュニオール・ベハー・ロカ、アミエル・カジョ(『サミチャイ、牛飼いの祈り』)、マガリ・ソリエル(『悲しみのミルク』、『わたしはここにいる』)
2017年|ペルー|102分|ケチュア語、スペイン語|スペイン語字幕付
©ARDE LIMA de Invasión Drag.
監督:アルベルト・カストロ・アンテサナ
出演 タニー・デ・ラ・リーヴァ、ジョージ・ハート
2020年|ペルー|78分|スペイン語、英語|ドキュメンタリー
アメリカの人気リアリティ番組『ル・ポールのドラッグ・レース』でお馴染みのドラッグ・クイーンたちが、2017年リマで公演を行った。そのパフォーマンスやメッセージは、保守的なペルーにどのように受け入れられるのか?ペルーの閉ざされたLGBTQ+コミュニティを大きく開花させ、新たな輝きへ第一歩を踏み出す様子が描かれる。
・Inside Out Toronto LGBTQ Film Festival正式出品
旅するエリスバン Manco Cápac
©︎Henry Armando Vallejo Torres
監督:ヘンリー・バジェホ・トルレス
出演: ヘスス・ルケ、ギャビー・ワイワ
2021年|ペルー|92分|スペイン語、ケチュア語
田舎の少年エリスバンは仕事を求めてプノにある友人宅を訪ねるが、図らずも路上生活を始めることになる。自身の孤独を浮き彫りにするようなその街で、住む場所も金銭もなく、雑多な仕事をして糊口を凌ぐ日々。だが、その経験の積み重ねが、やがて彼の未来に希望をもたらす。
・アカデミー賞2021国際映画賞ペルー代表
母なる勇気 Coraje
©AGUA DULCE FILMS – FERNANDO COLOMO PC 1998
監督:アルベルト・ドゥラント
1998年|ペルー|107分|スペイン語
1987年にアストゥリアス皇太子賞平和部門を受賞したリマ市ビジャ・エル・サルバドール地区の黒人女性リーダーマリア・エレナ・モヤの殺害された最後の年を描く。
ファルファン 路地裏からの栄光 La Foquita: El 10 de la calle
©️2020 Lfante Films. Todos los derechos reservados.
監督:マルティン・カサピア・カサノバ
出演: ジャン・フランコ・サンチェス、フアン・カルロス・レイ・デ・カストロ、エミラム・コシオ(『ロムロとフリタ 秘密の恋のカーレース』)
2020年|ペルー|100分|スペイン語
ペルーを36年ぶりのワールドカップ出場に導き、歴史に名を刻んだペルー代表ストライカー、ジェフェルソン・ファルファンの半生を描いた伝記映画。最貧困地区で生まれた彼は、サッカーと出会い逆境を乗り越えながら、“ストリート育ちの10番 “となっていく。また、撮影は故郷のビジャ・エル・サルバドール地区にて行われた。
アルパカと生きる喜び Pakucha
© 2021 American Condors.
監督:ティト・カタコラ
撮影:オスカル・カタコラ(『アンデス、ふたりぼっち』)
2021年|ペルー|80分|アイマラ語|ドキュメンタリー|スペイン語字幕付
ペルー南部、アンデスのアイマラ族コミュニティでは、アルパカ農家に古くから伝わる祭りがある。アルパカの繁殖と多様性の維持を“Pakucha(アルパカの精霊)”に祈願する儀式が行われている。儀式を通じ、アンデス文化の深みへ没頭し、新しい生命の起源となる神秘に満ちた世界へと導かれる。
・リマ映画祭ペルー文化省審査員特別賞
アフロ・ぺルビアン・ビート Afro-Peruvian Beats
©2017 Guarango Filmes
※『アヤクーチョの唄と秩父の山』と併映
監督:エルネスト・カベジョス(『クッキング・アップ・ドリームス』)
2017年|ペルー|19分|スペイン語|ドキュメンタリー
アフロぺルー文化の中心地チンチャに集うミュージシャンたち。聴衆をペルーのアフリカ文化遺産のリズム、メロディー、ダンス、楽器に浸らせ、この豊かな遺産を再解釈し、世界と共有する。
サミチャイ、牛飼いの祈り Samichay ,en busca de la felicidad
©Derechos Reservados/Copyrighe QUINTA IMAGEN / QUECHUA FILMS 2020
監督:マウリオ・フランコ・トッソ
出演:アミエル・カジョ(『レタブロ』)
2020年|ペルー|86分|ケチュア語・スペイン語|モノクロ|スペイン語字幕付
海抜5000メートルを超えるペルー・アンデスの高地。農夫のセレスティノが牛のサミチャイとともに、アンデスの孤独と高度から癒しの旅を始める。モノクロの映像が静寂さを際立たせている。
再会の肖像 Volver a Ver
©NÓMADE FILMS. DERECHOS RESERVADOS.
監督:ジュディス・ベレス・アガイン
2018年|ペルー|83分|ドキュメンタリー
3人の写真家が、30年前に撮影した6枚の写真を持ってアヤクーチョの高地に戻ってきた。彼らは、写真に写る人々の捜索を始めた。写真による記録と人々の証言は、センデロ・ルミノソに対しての抵抗の記憶と勇敢な物語を甦らせる。写真に写る眼光は、強烈な程に胸に突き刺さる。
・ゴヤ賞イベロアメリカ映画賞正式出品