「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち
Ⓒ2022 PAO NETWORK INC.
2022年/日本/124分/配給:きろくびと
監督:寺田和弘
プロデューサー:松本裕子
撮影:藤田和也、山口正芳
音効:宮本陽一
編集:加藤裕也
MA:髙梨智史
協力:大川小学校児童津波被災遺族原告団、吉岡和弘、齋藤雅弘
主題歌:「駆けて来てよ」(歌:廣瀬奏)
バリアフリー版制作:NPOメディア・アクセス・サポートセンター
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
製作:(株)パオネットワーク
宣伝美術:追川恵子
2022年文部科学省選定作品
東京都推奨映画
〈HELLO!MOVIE〉詳細
イベント情報
3/9(日)上映後、寺田和弘監督、齋藤雅弘弁護士(本作出演)の舞台挨拶がございます。
「なぜわが子が学校で最期を迎えたのか」
10年間にわたり、その答えを探して撮影し続けてきた親たちの記録
2011年3月11日に起こった東日本大震災で、宮城県石巻市の大川小学校は津波にのまれる形で全校児童の7割に相当する74人の児童(うち4人は未だ行方不明)と10人の教職員が亡くなった。地震発生から津波到達までには約51分、ラジオや行政の防災無線で情報は学校側にも伝わりスクールバスも待機していたにも関わらず、学校で唯一多数の犠牲者を出した。この惨事を引き起こした事実・理由を知りたいという親たちの切なる願いに対し、行政の対応には誠意が感じられず、その説明に嘘や隠ぺいがあると感じた一部の親たちは真実を求め、市と県に対して提訴に至る。彼らはその間、そして裁判が始まってからも記録を撮り続け、のべ10年にわたる映像が貴重な記録として残ることになっていく―
弁護団はたった2人の弁護士
親たちが“わが子の代理人”となり
裁判史上、画期的な判決に
この裁判の代理人を務めたのは吉岡和弘、齋藤雅弘の両弁護士。
わずか2人の弁護団で、「金がほしいのか」といわれのない誹謗中傷も浴びせられる中、原告となった親たちは事実上の代理人弁護士となって証拠集めに奔走する。彼らにとって裁判で最も辛かったのはわが子の命に値段をつけなければならないことだった。それを乗り越え5年にわたる裁判で「画期的」といわれた判決を導く。親たちが撮り続けた膨大な闘いの記録を寺田和弘監督が丁寧に構成・編集し、追加撮影もあわせて、後世に残すべき作品として作り上げた。
Ⓒ飯 考行
料金
一般 | 大学・専門・シニア | 高校生以下 | |
通常 | ¥1800 | ¥1200 | ¥800 |
会員 | ¥1500 | ¥1200 | ¥800 |