稽古場 Rehearsal Hall

©2021フェイスエンタテインメント「稽古場」パートナーズ

2021年/日本/HD/66分(3作品合計)/企画・製作・配給:FAITHentertainment
プロデューサー:窪田将治
撮影・照明:西村博光
録音:大塚学
編集:窪田将治、澤井祐美
音楽:與語一平
助監督:高原一

連続トークイベント開催 登壇者続々決定!(敬称略)
◉12/4(土)【初日トークイベント】中村義洋監督、足立紳監督、窪田将治監督、松木大輔、望月めいり、廣田琴美、金城大和、横江泰宣、仁科かりん、中野歩、田中偉登、遠山泰市、財田ありさ、白戸達也、安倍乙
◉12/5(日)【監督3人でのトークイベント】中村義洋監督、足立紳監督、窪田将治監督
◉12/7(火)【窪田組トークイベント】窪田将治監督、遠山泰市、財田ありさ、白戸達也、安倍乙
◉12/8(水)【中村組トークイベント】中村義洋監督、松木大輔、望月めいり、廣田琴美、金城大和
◉12/10(金)上映前【足立組トークイベント】足立紳監督、横江泰宣、仁科かりん、中野歩、宮地真緒、田中偉登、西村佳祐
*登壇者は都合により変更になる可能性がございます。

中村義洋監督×足立紳監督×窪田将治監督
ワークショップから生まれた3人の監督による3つのショートムービー

『忍びの国』(17)、『決算!忠臣蔵』(08)の中村義洋、『喜劇 愛妻物語』(19)が東京国際映画祭・コンペティション部門にて最優秀脚本賞を受賞した足立紳、『失恋殺人』(10)、『D坂の殺人事件』(15)、『裸の天使 赤い部屋』(21)など江戸川乱歩原作映画の第一人者である窪田将治。

2020年10月にこの3人が集まり、「ワークショップから短編を撮ろう!」と思い立ち動き始めた。ちょうどその時期に文化庁の「文化芸術活動の継続支援事業」もあり参加する俳優部は受講料を経費として落とせるし、我々はコロナ禍の中での制作スタイルを模索することができる。コロナ禍だからって何もやらず沈黙することが正しいとは思えない、だって活動屋だから。

クローズドで募集を開始したにも関わらず、15人限定参加のところ150名(倍率10倍)を超える応募があり各監督が厳選な書類選考の上、決定した15名+1名が集まった。(15名限定だったが、どうしてももう一人見てみたいと、結果16名でのワークショップとなった。)この時期は皆、飢えていたのだと思う。そして監督と俳優部の【3日間×3監督/計9日間】のワークショップを行い、各俳優の資質を吟味し、最終日にキャスティング。その後、各監督は予算・時間・設定など全てにおいて同条件の下、演出し制作した。撮影各1日+合評会1日を含め全11日間という異例の長期間型演技ワークショップに参加した俳優部16名の熱量と演技に対する思いを「稽古場」を舞台に、各監督がスクリーンに映し出した。

中村監督作『リアクション・マスター』はワークショップを舞台に人間の悲喜交々を描き、足立監督作『しちゃったね』はオーディションを舞台に元カノとの再会物話、窪田監督作『パッション・ゲーム』は売れないアイドルグループの解散話を、「稽古場」を舞台にリアリティを持たせながらストイックな演出で魅せていく。

プロジェクトをやろうと思った理由

緊急事態宣言が発令された時、エンタメ業界に従事する者の多くは不安に駆られ今後どうしようか悩んだ人が多くいたかと思います。私たちもその中の1人でした。我々、監督陣は兎も角、俳優部は劇場も追われ戦う場を奪われた人が多く出ました。映画館もまた、休業を余儀なくされました。今回のプロジェクトの劇場興行収入は参加俳優部(合計16人)に均等分配する事になっています。3人の監督(中村・足立・窪田)は収入分配は放棄してます。そうすることでコロナ禍の影響を受けた俳優部が少しでも収入を得られれば、コロナ禍に、このプロジェクト進める意義があるだろうと考えました。応援よろしくお願いします。

クラウドファンディング
現在、【劇場配給支援プロジェクト】を行っております!ぜひご協力をお願い致します!

※こちらのプロジェクトは2021年9月30日に終了しました。皆様ご協力ありがとうございました。

リアクション・マスター(18分)

監督・脚本:中村義洋
出演:松木大輔、中垣内彩加、望月めいり、廣田琴美、金城大和

〈中村義洋監督コメント〉

落ち込むことの多かった2020年という年で、今回の短編映画の撮影は、ああ、私は本当に現場が好きなのだなあ、と今更ながらに気づかされた、生涯忘れ得ぬ日となりました。何かと後ろ向きだった私に「そんなこと言ってたら何もできないじゃないすか」と半ば強引に巻き込んでくれた窪田監督と、泰然自若として終始笑みを浮かべていた足立監督に感謝申し上げます。
『リアクション・マスター』は実は十年ほど前から、いつかやれないかと虎視眈々とチャンスを窺っていた作品です。こういう映画があったらどうかと一人考えてはほくそ笑む、とてもふざけた仕掛けの映画ですが、この悪ふざけに怒るどころか共犯者として嬉々としてつき合ってくれた俳優の皆さんに、改めて、心から感謝申し上げます。

しちゃったね(27分)

監督・脚本:足立紳
出演:仁科かりん、横江泰宣、中野歩、宮地真緒、西村佳祐、田中偉登

〈足立伸監督コメント〉

コロナ禍のワークショップで出会った、面白くて素敵な俳優さんたちと短編映画を作りました。ワクワクすることを失うことが多いときに、僕にとっては数少ない楽しい時間でした。苦しいコロナ禍ではありますが、そのコロナ禍設定でちょっと笑えて少し元気が出るような作品を目指しつつ、魅力的な俳優さんたちが、そのまま魅力的に映ってくれたらと思って作りました。この俳優さんたちを、是非多くの方々に観ていただきたいです!

パッション・ゲーム(18分)

監督・脚本:窪田将治 出演:遠山泰市、財田ありさ、穴田結海、白戸達也、安倍乙

〈窪田将治監督コメント〉

2020年は悶々としたコロナ禍で、思うように行かない世界になってしまいました。この短編は理想とかけ離れ、思うように行かない人間が爆発する話です。こんな世界だからこそ思い浮かんだ話です。作品の中でくらい爆発させてくれと。結果、魅力的な5人の俳優部が鬱憤を晴らすかの如く輝いているかと思います。きっと時代を担う俳優がいると信じてますので、皆さんも歴史の目撃者となって貰えると嬉しく思います!

上映期間

12/4(土)~12/10(金)18:40-19:50

入場料

一般1,500円/会員1,200円/大専・シニア1,100円/高校生以下800円

上映日時

12/4(土)~12/10(金)
18:40-19:50