健さん
©2016 Team “KEN SAN”
2016年/日本/95分/5.1ch/ビスタ/カラー・モノクロ/製作:ガーデングループ、レスぺ/制作・配給:レスぺ/後援:読売新聞社
監督:日比遊一
エグゼクティブ・プロデューサー:李鳳宇
音楽:岩代太郎
写真提供:今津勝幸、立木義浩、操上和美、高梨豊
出演:マイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ、ジョン・ウー、梅宮辰夫、中井貴一(語り)、降旗康男/山田洋次
第40回モントリオール世界映画祭、最優秀ドキュメンタリ―賞受賞!
あなたは本当の健さんを知っているだろうか――?
2014年11月10日、日本映画の一つの時代が幕を下ろした。“最後の映画スター”高倉健逝く――1960年代のプログラム・ピクチャー全盛期に任侠映画のブームを牽引し、映画館に詰めかけた観客を熱狂させ、主題歌を合唱させ、時には男泣きさせた。スクリーンから発せられる圧倒的な存在感にふれた観客は、親しみと敬意を込めてこう呼びかけた――「健さん!」。しかし我々は“健さん”を本当に知っているのだろうか?生前に限られたインタビューしか受けなかったこの不世出のスターの素顔は、わずかな情報の中でしか明らかにされていない。彼は何を考え、どう行動し、何を成し遂げてきたのか?「健さん」はそんな疑問への答えを提示した初のドキュメンタリー映画である。監督はニューヨークを拠点とし、写真家としても活躍する日比遊一。マイケル・ダグラス、マーティン・スコセッシ、ジョン・ウーといった海外の名優、名匠のインタビューからは、映画、そして日本の美学を紐解き、日本映画の黄金期を彩り、今日もなお活躍し続けるクリエーター陣の証言からは、高倉健の輝かしいキャリアとともに、古き良き日本映画の歴史をも辿っていく。「漫然と生きる男ではなく、一生懸命な男を演じたい」「どんなに大声を出しても、伝わらないものは伝わらない。むしろ言葉が少ないから伝わるものもある」――高倉健の人生哲学は、今もなお、我々の心を熱くさせてやまない。さあ、逢いに行きましょう、日本の男に。
上映日時
8/20(土)~8/26(金) | 8/27(土)~9/2(金) | 9/3(土)~9/9(金) | 9/10(土)~9/16(金) |
10:30〜12:10 17:05〜18:45 |
10:30〜12:10 16:10〜17:50 |
12:20〜14:00 | 12:20〜14:00 |