近日上映作品

9/2(土)~

草原に黄色い花を見つける

草原に黄色い花を見つける

 ©2015 Galaxy Media and Entertainment. All rights reserved.

2015年/ベトナム/カラー/103分/配給:アルゴ・ピクチャーズ
原題:Toi thay hoa vang tren co xanh
監督:ヴィクター・ヴー
脚本:ヴィエト・リン、ヴィクター・ヴー、ドアン・ニャット・ナム
音楽:クリストファー・ウォン、ギャレット・クロスビー
撮影:グエン・クリン
出演:ティン・ヴィン、チョン・カン、タイン・ミー、マイ・テー・ヒエップ

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【前売券】全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!特典:特製「しおり」をプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

君を想う切なさは恋わずらい

ティエウとトゥオンの兄弟は、いつも一緒の仲の良い兄弟。
思春期を迎える12才の兄ティエウは、近所に住む少女ムーンが気になっているが、うまく想いを伝えることができない。そんなある日、ムーンが家の不幸から兄弟の家に身を寄せることになる。一緒に過ごす時間にティエウの恋心は募るばかり。
しかし急接近したトゥオンとムーンの仲に嫉妬したティエウは、遂に取返しのつかないことをしてしまう…。

少年から大人になる瞬間を詩情あふれる映像で表現した
ベトナム新世代、日本上陸!

1980年代後半、ベトナム中南部の貧しい村に生きる、兄弟と幼馴染みの少女との淡い初恋を描いたベトナムの人気作家グエン・ニャット・アインのベストセラー小説を原作に、新世代監督、ヴィクター・ヴーが詩情豊かに映画化。 

緑豊かなフーイエン省の自然を背景に、思春期の悩みや嫉妬、別れの痛み…少年から大人になる瞬間を詩情あふれる映像で表現した、輝きと郷愁に満ちた物語。ハリウッド映画がスクリーンの大半を占めるベトナムにおいて、興行的・批評的大成功をおさめ社会現象となった本作は、第89回アカデミー賞外国語映画部門にベトナム映画代表として出品された他、トロント国際児童映画祭など海外映画祭でも数多くの賞を受賞した。

監督のヴィクター・ヴーは、アメリカで生まれ育ち、ハリウッドで映画を学んだ後に祖国へ戻り、若くしてヒットメーカーとなった新鋭。トラン・アン・ユン監督以来の逸材として期待される監督のひとり。主役の子供たちは、すでに多くのキャリアを持つ有名子役だったが、本作でその人気が爆発。卓越した表現力で、観る者の感情を揺さぶる。特にムーン役の少女、タイン・ミーは、撮影時9歳にして国内で最も優れた俳優のひとりと言われ、ベトナムの芦田愛菜的存在として愛されている。誰もが心の中にある、子供時代の切ない思い出。そんな心の痛みを想起させる、永遠に残る宝物のような作品。


草原に黄色い花を見つける 草原に黄色い花を見つける 草原に黄色い花を見つける

9/9(土)~

いつまた、君と ~何日君再来~

いつまた、君と ~何日君再来~

 ©2017「いつまた、君と ~何日君再来~」製作委員会

2017年/日本/114分/配給:ショウゲート 
監督:深川栄洋
原作:芦村朋子「何日君再来」 
脚本:山本むつみ
企画:向井 理
音楽:平井真美子
主題歌:「何日君再来」高畑充希(ワーナーミュージック・ジャパン) 
ノベライズ:『いつまた、君と ~何日君再来~』(朝日文庫刊)
出演:尾野真千子、向井 理、岸本加世子、駿河太郎、イッセー尾形、成田偉心 / 野際陽子

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戦後の混乱期、日本を支えたのは「普通の暮らし」を生きた人々だった。 戦中から現代へ、親から子、子から孫へ受け継がれる、ある家族の“愛の実話”。

俳優・向井理が祖母の卒寿(90歳)のお祝いに、家族や親せきと自費出版して贈った祖母の手記を、向井自ら映画化に向け7年の歳月をかけて企画してきた意欲作。
主演である、祖母・芦村朋子役には尾野真千子、向井自身は、祖父・吾郎役を演じた。さらに、朋子と吾郎の末娘である現代の真美役を岸本加世子、吾郎の先輩・高杉幹夫役に駿河太郎、朋子の父親・芦村忠役にイッセー尾形、現代の朋子役を野際陽子が演じるなど、演技派の名優たちが脇を固める。また、大学生の“理”役は、新人俳優・成田偉心が起用された。
脚本は、向井理の俳優としての転機となったNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の脚本家、山本むつみ。同ドラマの撮影終了後、向井が直接原作を手渡し依頼したことで実現した。監督には、『60歳のラブレター』(09)など、実話をもとにした物語を繊細かつ丁寧に演出し、味わい深い作品を残してきた深川栄洋。
戦後70年を越え、想像をはるかに上回る急成長を遂げてきた日本。こうした背景には、映画にもドラマにもならなかった人々の生活があった。『いつまた、君と ~何日君再来~』は、特別な人の稀有な逸話ではなく、ごくごく普通の暮らしを懸命に生きてきた人々の物語である。だからこそ、いま、伝えておかなくてはいけない、知っていてほしい大切なメッセージが詰まっている。 現代の私たちの心をも揺さぶるに違いない、すべての日本人へ捧げる、あなたの家族の物語-。

どんなに貧しくても、父ちゃんとなら、笑顔で乗り越えられた。

81歳になった芦村朋子は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。しかし、朋子は突然病に倒れてしまう。そんな朋子の代わりに、孫の理が『何日君再来』と題された祖母の手記をまとめていくことに。
綴られていたのは今まで知ることのなかった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖母・朋子と祖父・吾郎の波乱の歴史と、深い絆で結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった。

いつまた、君と ~何日君再来~ いつまた、君と ~何日君再来~ いつまた、君と ~何日君再来~

9/9(土)~

山村浩二 右目と左目でみる夢

山村浩二 右目と左目でみる夢

 ©2016 Yamamura Animation

2006年~2016年/日本/計約54分/配給:Au Praxinoscope
監督:山村浩二

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世界的アニメーション作家山村浩二の最新作
“サティの「パラード」” “怪物学抄”ほか、短編作品 全9本の饗宴!

ヘンデルからエリック・サティ、古事記、俵屋宗達、ノーマン・マクラレンまで、 時空とジャンルを横断する凝縮の映像体験  
『頭山』(2002年)が、第75回アカデミー賞®短編アニメーション部門ノミネートで注目を集め、2016年からは映画芸術科学アカデミー会員となるなど、世界的に活躍するアニメーション作家・山村浩二の最新短編のロードショー。 『サティの「パラード」』は、1917年バレエ・リュスのパリ初演百年を記念して制作。奇しくも今年2017年は日本のアニメーション誕生百年の年でもある。「山村浩二 右目と左目でみる夢」は、映画的な構造を離れ、アニメーションという枠をも超えた表現へと踏み出す山村の次のステージをみせてくれる。右目と左目で必見!

上映作品(計約54分) 

『怪物学抄』2016年/6分10秒/音楽:ヘンデル 
 
『Fig(無花果)』2006年/4分31秒/音楽:山本精一 
 
『鶴下絵和歌巻』2011年/1分56秒/音響:笠松広司
 
『古事記 日向篇』2013年/12分06秒/音楽:上野耕路
 
『干支1/3』2016年/2分00秒/音楽:冷水ひとみ
 
『five fire fish』2013年/1分28秒/音楽:モーリス・ ブラックバーン
 
『鐘声色彩幻想』2014年/3分38秒/音楽:モーリス・ ブラックバーン、エルドン・ラスバーン
 
『水の夢』2017年/4分15秒/音楽:キャサリン・ヴェルヘイスト
 
『サティの「パラード」』2016年/14分12秒/音楽:エリック・サティ

山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢 山村浩二 右目と左目でみる夢

9/9(土)~

横浜シネマリン追悼特集 鈴木清順監督 日活黄金時代

追悼特集 鈴木清順監督 9/10(日)~9/29(金) 横浜シネマリン

清順節炸裂!日活黄金時代に焦点を当てた
いずれ劣らぬ選りすぐりの16作品一挙公開!

追悼特集 鈴木清順監督
追悼特集 鈴木清順監督

■はじめに


戦後の日本映画界を代表する監督のひとり、鈴木清順監督。その独特の映像表現は「清順美学」と呼ばれ、映画ファンを大いに楽しませてくれました。国内外でも高く評価され、多くの映画監督からリスペクトされています。2017年2月に93歳で死去された後も、全国各地で追悼特集が組まれ、その人気は衰えることを知りません。
横浜シネマリンでは、そんな清順監督の原点ともいえる日活黄金時代に焦点を当てて特集を組んでみました。『野獣の青春』『関東無宿』『肉体の門』『東京流れ者』など、16作品を一挙上映致します!いいずれ劣らぬ傑作揃い!その「清順美学」を、ぜひスクリーンでご堪能下さい。

■鈴木清順(すずき・せいじゅん)


1923年5月24日、東京日本橋の呉服屋の長男として生まれる。本名、清太郎。43年、旧制弘前高等学校に入学するも、学徒出陣で応召。復員後、48年に卒業。
東京大学の受験に失敗し、鎌倉アカデミアの映画科に入るが、同年友人の誘いで松竹大船撮影所の戦後第一回助監督試験を受け、合格を果たす。助監督として岩沢康徳、佐々木康、中村登らに就き、51年からメロドラマの岩間鶴夫の専属助監督を務めた。
54年、日活に移籍してからは、主に野口博志に師事し、56年、中川順夫・浦山桐郎共同脚本による『港の乾杯 勝利をわが手に』を本名の鈴木清太郎名義で初監督。58年、『暗黒街の美女』で清順に改名し、以後、『野獣の青春』『関東無宿』、『肉体の門』、『東京流れ者』など、モダンで新鮮な色彩感覚と映像リズムによる独自の世界観を作り出し、「清順美学」と称されるほど、一部に熱狂的なファンを獲得。この間、映画製作の仲間の曽根中生、大和屋竺、木村威夫らと脚本家グループ「具流八郎」を結成。67年に『殺しの烙印』を発表するが、日活社長・堀久作の逆鱗に触れ、翌年同社の契約を一方的に破棄された。これに抗議したファンや映画関係者は「鈴木清順問題共闘会議」を結成、デモを行うなど、一時は社会問題に発展した。
77年、『悲愁物語』でカムバックを果たし、80年には『ツィゴイネルワイゼン』を完成させ、新方式のテント興行で上映した。十年間の鬱屈を全て晴らすように、一切妥協しないという創作態度で挑んだこの作品は、国内外で多数の映画賞を受賞するなど、高く評価された。05年には構想20年の大作『オペレッタ狸御殿』を監督、カンヌ国際映画祭で栄誉上映特別招待作品として招待された。また晩年は、俳優として活躍の場を広げた。17年2月13日、93歳没。

上映スケジュール 全16作品

9/9(土) 9/10(日) 9/11(月) 9/12(火) 9/13(水) 9/14(木) 9/15(金)
  悪魔の街悪魔の街
15:20-16:40
裸女と拳銃裸女と拳銃
15:20-16:50
野獣の青春野獣の青春
15:20-16:55
港の乾杯 勝利をわが手に港の乾杯 勝利をわが手に
15:20-16:30
密航0ライン密航0ライン
15:20-16:45
肉体の門肉体の門
15:20-16:50
  『悪魔の街』上映後
山根貞夫さん
トークショー
野獣の青春野獣の青春
17:05-18:40
密航0ライン密航0ライン
17:15-18:40
踏みはずした春踏みはずした春
16:45-18:25
裸女と拳銃裸女と拳銃
17:00-18:30
探偵事務所23 くたばれ悪党ども探偵事務所23 くたばれ悪党ども
17:00-18:30
  踏みはずした春踏みはずした春
18:00-19:40
密航0ライン密航0ライン
18:50-20:15
港の乾杯 勝利をわが手に港の乾杯 勝利をわが手に
19:00-20:10
裸女と拳銃裸女と拳銃
18:45-20:15
肉体の門肉体の門
18:40-20:15
野獣の青春野獣の青春
18:40-20:15

予定表 横にスクロールできます

9/16(土) 9/17(日) 9/18(月) 9/19(火) 9/20(水) 9/21(木) 9/22(金)
関東無宿関東無宿
13:40-15:15
花と怒濤花と怒濤
13:20-14:55
肉体の門肉体の門
13:20-14:55
春婦傳春婦傳
13:20-15:00
関東無宿関東無宿
13:20-14:55
東京流れ者東京流れ者
13:20-14:45
けんかえれじい width=けんかえれじい
13:20-14:55
肉体の門肉体の門
15:30-17:05
関東無宿関東無宿
15:10-16:45
春婦傳春婦傳
15:10-16:50
花と怒濤花と怒濤
15:15-16:50
悪太郎悪太郎
15:10-16:50
探偵事務所23 くたばれ悪党ども探偵事務所23 くたばれ悪党ども
15:10-16:45
殺しの烙印殺しの烙印
15:10-16:45
悪魔の街悪魔の街
17:20-18:40
踏みはずした春踏みはずした春
17:00-18:40
探偵事務所23 くたばれ悪党ども探偵事務所23 くたばれ悪党ども
17:05-18:40
悪太郎悪太郎
17:05-18:40
刺青一代刺青一代
17:05-18:40
花と怒濤花と怒濤
17:05-18:40
春婦傳春婦傳
17:00-18:40

予定表 横にスクロールできます

9/23(土) 9/24(日) 9/25(月) 9/26(火) 9/27(水) 9/28(木) 9/29(金)
東京流れ者東京流れ者
17:10-18:35
けんかえれじいけんかえれじい
17:10-18:40
悪太郎悪太郎
17:10-18:45
刺青一代刺青一代
17:10-18:40
東京流れ者東京流れ者
17:10-18:35
殺しの烙印殺しの烙印
17:10-18:45
けんかえれじいけんかえれじい
17:10-18:40
関東無宿関東無宿
19:00-20:35
春婦傳春婦傳
19:00-20:40
刺青一代刺青一代
19:00-20:30
けんかえれじいけんかえれじい
19:00-20:30
殺しの烙印殺しの烙印
19:00-20:35
東京流れ者東京流れ者
19:00-20:25
殺しの烙印殺しの烙印
19:00-20:35

予定表 横にスクロールできます

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1400 ¥1100 ¥800
会員 ¥1100 ¥1100 ¥800

※当館は整理番号順入場、全席自由席です。上映の1週間前より、劇場窓口でのみ先売りチケットを取扱っております。前売券を先売りチケットにお引き換えいただくことも可能です。インターネットや電話でのご予約は承っておりませんので、予めご了承ください。

9/23(土)~

ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク

ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク開催について
強烈に硬派なテーマが特徴の一つである韓国映画。

社会問題をテーマにしながらもヒューマンな眼差しを忘れることなく、しっかりとしたエンターテイメントに仕上げる作り手たちの映画は、我々にいつも新鮮な驚きと深い感動を与えてくれます。

「Heart and Hearts Korean Film Week」は人と人をつなぎ、心と心をつなぐ、強いメッセージをもった作品をセレクトした上映会として企画しました。

分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテインメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジェギュ監督と、韓国監督協会の元代表であり大ヒットメーカーとして知られるイ・ジュニク監督、そしてペ・ヨンジュンを映画俳優へと導いたイ・ジェヨン監督、更には数々の国際映画祭での受賞歴を持つ中国出身のチャン・リュル監督。

どの映画も複雑な社会問題を含んだ硬派な題材を、人間味豊かなアプローチで素晴らしい映画に昇華させています。この機会に魅力的な俳優たちと確かな演出力を堪能いただける、傑作揃いのラインアップを存分にお楽しみください。

主催:ハートアンドハーツ・コリアン・フィルムウィーク

配給:スプリングハズカム レスペ 宣伝:マジックアワー 協力:インジェスター M-Line Distributor

上映作品一覧

韓国ならではのテーマを人間味豊かな俳優と確かな手腕の監督たちの仕事ととともに
堪能できる傑作コリアンフィルムの特集上映

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜
あの人に逢えるまで
バッカス・レディ
春の夢

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜 9/23(土)~

空と風と星の詩人 〜尹東柱の生涯〜

©2015 Megaboxplusm Luzy z Sonidos. ALL RIGHTS RESERVED

2015年/韓国/110分/配給:スプリングハズカム
原題:동주 英題:Dogju ; The Portrait of A Poet
監督:イ・ジュニク
本篇訳詩:「尹東柱詩集 空と風と星と詩」岩波文庫刊 金時鐘編訳
出演:カン・ハヌル、パク・チョンミン

公式ホームページ

今年生誕100周年となる韓国の国民的詩人、尹東柱(ユンドンジュ)の生涯を美しい詩とモノクロ映像で初めて映画化

韓国の詩人・尹東柱の生涯を、詩とモノクロ映像で映画化した伝記ドラマ。朝鮮半島が日本の統治下にあった時代、27歳の若さでこの世を去った彼の青春を、独立運動に身を投じた同い年の従妹・宋夢奎(ソンモンギュ)との交流を軸に描き出す。彼の死後に発表された生前の作品の数々は、その生き様とともに高く評価され、国民的詩人として親しまれる。監督に、『王の男』『ソウォン/願い』などのイ・ジュニク、脚本を『俳優は俳優だ』などのシン・ヨンシクが務めている。主演には『二十歳(ハタチ)』などのカン・ハヌル、共演に『太陽を撃て』などのパク・ジョンミンらが出演している。

日本統治下の朝鮮で、作品を出版できないまま非業の死を遂げた27歳の若き詩人

北間島の同じ家で生まれ育った、いとこ同士の尹東柱(ユンドンジュ)と宋夢奎(ソンモンギュ)。彼等は揃って夢を抱いて日本の大学へ留学するが、独立運動を主導した嫌疑で宋夢奎は逮捕され、間もなく尹東柱も捕えられてしまう。植民地統治下の朝鮮で信仰と自然への慈しみを、禁じられていた母国語でひたむきに綴った27歳の青年は数多くの美しい詩を残した。韓国の国民詩人として知られる彼の清冽な人生を真摯に描いた作品。

*第52回百想芸術大賞 新人男優賞(パク・チョンミン)受賞

*第37回青龍映画賞 脚本賞&新人男優賞(パク・チョンミン)受賞 ほか

あの人に逢えるまで  9/24(日)~

あの人に逢えるまで

©2014 Big Picture

2014年/韓国/28分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:민우씨 오는날 英題:Awaiting
監督:カン・ジェギュ
出演:ムン・チェウォン

公式ホームページ

分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテイメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジュギュ監督による 究極のラブ・ストーリー

2000年の日本公開以降、一大センセーションを巻き起こして韓国映画ブームの火付け役となった『シュリ』を監督したカン・ジェギュによる、南北朝鮮の離散家族を題材に描いた短編ラブストーリー。『神弓 KAMIYUMI』『その日の雰囲気』のムン・チェウォンと『高地戦』『尚衣院−サンイウォン−』のコ・スが共演。歴史に翻弄されながらも必死に生きるヒロインが胸を打つ。

南北分断から60余年。苦しくも、ひたすら愛する人の帰りを待ち続ける女性が向かう先とは……

分断国家の悲劇的な状況を上質なエンターテイメント・ムービーに仕上げる名匠カン・ジュギュ監督による 主人公ヨニは今日も「あの人」の好きな献立を並べて、あの人の帰りを待っている。ある日やってきた役所の人が「明日、一緒にあの人に逢いに行きましょう」と提案する。ヨニはどうしてあの人が、家に帰って来ないのか理解出来ない。わけの解らないままヨニは、お手製のお弁当を手に沢山のお年寄りが乗り合わせるバスに乗り込む。ヨニは「あの人」に逢えるのだろうか?

*第38回香港国際映画祭正式出品

*第19回釜山国際映画祭正式出品

バッカス・レディ  9/30(土)~

バッカス・レディ  

©2016 KOREA FILM COUNCIL ALL RIGHT RESERVED

2016年/韓国/111分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:죽여주는 여자 英題:The Bacchus Lady
監督:イ・ジェヨン
出演:ユン・ヨジョン、ユン・ゲサン

公式ホームページ

韓国で国民的人気を誇る女優ユン・ヨジョンが60代の売春婦に扮したことでも大きな話題を呼んだ作品。高齢化社会の実情をショッキングに捉えた人情悲喜劇

“死ぬほど上手”と噂の高齢者向けの売春婦ソヨン。得意客も見かけなくなったある日、トラブルに巻き込まれた混血の少年を助け、仕様がなく家に連れて帰る。彼女の住む家は様々な事情を抱えた人々が肩を寄せ合うシェアハウス。ソヨンは、生きるのが辛いと告白する客の哀願を訊き、同情を寄せる。ソヨンはいつしか“上手に死なせてあげる”方法を思いつく…タプコル公園、南山、イテウォンと観光客は知りえないソウルのディープなもう一つの姿。

第66回ベルリン国際映画祭パノラマ出品

第20回モントリオール・ファンタジア国際映画祭 主演女優賞賞&脚本賞受賞

春の夢  9/30(土)~

春の夢

©2016 LU FILM,ALL RIGHT RESERVED

2016年/韓国/101分/配給:スプリングハズカム、レスペ
原題:춘몽 英題:A Quiet Dream
監督:チャン・リュル
出演:ハン・イェリ、ユヤン・イクチュン、ユン・ジョンビン、パク・チョンボ

公式ホームページ

中国出身のチャン・リュル監督が新鋭ハン・イェリと、映画監督として活躍するヤン・イクチュン、ユン・ジョンビン、パク・ジョンボムを役者に迎えて描く青春映画。

街をうろつくだけで稼ぎのないチンピラ、イクチュン。北朝鮮出身のジョンボムは給料もろくに貰えずクビになった。金持ちだが少し頼りない大家のジョンビン、そしてこの男たちのマドンナ的存在のイェリは寝たきりの父親の看病のため居酒屋を営んでいる。オアシスみたいなイェリの居酒屋に入り浸る3人の男たち。ある日、見知らぬ男が店にやってくる。

第21回釜山国際映画祭オープニング上映作品

第46回ロッテルダム国際映画祭正式出品

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9/23(土)~

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

2016年/日本/カラー/HD/90分
監督・撮影:島田 恵
編集:井上秀明
音楽:川原一紗
イラスト:はらだゆうこ
出演:久世重嗣さん 小泉純一郎さん フィンランドオンカロの人々 フランスビュール村の人々他
宣伝デザイン:大橋裕介
宣伝:contrail
制作・配給:六ヶ所みらい映画プロジェクト
配給協力:きろくびと

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,200円を当館受付にて発売中!

「100,000年危険な核のゴミ 捨て場は何処に」

「巡る因果は糸車」と例えられる仏教の教えは、自分のした行いは、良いことも悪いこともやがて自分に返ってくるといわれるものです。私たちが体験している悲惨な原発事故も、人間の過去の行いが巡り戻ってきたと考えられるかもしれません。しかし、そうであるならば、私たちはいまをどう生きて、なにを未来へと繋げていくのか―

東日本大震災は私たちにとって本当に大事なものは何なのかを問いかけ、福島原発事故は経済優先社会が行き着いた惨状を見せつけました。それでもなお、人類の環境破壊は止まりません。その究極は何10万年以上も毒性が消えないという放射性廃棄物=核のゴミを産み出してしまったことでしょう。それは遠い先の子孫たちの住処までも奪っていることにほかなりません。

本作品には、高レベル放射性廃棄物の地層処分研究施設のある北海道幌延町の隣町で酪農を営む久世薫嗣(しげつぐ)さん一家の生き方を軸に、もう一つの研究施設がある岐阜県東濃地域、そして世界で初めて地下処分施設が建設中のフィンランド、原子力大国フランスの処分計画地ビュール、さらには新しいエネルギーや生き方が織り込まれています。人類が直面している“核のゴミ処分”の問題。『チャルカ』という映画を通してともに考えていきたいと願っています。



【推薦コメント】

小出裕章 (元京都大学原子炉実験所助教)

核のゴミは無害化できない。その毒性が、もともとのウラン鉱石の毒性まで低下するには、10万年~100万年の歳月が必要となる。原子力利用は、未来永劫と言える未来の子どもたちに対する犯罪である。



武藤類子 (福島原発告訴団団長)

人類は未だ解決できない核のゴミを、なぜ出し続けようとするのだろう。福島に生きる者としても、放射性廃棄物の問題は深刻だ。3.11後、福島と六ケ所村を撮影した島田監督の、核のゴミ問題を正面からテーマとした新作に期待したい。



鎌田慧 (ルポライター・ノンフィクション作家)

島田恵監督はしなやかな、執念のドキュメンタリストである。悲劇の核燃の村『六ケ所』に12年も棲み着いて前作の映画作品を生み出し、今回の『チャルカ』では、原発のない社会を紡ぎだす人びとの抵抗と希望を指し示した。

チャルカ~未来を紡ぐ糸車~ チャルカ~未来を紡ぐ糸車~ チャルカ~未来を紡ぐ糸車~

9/30(土)~1週間限定上映

ひだまりが聴こえる

ひだまりが聴こえる

 ©2017「ひだまりが聴こえる」製作委員会

2017年/日本/72分/配給:日本出版販売/DCP
監督:上條大輔
原作:文乃ゆき
脚本:高橋ナツコ
音楽:森野宣彦
出演:多和田秀弥、小野寺晃良、三津谷亮/高島礼子

公式ホームページ

文乃ゆき初コミック作品「ひだまりが聴こえる」を実写映画化

難聴の大学生と同級生の男子の切なくも爽やかな友情で人気急上昇中のコミック「ひだまりが聴こえる」を完全実写化した青春映画。原作者の文乃ゆき初のコミック作品ながらSNS等で心温まるストーリーだと話題が広がり、続編コミックの「ひだまりが聴こえる -幸福論-」も合わせて発行部数を伸ばしている。また更に、続編の「ひだまりが聴こえる-リミット-」も掲載誌「Canna」にて絶賛連載中の人気シリーズとなっている。 
映画化にあたり、ミュージカル『テニスの王子様』や「手裏剣戦隊ニンニンジャー」の多和田秀弥が突発性難聴のため耳が不自由で人付き合いの苦手な大学生の杉原航平役を演じ、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」や映画『ひるなかの流星』の小野寺晃良が活発で友達思いの航平の親友・佐川太一役を演じている。また共演に、4月から放送スタートのTBS「3人のパパ」や、昨年NHK大河ドラマ「真田丸」に出演をしている三津谷亮が太一の親友のヨコ役を軽やかに演じ、ヨコの従妹に「ズームイン!!サタデー」に出演中の山崎あみ、口話教室の先生に『通学途中』の平沼紀久、耳鼻科の医師に「相棒」の中丸新将、そして『ボクの妻と結婚してください』の高島礼子が航平の素敵な母親役を演じている。 
脚本は、映画『どうしても触れたくない』『セブンデイズ』の高橋ナツコ。監督には劇団EXILE松組映画プロジェクト第一弾『KABUKI DOROP』で長編デビューした上條大輔が二人の繊細な感情とタイトルにもある[ひだまり]を美しい映像で表現している。

友達以上、恋人未満。太一との出会いが人との距離を置く航平を変えていく。

中学生の時に難聴を患ったため教室でも何かと誤解を受けて周囲とうまくなじめないまま大学生になった杉原航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。 
そんな時に大学の裏庭で出会った佐川太一は、バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする同級生だった。いつしか太一との距離が近づくようになるが、それでも学校での陰口や嫌がらせで卑屈になる航平に対し太一から「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われるのだった。 
そして太一との出会いが航平を変えていくのだが、近づけば近づくほど二人の距離に期待と不安が募る航平がいるようになって。

【全国書店員が選んだおすすめBLコミック2017】第2位を受賞した人気シリーズの記念碑的一作。

原作の文乃ゆき(ふみの ゆき)は、2015年に「ひだまりが聴こえる」でデビュー。続編の「ひだまりが聴こえる−幸福論−」は、【全国書店員が選んだおすすめBLコミック2017】第2位、「2017年版このBLがやばい!」第7位となり、ドラマCD化もされ人気作品となった。現在、掲載誌「Canna」にて「ひだまりが聴こえる-リミット-」を連載中。 
■「ひだまりが聴こえる」(プランタン出版) 
■「ひだまりが聴こえる−幸福論−」(プランタン出版) 

ひだまりが聴こえる

2017年秋~

三里塚のイカロス

三里塚のイカロス

©2017 三里塚のイカロス製作委員会

2017年/日本/カラー&白黒/138分/DCP/5.1ch/配給:ムヴィオラ・スコブル工房
製作・監督・編集:代島治彦
撮影:加藤孝信
整音・音響効果:滝澤修
音楽:大友良英
写真:北井一夫
宣伝デザイン:鈴木一誌

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

成田空港のその下に“あの時代”が埋まっている。
三里塚で農民とともに闘った若者たちの、誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶。

サンリヅカって何ですか?
“あの時代”って何だったんですか?

 ある日突然、この土地に空港を作るから出て行きなさいと言われた農民たちの闘い。それが日本で最大の、そして最後の国家権力に対する抵抗運動、成田空港建設反対闘争だ。成田市三里塚の農村地帯に巨大空港を作ることを決定した政府による暴力的な土地収奪に、農民たちは抵抗運動を開始した。そこに、若者たちが集まったのだ。農民たちの抵抗を支持し、三里塚を革命のための拠点とし、すべては変えられると信じていた若者たちが。あれから50年。
 若者たちが農民とともに国を相手に闘った“サンリヅカ=三里塚”から、今、若者が海外旅行へと楽しげに出発して行く。そこでかつて何があったのか。多くの若者は知らない。若者だけじゃない。忘れてしまった人も多い。成田空港のその下に“あの時代”が埋まっていることを。
 何かが変わる時代だった。3億円事件があった。オールナイト・ニッポンが始まった。映画『卒業』があり、『猿の惑星』があった。フォークソングにフリージャズ、サイケにゲバ、ベトナム反戦に68年革命。若者たちが、今が時だ、と迸った。あの時代――それはまるで世界中が「政治の季節」に燃え上がるようだった。だが、それは、結末を迎える。農民とともに闘った、あの時代あの若者はイカロスだったのだろうか。イカロスは墜落した。「三里塚のイカロス」は何を残したのか。それとも何も残さなかったのか。

三里塚の農民とともに国家権力と闘った若者たちの
“あの時代”と“その後の50年”

 本作は「映画芸術」日本映画ベストテン第3位、日本映画ペンクラブ文化映画部門第2位、「キネマ旬報」文化映画ベストテン第4位に輝いた『三里塚に生きる』の姉妹編である。前作は日本ドキュメンタリー史の巨人・名キャメラマン大津幸四郎(2014年没)と代島治彦の共同監督で、大津が40年前に撮影した伝説的な小川プロ作品を『日本解放戦線・三里塚の夏』(1968年)以来、初めて三里塚を訪れ、あのとき国家と闘った農民の人生を中心に描いた。対して本作は、代島治彦監督が農民とともに闘った若者たちの人生を描いている。これは前作撮影時からの、もう一本の“撮らねばならなかった物語”なのだ。
 登場するのは、25年にわたって三里塚闘争の責任者という立場にあった者、農民支援に入った農家の若者と恋をして結婚した女性、義勇兵という気持ちで若い妻に置手紙して戦いに参加した元国鉄労働者、反対闘争をテレビで見て京都から駆けつけた当時高校生の活動員らの他、農民運動家や元空港公団職員など。これまで誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶を語っている。中核派政治局員として1981年から2006年まで25年間三里塚現地責任者を務めた岸宏一は、本作完成後、今年3月26日、谷川岳で遭難。この映画がいわば彼の遺作となった。
 音楽は大友良英による“これしかない”フリージャズ。撮影は小川プロ出身の加藤孝信、劇中で印象的なイカロスの絵は、世界中を旅して描いた絵を本にした『PRIVATE WORLD』で知られる下田昌克が手がけている。
 羽田空港が国際化した今、成田/三里塚へ駆けつけた若者たちは何を想うのだろう。あれから50年。

イカロスとは…

[英:Icarus] ギリシャ語神話に登場する人物の一人。蜜蠟で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで翼が溶けてなくなり、墜落して死を迎えた。イカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話としても有名であるとともに、手の届かない理想を抱いたものの寓話として語られることも多い。マルク・シャガールによる絵画作品「イカロスの墜落」は代島監督に本作のインスピレーションを与えたものの一つ。

*第18回チョンジュ国際映画祭 正式招待作品

三里塚のイカロス 三里塚のイカロス 三里塚のイカロス
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