近日上映作品

12/16(土)~12/22(金)

ブランカとギター弾き

2017年度〈新藤兼人賞〉金賞受賞!

ブランカとギター弾き

©2015-ALL Rights Reserved Dorje Film

2015年/イタリア/タガログ語/77分/カラー/5.1ch/DCP/配給:トランスフォーマー
原題:BLANKA
監督・脚本:長谷井宏紀
製作:フラミニオ・ザドラ、アルベルト・ファニーニ
制作:アヴァ・ヤップ
撮影:大西健之
編集:ベン・トレンティーノ
助監督:マリネット・ルハンサ
音楽:アスカ・マツミヤ、アルベルト・ボフ、フランシス・デヴェラ
美術:ミミ・サンソンヴィオラ
衣装:アーミィ・クシェラ
録音:マーク・ロキシン
出演:サイデル・ガブテロ、ピーター・ミラリ、ジョマル・ビスヨ、レイモンド・カマチョ

公式ホームページ

*2017年度 厚生労働省社会保障審議会推薦作品

歌ってごらん、ブランカ。
生きるために、自分の居場所を見つけるために――。
気鋭の日本人監督による、世界中を魅了した愛と勇気の物語。

日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井宏紀監督がフィリピンを舞台に撮影し、各国の映画祭で高い評価を得た話題作。
舞台はカラフルでエネルギーに溢れたマニラのスラム。YouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていたブランカ役のサイデル・ガブテロは演技初挑戦ながら、美しい歌声と演技力で観る者を強く惹きつける。
彼女に生きる術を教える盲目のギター弾きには、生涯を通して実際にフィリピンの街角で流しの音楽家として活躍していたピーター・ミラリ。その他、出演者の殆どは路上でキャスティングされている。劇中に演奏される、スペインをルーツにした素朴で温かいフィリピン民謡「カリノサ」は必聴だ。母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”。本作は、どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作だ。

二人でいれば、悲しみは半分。
しあわせはたくさん。
夏の果ての街角を、愛の歌が通り抜けていく――

窃盗や物乞いをしながら路上で暮らしている孤児の少女ブランカは、ある日テレビで、有名な女優が自分と同じ境遇の子供を養子に迎えたというニュースを見て、“お母さんをお金で買う”というアイディアを思いつく。
その頃、行動を共にしていた少年達から意地悪をされ、ブランカの小さなダンボールで出来た家は壊され、彼女は全てを失ってしまった。途方に暮れるブランカは出会ったばかりの流れ者の路上ギター弾きの盲人ピーターに頼み込み、彼と一緒に旅に出る。
辿り着いた街で、彼女は「3万ペソで母親を買います」と書かれたビラを張り、その資金を得るために窃盗をする。
一方でピーターは、ブランカに歌でお金を稼ぐ方法を教える。ピーターが弾くギターの音に合わせて歌い出したブランカの歌声は、街行く人々を惹きつけていく。
ある時、二人はライブ・レストランのオーナーに誘われ、幸運なことにステージの上で演奏する仕事を得る。十分な食べ物、そして屋根のある部屋での暮らしを手に入れ、ブランカの計画は順調に運ぶように見えた。 しかし、彼女の身には思いもよらぬ危険が迫っていた……。

*ヴェネツィア国際映画祭2015 マジックランタン賞、ソッリーゾ・ベルソ賞 受賞

ブランカとギター弾き ブランカとギター弾き

12/16(土)~

エキストランド

エキストランド

©Koto Production Inc.

2017年/日本/91分/配給:コトプロダクション
監督・脚本:坂下雄一郎
脚本:田中雄之
撮影:松井宏樹
出演:吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、金田哲、仁科貴、棚橋ナッツ、鷲尾英彰、長野こうへい、後藤ユウミ、嶺豪一

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

全国13に及ぶフィルムコミッションへ取材を敢行!地方創生が謳われる現代への痛烈な風刺とユーモアにあふれた野心作

『東京ウィンドオーケストラ』の坂下雄一郎が監督。吉沢悠、戸次重幸、前野朋哉、 金田哲(はんにゃ)ら、多彩なキャストが集結。約2年半をかけて、13に及ぶ全国のフィルムコミッションへの取材を敢行し、完全オリジ ナル脚本を執筆。信州上田フィルムコミッションによる全面協力のもと、地方創生が謳われる時代に対して鋭い風刺やユーモアを交えつつ、映画製作やモノ作りをするうえで大切なことは何なのかというメッセージを辛辣に描き出す。映画製作にまつわる闇が今、暴かれるのか…。

映画はみんなを笑顔にしてくれる、そう思っていますか?

過去の大失敗から映画を撮れなくなったプロデューサー・駒田(吉沢悠)は、映画で地元を盛り上げたいと思っている市民達を騙して、自分のためだけに映画を作ろうと画策する。最初は指示されるがままだった市民達も、その横暴な立ち振る舞いに疑問を感じ始める。撮影最終日、自分たちが利用されてるだけだったと気付いた市民達は一矢報いようと、ある計画を企てる。

エキストランド エキストランド エキストランド

12/16(土)~

地の塩 山室軍平

地の塩 山室軍平

©山室軍平の映画を作る会 All Rights Reserved .

2016年/日本/107分/配給:アルゴ・ピクチャーズ
監督:東條政利
脚本:我妻正義、東條政利
撮影監督:髙間賢治(JSC)
制作:現代プロダクション
出演:森岡龍、我妻三輪子、辰巳琢郎、伊嵜充則、水澤紳吾

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

世の苦しむ人たちのために生涯をかけた社会福祉の先駆者、山室軍平と同志たちの物語

時代は明治。欧米から様々な風俗、思想が入り社会は大きく変動していた。まだ社会福祉という言葉もなかった時代、人を救う事に生涯を捧げた山室軍平。時に迷いもがきながら、その情熱に生きた軍平と、その同志たちを描いた歴史ドラマが繰り広げられる。格差社会と言われ、若者の夢や希望がない社会と言われる昨今の日本に、情熱と普遍的な愛の尊さを伝える山室の言葉は確かな重みを持って響き渡る。

社会鍋といった慈善活動を行う日本救世軍の創設者で、社会福祉の先駆者として知られる山室軍平の生涯とは…

明治5年に岡山の貧しい農家に生まれた軍平は、母の愛によって育った。その母の願いは無事に軍平が無事に育って人の役に立つ人となって欲しいということ。だが貧しさから9歳の時に質屋に養子に出され、質屋を継ぎたくない軍平は、15歳の時に義父の家を飛び出してしまう。夢を追い求めて、東京で一人で生きることになった軍平は、印刷工として働きながら欧米から入って来た新しい学問を学ぶ。そして、キリスト教と出会い、これこそ人を救うためのものだと確信し、新島襄を慕い同志社に進学する。

地の塩 山室軍平

12/16(土)~

ザ・思いやり パート2 ~希望と行動編~

ザ・思いやり パート2 ~希望と行動編~

2017年/日本/90分/配給:映画「ザ・思いやり」事務局
監督:リラン・バクレー
撮影:高尾徹、伊藤二コラ
編集:伊藤二コラ
音楽:ダレン・チルトン
製作:平沢清一、リラン・バクレー、佐藤契
出演:横井久美子(歌手)、松元ヒロ(コメディアン)、前泊博盛(沖縄国際大学教授)ほか、全国の思いやりのあるみなさん

公式ホームページ

日本に住むアメリカ人が作るドキュメンタリー、待望の第2弾!
バクレー監督が希望をもって行動している人に会いにいく!

アメリカ人がみたニッポンを伝えたい!あきらめずに行動して生きる人々の姿を! 思いやり予算とは?1978年、時の防衛長官・金丸信大臣が、在日米軍基地で働く日本人従業員の給与の一部(62億円)を日本側が負担すると決めたことから始まる。日米地位協定の枠を超える法的根拠のない負担に対して、円高ドル安などによってアメリカの負担増を考慮した大臣が、「思いやりの立場で対処すべき」などと答弁したことから、“思いやり予算”と呼ばれるようになった。

シリアスだからコミカルに!さらに問いかける
在日米軍は世界の戦場に出張ばかり?そこで何してるの?
オキナワでも不条理ばかり、どこに希望はあるの?
本当の“思いやり”をもって生きる人々の声を聞きたい!

【リラン・バクレー監督プロフィール】Leland Buckley
1964年生まれ、アメリカ・テキサス州出身。1980年、高校1年生で初めて来日し、埼玉でホームステイを経験。歴史を専攻し高校社会科の教員資格を取得。アメリカで大学院終了後、日本の大学院で文部省の大学院研究者として日本文学を専攻。1995年に天野文子氏の広島原爆日記を英訳し、原爆投下50年に、天野氏と数人でアメリカ各地を訪問し、テレビ、ラジオ番組等で原爆禁止をアピール。本作は、『ザ・思いやり』に続く、監督第2作目。その他、地産地消、食糧やエネルギー自足に興味を持って活動している。英会話スクール経営、青山学院大学英語講師。20年以上神奈川県民。日本語ペラペラ、英語もペラペラ。

ザ・思いやり パート2 ~希望と行動編~ ザ・思いやり パート2 ~希望と行動編~ ザ・思いやり パート2 ~希望と行動編~

12/17(土)

こども映画教室シネクラブ@横浜シネマリン2017

こども映画教室シネクラブ@横浜シネマリン2017
みる しる つくる を 楽しむ映画鑑賞ワークショップ!

ユーリー・ノルシュテイン監督のアニメーションの世界を体験してみよう!

『霧の中のハリネズミ』『キツネとウサギ』『話の話』

12月17日(日)@映画館「横浜シネマリン」

<こども映画教室シネクラブ>

映画鑑賞+ワークショップのプログラムです。
こども映画教室が自信をもってチョイスした映画をみんなで一緒に鑑賞します。鑑賞するだけでなく、体験型のグループによるワークショップを通して作品を深く理解し、その面白さやナゾを探っていきます。

ユーリー・ノルシュテイン監督ってどんな人?

1941年生まれ、現在76歳・ロシアのアニメーション監督です。切り絵をつかったアニメーションで知られています。日本を代表する『となりのトトロ』の宮崎駿監督や『かぐや姫の物語』の高畑勲監督も尊敬する、まさに“アート・アニメーションの神様”です。


『霧の中のハリネズミ』(1975年/10分)

©2016 F.S.U.E C&P SMF

『霧の中のハリネズミ』(1975年/10分)

夕ぐれの野はらをハリネズミのヨージックが急ぎ足で歩いていきます。友だちの小グマの家でお茶を飲みながら星を数えるためです。しかし、ヨージックが気がつくと、いつしか周りは霧がたちのぼり…。

『キツネとウサギ』(1973年/12分)

©2016 F.S.U.E C&P SMF

『キツネとウサギ』(1973年/12分)

ウサギがキツネに家をのっとられてしまい、オオカミ・クマ・ウシなど強そうな動物に、キツネを追い出してもらうよう手伝ってもらうのですが…

『話の話』(1979年/29分)

©2016 F.S.U.E C&P SMF

『話の話』(1979年/29分)

ノルシュテイン監督いわく「もっとも心情にそった内容で、私の友だちに語った、手紙につづるような作品」。ノルシュテイン監督の小さいころの思い出のエッセンスが入っている作品です。

★1984年映画芸術アカデミーとASIFAが共催した国際アンケートで「歴史上、世界最高のアニメーション映画」として認定されました。

開催概要

子供映画

日 時:2017年12月17日(日)

会 場:横浜シネマリン

①映画鑑賞のみ または ②映画鑑賞+ワークショップ のどちらかをお選びいただきます。

①映画鑑賞のみ

※以下は予定です。時間等が多少変更になる場合がございますので、ご了承ください。

①映画鑑賞のみの日程

09:40〜10:00 受付

10:00〜11:15 <1部:映画鑑賞>

①『キツネとウサギ』 ②『話の話』 ③『霧の中のハリネズミ』

*1部のみの参加者はここで解散*

参加費:0歳~2歳:無料/3歳~12歳: 500円/保護者:800円

定 員:82名

参加資格:お子様と一緒に映画をご鑑賞いただけます。また、小学生未満のお子様でもご参加いただけます。
もし、お子さまが泣きだしてしまった場合は、一時退出をご了承いただけますようお願いいたします。

②映画鑑賞+ワークショップ

 ※以下は予定です。時間等が多少変更になる場合がございますので、ご了承ください。

②映画鑑賞+ワークショップの日程

09:40〜10:00 受付

10:00〜11:15 <1部:映画鑑賞>

①『キツネとウサギ』 ②『話の話』 ③『霧の中のハリネズミ』

11:15~11:45 <2部:ワークショップ>映画館探検

11:45〜12:30 昼食

12:30〜15:00 <2部:ワークショップ>『霧の中のハリネズミ』をテーマにしたワークショップ
映画に関するダイアローグと簡単な工作と発表を行います。

参加費:2500円

参加資格:小学1~6年生※年齢制限を外しました。

定 員:20名(抽選)

持ち物:お弁当、お茶、筆記用具など(参加者の方には追って詳細をお送りします)

備 考:ワークショップは保護者(引率者)の方は、見学等はできませんので、ご了承ください。
当ワークショップでは、我々スタッフも含め大人が手出し口出しをせず、お子さんの自主性を尊重し育てるという趣旨がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

お申込み方法

①こども映画教室HPのお申込みページからhttp://kodomoeiga.com/

お問合せ:こども映画教室 info.kodomoeiga@gmail.com

②横浜シネマリンに電話、またはFAXにて以下の要項をお知らせください。

TEL  045-341-3180 FAX  045-341-3187
1)ご参加を希望される方の番号:①映画鑑賞のみ or ②映画鑑賞+ワークショップ
2)お子様のお名前
3)小学校名
4)学年
5)保護者様のお名前
6)保護者様は映画を鑑賞するか否か
7)電話番号(日中、連絡のつくもの)
8)メールアドレス

募集期間:11月3日(金・祝)10時30分より11月26日(日)23時59分まで
(締切前に定員に達した場合、抽選となります)

※個人情報は「こども映画教室」の活動のご案内にのみ使用し第三者への提供、その他の目的には使用しません。

About 

私たちは「こどもと映画のアカルイミライ」を目指すことをミッションに、映画・映像に関するワークショップの企画・実施、学校などへのワークショップのコーディネートや、シンポジウムの開催などを行っております。 出前ワークショップなども展開しておりますのでご興味のある方はお気軽にご連絡ください。

こども映画教室公式サイト:http://kodomoeiga.com/

Facebook:https://www.facebook.com/kodomoeiga

主催:こども映画教室

助成:子どもゆめ基金助成事業(独立行政法人国立青少年教育振興機構)

協力:横浜シネマリン

後援:横浜市教育委員会

©2016 F.S.U.E C&P SMF

12/23(土)~

立ち去った女

立ち去った女

2016年/フィリピン/タガログ語/モノクロ/228分/配給:マジックアワー
原題:Ang Babaeng Humayo
監督・脚本・撮影・編集:ラヴ・ディアス
出演:チャロ・サントス・コンシオ、ジョン・ロイド・クルズ、マイケル・デ・メサ、シャマイン・センテネラ・ブエンカミノ、ノニー・ブエンカミノ

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,800円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント!

世界が絶賛する “怪物的映画作家”が、ついに全貌を現す!

“怪物的映画作家”と称され、ベネチア、ベルリン、カンヌをはじめ世界の映画賞を席巻してきたフィリピンの鬼才ラヴ・ディアス。本作は、『ラ・ラ・ランド』『メッセージ』ら華やかな話題作がひしめくなか、ベネチア国際映画祭最高の栄誉に輝いた。前々作『昔のはじまり』でロカルノ国際映画祭金豹賞、2016年2月には『痛ましき謎への子守唄』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞し、ベネチアでついに頂点に登りつめたラヴ・ディアスに、サム・メンデス監督率いる審査員団や批評家、観客たちから満場の拍手が贈られた。
映画『ショーシャンクの空に』の原点ともなったロシアの文豪レフ・トルストイの短編小説に着想を得た人間ドラマ「God Sees the Truth, But Waits(神は真実を見給ふ、されで待ち給ふ)」。フィリピン現代史を背景に、哲学、宗教、寓話、そして豊かな詩情を織り込み、光と闇、善と悪、罪と赦しの間を彷徨う人間の本質をゆっくりと炙り出す。ラヴ・ディアス作品の特徴である、美しくも徹底的な長回しと、蠱惑的なロングショット。圧倒的な映画体験に身をゆだねる、至福の映画体験が待っている。

光と闇、善と悪、罪と赦し。人間の本質を炙り出す、美しき復讐のドラマ。

かつて小学校の教師だったホラシアは、身に覚えのない罪で投獄され、30年の歳月を刑務所で過ごしてきた。ある日、同じ受刑者でホラシアの親友・ペトラが思いがけない告白をする。ホラシアが犯人とされた殺人事件の真犯人はペトラ、そして彼女に殺人を指示し、ホラシアに罪を着せた黒幕は、ホラシアのかつての恋人・ロドリゴだというのだ。ペトラは罪を告白後、自殺した。

釈放されたホラシアは家に戻るが、一家は離散し息子は行方不明、夫はすでに亡くなっていた。家族を失い、人生を壊されたホラシアは、自分を陥れた男ロドリゴを追って復讐の旅に出る。そして彼女の前に現れる、バロット(アヒルの卵)売りの貧しい男、物乞いの女、心と身体に傷を抱える謎の「女」―。

観る者をとりこにする「長尺」の快感。映画的興奮に溺れる3時間48分!

ラヴ・ディアスの作品は、平均で5~6時間、時に10時間を超えるなど、観客の度肝を抜く「長尺」をトレードマークとする。その長さにも関わらず、観客はディアス独特のリズムがもたらす“魔術的魅力”に引き込まれ、メリル・ストリープ、サム・メンデスなどハリウッドの映画人らも巻き込んだ《ラヴ・ディアス中毒》を世界中に増やしてきた。しかし本作は、ラヴ・ディアス作品の中では“異例の短さ”となる3時間48分!ベネチア金獅子賞受賞作にして最高傑作の『立ち去った女』は、ラヴ・ディアス入門編として、映画好きであれば必見の一本!!この愉しみを知ったら、もう普通の長さでは物足りないかもしれない。

*第73回 ベネチア国際映画祭 金獅子賞受賞

立ち去った女 立ち去った女 立ち去った女

12/30(土)~

沈黙 立ち上がる慰安婦

沈黙 立ち上がる慰安婦

©朴壽南

2017年/日本・韓国合作/117分/カラー/HD/配給:アリランのうた製作委員会
監督:朴壽南(パク・スナム)
プロデューサー:朴麻衣
撮影:大津幸四郎、ハン・ジョング、チャン・ソンホ 他
編集:朴麻衣
音楽:ユン・ソンヘ
うた:イ・オクソン
ハングル題字:朴壽南

公式ホームページ

ハルモニたちは 半世紀の沈黙を破って立ち上がった

韓国・忠清北道に一人で暮らす李玉先(イ・オクソン)さん(90歳)は、毎朝寺院に祈祷へ通う仏教徒だ。17歳で北満州の日本軍慰安所に連行された李さんは、戦後50年を経てその“沈黙”を破り立ち上がった。1994年、14人の仲間とともに日本政府に謝罪と個人補償を求めて来日。「法的責任は解決積み」とする日本政府に対し、被害者だけが集まり直接交渉を開始した。ハルモニたちは3年にわたり再三来日し、日本軍の犯罪を証言し名誉と尊厳の回復を訴えた。
その闘いに在日朝鮮人2世の女性監督が寄り添い、彼女たちの恨(ハン)を映像に記録した。あれから20余年、闘いの主人公の多くが亡くなった今、2015年日韓両政府が合意した「解決」は果たして当事者の問いに答えているのだろうか―。90年代当事者たちの苦闘を共にした朴壽南監督が密着記録と李さんの人生をつむぎ、生き証人たちの“沈黙”を未来に伝える。

*2016年ソウル国際女性映画祭正式出品
*DMZ国際ドキュメンタリー映画祭〈特別賞〉受賞
*ソウル老人映画祭正式出品

ハルモニたちはこのたたかいを通し
自らの手で恨(ハン)を晴らしていきました

朴壽南(パク・スナム)1935年三重県生まれ。在日朝鮮人2世の作家として民族差別問題に取りくみ、小松川事件の死刑囚・李珍宇少年との往復書簡『罪と死と愛と』(63年)で注目を集める。
『もうひとつのヒロシマーアリランのうた』(86年)で朝鮮人被爆者の実態を映像化し、続いて沖縄戦に連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の証言を掘り起した『アリランのうたーオキナワからの証言』(91年)で約20万名を動員。日本の植民地支配による朝鮮人犠牲者の沈黙に光をあて続ける。『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-』(2012)では沖縄戦の「玉砕」の真実に迫った。第19回韓国KBS海外同胞賞受賞。

沈黙 立ち上がる慰安婦 沈黙 立ち上がる慰安婦 沈黙 立ち上がる慰安婦

12/30(土)~

ラモツォの亡命ノート

ラモツォの亡命ノート

2017年/日本/チベット語/93分/カラー/ドキュメンタリー
監督・撮影・編集:小川真利枝
現地コーディネーター:中原一博
テーマ音楽:「Hallelujah」作詞・作曲 レナード・コーエン、うた 浜田真理子
協力:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
出演:ラモツォ、タシ・ツェリン、テンジン・ノルブ、ダドゥン・ワンモ、ラモ・ドルマ、ドゥンドゥップ・ワンチェン

公式ホームページ

政治犯の夫を持つ妻と、家族の6年の物語。読み書きのできないラモツォは、旅の途上をビデオカメラに記録した。

アメリカ・サンフランシスコ。ゴールデンゲートブリッジを車で颯爽と走るのが、主人公のラモツォ。彼女は、亡命チベット人。夫が政治犯として中国で逮捕され、突然、故郷へ帰れなくなった。最初の亡命先は、インドのダラムサラ。そこで彼女は、道端でパンを売りながら、4人の子どもと義父母を女手ひとつで養った。 学校へ行ったことがないラモツォが、人知れず続けていたのがビデオカメラで日記をつけること。 その映像には、歴史に翻弄されながらも、前を向いて生きる一人の女性の姿がうつっていた。映画は、ラモツォがスイスをへてサンフランシスコに辿り着くまでの6年を、 80時間におよぶビデオ日記とともに描いた。そして、夫の釈放の日が近づいてくる。

ヒマラヤ山脈の北に広がるチベットは、現在は中国の一部となり、宗教や表現の自由が制限されている。主人公ラモツォは、そこから標高4000mの山を越えて、歩いて亡命した。その彼女と2009年にダラムサラで出会ったのが、本作が劇場初公開作品となる映画監督の小川真利枝。インドの難民収容所から取材をはじめ、全編チベット語で撮影するために1年間ダラムサラに語学留学をしながら8年の歳月をかけて完成させた。

ラモツォの夫、ドゥンドゥップ・ワンチェン氏とは?

2008年、“平和の祭典”であるはずのオリンピックが北京で開催されることについて「チベット人がどんな思いを抱いているのか」インタビューした映画『恐怖を乗り越えて』をつくったことで、中国政府に逮捕された。罪状は「国家分裂扇動罪」だった。 しかし、彼の作品は、全世界に広まり、彼の勇敢な行動が「チベット人の今」 を鮮明に映し出したとして、2012年、ニューヨークのジャーナリスト保護委員会から「国際報道自由賞」が 与えられた。

ラモツォの亡命ノート ラモツォの亡命ノート ラモツォの亡命ノート

12/30(土)~

愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~

愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~

2017年/日本/82分/配給:ブロードウェイ
監督:田尻裕司
脚本:中野太、川崎龍太
プロデューサー:張江肇、朝倉庄助
撮影:鏡早智
録音:清水裕紀子、光地拓郎
編集:田尻裕司
音楽:下社敦郎
主題歌:遠藤賢司「カレーライス」
出演:水澤紳吾、大島葉子、守屋文雄、マイコ(白猫)配給:ブロードウェイ

公式ホームページ

文豪・内田百閒の「ノラや」からインスパイアされて作り上げた、猫と人間が織りなす感動のドラマ

しがないシナリオライター・九十九朔美の家に野良猫が迷い込む。朔美は“シロ”と命名し、妻・ひよりと飼うことに。子供のいない夫婦は我が子のようにシロを溺愛する。ところがある日、シロが家を出たきり帰って来なくなった。朔美は仕事そっちのけでシロを捜すが、望ましい情報は得られず、泣き暮らす日々。そして追い討ちをかけるように、ひよりに不安な出来事が…。「シロ、お前はどこに行ったのか」

主題歌は、遠藤賢司の永遠の名曲「カレーライス」

愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~ 愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~ 愛しのノラ~幸せのめぐり逢い~

2018/1/27(土)~

アランフエスの麗しき日々

アランフエスの麗しき日々

©2016-Alfama Films Production-Neue Road Movies

2016年/フランス・ドイツ・ポルトガル/97分/配給:オンリー・ハーツ
監督・脚本:ヴィム・ヴェンダース
原作:ペーター・ハントケ
プロデューサー:パウロ・ブランコ、ギアン=ピエロ・リンゲル
編集:ベアトリス・ババン
撮影:ブノワ・デビ
録音:ピエール・トゥカ、アンツガー・フレーリッヒ
美術:ヴィルジニー・エルンヴァン、ティエリー・フラマン
衣装:ジュディ・シュルーズベリー
出演:レダ・カテブ、ソフィー・セミン、、イェンス・ハルツ、、ニック・ケイヴ

公式ホームページ

ほかに何も言うことはない、世界は燃えている、そして僕は君を愛してる、君を愛してる…

ルー・リードの名曲「パーフェクト・デイ」とともに映し出される無人のパリ。やがてカメラは、柔らかい夏の風が吹く木陰のテラスへ。男と女が語り始める…性的体験、子供時代、それぞれの記憶、夏の本質、そして男と女の違いなど…2人の対話は、時に激しい決闘のような言葉の応酬に突入し、ふと訪れる長い静寂の時間を挟みながら、さまざまなテーマを縦断する。
木々の間を吹き抜ける涼風が木漏れ日を揺らす夏の午後。小高い丘の上の一軒家。足元に広がる田園風景の遠くに、パリの街並みがおぼろげに見える。庭の木陰に置かれたテーブルをはさんで座る一組の男女が、ためらいがちに、長い対話を始める。性的体験、子供時代の思い出、それぞれの記憶、夏の本質、男と女の違いについて……。ときにゲームのように激しく言葉が応酬し、ときに長いモノローグや間、静寂へと変容していく。庭に向かって大きく開け放たれた扉の奥の書斎には、タイプライターを前に、作家がひとり、庭を見つめながら座っている…。

巨匠ヴィム・ヴェンダース監督最新作!盟友ペーター・ハントケの戯曲を映画化、『ベルリン・天使の詩』以来となる二人の5本目のコラボレーション。

第73回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品作『アランフエスの麗しき日々』は、ヴィム・ヴェンダース監督にとって初のフランス語映画であり、「生涯で初めて100%自分の思いのままに撮り上げた映画」と語る自信作でもある。原作は、ヨーロッパを代表する作家のひとりペーター・ハントケによって、フランス語で書かれた戯曲「アランフエスの麗しき日々 夏のダイクアローグ」。『3枚のアメリカのLP』、『ゴールキーパーの不安』、『まわり道』、『ベルリン・天使の詩』に続く、二人の5度目のコラボレーション作品だ。

主演は、ベルリン国際映画祭でオープニング上映作品であり、伝説のジャズギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトを熱演した『永遠のジャンゴ』が近日日本公開となるレダ・カテブと、ヴェンダース映画は『愛のめぐりあい』に次いで2本目となるソフィー・セミン。また、映画のオリジナル・キャストである作家役をイェンス・ハルツが演じる他、世界中で熱狂的なファンをもつミュージシャンのニック・ケイヴがゲスト出演している。

アランフエスの麗しき日々
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