近日上映作品

10/27(土)~

終焉までの30秒

終焉までの30秒

2016年/アメリカ/BD/86分
原題:30 SECONDS TO MIDNIGHT
監督・撮影・製作:レジス・トレンブリー
編集:ポール・ミショードJr
出演:レジス・トレンブリー、ヘレン・カルディコット、デイビット・バイン、ブルース・ギャグノン、他

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トークショー
初日10/27(土)、ベテランズ・フォー・ピース(VFP)メンバー、元軍人マイク・ヘイスティさん、ネイサン・ルイスさんによるトークショーがございます!

際限のない核兵器開発と環境汚染とともに、世界の滅亡を告げる時計の針は刻一刻と進んでいく。

時は16世紀。西欧人によるアメリカ大陸への入植が始まり、探検と開拓の名の下に、先住民族に対する領土略奪と虐殺が繰り返されました。生き残った先住民族は奴隷化され、領土は西方へと拡大されていきました。力の争いを拠り所にした国家建設のイデオロギーは、世界支配への衝動と帝国的軍事主義を成長させ、人類全体を絶滅に追いやるに足る軍事兵器を作り出しました。世界の終焉を告げる時計の針は、こうした過程の中で動き出したと、レジス・トレンブリー監督はとらえています。

政治、経済、文化の様々な側面から、人類に残された道を探る、衝撃のドキュメンタリー!

現在、アメリカは80カ国に約800の軍事基地を擁し、1798年以来アメリカの諸外国に対する軍事介入は500回を超え、軍事国家としての側面をむき出しにしています。そして「自由」「正義」「テロとの戦い」といった偽りの大義名分を掲げ、国際世論を喚起し、武力行使を正当化するのがアメリカの常套手段です。なぜこうまでして覇権国家として世界に君臨し続けなければならないのでしょう?

本作品は、歴史的事件の中に、世界覇権を目指すアメリカの軍事主義の成長を辿ります。そこには、表向きの事象とは裏腹な国家の政治的思惑を垣間見ることができます。アジア、環太平洋地域へと影響力を拡大するアメリカ軍がハワイにもたらした軍事政策と環境破壊については、地元の平和活動家の生の声を拾っています。ウクライナのオデッサからは、アメリカ政府主導による市民政府転覆の裏側を解説。そして、世界的に著名なヘレン・カルディコット博士が核兵器の脅威、核技術による環境汚染などについて熱のこもった警鐘を鳴らします。政治、経済、科学に精通する知識人から、アメリカの政策に翻弄される一般市民の声まで、様々な側面からトレンブリー監督自身によるきめ細かいインタビューが網羅されています。

本作の監督、レジス・トレンブリーは、独立系ドキュメンタリー映画の制作、脚本、監督をもこなします。また、米国退役軍人団体「ベテランズ・フォー・ピース」のメンバーとしても、国際的な平和活動への参加と協力を惜しみません。監督作として、沖縄の米軍基地移設問題を取り上げた「OKINAWA」、韓国での米軍基地建設を題材にし、シカゴ国際環境映画祭にてエクスポゼ(暴露)賞を受賞した、「済州の魂たち」(チェジュのゴーストたち)があります。巨大権力に抵抗する一般市民の視点からアメリカの排他主義と帝国主義を浮き彫りにする共通のテーマは、本作品「終焉までの30秒」にも受け継がれています。資本主義と軍事主義の両輪で地球規模の排他的、攻勢的展開を進めるアメリカの政策の結果、確実に地球を破滅させる要因を世界は抱え込んでしまいました。終末時計の針は残り30秒を刻むだけ。人類滅亡を回避することは不可能なのでしょうか?主要メディアとは一線を画す切り口で、紛れもない事実と真理を通し、末期的な世界情勢を問いただす衝撃の問題作です。

終焉までの30秒 終焉までの30秒 終焉までの30秒

10/27(土)~

モアナ 南海の歓喜

モアナ 南海の歓喜

©2014 Bruce Posner-Sami van Ingen. Moana ©1980 Monica Flaherty-Sami van Ingen. Moana ©℗1926 Famous Players-Laski Corp. Renewed 1953 Paramount Pictures Corp.

1926、1980、2014年/アメリカ/サモワ語/98分/DCP/配給:グループ現代
原題:MOANA with Sound
監督:ロバート・フラハティ
共同監督:フランシス・フラハティ、リチャード・リーコック
撮影:ロバート・フラハティ、デヴィッド・フラハティ
録音:モニカ・フラハティ、リチャード・リーコック

公式ホームページ

トークショー
11/3(土)13:40回上映後、金子遊さん(映像作家、映画批評家)のトークショーがございます。
11/10(土)10:00回上映後、村尾静二さん(映像人類学者)のトークショーがございます。

ドキュメンタリーという言葉はこの映画から始まった
100年のときを超えスクリーンに蘇る、世界映画史上の傑作

『極北のナヌーク』で知られるドキュメンタリー映画の始祖ロバート・フラハティ。“ドキュメンタリー”という言葉は、1926年の本作公開時に新聞の映画評で使われたことが起源とされている。人間の発見と生活の調査、記録、そしてその肯定を目指したフラハティは、ドキュメンタリーの父とも呼ばれている。
無声だったこの作品に音声を付け加えるため、1980年、ロバートの娘モニカ・フラハティ監督はサモアの島へ赴き、当時映画に出演した多くの住民たちの協力を得て本物の音や会話、民謡を録音し、『モアナ 南海の歓喜 サウンド版』として生まれ変わらせた。 更に2014年、最新のデジタル技術により、当時の人々の気高さや生命の息吹を感じることができる2Kデジタルリストア版(サウンド版)がついに完成した。

南太平洋サモア。生命を豊かに育む海と、ヤシや緑が生い茂る美しい島。
大自然の中で、踊りと音楽にあふれた人々の暮らしがそこにある。

楽園のようなこの島で暮らすルペンガー家には、モアナという息子がいた。一家は、常食とするタロイモ採りに出かけ、イノシシの通る道に罠を仕掛ける。珊瑚礁の岸に寄せる波間では丸木船に乗って魚を採る、のどかな島の暮らし。 そして今日はモアナの結婚式。ほら貝の音とともに太鼓が鳴り響き、村はこどもから大人まで祝祭に満ち溢れている。モアナは成人男性のしるしであるタトゥーを施し、婚約者ファアンガセと共に歓喜の踊りを舞う。盛大な挙式がはじまった―― 本作は、圧倒的な映像で生きることの美しさと人間が持っている本来の輝きを見せてくれる。

モアナ 南海の歓喜 モアナ 南海の歓喜 モアナ 南海の歓喜

11/10(土)~ 『モアナ 南海の歓喜』公開記念 1週間限定上映

極北のナヌーク

極北のナヌーク

©2013 by Film Preservation Associates, Inc.

1922年/アメリカ/78分/モノクロ/サイレント/スタンダード/配給:グループ現代
原題:Nanook of the North
監督:ロバート・フラハティ

1922年、記録映画の原点

ドキュメンタリー映画の先駆的作品。『極北の怪異』のタイトルでも知られ、その後の映像ドキュメンタリー作家に多大な影響を与えた「記録映画」の大傑作。探検家、人類学者でイヌイットを生涯にわたるテーマとしていたロバート・フラハティの名を一躍有名にした作品でもある。

イヌイット一家、大自然の中でのたくましい暮らし

カナダ北部の極地。雪と氷の大平原を背景に、カヌーでの移動、セイウチやアザラシ漁、毛皮を売る姿、住居を氷や雪で作る様子など極地のイヌイット(エスキモー)族一家の暮らしと、生きるために苛酷な自然と闘っていく様を迫真せまる映像で描く。
フラハティ監督のもうひとつの傑作「モアナ 南海の歓喜」リマスター版公開にあわせ、デジタルリマスター・音楽付きサイレント版にて上映。

極北のナヌーク 極北のナヌーク 極北のナヌーク

11/3(土)~

モルゲン、明日

モルゲン、明日

©2018 Masako Sakata

2018年/日本/日本語・英語・ドイツ語/71分/BD/配給・宣伝:リガード
企画・監督・撮影:坂田雅子
編集・構成:大重裕二
整音:小川武

公式ホームページ

【前売券】特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

過去に学び、未来を拓く。
ドイツ市民のエネルギー革命。

福島第一原発の事故から3ヶ月後の2011年6月、ドイツは2022年までにすべての原発を廃炉にすることを決めた。一方、当事国の日本では事故収束の糸口も見えないまま再稼動が始まり、原発輸出の話さえ出ている。
両国の違いはどこからくるのだろう。答えを求めて「私」はドイツに向かった。
そこで出会ったのは、都市で、村で、学校で、教会で、脱原発と自然エネルギーへ情熱を燃やし実践する多くの人々。第二次世界対戦での自国の行いを深く反省し、1968年の学生運動をきっかけに芽生えた反原発・環境保護の意識と情熱を政治に反映し、次世代につなげようとしている彼らの姿は、世界は市民の手で変えられると教えてくれる。

問われているのは、私たちの現在。
Morgen、明日は私たち一人一人が作るのだ。

福島第一原発の事故を受け、亡き母の脱原発の遺志を胸に製作した前作『わたしの、終わらない旅』(2014年)でフランス、マーシャル諸島、カザフスタンと核に翻弄された人々を訪ねた坂田雅子監督が、次なる旅の目的地に選んだのは、欧米主要国の中でいち早く脱原発を宣言し、再生可能エネルギーへとシフトしたドイツ。
初作品の『花はどこへいった』(2007年/毎日映画コンクール・ドキュメンタリー賞)以降、大国の犠牲となった人々を描き続けてきた坂田が、権威を盲信せず、自分で考え、自ら行動を起こし続けるドイツ市民の戦後の軌跡を辿り、見出したMorgen, 明日への希望とは──。
※Morgen(モルゲン)=「明日」を意味するドイツ語

モルゲン、明日 モルゲン、明日 モルゲン、明日

11/3(土)~

彼らの原発

彼らの原発

©『彼らの原発』上映委員会

2017年/日本/119分/配給:『彼らの原発』上映委員会
製作・監督・撮影・編集:川口勉
音響構成:渡辺丈彦
スタジオ技術:東凌太郎
ダビングスタジオ:シネマサウンドワークス
資料提供:福井新聞 北陸政界
歌:「おもん花」 三上寛(作詞・作曲:三上寛)

公式ホームページ

トークショー
11/4(日)10:00回上映後、川口勉監督のトークショーがございます。

誰もが、本音と建前の間で、生きている

福井県大飯郡おおい町。2006年に大飯郡大飯町と遠敷郡名田庄村が合併され「おおい町」となる。
人口8,700人、海と山に囲まれた小さな町。この町の人々は、原子力発電所と折り合いをつけながら生きてきた。しかし、2011年3月に起きた福島第一原発事故により、大飯原発の存在が平穏な住民の暮らしを揺るがし始めた。2012年7月、世論を二分するなか大飯原発が再稼働。おおい町は日本全国から注目を浴びる。波のように押し寄せるマスコミ、反原発を声高に主張するデモ隊、原発をめぐる誹謗中傷の電話。「原発の是非」を日々突きつけられた住民たちは、やがて口を閉ざして暮らすようになった。
撮影を行ったのは2014年。新たに発足した原子力規制委員会が定める「新規制基準」の下、再稼働の一番手として再び大飯原発の名が挙がった。本作は、原発問題の渦中におかれた町を訪ね、そこに暮らす人々との対話を試みた。原発を抱く大島半島の漁師、原発作業員の宿泊で生計を立てる旅館の主人、町と原発を冷静に見守ってきた美容院のおばあさん、村の合併により「おおい町」となったことにわだかまりを抱える農家、脱原発の未来のため町を支える新エネルギー事業の立ち上げを目指す鍼灸師。長らく町長を務めた人物の辞任によって起こった、新町長選挙。変わってしまった暮らしと、変わらない風習。やがて静かに語られた言葉、その姿から、いまこの国の抱える問題が浮かび上がってくる。

福井県大飯郡おおい町
あの日以来この町は、好奇と無関心に翻弄されていた―

これは、「反原発ドキュメンタリー」ではないつもりです。
僕個人は「反原発」ですが、反原発を訴えるドキュメンタリーをつくることで、原発が内包する巨大な問題に迫れるとは思えませんでした。この映画には、とても多くの事柄が映っています。原発とは無関係な風景、食べ物、唄、信仰、そして無数の言葉たち。何事もなかったように日本中の原発が再稼働に向かう現在、その渦中で暮らす私たち自身を改めて見つめるために、もう一度真正面から混乱したいと思います。
(監督/川口勉)

彼らの原発 彼らの原発 彼らの原発

11/10(土)~1週間限定上映

ダライ・ラマ14世

ダライ・ラマ14世

© Buenos film/Taikan USUI

2014年/日本/116分/製作・配給:ブエノスフィルム
企画・撮影:薄井一議/薄井大還
監督・構成・編集:光石富士朗
語り:柄本佑
特別協力:ダライ・ラマ法王日本代表部事務所

ダライ・ラマ法王日本代表事務所
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/
ダライ・ラマ法王14世 日本公式ホームページ
http://www.dalailamajapanese.com/
ダライ・ラマ法王14世 日本公式ツイッター
https://twitter.com/DalailamaJpn
ダライ・ラマ法王14世 日本公式フェイスブック
https://www.facebook.com/dalailamajapanese/

公式ホームページ

あなたは本当のダライ・ラマを知っていますか

観音菩薩の生まれ変わりとされる僧侶。ノーベル平和賞受賞者。神々しい肩書とともに、これだけ世界中で顔を知られている人は他にはいない。しかし、私たちは本当にこの人を知っているのだろうか。
2歳にしてダライ・ラマ13世の転生者と認定され、ダライ・ラマ14世となったひとりの少年は、今では多くの人から尊敬され一方では唾棄する人もいる、この世界において重要な存在となった。本作では東京の街頭で人々に質問を募った。質問者にまっすぐに向き合い、真剣にユーモアたっぷりに答える姿から、ダライ・ラマ14世の素顔が見えてくる。

誰も知らないダライ・ラマの舞台裏

本作で私たちは今まで誰も見たことのないダライ・ラマ14世に出会うことになる。カメラは関係者以外には入ることのできない場所へと分け入っていき、そこに映し出されるのは眼鏡をはずし、お茶をのみながらくつろぐ普段の姿。書物に目を通し、今も日々の課題を学ぶひとりの僧侶としての姿である。
また、チベット亡命政府のあるインドのダラムサラと、現在もチベットの伝統と風習が受け継がれるラダックへの取材を敢行。脈々と受け継がれるチベット仏教の教えと、その源流であるダライ・ラマの存在、そして亡命後にダライ・ラマ14世が人々と作り上げてきたものが浮き彫りになる。
作品中、法王は私たち日本人に、エールというべき期待を込めたメッセージを送っている。戦後70年の今、そのメッセージをひとりでも多くの人に受け取ってほしい。

ダライ・ラマ14世 ダライ・ラマ14世 ダライ・ラマ14世

© Buenos film

11/17(土)1日限定上映

昭和の怪女優 浪花千栄子

浪速千恵子ロゴ

11/17(土)~

心魔師

心魔師

© 2018索斯光影(北京)影視文化伝媒有限会社

2018年/日本・中国合作/95分/DCP
監督:今野恭成
脚本:後閑広、今野恭成、牛牛
音楽:沈佳女
製作:劉雨星、何博、粱詩雨
プロデューサー:土本貴生、堀川慎太郎
ラインプロデューサー:張丹妮
撮影監督:小川真司
編集:張丹妮、今野恭成
製作:索斯光影(北京)影視文化伝媒有限会社、北京隆騰九天文化発展有限会社、ホルゴス索斯斑馬影視文化伝媒有限会社、索斯桜花(北京)影視文化有限会社
製作協力・配給:アルタミラピクチャーズ
配給協力:トラヴィス
出演:生津徹、真崎かれん、阿部翔平、陳懿冰、伊東由美子、小橋めぐみ、柳憂怜、竹中直人

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【前売券】前売り特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

舞台挨拶
初日11/17(土)18:00回上映後、今野恭成監督と出演者による舞台挨拶を予定。

日中合作初のサイコホラームービー誕生!

監督の今野恭成は学生時代から自主映画を撮りはじめ、その後、東京藝大で映画を学び、現在はホラーからコメディーまで多様なジャンルをオールマイティにこなし、藝大出身者ならではの作家性漲る作品を作り続けている。彼と東京藝大の同期で中国の若きプロデューサーである張丹妮が、日本映画をこよなく愛する中国の新進気鋭のプロデューサー・劉雨星の指揮の元で企画を練る。そして、アルタミラピクチャーズが日中合作初の奇異で不可解なサイコホラームービーとして作り上げた。ヒロインの夕子役に映画初主演の新人・真崎かれん。今村刑事役に生津徹。その他に柳憂怜、小橋めぐみ、竹中直人などの実力派が脇を固める。

人の心の奥底に潜む恐怖。 あなたも見ますか?悪い夢を―

血液凝固を止める薬品で失血死させるという猟奇殺人事件が富士山麓の町で発生。被害者の遺留品から浮かび上がって来たのはこの町の療養所だった。そこには若い精神科医・谷と年老いた看護師、そして6人の入院患者がいた。不眠症の刑事・今村は密かにこの療養所に潜入し、患者の少女・夕子に出会う。今村は捜査線上に浮かび上がった怪しげな容疑者を見張るも、新たな変死体が発見される……。
この作品を観るものは現実と虚構が交錯する迷宮に迷い、驚愕の結末へと導かれる。決してこの秘密は人に話してはならない。

心魔師 心魔師 心魔師

11/17(土)~

形のない骨

形のない骨

©teevee graphics,inc

2018年/日本/104分/配給:エレファントハウス
監督・脚本・編集:小島淳二
撮影:安岡洋史
出演:安東清子、高田紀子、田中準也、熊谷太志、杉尾夢

公式ホームページ

ミシミシと、キシキシと、心が死んでいく音。
聞こえないふりをした。

格差社会から生まれる一般家庭の貧困、希薄な人間関係、女性蔑視。地方都市に暮らす一人の女性の壮絶な人生を通して、家族とは、人間の優しさとは何かを問いかける傑作の誕生!理性的であることを求められる現代に生きる、すべての人への人生賛歌。
TSUBAKIやマキアージュなど、資生堂のメインブランドのCMを長年にわたって手がけ、世界が注目する「女性美の魔術師」、小島淳二。自身が企画から立ち上げ5年の歳月をかけて挑んだ本作で、壮麗で華やかなCMが映し出す世界とは真逆のベクトルとなる「人間の内面」をリアルに描き出した。

心の優しい一人の女性が、どうしたらこんな悲劇に耐えられるだろう?

34歳の良子は画家の夫、姑、小学生の息子とともに、地方都市の郊外にある一軒家で静かに暮らしていた。その生活は一見するとなんの不自由もなく穏やかに見えるが、刺々しい義母の態度、闇の商売に手を染め、誰にも分からないように暴力を振るう夫にうんざりする日々。彼女が愛を与えているのはたった一人の弟・圭人と、息子の宏だけだ。ある日彼女は、家族の一員を思いがけない事件によって失ってしまう。
許されない罪と失った愛。追い詰められた良子が取った行動とは…。

形のない骨 形のない骨 形のない骨

11/10(土)~

モリのいる場所

モリのいる場所

©2017「モリのいる場所」製作委員会

2018年/日本/99分/DCP/配給:日活
監督・脚本:沖田修一
出演:山﨑努、樹木希林、加瀬亮、吉村界人、光石研、青木崇高、吹越満、池谷のぶえ、きたろう、林与一、三上博史

公式ホームページ

名優・山﨑努と樹木希林 初共演。
円熟の夫婦役に日本中が笑いと涙に包まれる
人生が愛おしくなる 珠玉の物語

30年もの間、家の外へ出ることなく、ひたすら庭に生きるたくさんの虫や猫や草木などを見つめ、描きつづけた画家・熊谷守一のエピソードをもとに、現在の日本映画を牽引する沖田監督が紡ぐ、どこか懐かしく温かなオリジナルストーリー。
今作が初共演となる山﨑努(80歳)と樹木希林(74歳)、日本映画の至宝たる名優が演じる、深い絆を感じさせる味わい深い夫婦のたたずまい。そしてふたりを取り囲む豪華キャストたちが繰り広げる、可笑しくてオカシなやりとりにクスクス、夫婦愛にほろりとする、珠玉の物語。

仕事や、家庭や、いろいろと大変な現代。
ほんのひととき、あなたもモリの庭で深呼吸してみませんか?

時流にも無頓着、まるで少年のように自分のやりたいことだけに夢中。「仙人」と呼ばれた画家・モリ94歳。
ともに人生の荒波を乗り越え、ちょっと変わった夫との暮らしを楽しんでいる(?)笑顔がチャーミングな妻・秀子76歳。
52年の結婚生活同様、味わいを増した生活道具に囲まれて暮らすふたりの日課は、ルール無視の碁。
画家が愛する庭と小さな生命たち、老夫婦のお茶の間に集う人々のある夏の日。
それは、愉しくて、温かくて、かけがえのない物語。

モリのいる場所 モリのいる場所 モリのいる場所

11/18(日)~5日間限定上映

万引き家族

万引き家族

©2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

2018年/日本/120分/DCP/配給:ギャガ
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣
出演:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、城桧吏、佐々木みゆ、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林

公式ホームページ

第71回カンヌ国際映画祭 最高賞パルムドール受賞!
家族を描き続けてきた名匠・是枝裕和監督が、
“家族を超えた絆”を描く衝撃の感動作

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

息子と協力して万引きを重ねる父・治をリリー・フランキー、その妻・信代を安藤サクラ、彼女の妹・亜紀を松岡茉優、家族の“定収入”として年金を当てにされる祖母・初枝を樹木希林が演じる。さらに、池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒方直人、森口瑤子ら実力派俳優たちが集結。そしてオーディションで抜擢された城桧吏(じょう・かいり)と佐々木みゆの2人の子役が瑞々しい表情を見せている。

万引き家族 万引き家族 万引き家族

11/18(日)~

あん

あん

©2015映画「あん」製作委員会/COMME DES CINEMAS/TWENTY TWENTY VISION/ZDF-ARTE

2015年/日本・フランス・ドイツ/ 113分/配給:エレファントハウス
監督・脚本:河瀨直美
原作:ドリアン助川
主題歌:秦基博「水彩の月」
出演:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子、水野美紀

公式ホームページ

樹木希林 最後の主演作
たくさんの涙を超えて、生きていく意味を問いかける

ドリアン助川の同名小説「あん」を、世界を舞台に創作活動を続ける監督・河瀨直美が映画化。これが最後の主演作となった樹木希林をはじめ、抜群の演技力で独特の存在感を放つ永瀬正敏、樹木の実孫である新星・内田伽羅や、芸歴50年を超えようやく樹木との共演が実現した市原悦子など、豪華キャストで贈る、心揺さぶる名作。

私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
この世は、ただそれだけを望んでいた。
だとすれば、何かになれなくても、
私達には生きる意味がある

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙を目にし、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることになる。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛する。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく――

あん あん あん

11/23(金)~

レディinホワイト

レディinホワイト

©テレビ大阪サービス

2018年/日本/98分/配給:太秦
監督:大塚祐吉
脚本:能登秀美
製作:田上英樹、橋本知鑑
出演:吉本実憂、波岡一喜、矢本悠馬、笛木優子、宮川浩明、國本鍾建、中島広稀、久住小春、吹越満

公式ホームページ

【前売券】全国共通鑑賞券1,400円を当館受付にて発売中!

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

クズ新人VSゲス上司、
有毒社員たちの仁義なき戦いがいま始まる!

親の資産で何不自由ない生活を送ってきた如月彩花、新卒。ホワイト企業と思って入った会社には、なんとパワハラ全開のゲスなエリート上司が!部下はもれなく全員奴隷化がデフォルトの中、脅威の体育会系!今まで味わったことのない屈辱の連続に怒り心頭の如月だったが、そのゲス上司に負けない驚きのクズっぷりを発揮するのだった――。
敬語は使えず、指示には従わず、キメキメの白スーツと社内でも完全に厄介者と噂され…。そんな中、時を同じくして父の会社が倒産。さらにゲス上司からの嫌がらせに加え、会社の命運を担うプロジェクトまで任せれ…。猛毒フレッシャーズ女子・如月はこの苦難を脱することができるのか!?

最高にムカついて、最高に笑える
猛毒フレッシャーズ女子による、社畜解放のすゝめ。

主演はドラマ「クズの本懐」、「ウチの夫は仕事ができない」、「さくらの親子丼」、映画『HIGH&LOW THE RED RAIN』や『罪の余白』などで近年女優として注目を浴びる吉本実憂。『罪の余白』以来、本作の大塚祐吉監督とは3年ぶりの再タッグ。前作の命を弄ぶ邪悪な女子高生とは打って変わり、今作では常識外れで破天荒、それでいてどこか憎めないクズな新人・如月彩花を圧倒的なコメディエンヌの才能を開花し演じ切った。

そんな新人と対立する企画部のパワハラ将軍・松山翔平役を、ドラマ「火花」や「わろてんか」、映画『blank13』、『彼女の人生は間違いじゃない』などに出演する実力派俳優の波岡一喜が毒気と迫力たっぷりに演じた。さらに、如月の教育係に任命され嫌々サポートすることになる頼りない従属性毒社員・猪瀬を矢本悠馬が、如月を毛嫌いする高圧的毒社員・相川を久住小春が、如月の採用を独断で決めて周りを困惑させる放置性毒社員・酒田部長を吹越満が演じ脇を固める。

監督は『スープ~生まれ変わりの物語~』、『FLARE~フレア~』、『罪の余白』の大塚祐吉。誰もが体験する世代間のギャップや、カルチャーショックを笑いに変えながら、有毒社員たちの社内のドタバタと新入社員の成長物語を描き、最高にムカついて最高に笑える、猛毒フレッシャーズ映画が誕生した。

レディinホワイト レディinホワイト レディinホワイト

11/24(土)~

台北暮色

台北暮色

©3H Productions Ltd

2017年/台湾/107分/配給:A PEOPLE CINEMA
原題:Missing Johnny
監督・脚本:ホアン・シー
製作総指揮:ホウ・シャオシェン
出演:リマ・ジタン クー・ユールン ホアン・ユエン

公式ホームページ

ホウ・シャオシェン×エドワード・ヤン、
名匠ふたりを継ぐ<台湾NEXT BLOOD>
女性監督ホアン・シー 美しき第1作

「台北の現在の姿を描けたのは、『台北ストーリー』のエドワード・ヤン以来だ」─ ホウ・シャオシェン
ホウ・シャオシェンの現場で映画を学んできた女性監督、ホアン・シーのデビュー作。その映画遺伝子は、今回製作総指揮を務めたホウ・シャオシェン譲り。その一方で、「カップルズ」のクー・ユールンが主演のひとりを務めるなど、エドワード・ヤンとの繋がりも見える。我々はそこにホウ・シャオシェンの映像を見るが、ホウは「その資質は自分ではなく、ヤンに近い」と発言している。ホウ・シャオシェン×エドワード・ヤン。1980年代からの台湾映画を支えたふたりの遺伝子を継いだ、<台湾NEXT BLOOD>が生まれ出た。
引き付けられる目が離せないカットの数々。台北の街、路地、鉄道、道路、そこに降る雨、そこにある水たまり、その美しさ。そこに生きる人、家族、その強さ。もろくも孤独な魂たちが、美しく、強く結ばれるとき。

反射する暮色の街〈台北〉に、いま、生きている。女と、男と、少年──

車で生活する中年の男。人と混じり合えない少年。「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける独り暮らしの女。そんな3人が孤独の中で出逢い新しい未来が見えてきたとき、彼女の思いがけない過去が明らかになっていく ──。台北の<暮色>、物語のクライマックス。そこに何を見るのか ──。

台北暮色 台北暮色 台北暮色

11/24(土)~

台北ストーリー

台北ストーリー

©3H Productions Ltd

1985年/台湾/119分/DCP/配給:オリオフィルムズ
原題:青梅竹馬 Taipei Story
監督・共同脚本:エドワード・ヤン
主演・製作・共同脚本:ホウ・シャオシェン
音楽:ヨーヨー・マ
出演:ホウ・シャオシェン、ツァイ・チン、ウー・ニェンツェン、クー・イーチェン

台湾ニューシネマの奇跡の瞬間。
エドワード・ヤン 幻の傑作!

『牯嶺街少年殺人事件』のエドワード・ヤンが1985年に手がけた第2作目となる長編監督作品。
すでに『フンクイの少年』『冬冬の夏休み』などを発表していた盟友ホウ・シャオシェンが、エドワード・ヤンのために自宅を抵当に入れてまで製作費を捻出し、完成へとこぎつけた。ホウ・シャオシェンにとってはこれが俳優として唯一の主演作品となる。
日本では長らく劇場未公開だったが、マーティン・スコセッシ率いるフィルム・ファウンデーションにより、エドワード・ヤン生誕70年、没後10年となる2017年に、4Kデジタルリストア版で劇場初公開が実現した。

この街は、そしてわたしたちは、これからどこに向かってゆくのだろう。

1980年代半ば、急激に変貌を遂げつつある大都市、台北。
アリョンは少年時代にリトルリーグのエースとして将来を嘱望されていたが、いまは家業の紡績業を継ぎ、布地問屋を営んでいる。幼なじみで恋人のアジンは不動産ディベロッパーで働くキャリアウーマン。過去に囚われた男と未来に想いをはせる女のすれ違いが、かわりゆく台北の街並みに重ねられ、そしてある過去の出来事が重なり、思いもよらぬ結末が訪れる・・・

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