近日上映作品

10月28日(土)~

ゴーストロード

ゴーストロード

 ©2017 Mike Rogers / Robot55 LLC.

2017年/日本/80分/配給:日本出版販売
監督:エンリコ・チック
脚本:マイク・ロジャース、ジェームズ・ハニーカット
編集・音楽:西川顕
製作・企画:マイク・ロジャース
出演:Mr.Pan、Mr.Lawdy、Mr.Gully、Mr.Mondo(The Neatbeats)、延原達治(The Privaters)

公式ホームページ

全国共通特別鑑賞券1,300円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルステッカーをプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券 有隣堂で購入の方には、特典は付きません。

―ロックンロールの亡霊と禁断の契約? 世にも奇妙な“日本製ビンテージアメリカ映画”誕生!―

Hey!ロックンローラー!〈Perfect Song〉(名曲) を手に入れるために“そいつ”を差し出す覚悟はあるのかい!? The Neatbeats、The Privatesのイカしたビートにのせて、いまロックンロールキッズが一番見たかった小粋な映画が踊り出す。製作・監督・脚本は1970年代後半に活動していた伝説のロサンゼルス・パンクバンド“The Rotters”のリードシンガーで現在はラジオ・パーソナリティとして知られるマイク・ロジャース。自らがどうしても作り上げたかった1960年代のアメリカ映画の世界にお気に入りのジャパニーズロックンロールバンドを迷い込ませる悪戯心満載のパーティームービー『ゴーストロード』がクラウドファンディングのバックアップを受け2年の歳月を経て遂に完成!『アメリカン・グラフィティ』(`73)、『ワンダラーズ』(`79)の如く全編をロックが包みこみ、まるで『ミステリー・トレイン』(`89)の様に粋で洒脱でオフビートな演出に『ファントム・オブ・パラダイス』(`74)の悲痛な魂の叫びがこだまし、史上最低で最高な“ビーチ・パーティー映画”の金字塔『THE HORROR OF PARTY BEACH』(`64)の世界が甦る!全ての映画ファン、音楽ファンが胸躍らせる最新映画が誕生した!



手に入れたビンテージアンプから現れたのは、ロックンロールの神様か?それとも悪魔の遣いか?現代に甦る胸躍るロックンロール・ゴーストーリー。

手に入れたビンテージアンプから現れたのは、ロックンロールの神様か?それとも ロックンロールの歴史の中でまことしやかに語り継がれる、ミュージシャンと悪魔の関係がある。伝説的なブルース歌手ロバート・ジョンソンが誰にも真似できないギターのテクニックを手に入れるため、十字路で悪魔に魂を売り渡したという<クロスロード伝説>から始まり、偶然にも彼と同じ27歳という若さでジミ・ヘンドリックスやザ・ローリング・ストーンズの元ギタリスト、ブライアン・ジョーンズ、ドアーズのジム・モリソン、ジャニス・ジョプリン、カート・コバーン、エイミー・ワインハウスがそれぞれ謎の死を遂げている<27CLUB>、それらのミュージシャンはロバート・ジョンソンをはじめイニシャルに同じアルファベットを持つ者が多いという<Jの呪い>。これらは全て彼らが悪魔と契約をしたと囁かれているのだが、他にも欧米で古くから続く悪魔信仰とロックを結びつけた様々な都市伝説が生まれている。あくまでも噂で、根拠のない根も葉もない戯言かも知れないが、もし、あなたの好きなミュージシャンのあのギタープレイが悪魔と契約をして手に入れたものだとしたら…。『ゴーストロード』は永遠に色褪せる事の無い<Perfect Son>を作り出すために決して触れてはいけないものと手を結んでしまったあるミュージシャンの哀しくも奇妙な物語である。



いつだってアンプの電源と夢は〈ON〉にしておくのさ。

永遠に色褪せる事の無い理想の楽曲を生み出せずにもがき苦しむミュージシャン、トニー(Mr.Pan)は、ロックンロール・バンド、The Screamin’ Telstars(The Neatbeats)を率いているが、夢に見ていた成功とはかけ離れた低空飛行をもう何年もの間続けている…。かつてライバルだったThe Mad Reader(The Privates)のシンゾー(延原達治)は高級車に乗り、イイ女も手に入れ、もはやその背中は遥か遠くに霞んで見えるほどだ。そんないつもの冴えないある日、スタジオでトニーのアンプが煙を噴き上げる。明日のライブの為に怪しい中古楽器屋で代わりのビンテージアンプを購入するが、それは<訳あり物件>だった。アンプと出会ったその日からトニーのギタープレイは見違えた様に冴え渡るのだが、ある夜、何と!ギターアンプからトニーに助言を送る謎の亡霊ピーナッツ・バター(ダレル・ハリス)が現れたのだ。彼の助言を受け入れ、遂に夢にまで見ていたを生み出すトニーだったのだが、怪しい楽器屋の主人にくれぐれも気をつけろと言われていたアンプの電源をオンにしたことで予想だにしなかった出来事が巻き起こるのだった…。


*第25回レインダンス映画祭正式出品

ゴーストロード ゴーストロード ゴーストロード

11月3日(金)~

ハマを見つめたドキュメンタリー映画 ―変わりゆく街、子どもたち

ヨコハマ・ドキュメンタリー映画普及プロジェクト2017

時代とともに街は変貌し、子どもたちも変わりゆく。 「横浜」を見つめたドキュメンタリー映画とトーク&シンポジウムを通じ、 過去と現在、他者とあなたの眼差しが交錯する。

2017年11月3日(祝・金)

中華学校の子どもたち

中華学校の子どもたち

2008年/日本/86分
監督:片岡希
撮影:樋口伊喜夫、山本直史、片岡希
音楽:加藤千晶

「ヨコハマメリー」のプロデューサー・片岡希の初監督作品で、日本の中華学校に通う子どもたちを追ったドキュメンタリー

おはよう。ニーハオ。さようなら。日本語と中国語、どちらも話す子どもたち。在日華僑・華人のため1898年に創立された横浜山手中華学校。小学部1年生の日常を3年にわたって記録する。成長を見守る大人たちの思いに触れながら、子どもたちは中華街を縦横に駆け抜ける。私たちが知らない、横浜における華僑・華人の歴史、現在が見えてくる。

【トークショー】上映後、片岡希監督+馬 晶さん(出演者・横浜山手中華学校職員)

日曜日の子供たち

日曜日の子供たち

©yasuhiro hotta

1980年/日本/103分
監督:堀田泰寛
製作:四宮鉄男、三木実、堀田泰寛
撮影:堀田泰寛

公式ホームページ

私の中を過ぎったものは、突然子供たちが死んでしまうのではないかという危機感に対する慄きであったような気がする

舞台は横浜市鶴見区の空地。周囲には工場が立ち並び、時に光化学スモッグが生じ、岸辺に汚れた海水が押し寄せる。そんなことはお構いなく、日曜日になると遊びに来る子供たち。走り、取っ組み合い、海に石を投げ、海を見つめる・・・。子供たちの背後にある何かの予感。映画キャメラマン・堀田泰寛が通い続け、撮り溜めた記録は、8年をかけ、鈍く輝く抒情詩のような映画に結実した。

【トークショー】上映後、堀田泰寛監督

どっこい! 人間節 寿・自由労働者の街

どっこい! 人間節 寿・自由労働者の街

1975年/日本/121分
構成:編集:小川紳介
製作:伏屋博雄、白石洋子、朝日節子、飯塚俊男

前作「三里塚 辺田部落」以来、ちょうど二年ぶりに小川プロが発表した二時間一分の長編記録映画

山谷、釜ケ崎と並ぶ日本三大寄せ場のひとつ、横浜・寿町。90軒の簡易宿泊所が密集し、5000人前後の人々が暮らす。小川プロの若手スタッフが約10カ月住み込んで撮影した。高度経済成長の中で取り残され、使い捨てられる労働者たち。貧困、差別、偏見、孤独、絶望・・・。野垂れ死が当たり前にある状況の中で、労働者たちは語る。自分史を。そしてわずかな希望を―。

【シンポジウム】「変わりゆく街、子どもたち ―ハマを見つめたドキュメンタリー映画」

パネリスト:加藤彰彦(横浜市立大学名誉教授/前沖縄大学学長)、片岡希、堀田泰寛、中村高寛(映画監督)
進行:飯田基晴

※本企画の鑑賞券をお持ちの方はご入場頂けます。

上映日時

中華学校の子どもたち 日曜日の子供たち どっこい! 人間節
寿・自由労働者の街
シンポジウム
10:00~11:26 12:30~14:13 15:00~17:01 17:01~18:30

料金

一般1,200円/大専・シニア1,100円/障がい者1,000円/高校生以下800円

※各回入替制 横浜シネマリン会員割引・金曜カップル割対象外

【前売券】3回券3,000円を当館受付にて発売中(当日も販売)

※1人で3作品見ても良し、3人で1作品見ても良し。


主催:映像グループ ローポジション

協力:横浜シネマリン

助成:横浜市地域文化サポート事業・ヨコハマアートサイト2017


お問い合わせ

映像グループ ローポジション(045-228-7996/lowposi@nifty.com/www.lowposi.com/)

横浜シネマリン(045-341-3180/http://cinemarine.co.jp/)

ヨコハマ・ドキュメンタリー映画普及プロジェクトとは?
横浜でドキュメンタリー映画文化の普及・発展を目指していきます。
それはドキュメンタリー映画という表現・コミュニケーション手段に、社会の風通しをよくしていける可能性があると信じているからです。

ローポジション、本特集紹介記事
http://lowposi.jugem.jp/?eid=474
ローポジション『日曜日の子供たち』紹介記事
http://lowposi.jugem.jp/?eid=443

11/4(土)~1週間限定

CINÉMA ENCHANTÉ シネマ・アンシャンテ

11/4(土)~1週間限定

映画は歌い、歌は物語る
歓びも哀しみも、すべてが夢のように美しい
フレンチシネマ史上至高の映像と音楽の
コラボレーション4作品を一挙上映!!!

ヌーヴェルヴァーグきってのロマンチスト監督ジャック・ドゥミと、映画音楽界の生きる伝説ミシェル・ルグラン。二人は1960年代から70年代にかけて最強のタッグを組み、数々の傑作を世に送り出しました。
2017年秋、ミュージカル映画の金字塔『ロシュフォールの恋人たち』の製作50周年とルグランの生誕85周年を記念して、同作ならびに『シェルブールの雨傘』、『ロバと王女』、『ベルサイユのばら』がデジタル・リマスター版でスクリーンに蘇ります。カトリーヌ・ドヌーヴほかスターたちの瑞々しい演技や、色とりどりの美術や衣裳、叙情あふれる音楽に彩られた男女の出会いと別れ……。
『ラ・ラ・ランド』をはじめ、今もなお世界のカルチャシーンに多大な影響を与え続けている魔術師二人の人生讃歌をご堪能ください。

CINÉMA ENCHANTÉ シネマ・アンシャンテとは?
ジャック・ドゥミとミシェル・ルグランの二人が自分たちの映画を指して作った造語。cinéma(映画)とchanter(歌う)をかけ「映像と音楽の分かち難い関係」を表している。

公式サイト

当日料金

一般1500円/シニア・大専1,100円/障がい者1,000円/高校生以下800円

ロシュフォールの恋人たち LES DEMOISELLES DE ROCHEFORT

ロシュフォールの恋人たち

© Ciné – Tamaris

1967年/127分/カラー/デジタル
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、フランソワーズ・ドルレアック、ジーン・ケリー、ジョージ・チャキリ

年に一度のお祭りを控えた港町ロシュフォール。双子の姉妹ソランジュ(ドルレアック)とデルフィーヌ(ドヌーヴ)は旅芸人のエチエンヌ(チャキリス)らと親しくなり、花の都パリに誘われる。姉妹の夢は、それぞれ音楽家とバレリーナになり、素晴らしい恋人と出会うこと。二人は夢を叶えるため旅立ちを決意するが、ソランジュは町ですれ違ったアンディ(ケリー)を忘れられなくなる。ドヌーヴと実姉ドルレアックの唯一の共演作で、揃いの衣裳に身を包んだ二人のキュートな美貌が眩しいミュージカル。ドルレアックは本作公開の数ヶ月後に自動車事故で25歳で急逝した。『雨に唄えば』のケリー、『ウェスト・サイド物語』のチャキリスなどアメリカのミュージカルスターが軽妙洒脱な音楽に合わせて踊る場面も見もの。

シェルブールの雨傘 LES PARAPLUIES DE CHERBOURG

シェルブールの雨傘

© Cine -Tamaris photo by Agnes Varda

1964年/92分/カラー/デジタル
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォ、アンヌ・ヴェルノン、マルク・ミシェル

フランス北西部の港町シェルブールに暮らす17歳のジュヌヴィエーヴ(ドヌーヴ)と自動車整備工の20歳のギイ(カステルヌオーヴォ)は恋人同士。傘店を営むジュヌヴィエーヴの母(ヴェルノン)には交際を快く思われていないが、二人は密かに愛を育み、ギイが戦地アルジェリアに送られることが決まると再会を誓い合う。だが無情にも運命はすれ違い、二人はそれぞれの道を歩き出す……。すべてのセリフを歌で表現した画期的なミュージカルであり、ドゥミとルグランの名を世界に知らしめた一作。悲恋を歌ったテーマ曲「シェルブールの雨傘」は大ヒットして各国語で歌い継がれ、ドヌーヴのファッションや、色とりどりの傘が印象的な映像もさまざまなジャンルの作品に引用されている。

ベルサイユのばら LADY OSCAR

ベルサイユのばら

© 1979 池⽥理代⼦/フィルムリンク・インターナショナル

★デジタル・リマスター版初公開
1979年/124分/カラー/デジタル
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
共同脚本:パトリシア・ノップ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリオーナ・マッコール、バリー・ストークス、クリスティーナ・ボーム

18世紀パリ。貴族令嬢でありながら将軍の父の意向で軍人として育てられたオスカル( マッコール)は、王妃マリー・アントワネット(ボーム)の近衛隊に配属され、王妃の愛人に初めての恋をする。一方、オスカルと兄弟同然に育った乳母の孫アンドレ(ストークス)は、オスカルへの身分違いの恋心に苦しみながら、オスカルに民衆の貧しい生活を伝え、革命運動に参加するように求める。宝塚歌劇、アニメにもなった池田理代子の代表作を、オールフランスロケで実写化した作品。日本の少女漫画の世界を、本物のべルサイユ宮殿の中でヨーロッパ俳優が演じるという無謀なチャレンジを豪華絢爛な美術と壮麗な音楽で見事に成立させている。

ロバと王女 PEAU D’ÂNE

ロバと王女

© Ciné – Tamaris

1970年/89分/カラー/デジタル
監督・脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン・マレー、ジャック・ペラン

再婚するなら自分より美しい女性を選ぶようにと言い残して王妃は死んだ。世継ぎを望む王(マレー)は、自身の娘である王女(ドヌーヴ)に求婚する。困った王女は結婚の条件としてさまざまな無理難題を出すが、王はすべて受け入れ、財宝を生むロバすらも殺してしまう。ついに王女はロバの皮をまとって王国を脱出し、森の小屋で下女として暮らし始める。そこへ王子(ペラン)が現れて……。シャルル・ベローの童話「ロバの皮」に魅了されたドゥミが、おとぎ話の倒錯した世界観を遊び心たっぷりに再現。当時27歳のドヌーヴの清冽さはもちろん、ジャン・コクトー『美女と野獣』などで知られるマレーのカリスマ性にも要注目。キッチュな映像と洗練された楽曲の組み合わせも絶妙で、フランスではドゥミ最大のヒットを記録した。

上映スケジュール 全4作品

11/4(土) 11/5(日) 11/6(月) 11/7(火) 11/8(水) 11/9(木) 11/10(金)
シェルブールの雨傘シェルブールの雨傘
14:30-16:10
ロシュフォールの恋人たちロシュフォールの恋人たち
14:00-16:10
シェルブールの雨傘シェルブールの雨傘
15:00-16:40
ベルサイユのばらベルサイユのばら
14:00-16:10
ロシュフォールの恋人たちロシュフォールの恋人たち
14:00-16:10
ロバと王女ロバと王女
14:00-15:35
ベルサイユのばらベルサイユのばら
14:00-16:10
ロシュフォールの恋人たちロシュフォールの恋人たち
16:20-18:30
ベルサイユのばらベルサイユのばら
16:20-18:30
ロバと王女ロバと王女
16:50-18:30
ロシュフォールの恋人たちロシュフォールの恋人たち
16:20-18:30
シェルブールの雨傘シェルブールの雨傘
16:20-18:00
ベルサイユのばらベルサイユのばら
16:20-18:30
シェルブールの雨傘シェルブールの雨傘
16:20-18:00

予定表 横にスクロールできます

当日料金

一般1500円/シニア・大専1,100円/障がい者1,000円/高校生以下800円

11月4日(土)~12月1日(金)

女優 倍賞千恵子 特集上映

私は、私らしく

CHIEKO BAISHO Special Screening

倍賞千恵子

■はじめに


2017年3月25日、柴又の「男はつらいよ」フーテンの寅像の隣に妹の「見送るさくら像」が完成しました。旅に出る寅さんを、心配そうに、でも温かく見送るように建てられた「さくら」の銅像。 女優・倍賞千恵子は「男はつらいよシリーズ」(1969年~1995年/全48作)の、寅さんの妹、兄を優しく見守り支えるさくら役を演じ、人気を不動のものにしました。
1960年、松竹音楽舞踊学校を首席で卒業後、同年松竹歌劇団(SKD)へ入団します。翌年、20歳の時に『斑女』(中村登監督)で映画女優としてデビューして以降、現在に至るまで映画出演本数はなんと約170本にもわたります。 篠田正浩監督、瀬川昌治監督、野村芳太郎監督、そして山田洋次監督といった名立たる巨匠監督の作品に出演し、フランキー堺、伴淳三郎、笠智衆、志村喬、高倉健、渥美清といった名優たちと共演し、様々な役を演じてきました。
多岐に渡る役柄の中にはいつも芯の強さや普遍的な等身大の女性像が光って見えます。きっと出会って良かったと思っていただける、 そして女優・倍賞千恵子の新たな一面を改めて見つけられる、そんな珠玉の17作品を揃えました。
本特集を通じて、映画館を出た後、あなたの日々がさらに色づくように、「見送るさくら像」が完成した記念すべき年に、この特集上映をお贈りします。

・心配ばかりかける兄を温かく支えた妹 (『男はつらいよ』シリーズ)
・大胆な衣装で華麗に踊るダンサー (『踊りたい夜』)
・復讐に燃える冷徹な女 (『霧の旗』)
・逆境にめげずたくましく生きる大阪の商人(『横堀川』)
・東北本線急行の専務車掌に夢中な美人芸者(『喜劇 逆転旅行』)

■倍賞千恵子(ばいしょう・ちえこ)


下町の太陽女優、歌手。東京生まれ。1960年、松竹音楽舞踊学校を主席で卒業、同年、松竹歌劇団(SKD)に入団。61年、松竹にスカウトされて同年『斑女』で映画デビュー。62年には「下町の太陽」で歌手デビューし、日本レコード大賞新人賞を受賞、翌年にはNHK 紅白歌合戦に初出場、66年まで4年連続出場している。現在も映画、テレビ、舞台と多方面の第一線で活躍を続けている。主な出演作には映画(今回紹介した作品以外に)『さよならはダンスの後に』『純情二重奏』『花の舞妓はん』『暖流』『家族』(『男はつらいよ 望郷篇』との2作でキネマ旬報、毎日映画コンクール主演女優賞、芸術選奨文部大臣賞)、『同胞』『故郷』『幸福の黄色いハンカチ』『駅 STATION』(キネマ旬報、毎日映画コンクール主演女優賞)、『旅路』『植村直己物語』『キネマの天地』『虹をつかむ男』『隠し剣鬼の爪』『ホノカアボーイ』『座頭市 THE LAST』『ハウルの動く城』(声優)など、テレビドラマ「太陽ともぐら」「幸福相談」「あにいもうと」「あにき」「松本清張の顔」「まんさくの花」「あまく危険な香り」「友だち」「すずらん」など、舞台『スカーレット 風と共に去りぬ』『蒼き狼』『春の嵐』『キスミー・ケイト』『屋根の上のヴァイオリン弾き』(菊田一夫演劇賞)など多数の出演作がある。歌手としても精力的に活動を続け、現在も全国でコンサートを開催している。05年紫綬褒章、13年旭日小綬章受章。

上映スケジュール 全17作品

11/4(土) 11/5(日) 11/6(月) 11/7(火) 11/8(水) 11/9(木) 11/10(金)
斑女斑女
10:30
水溜り水溜り
10:30
下町の太陽★下町の太陽
10:30
★上映後トークショー  倍賞千恵子さん
雲がちぎれる時雲がちぎれる時
10:30
下町の太陽下町の太陽
10:30
斑女斑女
10:30
水溜り水溜り
10:30
私たちの結婚私たちの結婚
12:15
雲がちぎれる時雲がちぎれる時
12:15
私たちの結婚私たちの結婚
13:30
斑女斑女
12:15
水溜り水溜り
12:15
下町の太陽下町の太陽
12:15
酔っぱらい天国酔っぱらい天国
12:15

予定表 横にスクロールできます

11/11(土) 11/12(日) 11/13(月) 11/14(火) 11/15(水) 11/16(木) 11/17(金)
雲がちぎれる時雲がちぎれる時
10:30
あいつばかりが何故もてるあいつばかりが何故もてる
10:30
二十一歳の父二十一歳の父
10:30
霧の旗霧の旗
10:30
踊りたい夜踊りたい夜
10:30
霧の旗霧の旗
10:30
二十一歳の父二十一歳の父
10:30
下町の太陽下町の太陽
12:30
霧の旗霧の旗
12:20
酔っぱらい天国酔っぱらい天国
12:30
二十一歳の父二十一歳の父
12:35
霧の旗霧の旗
12:20
あいつばかりが何故もてるあいつばかりが何故もてる
12:35
踊りたい夜踊りたい夜
12:30
酔っぱらい天国酔っぱらい天国
14:25
私たちの結婚私たちの結婚
14:25
あいつばかりが何故もてるあいつばかりが何故もてる
14:25
踊りたい夜踊りたい夜
14:20
あいつばかりが何故もてるあいつばかりが何故もてる
14:25
踊りたい夜踊りたい夜
14:25
愛の賛歌愛の賛歌
14:25

予定表 横にスクロールできます

11/18(土) 11/19(日) 11/20(月) 11/21(火) 11/22(水) 11/23(木) 11/24(金)
横堀川横堀川
10:30
愛の賛歌愛の賛歌
10:30
喜劇・逆転旅行喜劇・逆転旅行
10:30
横堀川横堀川
10:30
愛の賛歌愛の賛歌
10:30
喜劇・逆転旅行喜劇・逆転旅行
10:30
横堀川横堀川
10:30

予定表 横にスクロールできます

11/25(土) 11/26(日) 11/27(月) 11/28(火) 11/29(水) 11/30(木) 12/1(金)
男はつらいよ男はつらいよ
10:30
喜劇・逆転旅行喜劇・逆転旅行
10:30
離婚しない女離婚しない女
10:30
遙かなる 山の呼び声遙かなる 山の呼び声
10:30
小さいおうち小さいおうち
10:30
離婚しない女離婚しない女
10:30
男はつらいよ男はつらいよ
10:30
遙かなる山の呼び声遙かなる山の呼び声
12:30
小さいおうち小さいおうち
12:15
遙かなる山の呼び声遙かなる山の呼び声
12:30
離婚しない女離婚しない女
12:45
男はつらいよ男はつらいよ
13:00
遙かなる山の呼び声遙かなる山の呼び声
12:30
小さいおうち小さいおうち
12:15

予定表 横にスクロールできます

*全ての作品を35㎜プリントで上映致します。古い作品が多いため、画像・音の不良、上映中のトラブルなども予想されますので、どうかご容赦下さい。


企画:松竹メディア事業部

協力:松竹株式会社、東京国立近代美術館フィルムセンター東京国立近代美術館フィルムセンター

倍賞千恵子さんご来館!


★トークショー&サイン本お渡し会開催★

11/6(月)10:30『下町の太陽』上映後、倍賞千恵子さんのトークショー&サイン本お渡し会を開催致します!
※サイン本お渡し会は、トークショー終了後、劇場ロビー特設コーナーにて行います。
当日チケット購入時に対象書籍代を前金にてお支払いください。引換券をお渡しします。

入場料金

【当日料金】

一般1,400円/会員・大専・シニア1,100円/高校生以下800円

特別料金:11/6(月)10:30『下町の太陽』+トークショー付上映会 一律2,000円

【前売券】

前売券:1回券1,000円(11/6(月)10:30『下町の太陽』+トークショー付上映は前売券対象外)

※当日券は、毎朝上映開始の30分前よりご購入いただけます。上映の1週間前より劇場窓口でのみ先売りでチケットをご購入いただくことも可能です。整理番号順でのご入場、全席自由席です。満席の際は、ご入場をお断りする場合がございます。インターネットや電話でのご予約は承っておりませんので、予めご了承ください。

上映作品紹介 全17作品

01 斑女(はんにょ)

©1961松竹

01 斑女(はんにょ)

倍賞千恵子デビュー作!夫と別れるためにその弟(佐々木)と駆け落ちした女(岡田)は、東京タワーの画を描く画家(山村)に勧められナイトクラブで働き始めるが…。倍賞は佐々木に思いを寄せる大阪からの家出娘の役どころ。夜の世界の裏側で繰り広げられる人間模様が描かれる。

1961年/87分/カラー/シネスコ/松竹
監督:中村登/原作:村松梢風『塔(タワー)』『斑女』『残光』/脚本:権藤利英/撮影:平瀬静雄/音楽:武満徹/美術:佐藤公信/共演:山村聰、岡田茉莉子、佐々木功、芳村真理

02 水溜り

©1961松竹

02 水溜り

水溜りの多い道路を挟んだ、貧弱な工場が並んでいる東京場末の工場街。そこで働く母娘をめぐる丹羽文雄の短篇原作の映画化。女工をクビになり、マッチの火で下半身を見せて小銭を稼ごうとする倍賞の役どころが切ない。それを見る渥美清との初共演シーンに注目!

1961年/88分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督:井上和男/原作:丹羽文雄『水溜り』『校庭の虫』/脚本:山内久/撮影:堂脇博/音楽:池田正義/美術:浜田辰雄/共演:川津祐介、岡田茉莉子、三上真一郎、渥美清

03 酔っぱらい天国

©1962松竹

03 酔っぱらい天国

親子二人暮らしの耕三(笠)と史郎(石濱)は、どちらも大酒飲み。ある日、史郎はバーで野球選手とケンカになり、誤ってバットで殴り殺される。史郎の婚約者・規子(倍賞)は、野球選手に復讐を誓うが…。笠智衆が小津作品の静かな父親像とはうって変わった、酒乱の男に扮する。

1962年/93分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督・原案:渋谷実/脚本:松山善三/撮影:長岡博之/音楽:黛敏郎/美術:浜田辰雄/共演:笠智衆、石濱朗、有馬稲子、津川雅彦、山村聰
*東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品

04 雲がちぎれる時

©1961松竹

04 雲がちぎれる時

南国の陽を浴びてバスが鮮やかに悪路の峠を越して行く。運転する三崎義実(佐田)と車掌の加江子(倍賞)は近く結婚する事になっていた。そのバスの客の中に、三崎にとって忘れ得ぬ人、かつて深い仲にあった市枝(有馬)が乗っていようとは…。

1961年/93分/カラー/シネスコ/松竹
監督:五所平之助/原作:田宮虎彦『赤い椿の花』/脚本:新藤兼人/撮影:竹野治夫/音楽:池野成/美術:平川透徹/共演:佐田啓二、有馬稲子、仲代達矢

05 あいつばかりが何故もてる

©1962松竹

05 あいつばかりが何故もてる

小山田善六(渥美)は銀座で活動するスリの名人。刑事・八代(森川)から逃げる姿を写真家志望の志賀マリ子(倍賞)に目撃され、それをネタに写真のモデルを引き受けることに。しかし善六はマリ子に恋をしてしまう…。銀座ウラにくりひろげるユカイな爆笑喜劇!

1962年/84分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督:酒井欣也/脚本:松木ひろし、山根優一郎/撮影:小原治夫/音楽:牧野由多可/美術:芳野尹孝/共演:渥美清、三木のり平、三井弘次、桂小金治、清川虹子

06 私たちの結婚

©1962松竹

06 私たちの結婚

松竹ヌーヴェルヴァーグ作品。圭子(牧)と冴子(倍賞)姉妹は家計を助けるため漁網会社で働いていた。職工の駒倉(三上)の姉への思いを察した冴子は、二人を何とか結婚させようと画策するが…。姉のために奔走する妹は、次第に自分の本当の気持ちとも向き合っていく。

1962年/67分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督:篠田正浩/脚本:松山善三、篠田正浩/撮影:小杉正雄/音楽:山本直純/美術:梅田千代夫/共演:三上真一郎、牧紀子、木村功、東野英治郎

07 踊りたい夜

©1963松竹

07 踊りたい夜

本格的なショーダンサーとしての大舞台を目指してナイトクラブで踊る三姉妹のダンサーグループ「ピンクタイツ」は、ひょんなことから解散の危機に…。スター女優陣が大胆な衣裳で登場する、恋と夢と家族のドラマ。SKD出身の倍賞の華やかなダンスを堪能できる一作。

1963年/98分/カラー/シネスコ/松竹
監督・原案・脚本:井上梅次/撮影:小杉正雄/音楽:広瀬健次郎/美術:岡田要/共演:水谷良重、鰐淵晴子、吉田輝雄、有島一郎

08 下町の太陽

©1963松竹

08 下町の太陽

下町の工場で働く寺島町子(倍賞)と恋人の毛利道男(早川)は、2人の将来のスイートホームを夢みていた。そんなある日、不良っぽい青年、北良介(勝呂)と出会い町子の運命が動き出す。倍賞の大ヒット歌謡曲(レコード大賞新人賞)を基に作られた記念すべき初主演作。

1963年/86分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督:山田洋次/脚本:山田洋次、不破三雄、熊谷勲/撮影:堂脇博/音楽:池田正義/美術:梅田千代夫/共演:勝呂誉、早川保、待田京介

09 二十一歳の父

©1964松竹

09 二十一歳の父

一流企業の重役である酒匂彰(山形)の次男・基次(山本)はエリートの父と兄の反対を押しきって家を飛び出し、盲目のマッサージ師・延子(倍賞)と結婚した。そんな2人の間に1児の子供が生まれる。しかし、そんな2人の幸せは続かなかった…。倍賞が盲目のヒロインを熱演!

1964年/96分/カラー/シネスコ/松竹
監督・脚本:中村登/原作:曾野綾子/撮影:成島東一郎/音楽:武満徹/美術:佐藤公信/共演:山本圭、山形勲、高橋幸治、勝呂誉、岩崎加根子、鰐淵晴子

10 霧の旗

©1965松竹

10 霧の旗

殺人事件の容疑者として逮捕された兄の無実を信じる妹の桐子(倍賞)。貧しさゆえに高名な弁護士から弁護を断られ、さらに兄は獄死。兄の無念を晴らすため、桐子の壮絶な復讐劇が始まる。松本清張の名作を山田監督が映画化。庶民派のイメージを一新!倍賞の冷酷な演技に注目。

1965年/111分/モノクロ/シネスコ/松竹
監督:山田洋次/原作:松本清張/脚本:橋本忍/撮影:高羽哲夫/音楽:林光/美術:梅田千代夫/共演:新珠三千代、瀧沢修、川津祐介、近藤洋介、市原悦子

11 横堀川

©1966松竹

11 横堀川

裕福だったこぶ問屋の娘・多加(倍賞)は親の勧めもあり、とある呉服屋に嫁いだ。夫が放蕩を繰り返し苦労する中、ひょんなことから小屋を買い、興行を始める。山崎豊子の連作が原作の映画。明治の商都大阪を舞台に、逆境にめげず、たくましく生き抜いた女の半生を描く。

1966年/100分/カラー/シネスコ/松竹
監督:大庭秀雄/原作:山崎豊子『暖簾』『花のれん』/脚本:柳井隆雄/劇化:茂木草介/撮影:厚田雄春/音楽:林光/美術:芳野尹孝/共演:中村扇雀、山口崇、小沢昭一、田村高廣、香山美子

12 愛の賛歌

©1967松竹

12 愛の賛歌

瀬戸内海の小さな島の店で働く春子(倍賞)を置いて、恋人の竜太(中山)は夢のためにブラジルへと渡ってしまう。たくましくなって帰国した竜太は初めて自分の息子の存在を知るが…。仏作家マルセル・パニョルの戯曲を基に、山田・森崎が脚本を手掛けた愛情物語。

*公開50周年作品

1967年/94分/カラー/シネスコ/松竹
監督:山田洋次/原作:マルセル・パニョル『ファニー』/脚本:山田洋次、森崎東/撮影:高羽哲夫/音楽:山本直純/美術:梅田千代夫/共演:有島一郎、伴淳三郎、中山仁、北林谷栄

13 喜劇・逆転旅行

©1969松竹

13 喜劇・逆転旅行

東北本線急行列車の専務車掌・吾一(フランキー)は、幼馴染の美人芸者・さくら(倍賞)からの猛アタックに日々悩まされ、プロポーズまでされてしまう。しかし、それも無視し、吾一は美人講師目当てに夜の料理教室に通いつめるが…。笑いと恋の珍道中!喜劇旅行シリーズ第三作。

1969年/92分/カラー/シネスコ/松竹
監督:瀬川昌治/原作・脚本:舟橋和郎/撮影:高羽哲夫/音楽:いずみたく/美術:熊谷正雄/共演:フランキー堺、森田健作、、ミヤコ蝶々、伴淳三郎

14 男はつらいよ

©1969松竹

14 男はつらいよ

中学の時に家出し、テキヤ稼業で全国を渡り歩く寅次郎(渥美)、そして寅の異母妹のさくら(倍賞)。今なお日本中から愛されている「男はつらいよ」シリーズの記念すべき第一作!さくらの見合いと結婚が描かれ、倍賞の花嫁姿が美しい。本作で人気を不動のものにした。

1969年/91分/カラー/シネスコ/松竹
監督・原作:山田洋次/脚本:山田洋次、森崎東/撮影:高羽哲夫/音楽:山本直純/美術:梅田千代夫/共演:渥美清、光本幸子、笠智衆、志村喬、前田吟

15 遙かなる山の呼び声

©1980松竹

15 遙かなる山の呼び声

北海道中標津。民子(倍賞)は、一人息子を育てながら、亡夫が残した牧場を経営していた。冬、激しい雨が降る夜、一夜の宿を求めて一人の男(高倉)が訪ねてきた。男は納屋に泊まり、牛のお産を手伝い、翌朝出ていった。そして夏、男が再び訪れ、働かせてほしいと民子に頼んできた。

*日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞受賞作品

1980年/124分/カラー/シネスコ/松竹
監督:山田洋次/脚本:山田洋次、朝間義隆/撮影:高羽哲夫/音楽:佐藤勝/美術:出川三男/共演:高倉健、吉岡秀隆、ハナ肇、小野泰次郎

16 離婚しない女

©1986松竹

16 離婚しない女

倍賞姉妹の共演作!釧路ウェザーリポート根室支社に勤める私設予報官・岩谷啓一(萩原)は、全く違う個性をもつふたりの女性に同時に魅かれていく…。二人の女が一人の男を激しく愛する、神代監督ならではの究極のメロドラマ。“結婚”という社会通念・形態を問う女性映画。

1986年/107分/カラー/ヴィスタ/松竹
監督:神代辰巳/原作:連城三紀彦/脚本:高田純、神代辰巳/撮影:山崎善弘/音楽:井上尭之/美術:菊川芳江/共演:萩原健一、倍賞美津子、夏八木勲、神保美喜

17 小さいおうち

©2014「小さいおうち」製作委員会

17 小さいおうち

昭和11年、田舎から出てきたタキは、赤い屋根の小さなお家で、女中として働きはじめる。ある日、一人の青年・板倉が現れてから家族のカタチがあやしく傾いていった。60数年後の現代、晩年のタキ(倍賞)が大学ノートに綴った自叙伝には、思いもよらない真実が記されていた。

2014年/136分/カラー/ヴィスタ/松竹
監督:山田洋次/原作:中島京子/脚本:山田洋次、平松恵美子/撮影:近森眞史/音楽:久石譲/美術:出川三男、須江大輔/共演:松たか子、黒木華、吉岡秀隆、妻夫木聡

11/18(土)~11/24(金)

2017日本映画大学×横浜シネマリン 相互協力企画

読んでから見るか、見てから読むか?

―原作から映画への脚色術―

11/18(土)~11/24(金)

日本映画大学×横浜シネマリン 相互協力企画

小説や漫画を原作とする映画作品は数多くありますが、それを映画として成立させるためには脚本家の手による「脚色」によってシナリオが作られることが必要です。小説には小説の、漫画には漫画の、映画には映画の、それぞれ固有の表現方法があります。脚色とは、原作の物語をいったん解体し、映画として成立するように再構築する作業であり、それはとりもなおさず「映画においてどのような表現が可能か」を突き詰めていくことにほかなりません。

今回の特集で、原作をどのように脚色したか、また同じ原作を持つ映画が異なる脚色を経ることでどのような違いが出てくるか、そして「映画において脚色とは何か」ということを深く知っていただく機会となれば幸いです。

また本上映は日本映画大学との連携企画となっており、脚本コースの授業の一環として実施されます。

なか区ブックフェスタ参加企画

同一原作

濹東綺譚

©1960 東宝

濹東綺譚

1960年/120分/東京映画/シネスコ/モノクロ/35㎜
原作:永井荷風/脚色:八住利雄/監督:豊田四郎/製作:佐藤一郎/撮影:玉井正夫/美術:伊藤熹朔/音楽:団伊玖磨
出演:山本富士子、芥川比呂志、新珠三千代、織田新太郎、東野英治郎、乙羽信子

脚本は名匠・八住利雄。永井荷風「濹東綺譚」を軸に「失踪」と「荷風日記」の逸話も配されている。教師の順平は向島の遊女の巷、通称“玉の井”でお雪と出会う。順平には子連れの妻・光子がいたが、親族に金の無心をされているお雪の境遇を思い、教職を辞し退職金でお雪との生活を考える。それを知った光子は自分の許に帰るよう激しく迫った。

濹東綺譚

©1992 ㈱近代映画協会

濹東綺譚

1992年/116分/近代映画協会/アメリカンビスタ/カラー/35㎜ *R-15
原作:永井荷風/脚本・監督:新藤兼人/企画:多賀祥介/プロデューサー:新藤次郎、赤司学文/撮影:三宅義行/美術:重田重盛/音楽:林光
出演:津川雅彦、墨田ユキ、宮崎淑子、杉村春子、乙羽信子、佐藤慶、井川比佐志

脚本・監督は新藤兼人。新藤は自著「『断腸亭日乗』を読む」で”老人の性と生”をテーマとした独自の荷風解釈を展開させた。本作では「濹東綺譚」の”わたくし”を荷風に置き換え「断腸亭日乗」の逸話を各所に配置している。大学教授の荷風はお雪という娼婦に出会い恋に落ちた。二人は結婚を約束するが、東京大空襲によって引き裂かれる。

同一原作

五番町夕霧楼

©東映

五番町夕霧楼

1963年/137分/東映東京/シネスコ/カラー/35㎜ *R-18
原作:水上勉/脚色:鈴木尚之、田坂具隆/監督:田坂具隆/企画:岡田茂、亀田耕司、矢部恒/製作:大川博/撮影:飯村雅彦/美術:森幹男/音楽:佐藤勝
出演:佐久間良子、河原崎長一郎、進藤英太郎、木暮実千代、丹阿弥谷津子

金閣寺放火事件を題材とした水上勉の同名小説を『宮本武蔵五部作』の鈴木尚之が脚色。前年六二年に東映に移籍してきた田坂具隆と鈴木との『ちいさこべ』に次ぐ二作目。貧しい木樵の娘・夕子は京都五番町夕霧楼の女将に見出され娼妓となる。売れっ子となった夕子の元に、ある時鳳閣寺の僧侶・正順が訪れる。二人は幼馴染であった。

五番町夕霧楼

©1980松竹株式会社

五番町夕霧楼

1980年/129分/松竹/アメリカンビスタ/カラー/35㎜
原作:水上勉/脚本:中島丈博/監督:山根成之/製作:樋口清/撮影:坂本典隆/美術横山豊/音楽:岸田智史
出演:松坂慶子、奥田瑛二、浜木綿子、中島葵、風吹ジュン、根岸季衣、佐分利信

『祭りの準備』の中島丈博が描く深い情念に満ちた世界を、青春映画の騎手・山根成之が演出。夕霧楼で働き始めた夕子。一年後には五番町随一の売れっ子になっていた。ある日、夕子の元に幼馴染の青年僧・正順がやってきた。二人の逢瀬は穏やかに続く。だが夕子を妾にしようとする甚造が、正順の廓通いを修業先の鳳閣寺に告げてしまう。

同一テーマ

叛乱

©国際放映

叛乱

1954年/115分/新東宝/スタンダード/モノクロ/35㎜
原作:立野信之/脚色:菊島隆三/監督:佐分利信/製作総指揮:竹井諒/製作:安達英三郎/撮影:小原譲治/美術:松山崇/音楽:早坂文雄
出演:細川俊夫、清水将夫、鶴田浩二、山形勲、安部徹、佐々木孝丸、辰巳柳太郎

立野信之の直木賞受賞作品「叛乱」を原作に、『野良犬』の菊島隆三が脚色、佐分利信が監督。二・二六事件が起こるに至った社会情勢や陸軍内部の状況、そして青年将校たちの心理を克明に描いた一作。佐分利は撮影中病いに倒れたため、阿部豊が後をつぎ、さらに阿部の助監督だった松林宗恵と内川清一郎も招集され三班体制で撮影された。

貴族の階段

©KADOKAWA1959

貴族の階段

1959年/116分/大映東京/シネスコ/カラー/35㎜
原作:武田泰淳/脚色:新藤兼人/監督:吉村公三郎/企画:川崎治雄/製作:永田雅一/撮影:中川芳久/美術:間野重雄/音楽:黛敏郎
出演:森雅之、細川ちか子、金田一敦子、本郷功次郎、志村喬、滝沢修

武田泰淳の同名小説を映画化。『安城家の舞踏会』で没落貴族の衰退を描いて以来の新藤・吉村の名コンビが、本作では二・二六事件を中心に軍部の台頭と政治の中央に祭り上げられる華族議員の密約の様相を背景にしつつ、この事件の渦中にあった青年男女の悲恋と苦悩を貴族の娘の視点から描いている。

同一テーマ

従軍慰安婦

©東映

従軍慰安婦

1974年/86分/東映東京/シネスコ/カラー/35㎜
原作:千田夏光/脚本:石井輝男/監督:鷹森立一/企画:太田浩児/撮影:飯村雅彦/美術:前田博/音楽:津島利章
出演:中島ゆたか、緑魔子、叶優子、三原葉子、小松方正、室田日出男、由利徹

原作は千田夏光のドキュメント「“声なき女”八万人の告発・従軍慰安婦」。脚本の石井輝男は陸軍浜松航空隊の写真班員として中国大陸へ配属された経験を持つ。昭和十三年春、中国へ向かう船上には千円で買われた貧村の娘たちがいた。お国のためと信じて一日数十人からの相手をした慰安婦たちの姿を通じて、戦争の虚しさを描いた傑作。

女体

©1964 東宝

女体

1964年/94分/東宝/シネスコ/カラー/35㎜ *R−18
原作:田村泰次郎/脚色・監督:恩地日出夫/製作:市川久夫/撮影:内海正治/美術:育野重一/音楽:武満徹
出演:団令子、楠侑子、南原宏治、千之赫子、岩崎豊子、坂本スミ子、稲垣昭三、地神勉

田村泰次郎の「肉体の門」「埴輪の女」を恩地日出夫が脚色・監督。マヤは東京郊外で平凡な日々を送る主婦。ある日マヤはせんと再会する。二人は終戦直後に売春婦をしていた仲間だった。十八年前、関東小政と呼ばれたせん、ボルネオマヤと呼ばれたマヤ、そして仲間達との体を賭けた生活の中に、暗い影をもつ青年・伊吹が転がり込む。

上映スケジュール 全8作品

11/18(土) 11/19(日) 11/20(月) 11/21(火) 11/22(水) 11/23(木) 11/24(金)
濹東綺譚[東宝]濹東綺譚[東宝]
12:20-14:20
五番町夕霧楼[松竹]五番町夕霧楼[松竹]
12:20-14:29
叛乱叛乱
12:20-14:15
従軍慰安婦従軍慰安婦
12:20-14:46
叛乱叛乱
12:20-14:15
五番町夕霧楼[東映]五番町夕霧楼[東映]
12:20-14:37
濹東綺譚[近代映画協会]濹東綺譚[近代映画協会]
12:20-14:16
濹東綺譚[近代映画協会]濹東綺譚[近代映画協会]
14:45-16:41
五番町夕霧楼[東映]五番町夕霧楼[東映]
14:45-17:02
貴族の階段貴族の階段
14:30-16:25
女体女体
14:00-15:34
貴族の階段貴族の階段
14:30-16:25
五番町夕霧楼[松竹]五番町夕霧楼[松竹]
15:00-17:09
濹東綺譚[東宝]濹東綺譚[東宝]
14:30-16:30
上映後
トークショー
荒井晴彦×佐伯俊道
上映後
トークショー
荒井晴彦×佐伯俊道
従軍慰安婦従軍慰安婦
16:45-18:11
上映後
トークショー
荒井晴彦×佐伯俊道

従軍慰安婦従軍慰安婦
16:45-18:11
上映後
トークショー
荒井晴彦×佐伯俊道
上映後
トークショー
奥田瑛二×荒井晴彦×佐伯俊道
女体女体
16:45-18:19

予定表 横にスクロールできます

当日料金

一般1400円/大専・シニア1,100円/障がい者1,000円/高校生以下800円

※各回入れ替え制
※トークショーは、本企画当日チケットお持ちの方は、どなたでもご入場いただけます。

11/25(土)~

J:ビヨンド・フラメンコ

J:ビヨンド・フラメンコ

2016年/スペイン/スペイン語/90分/ビスタサイズ/5.1ch/DCP/カラー&モノクロ/配給:レスペ 
原題:JOTA de Saura
英題:J:Beyond Flamenco
監督:カルロス・サウラ
出演:サラ・パラス、カニサレス、カルロス・ヌニェス、ミゲル・アンヘル、ベルナ、バレリアーノ・パニョス、カルメン・パリス

公式ホームページ

【前売券】全国共通特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:オリジナル一筆箋をプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券 有隣堂で購入の方には、特典は付きません。

歓喜の舞に、心、踊る
フラメンコのルーツ、情熱のダンス「ホタ」の魅力に迫る、喜びとパワーに満ち溢れた、至福の“ダンス&音楽エンターテインメント誕生!”

巨匠カルロス・サウラが本当に描きたかったスペインの魂!

「フラメンコ三部作」として話題を呼んだ『血の婚礼』(81)、『カルメン』(83)、『恋は魔術師』(86)。トップに君臨するアーティストらのパフォーマンスを格調高くスタジオで捉えた、オムニバス形式による『フラメンコ』(95)、『イベリア 魂のフラメンコ』(05)、『フラメンコ・フラメンコ』(10)。数々の舞踊音楽の芸術作品を世に送り出してきたスペイン映画界の巨匠、カルロス・サウラ。待望、5年ぶりの日本公開となる最新作『J:ビヨンド・フラメンコ』で描かれるのは、監督の生まれ故郷、スペインのアラゴン地方が発祥とされる「ホタ」。フラメンコのルーツのひとつである「ホタ」を通し、フラメンコのフィールドの彼方に広がる、つつましくも陽気な民俗舞踊の多彩なスタイルを紹介。その奥深い魅力に迫る、至福のダンス&音楽エンターテインメントがここに完成した。めくるめく映像美で描かれる数々のダンスシーンは、絢爛豪華なエンターテインメントショーか、あるいはアート空間か── 観る者を魅惑の世界へと誘うだろう。

スペイン舞踏のスーパースター、奇跡の競演!

集結した豪華アーティスト陣は、フラメンコおよびスペイン舞踊ファン、ワールドミュージック・ファンなら絶対に見逃せない最強の顔ぶれ。サウラ監督作『イベリア 魂のフラメンコ』、『フラメンコ・フラメンコ』でも重要場面に登場し、『パッション・フラメンコ』も記憶に新しい、美貌と表現力を兼ね備える国民的フラメンコダンサー、サラ・バラス。パコ・デ・ルシアの後継者と目され、世界的に活躍するスーパーギタリスト、カニサレス。『ゲド戦記』の音楽にも参加している、ガリシアが生んだ天才バグパイプ奏者、カルロス・ヌニェス。「ホタ」の舞踊の第一人者で『イベリア 魂のフラメンコ』にも出演した、アラゴン州サラゴサ出身のダンサー兼振付師、ミゲル・アンヘル・ベルナ。スペイン国立バレエ団出身で、スペイン舞踊界の大スター、バレリアーノ・パニョス。アラゴンの伝統「ホタ」を現代化して歌うポップスター、カルメン・パリス。土地固有の味わいを継承するダンサー、歌手、演奏家に加え、国際的に活動するトップアーティストらも異彩を放つ。

J:ビヨンド・フラメンコ J:ビヨンド・フラメンコ J:ビヨンド・フラメンコ
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