11/15(土)~
女性の休日
© 2024 Other Noises and Krumma Films.
2024年/アイスランド・アメリカ/71分/アイスランド語・英語 /ドキュメンタリー/カラー・モノクロ/DCP /原題:The Day Iceland Stood Still/提供・配給:kinologue
製作:フラプンヒルドゥル・グンナルスドッティル
監督:パメラ・ホーガン
エグゼクティブ・プロデューサー:イライザ・リード
編集:ケイト・タベルナ
撮影:ヘルギ・フェリクソン
音響:ベルガー・プリズン
アニメーション:ジョエル・オルロフ
音楽:マルグリエト・ラウン・マグヌスドッティル(Vök, GusGus)
エンドクレジットソング:ビョーク「Future Forever」
出演:ヴィグディス・フィンボガドッティル (船長にはなれないと言われていたが、1980年世界初の女性大統領に) グズルン・エルレンズドッティル (諦めずに弁護士になる夢を叶え、初代女性最高裁長官に) アウグスタ・ソルケルスドッティル (農場主として認められていなかったが、140年で初の女性農業組合幹部に) グズニ・トルラシウス・ヨハネソン (「女性の休日」に初めて父親が料理をした思い出を語る前大統領)他
字幕翻訳:額賀深雪
後援:アイスランド大使館
イベント情報
11/15(土)上映後、塩田潤さん(アイスランド政治研究者)のトークイベントがございます。
※今年10月24日に50周年を迎えたアイスランドの「女性の休日」に現地参加されたお話を伺います。
入場者プレゼント
初日ご鑑賞のお客様にオリジナルステッカーをプレゼント!
※数量限定、なくなり次第終了です。
1975年10月24日 アイスランド全女性90%が
仕事も家事も一斉に「休んだ」
世界を変えた、知られざる運命の1日のドキュメンタリー
1975年10月24日、アイスランド全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ、前代未聞のムーブメント「女性の休日」。国は機能不全となり、女性がいないと社会がまわらないことを証明した。その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国(2025年世 界経済フォーラム発表・ジェンダーギャップ指数16年連続1位、日本は118位)となった。女性大統領と女性首相が国を治めるようになった2025年、アイスランドがジェンダ ー平等先進国となる大きなきっかけとなった運命の1日を振り返るドキュメンタリーが、 50周年を記念して公開となる。
やるの?できるの?
必ずやる!
なぜ女性は船長になれないのか。
なぜ女性は農場主として認められないのか。
なぜ女性は家事のすべてを担うのか。
なぜ女性は男性より賃金が低いのか。
祖母や母の時代から続いている多くの「なぜ」を抱えた女性たちが世界中で立ち上がった1970年代、それは、北欧の小国アイスランドでも起こっていた。最初に行動をおこしたのは「レッドストッキング」の女性たち。クリスマスの家事に疲れ切ったお母さんの人形をつくってツリーにはりつけ、 男性目線な美人コンテストの会場に白く美しい雌牛を連れて行き、ラジオ番組で生理や性生活、賃金不払いについて赤裸々にトーク。ユーモアある過激な活動で世間の注目を集めていた。男性を憎んでいるわけじゃない。ほんの少し変わってほしかっただけ。
1975年、国際婦人(女性)年。6月に全国各地から約300名の様々な女性たちが集まり、女性会議が開かれた。どうすれば、女性の存在意義を全国民に示せるのか。徹底的に話し合った結果、彼女たちが決断したのは、10月24日に一斉に仕事や家事を休むストライキを行うこと。「ストライキなんて共産主義者みたいで論外!」という右派の反対意見に 「だったら『ストライキ』じゃなくて『休日』にしたら?」という提案。それぞれに思うところがあっても、団結するには妥協も必要だ。こうして「女性の休日」は動き出した。運営委員会は組織されたが、リーダーはいない。みんなが男女平等というひとつの目的を達成するために、とにかくできることをする。男性たちは「バカだね」と笑う。しかし女性たちは本気だった。
上映日時
| 11/15(土)~11/21(金) | 11/22(土)~11/28(金) |
| 10:00-11:15 | 11:55-13:10 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |
11/15(土)~
原爆スパイ
© Participant Film
2022年/イギリス、アメリカ/101分/配給:パンドラ/提供:メニーウェル
監督:スティーヴ・ジェームズ
原題:A Compassionate Spy
登場人物:テッド(セオドア)・ホール、ジョーン・ホール
日本版字幕:若林 信乃
字幕監修:新田 宗土(慶應義塾大学 / 広島大学 SKCM2)
オッペンハイマーを裏切った男
戦後80年の今暴かれる、米ソ核開発をめぐる衝撃の事実――
広島と長崎に原爆が投下された1945年から今年で80年。第二次世界大戦下、「マンハッタン計画」において、〈原爆の父〉オッペンハイマー博士の下、原子爆弾の研究・開発に最年少の18歳で参加した天才物理学者テッド・ホール。彼は開発に関わる国家機密をソ連へと密かに流していた─。米ソ間で競うように開発され、広島・長崎へと投下された原子爆弾。そして戦後激化していく軍拡競争と冷戦構造…。一人の物理学者の大胆な行動が世界をどう変えたのか?「原爆スパイ」の驚くべき人生と、核開発をめぐる大国の思惑を克明に描く衝撃のドキュメンタリー。
当時計画に携わった物理学者の多くが、米国による原爆の独占を危険視し、ソ連と情報を共有すべきだと考えていた。共産主義に傾倒しソ連へ機密を流し続けたテッド。核戦力の均衡をもたらした一方で、ソ連に禁断の兵器を握らせたとも言える彼の行動は、「正しかった」のか? 1997年、その驚くべき人生が知れ渡ると同時に米国で一大論争を巻き起こしたテッド・ホール。同じ容疑で死刑判決が下ったジュリアス・ローゼンバーグ夫妻との違いを生んだのは何だったのか?後年、動機を「思いやり」だったと語るテッドが、現代にある“警鐘”を投げかける──。
後年までFBIに追われ続けたテッド。妻と娘たちは“スパイの父”とどのように秘密を共有し、共に生きてきたのだろうか?米国で“タブー”とさえ言える「原爆投下」に疑義を突き付けるテッドを一人の人間として描き出したのは、『フープ・ドリームス』(1994年/アカデミー賞編集賞ノミネート、サンダンス映画祭観客賞)、『プリフォンテーン』(1997年)『スティーヴィー』(2002年)等で知られ、二度のアカデミー賞ノミネート、多数の受賞歴を誇る米国で最も重要なドキュメンタリー作家のひとり、スティーヴ・ジェームズである。
上映日時
| 11/15(土) | 11/16(日)~11/21(金) | 11/22(土)~11/28(金) |
| 11:50-13:31 | 11:25-13:10 | 10:00-11:45 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |
11/15(土)~
蟲
日本では10年ぶりの特集上映!
チェコの老錬金術師ヤン・シュヴァンクマイエルが放つ
最新3作品、ついに公開!
1988年の『アリス』以来、『ファウスト』『悦楽共犯者』『オテサーネク』『ルナシー』『サヴァイヴィング ライフ』と、これまで6本の長編を発表してきたチェコのシュルレアリストにして、アニメーション&映画作家ヤン・シュヴァンクマイエル(現在90歳!)が、「最後の長編劇映画」と宣言して2018年に完成させた『蟲(むし)』、ついに一般公開!
加えて、作家のこれまでの人生、先立った妻エヴァとの思い出を振り返るドキュメンタリー『錬金炉アタノール』(2020)、さらにシュヴァンクマイエルが世界中から集めた奇怪なコレクションを約2時間、ひたすら見せ続ける驚愕の映画『クンストカメラ』(2022)も同時公開!
<ヤン・シュヴァンクマイエル Jan Švankmajer>
1934年9月4日、プラハ生まれ。プラハにある応用美術大学の舞台美術科およびプラハ芸術アカデミーの人形劇学科で演出と舞台美術を学んだことが、その後の創作活動の発展を大きく方向づける。映像と演劇を融合させたパフォーマンスの一種である「ラテルナ・マギカ(Laterna Magika)」で、特殊効果を含むいくつかの映画的手法を初めて試みた。1964年、プラハのクラーツキー・フィルム・スタジオ(the Krátký film Studio)で初の映画作品『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』を制作。映画という枠を超え、独立した自由な視覚表現の創作活動を続けている。
(参照:アタノール公式サイト)
上映スケジュール
| 11/15(土) | 11/16(日) | 11/17(月) | 11/18(火) | 11/19(水) | 11/20(木) | 11/21(金) |
13:40ー15:20蟲 |
13:20ー15:00蟲 |
13:20ー15:00蟲 |
13:20ー15:00蟲 |
13:20ー15:25錬金炉アタノール |
13:20ー15:25クンストカメラ |
13:20ー15:25錬金炉アタノール |
15:30ー17:35錬金炉アタノール |
15:10ー17:15クンストカメラ |
15:10ー17:15錬金炉アタノール |
15:10ー17:15クンストカメラ |
15:35ー17:15蟲 |
15:35ー17:15蟲 |
15:35ー17:15蟲 |
予定表 横にスクロールできます
| 11/22(土) | 11/23(日) | 11/24(月) | 11/25(火) | 11/26(水) | 11/27(木) | 11/28(金) |
18:35ー20:15蟲 |
18:50ー20:30蟲 |
18:25ー20:05蟲 |
18:25ー20:05蟲 |
18:25ー20:30錬金炉アタノール |
18:25ー20:30クンストカメラ |
18:25ー20:30錬金炉アタノール |
20:25ー22:30クンストカメラ |
20:40ー22:45錬金炉アタノール |
20:15ー22:20クンストカメラ |
20:40ー22:20蟲 |
20:40ー22:20蟲 |
20:40ー22:20蟲 |
予定表 横にスクロールできます
作品紹介
蟲
© Athanor Ltd.
2018年/チェコ・スロバキア/チェコ語/98分
原題:Hmyz
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
字幕翻訳:北村広子
字幕監修:ペトル・ホリー
字幕協力:イメージフォーラム
チャペック兄弟の有名な戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組む、小さな町のアマチュア劇団。遅刻や欠席するメンバーたちのやる気の無さに、コオロギ役兼任の演出家は怒りが収まらない。そしてやはりコオロギ役を務める彼の妻ルージェナはハチ役の男と明らかに不倫中……不穏な空気でリハーサルが進むなか、やがて劇の展開と役者たちの行動が交錯し、ついに舞台に惨劇が訪れる! 演劇の中の物語、それを演じる役者たちの素の姿、さらに彼らを撮影したこの映画『蟲』のメイキングも同時進行で提示される斬新な3層のメタ構造。そして例によってアニメーション技法も使われ、また本物の虫たちが目を覆いたくなるほど登場! 製作時には資金を補うためのクラウドファンディングが行われ、シュヴァンクマイエルを師と仰ぐクエイ兄弟やギレルモ・デル・トロも大々的に協力、日本のファンも含め世界中から多くの出資が得られて完成した「最後の長編劇映画」。
錬金炉アタノール
© Athanor Ltd.
2020年/スロバキア・チェコ/英語、チェコ語/123分
原題:ALCHYMICKÁ PEC
監督:ヤン・ダニヘル、アダム・オリハ
出演:ヤン・シュヴァンクマイエル
字幕翻訳:前田理子、御囲ちあき、髙山智絵(JVTA)
字幕監修:ペトル・ホリー
字幕協力:ひろしまアニメーションシーズン
創作上のパートナーでもあった亡き妻エヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーの想い出、長年、製作を支えてきたプロデューサー、ヤロミール・カリスタとの愛憎入り交じる関係、参加しているシュルレアリスト集団の定例会、怪しげな呪物や作品の制作風景、展覧会の準備や講演、そしてスーパーで買物をする日常の姿など、あらゆる側面が赤裸々に映し出される。過去作品の抜粋や記録映像もインサートされ、彼の全貌を把握する「入門編」とも言える1本。なお「アタノール」とは錬金術で使う炉のことで、シュヴァンクマイエル自身の制作会社の名前でもある。
クンストカメラ
© Athanor Ltd.
2022年/チェコ/120分
原題:Kunstkamera
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
「クンストカメラ」とは「驚異の部屋」「博物陳列室」の意味で、17世紀初頭のプラハ城にルドルフ2世が作ったそれが有名だが、この映画に映し出されるのは、チェコの南西部ホルニー・スタニコフにあるお城と旧穀物庫にあるシュヴァンクマイエル自身の「クンストカメラ」。2時間、世界中から集めた絵画や彫像、動物の剥製や貝殻、自身や妻の作ったオブジェなど、一般の価値基準とは無縁の不思議なコレクションがヴィヴァルディの「四季」に乗って、ナレーションもなしに延々と映し出される。シンプルに撮影されたもののように見えて、編集、床やドアの軋む効果音にシュヴァンクマイエル臭が強烈に香る一作。
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |
11/15(土)、11/23(日)オールナイト上映
サタンタンゴ
1994年/ハンガリー・ドイツ・スイス/438分/配給:ビターズ・エンド
原題:Satantango
監督・脚本:タル・ベーラ
原作・脚本:クラスナホルカイ・ラースロー
撮影監督:メドヴィジ・ガーボル
音楽:ヴィーグ・ミハーイ
編集・共同監督:フラニツキー・アーグネシュ
出演:ヴィーグ・ミハーイ、ホルヴァート・プチ、デルジ・ヤーノシュ、セーケイ・B・ミクローシュ、ボーク・エリカ、ペーター・ベルリング
2025年ノーベル文学賞 クラスナホルカイ・ラースロー受賞記念
クラスナホルカイ・ラースロー原作 × タル・ベーラ監督作品
クラスナホルカイ・ラースローの処女長編をタル・ベーラ監督が4年の歳月をかけて完成させた伝説の傑作。ジム・ジャームッシュ、ガス・ヴァン・サントといった映画監督たちに大きな影響を与え、ルーヴル美術館やニューヨーク近代美術館(MOMA)でも上映された7時間18分の大作。
原作であるクラスナホルカイ・ラースローの同名小説は、2015年に英文学賞ブッカー国際賞を受賞、2025年にはノーベル文学賞に輝いた。授賞理由として、「終末的な恐怖のただ中にあって、芸術の力を再確認させる、説得力と先見性のある作品群」が評価された。
本作は、タンゴのステップ<6歩前に、6歩後へ>に呼応した12章で構成され、前半の6章は複数の視点で一日の出来事が描かれ、後半の6章はイリミアーシュが戻ってきてからを描いている。デビュー以来一貫して人間を、そして世界を凝視し見つめ続けてきたタル・ベーラ。本作でも秩序に縛られ、自由を求め、幻想を抱き、未来を信じ、世界に幻滅し、それでも歩き続ける人間の根源的な姿を詩的かつ鮮烈に描いている。
救世主がやって来る。悪魔のささやきが聞こえる。
驚異的な長回しで描かれる、伝説の7時間18分。
経済的に行き詰まり、終末的な様相を纏っている、ハンガリーのある村。降り続く雨と泥に覆われ、村人同士が疑心暗鬼になり、活気のないこの村に死んだはずの男イリミアーシュが帰ってくる。彼の帰還に惑わされる村人たち。イリミアーシュは果たして救世主なのか?それとも?
上映日時
| 11/15(土)オールナイト | 11/23(日)オールナイト |
| 23:00~翌6:55 途中休憩2回あり |
23:00~翌6:55 途中休憩2回あり |
料金
| 一律 |
| ¥3900 |
※割引、無料鑑賞対象外
11/15(土)~1週間限定アンコール
ラストムービーPART2
2025年/日本/29分/DCP
プロデューサー・脚本・編集・VFX・監督:古澤健
撮影:山田達也
照明:玉川直人
音響:川口陽一
音楽:宇波拓
メイク:堀たえこ
企画協力:宮崎大祐
出演:廣田朋菜、指出瑞貴、福間健二
イベント情報
【舞台挨拶】11/15(土)上映前、古澤健監督
【8ミリ短編上映+トーク】11/16(日)上映後、古澤健監督
【トーク】11/20(木)上映後、福間恵子さん × 古澤健監督
【トーク】11/21(金)上映後、宮崎大祐さん(映画監督)× 古澤健監督
冒険に
冒険の途中で、はなればなれになってしまったハルとアキ。
お互いの行方を追うふたり。
ハルは横浜シネマリンで上映中の『ラストムービーPART2』を観る。
アキは俳優としてオーディション会場に潜入する。
「カメラを使わないで撮られた映画ってありますか?」
ふたりの問いに、老映画監督はなんと答えるのか?
これは冒険の映画だ。
「横浜シネマリンでしか観られない映画というのがあっても面白いですよね」という他愛ない雑談が交わされたのが2019年初頭。
2020年末に撮影された本作は、それから5年の歳月をかけて完成したが、それは本家『ラストムービー』(デニス・ホッパー)とは関係がない。
出発を振り返ると、ここに辿り着いたことが奇跡のようにも必然のようにも感じられる。
スタッフ・キャスト、フィクションの人物たち、そして死者たちと手を取り合うことで、映画(館)への道が見出された。
映画の冒険そのものの日々を経て、『ラストムービーPART2』が横浜シネマリンに帰還する。
(古澤健)
併映作品
狂気人脈 in the house of madness
2025年/8分/DCP
sound 川口陽一
music 宇波拓
create and perform 古澤健
映画監督のもとに謎の来訪者が現れる。1977年に失踪した少年を探して欲しい、と。映画監督の奇怪な冒険が始まる。
横浜シネマゾン
2018年/7分/日本/DCP
撮影・編集・監督:古澤健
助監督:石川貴雄
出演:高橋隆大、長尾理世
エーガ海に臨む港町にある映画館「横浜シネマゾン」。
映画が町に届かなくなったことから、2人の若者の冒険が始まる。
上映日時
| 11/15(土) | 11/16(日)~11/21(金) |
| 17:45-18:35 | 17:25-18:15 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1300 | ¥1000 | ¥800 |
| 会員 | ¥1000 | ¥1000 | ¥800 |
11/8(土)~
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
11/8(土)-11/21(金)
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
11/8(土)-11/21(金)
人生を揺るがす映画がある
永遠なる清冽な瞬間を切りとった
伝説のカネフスキー監督3部作、一挙上映!
1990年、映画の表舞台に彗星の如く現れた54歳の新人監督、ヴィターリー・カネフスキー。
『動くな、死ね、甦れ!』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)に輝き驚愕のデビューを果たした彼は、その続編『ひとりで生きる』でカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。そして3作目となる初のドキュメンタリー『ぼくら、20世紀の子供たち』では、ソ連解体後の混沌としたロシアで社会から弾き出されたストリート・チルドレンたちの生きる姿や心の内をありのままに映し出し、世界に衝撃を与えた。
この3部作は、自身もストリート・チルドレンで不良少年だった監督の経験をもとに撮られたものであり、フランソワ・トリュフォー作品におけるアントワーヌ・ドワネルのように、主人公ワレルカを演じるパーヴェル・ナザーロフと彼の守護天使ガリーヤ/ワーリャを演じるディナーラ・ドルカーロワを追った3部作でもある。
映画と出会った悪童が起こした奇跡は、人生を揺るがす作品として人々の中で生き続ける―。
公式サイト https://www.gnome15.com/kanevsky3/
配給 ノーム
入場料一般1,900円/会員・大専・シニア1,300円/高校生以下800円
上映スケジュール
| 11/8(土) | 11/9(日) | 11/10(月) | 11/11(火) | 11/12(水) | 11/13(木) | 11/14(金) |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10ひとりで生きる |
14:25ー15:55ぼくら、20世紀の子供たち |
14:25ー16:10ひとりで生きる |
16:20ー18:05ひとりで生きる |
16:20ー17:50ぼくら、20世紀の子供たち |
16:20ー18:05ひとりで生きる |
16:20ー17:50ぼくら、20世紀の子供たち |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
予定表 横にスクロールできます
| 11/15(土) | 11/16(日) | 11/17(月) | 11/18(火) | 11/19(水) | 11/20(木) | 11/21(金) |
18:45ー20:30動くな、死ね、甦れ! |
18:45ー20:30動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー20:15動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー20:15動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー19:55ぼくら、20世紀の子供たち |
18:45ー20:25ひとりで生きる |
18:45ー20:10ぼくら、20世紀の子供たち |
20:40ー20:10ぼくら、20世紀の子供たち |
20:40ー22:25ひとりで生きる |
20:25ー21:55ぼくら、20世紀の子供たち |
20:25ー22:10ひとりで生きる |
20:05ー21:55動くな、死ね、甦れ! |
20:35ー22:25動くな、死ね、甦れ! |
20:20ー22:10動くな、死ね、甦れ! |
予定表 横にスクロールできます
作品紹介
動くな、死ね、甦れ!〈デジタルリマスター版〉
1989年/ソビエト/モノクロ/104分
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
舞台は第二次世界大戦直後、収容所地帯と化したソ連の炭鉱町。大人でさえ自分を守ることで精一杯な世の中を、危うげながらも逞しく生きる12才の少年ワレルカ。彼の引き起こす無垢な、しかし、やってはならない悪さは、母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。そんな彼の前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれる幼馴染の少女ガリーヤ。二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ転じていくのだった…。世界を魅了し続ける少年映画の金字塔。
★第43回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞
ひとりで生きる
1991年/フランス・ロシア/カラー/100分
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
15才になったワレルカは少年期に別れを告げようとしていたが、大人たちの世界はますます悲劇的な様相を呈し、彼にとって唯一、ガリーヤの妹ワーリャと一緒にいる時だけが心落ち着く時だった。そんな中、ある事件をきっかけに学校を退学になったワレルカは、ワーリャの思いをよそに、ひとりで町を出る。故郷や家族と離れ、ひとりで生きるワレルカ。一方、残されたワーリャは、返事のないワレルカに手紙を送り続け・・・。幼さを見せながら、大人へと成長していく少年の心の風景をスクリーン上で開花させた傑作。
★第45回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞
ぼくら、20世紀の子供たち〈デジタルリマスター版〉(日本初公開)
1993年/フランス/カラー/83分
監督:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ
国際的な評価を得たカネフスキーが次にカメラを向けたのは、社会体制が崩壊したロシアの都市に巣くうストリート・チルドレンたち。窃盗、強奪、売春、そして殺人…残忍性をエスカレートさせていく彼らの裏側に傷つきやすい感受性を見るカネフスキー。やがてカメラは、思わぬ場所でワレルカの面影を残したパーヴェル・ナザーロフの姿を捉える。そして、2本の映画で共演したのち、全く異なる人生を歩み成長していったパーヴェルとディナーラが再会を果たす。デジタルリマスター版を日本初公開!
★第44回べルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門正式出品作品