11/8(土)~1週間限定アンコール
壁の外側と内側 パレスチナ・イスラエル取材記
©Kawakami Yasunori
2025年/日本/104分/製作協力・配給:きろくびと
監督・撮影・編集・製作:川上泰徳
編集協力:大重裕二
整音:小川武
ガザ写真:ムハンマド・マスリー
字幕・ナレーション:川上泰徳
イベント情報
11/11(火)上映後、川上泰徳監督の舞台挨拶がございます。
「なぜこの戦争が続くのか。」
10.7後のパレスチナ・イスラエルを
この目で確かめたいと思ったー
2023年10月7日、イスラエルに「壁(分離壁)」で封鎖されたガザ地区からイスラム組織・ハマスが越境攻撃を行い、それに対してイスラエル軍による「壁の向こう」へのすさまじい報復攻撃。死者は5万人を超え、そのうち1万8千人以上が子どもという惨状で、停戦が見えない中、その数はいまも増え続けている。
外国人ジャーナリストがガザに入ることが困難な中、2024年7月、同じく「壁」で分離されたパレスチナ・ヨルダン川西岸地区に、ボーン・上田記念国際記者賞の受賞経験もある中東ジャーナリスト・川上泰徳が取材に入った。今年3月に米国アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』でも舞台となったマサーフェル・ヤッタにも入り、イスラエル軍による攻撃・破壊やユダヤ人入植者の暴力の激化を目の当たりにする。一方、イスラエル側では国民の多くが「壁」の外側の惨状に目を向けない中、兵役を拒否する三人の若者がいた。
中東を見つめつづけたジャーナリストがいま伝えたい、パレスチナとイスラエルの”現在”とは――。
上映日時
| 11/8(土)~11/14(金) |
| 10:00-11:50 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |
11/8(土)~
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
11/8(土)-11/21(金)
ヴィターリー・カネフスキー トリロジー
11/8(土)-11/21(金)
人生を揺るがす映画がある
永遠なる清冽な瞬間を切りとった
伝説のカネフスキー監督3部作、一挙上映!
1990年、映画の表舞台に彗星の如く現れた54歳の新人監督、ヴィターリー・カネフスキー。
『動くな、死ね、甦れ!』でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人賞)に輝き驚愕のデビューを果たした彼は、その続編『ひとりで生きる』でカンヌ国際映画祭審査員賞受賞。そして3作目となる初のドキュメンタリー『ぼくら、20世紀の子供たち』では、ソ連解体後の混沌としたロシアで社会から弾き出されたストリート・チルドレンたちの生きる姿や心の内をありのままに映し出し、世界に衝撃を与えた。
この3部作は、自身もストリート・チルドレンで不良少年だった監督の経験をもとに撮られたものであり、フランソワ・トリュフォー作品におけるアントワーヌ・ドワネルのように、主人公ワレルカを演じるパーヴェル・ナザーロフと彼の守護天使ガリーヤ/ワーリャを演じるディナーラ・ドルカーロワを追った3部作でもある。
映画と出会った悪童が起こした奇跡は、人生を揺るがす作品として人々の中で生き続ける―。
公式サイト https://www.gnome15.com/kanevsky3/
配給 ノーム
入場料一般1,900円/会員・大専・シニア1,300円/高校生以下800円
上映スケジュール
| 11/8(土) | 11/9(日) | 11/10(月) | 11/11(火) | 11/12(水) | 11/13(木) | 11/14(金) |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10動くな、死ね、甦れ! |
14:25ー16:10ひとりで生きる |
14:25ー15:55ぼくら、20世紀の子供たち |
14:25ー16:10ひとりで生きる |
16:20ー18:05ひとりで生きる |
16:20ー17:50ぼくら、20世紀の子供たち |
16:20ー18:05ひとりで生きる |
16:20ー17:50ぼくら、20世紀の子供たち |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
16:20ー18:05動くな、死ね、甦れ! |
予定表 横にスクロールできます
| 11/15(土) | 11/16(日) | 11/17(月) | 11/18(火) | 11/19(水) | 11/20(木) | 11/21(金) |
18:45ー20:30動くな、死ね、甦れ! |
18:45ー20:30動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー20:15動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー20:15動くな、死ね、甦れ! |
18:25ー19:55ぼくら、20世紀の子供たち |
18:45ー20:25ひとりで生きる |
18:45ー20:10ぼくら、20世紀の子供たち |
20:40ー20:10ぼくら、20世紀の子供たち |
20:40ー22:25ひとりで生きる |
20:25ー21:55ぼくら、20世紀の子供たち |
20:25ー22:10ひとりで生きる |
20:05ー21:55動くな、死ね、甦れ! |
20:35ー22:25動くな、死ね、甦れ! |
20:20ー22:10動くな、死ね、甦れ! |
予定表 横にスクロールできます
作品紹介
動くな、死ね、甦れ!〈デジタルリマスター版〉
1989年/ソビエト/モノクロ/104分
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
舞台は第二次世界大戦直後、収容所地帯と化したソ連の炭鉱町。大人でさえ自分を守ることで精一杯な世の中を、危うげながらも逞しく生きる12才の少年ワレルカ。彼の引き起こす無垢な、しかし、やってはならない悪さは、母親への反発と相まって次第にエスカレートしていく。そんな彼の前に、守護天使のように現れては、危機を救ってくれる幼馴染の少女ガリーヤ。二人に芽生えた淡い想いは次第に呼応していくが、やがて運命はとんでもない方向へ転じていくのだった…。世界を魅了し続ける少年映画の金字塔。
★第43回カンヌ国際映画祭カメラドール受賞
ひとりで生きる
1991年/フランス・ロシア/カラー/100分
監督・脚本:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ、エレーナ・ポポワ
15才になったワレルカは少年期に別れを告げようとしていたが、大人たちの世界はますます悲劇的な様相を呈し、彼にとって唯一、ガリーヤの妹ワーリャと一緒にいる時だけが心落ち着く時だった。そんな中、ある事件をきっかけに学校を退学になったワレルカは、ワーリャの思いをよそに、ひとりで町を出る。故郷や家族と離れ、ひとりで生きるワレルカ。一方、残されたワーリャは、返事のないワレルカに手紙を送り続け・・・。幼さを見せながら、大人へと成長していく少年の心の風景をスクリーン上で開花させた傑作。
★第45回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞
ぼくら、20世紀の子供たち〈デジタルリマスター版〉(日本初公開)
1993年/フランス/カラー/83分
監督:ヴィターリー・カネフスキー
出演:パーヴェル・ナザーロフ、ディナーラ・ドルカーロワ
国際的な評価を得たカネフスキーが次にカメラを向けたのは、社会体制が崩壊したロシアの都市に巣くうストリート・チルドレンたち。窃盗、強奪、売春、そして殺人…残忍性をエスカレートさせていく彼らの裏側に傷つきやすい感受性を見るカネフスキー。やがてカメラは、思わぬ場所でワレルカの面影を残したパーヴェル・ナザーロフの姿を捉える。そして、2本の映画で共演したのち、全く異なる人生を歩み成長していったパーヴェルとディナーラが再会を果たす。デジタルリマスター版を日本初公開!
★第44回べルリン国際映画祭ヤングフォーラム部門正式出品作品
11/1(土)~
リンダ リンダ リンダ 4K
© 「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
2005年/日本/114分/カラー/配給:ビターズ・エンド
監督:山下敦弘
脚本:向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
主題歌:「終わらない歌」(ザ・ブルーハーツ)
出演:ぺ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織(Base Ball Bear)、三村恭代、湯川潮音、山崎優子(新月灯花/RABIRABI)、甲本雅裕、松山ケンイチ、小林且弥
音楽:James Iha
製作:「リンダ リンダ リンダ」パートナーズ
過ぎていく時間
何よりもやさしい 何よりもあたたかい
⽂化祭前⽇に突如バンドを組んだ⼥⼦⾼⽣たち。
コピーするのはブルーハーツ。
ボーカルは韓国からの留学⽣!
本番まであと3⽇。
4⼈の寄り道だらけの猛練習が始まった!
ゼロ年代を代表する珠玉の青春映画がcoming back!!
公開から20年経っても色あせるどころか、世界中にファンを増やし続ける珠玉の青春映画『リンダ リンダ リンダ』。熱いファンの想いは海を越え、アメリカでは本作タイトルにインスパイアされたバンドTHE LINDA LINDASが誕生するなど、世界的な現象も!
韓国のみならず、世界で活躍する俳優ペ・ドゥナが歌う、たどたどしくも心に響くブルーハーツの名曲たち、実際にドラムとギターに挑んだ前田亜季と香椎由宇のひたむきなたたずまい、演技初挑戦ながら女優たちと渡り合った本職ミュージシャンの関根史織(Base Ball Bear)。このコンビネーションを奇跡的な作品にまとめ上げたのは当時弱冠28歳だった山下敦弘監督。4Kデジタルリマスター版では、35mmフィルムの質感は残しながらも、細部をクリアに。誰もが心に抱く青春の記憶がより一層鮮やかに胸に迫る!
上映日時
| 11/1(土)~11/7(金) | 11/8(土)~11/14(金) |
| 16:30-18:25 | 12:15-14:15 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |
11/1(土)~
坪川拓史全作品 2025
坪川拓史全作品
11/1(土)-11/14(金)
坪川拓史全作品
11/1(土)-11/14(金)
坪川 拓史(つぼかわ たくし)
1972年北海道⽣まれ。1990年上京。ホームレス⽣活を経て1991年、劇団「オンシアター⾃由劇場」に研究⽣として⼊団。同時期、独学で映画制作も始める。1996年、故郷の⻑万部町にあった映画館の解体をきっかけに初⻑編映画『美式天然』の制作を開始し9年がかりで完成させる。2007年『アリア』、2013年に『ハーメルン』を制作。国内外の映画祭に招かれて幾つかの賞を受賞する。2011年室蘭市へ帰郷。2014年より同地にて『モルエラニの霧の中』制作開始。ほぼ全ての監督作で、脚本、編集、劇中⾳楽の作曲とピアノ演奏を担当。理想通りの画が撮れるまで撮影を中断して数年待つ事も度々あり、他に類を見ない独特の制作スタイルから”孤⾼の映画作家”と呼ばれている。
入場料
通常料金 一般1,900円/会員・大専・シニア1,300円/高校生以下800円/障がい者1,000円
特別料金『モルエラニの霧の中』、短編作品【演奏と活弁付きライブ上映】
一般2,100円/会員・大専・シニア1,500円/障がい者1,200円/高校生以下1,000円
イベント情報
11/1(土)-11/14(金)、ほぼ毎日、坪川拓史監督ほかの舞台挨拶・トークイベントがございます。
★11/1(土)『冬へのパッサカリア』上映後、草野康太さん、佐藤菜南さん、坪川拓史監督
★11/2(日)『冬へのパッサカリア』上映後、小野武彦さん、中西良太さん、佐藤菜南さん、坪川拓史監督
★11/3(月祝)『十二月の三輪車』は、くものすカルテットの演奏と活弁付きライブ上映
★11/5(水)『シェアの法則』上映後、小野武彦さん、中西良太さん、岩瀬顕子さん
★11/7(金)『冬へのパッサカリア』上映後、大塚寧々さん、草野康太さん、坪川拓史監督
★11/8(土)『冬へのパッサカリア』上映後、坪川拓史監督
★11/11(火)『シェアの法則』上映後、小野武彦さん、中西良太さん、岩瀬顕子さん
上映スケジュール
| 11/1(土) | 11/2(日) | 11/3(祝) | 11/4(火) | 11/5(水) | 11/6(木) | 11/7(金) |
12:20ー13:55冬へのパッサカリア 舞台挨拶 草野康太さん、佐藤菜南さん、坪川拓史監督 |
12:20ー13:55冬へのパッサカリア 舞台挨拶 小野武彦さん、中西良太さん、佐藤菜南さん、坪川拓史監督 |
12:20ー13:55冬へのパッサカリア |
12:20ー16:10モルエラニの霧の中 |
12:20ー13:50冬へのパッサカリア |
12:20ー13:55冬へのパッサカリア |
12:20ー13:55冬へのパッサカリア 舞台挨拶 大塚寧々さん、草野康太さん、坪川拓史監督 |
14:40ー16:20美式天然 |
14:30ー16:20アリア |
14:05ー15:00十二月の三輪車+日本人アンナ 演奏と活弁付きライブ上映 【演奏】 くものすカルテット 【弁士】 片岡正二郎さん |
14:00ー15:58シェアの法則+それからの日々 舞台挨拶 小野武彦さん (主演) 岩瀬顕子さん (脚本・出演) 中西良太さん (『それからの日々』出演) |
14:05ー16:20ハーメルン |
14:40ー16:20美式天然 |
予定表 横にスクロールできます
| 11/8(土) | 11/9(日) | 11/10(月) | 11/11(火) | 11/12(水) | 11/13(木) | 11/14(金) |
18:15ー19:50冬へのパッサカリア 舞台挨拶 坪川拓史監督 |
18:15ー22:05モルエラニの霧の中 |
18:15ー19:50冬へのパッサカリア |
18:15ー20:13シェアの法則+それからの日々 舞台挨拶 小野武彦さん (主演) 岩瀬顕子さん (脚本・出演) 中西良太さん (『それからの日々』出演) |
18:15ー19:50冬へのパッサカリア |
18:15ー22:05モルエラニの霧の中 |
18:15ー20:30ハーメルン |
20:35ー22:25アリア |
20:00ー22:15ハーメルン |
20:45ー22:25美式天然 |
20:00ー21:50アリア |
20:40ー22:15冬へのパッサカリア |
予定表 横にスクロールできます
上映作品
冬へのパッサカリア
2025年/90分/iPhone→DCP
脚本・監督・撮影:坪川拓史
出演:[第一話]片岡正二郎、橋本さくら、草野康太
[第二話]小野武彦、中西良太、塩野谷正幸、佐藤菜南、草野康太、大塚寧々
[第三話]坂本長利、草野康太、竹野留里、あがた森魚
冬へと向かう北の大地で描かれる、
誰かの記憶をめぐる三つのストーリー
三作品からなる連作短篇集。
世界中がコロナ禍の混乱に陥った2020年、文化芸術も大きな危機に直面した。自粛や移動制限の影響で劇場や映画館が閉鎖へ、様々なプロジェクトも延期や中止の憂き目に。その最中、「文化の灯を消すまい」と坪川拓史の呼びかけに賛同したスタッフとキャストが集まり、2020年から2025年にかけて断続的に撮り続けられてきた短編作品をまとめたのが本作。最小限のスタッフで制作できるよう全編をiPhoneで撮影。キャスト陣もスタッフとして協力しながら北海道各地で撮影された。
第一話 『無口なピアノ』
閑散としたフェリーターミナルの片隅、学校帰りにピアノを弾くのが里奈の日課。ある日コロナ禍による客足減少に伴い航路は廃止、ピアノも使用禁止に。落ち込む里奈に無愛想な清掃員、村岡が「うちにもピアノがある」と自宅へ招く。そこは、廃業したばかりの喫茶店だった。
第二話 『記憶と水音』
小さな画材屋を営む津田は、⼊院中の幼なじみ川瀬の病状が気がかりだ。やがて自宅療養になった彼と、その娘奈々を交えた思い出語りのなかで、幼少時に故郷の長万部町で河童を見た話にいきあたる。翌日、3人は故郷へ向かい朧げな記憶を辿って沼を探すのだが…
第三話 『昨日の煙』
かつてS Lの乗務員だった元国鉄職員の吉井は、妻に先立たれてからの一人暮らしをあきらめ⾼齢者施設への⼊所を決める。家財処分のため呼び出した引取り業者の杉⼭に「私も捨ててくれ」と言い出した彼の願いは「繰り返し夢に出てくる場所」を探すことだった。
モルエラニの霧の中
2020年/214分(1部 123分/2部 91分)途中休憩あり/HD→DCP
監督:坪川拓史
出演:大杉漣、大塚寧々、小松政夫、菜葉菜、久保田紗友、竹野留里、草野康太、香川京子、坂本長利、水橋研二
北海道室蘭市を舞台に5年をかけて制作された7話オムニバス作品。香川京子、坂本長利、大塚寧々、草野康太、水橋研二、菜葉菜、久保田紗友ら俳優たちと共に、演技未経験の市民が主演を含む多くの役柄で出演。2018年に急逝した大杉漣、2020年に亡くなった小松政夫の最後の公開作品。
*第43回サンパウロ国際映画祭 「⻑編コンペティション部⾨公式招待作品」
*第17回ロサンゼルス⽇本映画祭 「グランプリ」
美式天然
2005年/95分/16mm→DCP
監督:坪川拓史
出演:吉田日出子、髙橋喜久代、熊澤段、あがた森魚、内田紳一郎、真那胡敬二、常田富士男、山田吾一、小松政夫、高木均
1996年から2005年まで9年の歳月をかけて制作された長編第1作目。「一本の映画フィルムをめぐる、二つの時代の物語」。日本での公式劇場公開は、完成から17年目にして今回が初。主演は、吉田日出子と本作完成直前に亡くなった高木均。全ての坪川作品に出演した小松政夫との初タッグでもあり、活動弁士役としての妙技が堪能できる。
*第23回トリノ国際映画祭 「グランプリ」&「最優秀観客賞」
*第2回横浜⻩⾦町映画祭 「グランプリ」
アリア
2007年/105分/35mm→DCP
監督:坪川拓史
出演:塩野谷正幸、高橋マリ子、片岡正二郎、四谷シモン、ミッキー・カーチス、正司歌江、若松孝二、小松政夫
長編第2作目。完成から15年目にして、今回が国内初公開。「ピアノ調律師の男が、亡き妻の愛した砂浜と、人形遣いに依頼されたピアノを探す旅に出る物語」。青森から北海道各地を縦断する一大ロケーションを敢行。出演は、塩野谷正幸、人気モデルの高橋マリ子、人形作家としても知られる四谷シモン、映画監督の故・若松孝二など多彩な面々。人形遣い役で出演の小松政夫による数々の貴重な芸も記録。
*第7回ユーラシア国際映画祭 「中央アジア映画連盟選出最優秀作品」
*第4回フランスキノタヨ映画祭 「最優秀観客賞」
ハーメルン
2013年/132分/HD→DCP
監督:坪川拓史
出演:西島秀俊、坂本長利、倍賞千恵子、水橋研二、二瓶鮫一、守田比呂也、風見章子
福島県の昭和村を舞台に制作された長編第3作目。2011年に発生した東日本大震災での中断を経て5年をかけ完成。奥会津の美しい風景の中、「廃校に暮らす元校長先生と卒業生との魂のふれあいを描く」。出演は、今や世界中の映画人から愛される西島秀俊。2024年3月に94歳で惜しまれつつ亡くなった坂本長利。加えて、日本を代表する女優である倍賞千恵子が出演のみならず劇中とエンドロールで歌声も披露している。
特別上映
演奏:くものすカルテット 弁士:片岡正二郎
【くものすカルテット】
レトロな雰囲気を漂わせた(懐かし新しい)演奏と、オリジナルの【紙芝居】や【無声映画】の上映をも織りまぜた独創的なライブスタイルで人気を呼んでいる。 https://www.kumokaru.net/
十二月の三輪車
1995年/25分/8mm
監督:坪川拓史/早藤まき
出演:熊沢段、片岡正二郎、内田紳一郎、綾田俊樹
早藤まきとの共同監督による初作品。「歯痛の男が森へ迷い込み、次々と現れる怪しげな者たちに歯医者の場所を尋ねるが…」。効果音も含めた生伴奏付きの上演が、イタリアやフランスでも好評を博す。
日本人アンナ「川端康成原作『掌の小説』より」
2010年/30分/16mm
監督:坪川拓史
出演:福士誠治、清宮リザ、菜葉菜、内田春菊、小松政夫、奥村公延
4人の監督によるオムニバス映画『掌の小説』から、脚本と監督を担当した第3話「日本人アンナ」。
11/5(水)、11/11(火) 限定上映
シェアの法則+それからの日々
Ⓒ2022ジャパンコンシェルジュ
2022年/107分/シネスコ/5.1ch/配給:GACHINKO Film
監督:久万真路
脚本:岩瀬顕子
出演:小野武彦、貫地谷しほり、浅香航大 、鷲尾真知子、宮崎美子、岩瀬顕子、大塚ヒロタ、小山萌子、上原奈美、内浦純一、山口森広、岩本晟夢、久保酎吉
主題歌:「花の記憶」歌 澤田知可子
企画:日穏-bion-
後援:豊島区
製作:株式会社ジャパンコンシェルジェ
宣伝協力:マジックアワー
同時上映
『それからの日々』シェアの法則のスタッフが再結集した続編。(2024年/11分/監督・脚本:久万真路/出演:小野武彦、斉藤暁、中西良太、岩瀬顕子、宮崎美子、石倉三郎)
イベント情報
11/5(水)、11/11(火)上映後、小野武彦さん、岩瀬顕子さん(脚本・出演)、中西良太さん(『それからの日々』出演)の舞台挨拶がございます。
小野武彦、映画初主演の話題作!
シェアハウスを経営する老夫婦が、様々な背景をもつ住人たちとの関わりを描いた舞台「シェアの法則」(作:岩瀬顕子/劇団青年座が上演)が映画化。主演は、『踊る大捜査線』シリーズをはじめ『鍵泥棒のメソッド』『ザ・マジックアワー』など名脇役として舞台・テレビ・映画に引っ張りだこの小野武彦。脇を固めるのは実力派俳優の貫地谷しほりさん、人気上昇中の浅香航大、名脇役の鷲尾真知子、ハリウッド作品にも出演の岩瀬顕子、そして小野武彦とはデビュードラマでの共演以来、40年来の仲の宮崎美子。舞台版に引き続き岩瀬が脚本を担当し、『うちの執事が言うことには』の久万真路が監督。
東京の一軒家で暮らす春山夫妻。自宅を改装して始めたシェアハウスには、年齢も職業も国籍もバラバラの個性的な面々がおり、彼らは互いに協力し合い、時には衝突しながらも、共同生活を営んでいる。管理人である妻の喜代子は食事会を開いたり相談に乗るなど、住人たちの母親のような存在だったが、ふとした事故をきっかけに入院することとなった。そこで、しばらくの間、夫の秀夫が妻の代わりを務めることになる。社交的な喜代子とは対照的に、人づきあいが嫌いで誰とも打ち解けようとしない秀夫は、住民からも疎まれ、息子の隆志に対しても厳しく接している。そんな中、キャバクラで働いている美穂が勤務先でトラブルを起こし呼び出されることになった。自分の価値観でのみ物事を見てきた男が、様々な境遇の人たちと関わる事によって、少しずつ相手を『思いやる』ことを学んでいく物語。
上映日時
| 11/5(水) | 11/11(火) |
| 14:00-15:58 | 18:15-20:13 |
料金
| 一般 | 大学・専門・シニア | 高校以下 | |
| 通常 | ¥1900 | ¥1300 | ¥800 |
| 会員 | ¥1300 | ¥1300 | ¥800 |