三里塚のイカロス

三里塚のイカロス

©2017 三里塚のイカロス製作委員会

2017年/日本/カラー&白黒/138分/DCP/5.1ch/配給:ムヴィオラ・スコブル工房
製作・監督・編集:代島治彦
撮影:加藤孝信
整音・音響効果:滝澤修
音楽:大友良英
写真:北井一夫
宣伝デザイン:鈴木一誌

公式ホームページ

【前売券】劇場特別鑑賞券1,500円を当館受付にて発売中!特典:オリジナルポストカードをプレゼント! 有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

成田空港のその下に“あの時代”が埋まっている。
三里塚で農民とともに闘った若者たちの、誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶。

サンリヅカって何ですか?
“あの時代”って何だったんですか?

 ある日突然、この土地に空港を作るから出て行きなさいと言われた農民たちの闘い。それが日本で最大の、そして最後の国家権力に対する抵抗運動、成田空港建設反対闘争だ。成田市三里塚の農村地帯に巨大空港を作ることを決定した政府による暴力的な土地収奪に、農民たちは抵抗運動を開始した。そこに、若者たちが集まったのだ。農民たちの抵抗を支持し、三里塚を革命のための拠点とし、すべては変えられると信じていた若者たちが。あれから50年。
 若者たちが農民とともに国を相手に闘った“サンリヅカ=三里塚”から、今、若者が海外旅行へと楽しげに出発して行く。そこでかつて何があったのか。多くの若者は知らない。若者だけじゃない。忘れてしまった人も多い。成田空港のその下に“あの時代”が埋まっていることを。
 何かが変わる時代だった。3億円事件があった。オールナイト・ニッポンが始まった。映画『卒業』があり、『猿の惑星』があった。フォークソングにフリージャズ、サイケにゲバ、ベトナム反戦に68年革命。若者たちが、今が時だ、と迸った。あの時代――それはまるで世界中が「政治の季節」に燃え上がるようだった。だが、それは、結末を迎える。農民とともに闘った、あの時代あの若者はイカロスだったのだろうか。イカロスは墜落した。「三里塚のイカロス」は何を残したのか。それとも何も残さなかったのか。

三里塚の農民とともに国家権力と闘った若者たちの
“あの時代”と“その後の50年”

 本作は「映画芸術」日本映画ベストテン第3位、日本映画ペンクラブ文化映画部門第2位、「キネマ旬報」文化映画ベストテン第4位に輝いた『三里塚に生きる』の姉妹編である。前作は日本ドキュメンタリー史の巨人・名キャメラマン大津幸四郎(2014年没)と代島治彦の共同監督で、大津が40年前に撮影した伝説的な小川プロ作品を『日本解放戦線・三里塚の夏』(1968年)以来、初めて三里塚を訪れ、あのとき国家と闘った農民の人生を中心に描いた。対して本作は、代島治彦監督が農民とともに闘った若者たちの人生を描いている。これは前作撮影時からの、もう一本の“撮らねばならなかった物語”なのだ。
 登場するのは、25年にわたって三里塚闘争の責任者という立場にあった者、農民支援に入った農家の若者と恋をして結婚した女性、義勇兵という気持ちで若い妻に置手紙して戦いに参加した元国鉄労働者、反対闘争をテレビで見て京都から駆けつけた当時高校生の活動員らの他、農民運動家や元空港公団職員など。これまで誰にも語らなかった“あの時代”と“その後の50年”の記憶を語っている。中核派政治局員として1981年から2006年まで25年間三里塚現地責任者を務めた岸宏一は、本作完成後、今年3月26日、谷川岳で遭難。この映画がいわば彼の遺作となった。
 音楽は大友良英による“これしかない”フリージャズ。撮影は小川プロ出身の加藤孝信、劇中で印象的なイカロスの絵は、世界中を旅して描いた絵を本にした『PRIVATE WORLD』で知られる下田昌克が手がけている。
 羽田空港が国際化した今、成田/三里塚へ駆けつけた若者たちは何を想うのだろう。あれから50年。

イカロスとは…

[英:Icarus] ギリシャ語神話に登場する人物の一人。蜜蠟で固めた翼によって自由自在に飛翔する能力を得るが、太陽に接近し過ぎたことで翼が溶けてなくなり、墜落して死を迎えた。イカロスの物語は人間の傲慢さやテクノロジーを批判する神話としても有名であるとともに、手の届かない理想を抱いたものの寓話として語られることも多い。マルク・シャガールによる絵画作品「イカロスの墜落」は代島監督に本作のインスピレーションを与えたものの一つ。

*第18回チョンジュ国際映画祭 正式招待作品

三里塚のイカロス 三里塚のイカロス 三里塚のイカロス

結婚

結婚

©2017「結婚」製作委員会

2017年/日本/118分/配給:KADOKAWA
監督:西谷真一
原作:井上荒野「結婚」(角川文庫刊)
脚本:尾崎将也
主題歌:DEAN FUJIOKA「Permanent Vacation」(A-Sketch)
出演:ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵、古舘寛治、萬田久子、貫地谷しほり

公式ホームページ

「結婚しないか」――それが、彼の別れの言葉。

完璧なヴィジュアルに知性と優しさがにじみ出る会話、何よりも匂い立つその色気で女性たちを虜にする男がいる、彼の名は古海(うるみけんじ)健児。ある時は小説家、ある時は空間デザイナー、しかし、その真の姿は結婚詐欺師だ。年齢も境遇も色とりどりの女たちの愛されたいと願う気持ちを翻弄し、心と金銭を奪った途端、彼女たちの前から忽然と姿を消す。
ある日、偶然か運命のいたずらか、騙された女たちが繋がり、共に古海の行方を探し始める。なぜ、彼は嘘をつかなければ生きられないのか、彼の本当の目的は何なのか? そこには、女たちの想像も願望も鮮やかに裏切る“秘密”があった─。

〈結婚〉をめぐる女と男の〈嘘〉と〈真実〉―ディーン・フジオカが、女性の夢を破り、それでも愛される〈結婚詐欺師〉に挑戦!

古海を演じるのは、その美術品のような端正な美貌と長身のスタイルから、まさに完璧な男と称えられるディーン・フジオカ。NHK連続テレビ小説「あさが来た」で五代友厚役を演じ、劇中での彼の死を受け入れられない日本中の女性たちの間で、“五代ロス”という言葉が生まれ、社会現象を巻き起こすほどの人気を獲得した。最近では「男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング第1位」に輝くなど、その熱い支持は男性層にまで広がっている。そんなディーンが、キャリアの頂点を極めるために選んだのが、ずるくて、悪くて、嘘つきで、それでも愛される、大人の色気と凄みを持つ〈結婚詐欺師〉役。今までのイメージを、惜しげもなく自らの手で大胆かつ鮮やかに覆すディーンの新たな挑戦により、2017年最大の話題作が誕生した!

 オープニングシーンで、ディーン扮する古海が歌うのは、大正時代の唱歌「浜辺の歌」。透明感としなやかさをあわせ持つ歌声で、エンディングに流れる主題歌も担当している。
 その過去も現在の暮らしもミステリアスな古海を追って、様々な場所でロケ撮影が敢行されたが、満潮時の幻想的な映像が印象的なのは、千葉県木更津の江川海岸。日本のウユニ塩湖と呼ばれる海岸がスクリーンに収められた。また、全編にわたり横浜でのロケが敢行されており、はまっこ必見の映画でもある。

結婚 結婚 結婚

上映日時

7/29(土)~8/4(金) 8/5(土) 8/6(日)~8/10(木) 8/11(金) 8/12(土)~8/18(金)
※8/15(火)休映
14:15〜16:15 16:35~18:35 16:15~18:15 16:35~18:35 18:40~20:40

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

トレインスポッティング

トレインスポッティング

©Channel Four Television Corporation MCMXCV

1996年/イギリス/94分/R15+/配給:アスミックエース
原題:Trainspotting
監督:ダニー・ボイル
製作:アンドリュー・マクドナルド
撮影:ブライアン・デュファノ
脚本: ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
サウンドトラック:「トレインスポッティング」東芝EMI
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド

90年代最高の“陽気で悲惨”な青春映画 『トレインスポッティング』旋風、日本上陸!

アーヴィン・ウェルシュの同名小説の映画化。スコットランドを舞台に、若者の「陽気で悲惨な」青春を、斬新な映像感覚で生々しく描いている。アメリカでは97年アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、本国イギリスでもイギリス・アカデミー賞脚色賞を受賞、日本でも若者を中心に一躍旋風を巻き起こし、累計興収3億円という記録的数字を打ち立てた。サントラにはブラー、アンダーワールドといったブリティッシュポップの大物が名を連ね30万枚以上の大ヒット、原作本も公開後40万部のベストセラーとまさしくひとつの文化を作り出した。映像×音楽の極上のコラボレーションは今尚、人々の心をつかんで離さない。
本作品をきっかけに監督のダニー・ボイルはハリウッドに本格進出、主演のユアン・マクレガーは、一気にスターダムを駆け上り、まさしく映画界になくてはならない俳優として成長を果たした。

マーク・レントンと彼の仲間はヘロイン中毒。ケンカが趣味のベグビー。気のいい小心者スパッド。女たらしのシック・ボーイ。そしてセックスもドラッグもOKの女子中学生ダイアン。窃盗、詐欺、万引きを繰り返し逮捕されたレントンは更生を決意。ロンドンへ出て就職する。だが強盗で手配されたベグビーとシック・ボーイが押しかけてきて会社はクビ。地元へ戻れば、待ち受けていたのはヤク漬けのまま死んだ友人の葬式だった。圧倒的な絶望感の中、レントンと仲間たちは人生を変える賭けに出る。売人から大量の麻薬を仕入れ、ロンドンでさばけば大儲けだ。大金と新しい人生。果たして彼らはそれを手に入れる事ができるのか?

トレインスポッティング トレインスポッティング トレインスポッティング

上映日時 7/23(日)~6日間限定上映

7/22(土) 7/23(日)~7/28(金)
貸館上映のため
休映
10:00~11:45

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1300 ¥1100 ¥800
会員 ¥1100 ¥1100 ¥800

T2 トレインスポッティング

T2 トレインスポッティング

2017年/イギリス/117分/R15+/配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
原題:T2 Trainspotting
監督:ダニー・ボイル
製作:アンドリュー・マクドナルド、ダニー・ボイル、クリスチャン・コルソン、バーナード・ベリュー
撮影監督:アンソニー・ドッド・マントル
脚本: ジョン・ホッジ
原作:アーヴィン・ウェルシュ
出演:ユアン・マクレガー、ユエン・ブレムナー、ジョニー・リー・ミラー、ロバート・カーライル、ケリー・マクドナルド

公式ホームページ

世界中を熱狂させた伝説の青春映画『トレインスポッティング』、待望の続編が21年ぶりに帰ってきた!

96年に公開され、世界中で大旋風を巻き起こしたアーヴィン・ウェルシュ原作の伝説の青春映画『トレインスポッティング』。スコットランドで暮らす伝説のジャンキーたちの明るく悲惨な青春像を斬新な感覚で描いたこの作品は、日本のミニシアターでも大ヒットを記録し、90年代のポップ・カルチャーの代名詞となった。そして21年後の今年、世界中が待ち望んだ続編が完成!
1作目同様、ユアン・マクレガー、ロバート・カーライル、ジョニー・リー・ミラー、ユエン・ブレムナーがかつての当たり役を演じ、監督のダニー・ボイル、脚本家ジョン・ホッジ、製作者アンドリュー・マクドナルドとオリジナルスタッフも集結。アーヴィン・ウェルシュの小説と「トレインスポッティング」と10年後の続編「T2 トレインスポッティング」を原作にしつつも、大胆な脚色を行い、映画だけのオリジナル世界観をめざした。

いつまでも大人になれないダメ男たちが選んだ未来とは――。

舞台はスコットランドのエディンバラ。前作でユアン・マクレガー扮する主人公のレントンは仲間の3人を裏切り、ひとりで大金を持って逃走する。そんな彼が20年ぶりに故郷に戻る。親友だったシック・ボーイことサイモンは、表向きはパブを経営しているが、裏ではゆすりや売春に手を染め、気のいいジャンキーのスパッドは人生に絶望し、血の気が多いベグビーは殺人罪で刑務所にいる。再会したサイモンとレントンは危ない新事業に乗り出し、スパッドはボクシングを始め、脱走したベグビーはレントンへの復讐を誓う。いつまでも大人になれないダメ男たちの新たな青春の旅立ちをユーモアとペーソスを込めて描くことで、キャラクター・ドラマとしては前作以上に奥行きが深くなっている。かつてレントンの恋人だったダイアンやスパッドのパートナーのゲイルも登場するが、女たちはみんなタフ。“永遠のダメ男”VS“しっかり女子”の図式も見せることで、年月を経た人生の真実も伝わる構成になっている。

T2 トレインスポッティング T2 トレインスポッティング

上映日時

7/15(土)~7/21(金) 7/22(土) 7/23(日)~7/28(金)
19:35~21:40 貸館上映のため休映 11:55~14:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

約束の地、メンフィス ~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~ 

約束の地、メンフィス ~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~ 

 ©2013 SOCIAL CAPITAL FILMS EGBA, LLC / PFL TRANSMEDIA, LLC

アメリカ/2014/98分/英語/カラー・モノクロ/ドキュメンタリー/配給・宣伝:CURIOUSCOPE
原題:Take Me to the River
監督:マーティン・ショア
製作:マーティン・ショア、コーディ・ディッキンソン、ローレンス・ブー・ミッチェル
出演:テレンス・ハワード、メイヴィス・ステイプルズ、スヌープ・ドッグ、ブッカー・T・ジョーンズ、ホッジズ・ブラザーズ(ハイ・リズム)、ボビー・ラッシュ、ウィリアム・ベル、チャールズ・スキップ・ピッツ、チャーリー・マッスルホワイト、アル・ベル、リルPナット、オーティス・クレイ、ボビー・ブルー・ブランド and more

公式ホームページ

有隣堂伊勢佐木店全国共通特別鑑賞券

受け継がれるメンフィス・ソウル、珠玉の9セッション。

テネシー州メンフィス。ここでは多種多様な音楽が生まれ融合し、また、数々の“生ける伝説”と呼ばれる世界的ミュージシャンたちを輩出してきた。彼らを今一度この故郷に呼び戻し、名門ロイヤル・スタジオ等にて、ジャンルや人種、世代を超えた新たなレコーディングを行い、メンフィスの音楽と精神を現代の世界に再び送り出そう――この破天荒なプロジェクトの過程を追ったドキュメンタリーが本作である。

ブッカーT.ジョーンズやメイヴィス・ステイプルズ、惜しくも収録後にこの世を去ったボビー・ブランドやスキップ・ピッツといった巨匠たちが次世代を担う若者に音楽を継承する貴重なセッションの数々を、かのスタックス・レコードの盛衰に象徴される黒人差別の歴史と絡めつつ綴っていく。偉大なる先人たちがプレイの秘訣を惜しげもなく伝授してゆくシーンが印象深く、過去から現代へ粛々と受け継がれるこの地の“ソウル”がスクリーンから溢れ出す。音楽の本質を垣間見せてくれる感動作。

9 Session

Session1「サポーズド・トゥ・ビー」
ブッカー・T.ジョーンズ with ノース・ミシシッピ・オールスターズ featuring アル・カポネ

Session2「愛なき世界で」
オーティス・クレイ featuring リル・ピーナッツ

Session3「プッシュ・アンド・プル」
ボビー・ラッシュ featuring フレイザー・ボーイ

Session4「イフ・アイ・シュド・ハブ・バッド・ラック」
チャーリー・マッセルホワイト with ザ・シティ・チャンプス

Session5「シッティング・オン・トップ・オブ・ザ・ワールド)」
ヒューバート・サムリン featuring エリック・ゲイルズ & イアン・シーゲル

Session6「ウォーク・アウェイ」
テレンス・ハワード with ハイ・リズム・セクション

Session7「消えゆく太陽」
ボビー“ブルー”ブランド featuring ヨー・ガッティ

Session8「アイ・フォーガット・トゥ・ビー・ユア・ラヴァー」
ウィリアム・ベル with スタックス・ミュージック・アカデミー学生 featuring スヌープ・ドッグ

Session9「ウィッシュ・アイ・ハド・アンサード」
メイヴィス・ステイプルズ with ノース・ミシシッピ・オールスターズ

*SXSW映画祭 観客賞
*レインダンス映画祭 最優秀作品賞
*メーン国際映画祭 観客賞
*ニュー・ハンプシャー映画祭 観客賞
*アズベリー・パーク音楽映画祭 最優秀作品賞

約束の地、メンフィス~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~  約束の地、メンフィス~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~  約束の地、メンフィス~テイク・ミー・トゥー・ザ・リバー~ 

上映日時

8/12(土)~8/18(金) 8/19(土)~8/25(金) 8/26(土)~9/1(金)
20:50〜22:35 18:25~20:10 10:00~11:45

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1800 ¥1100 ¥800
会員 ¥1500 ¥1100 ¥800

SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー

SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー

2016年/スペイン/94分/PG12/配給:キュリオスコープ/DCP 
原題:Sad Vacation: The Last Days of Sid and Nancy
監督・脚本・製作総指揮:ダニー・ガルシア
製作:シザー・メンデス、ヴァネッサ・ダメリオ
出演:シド・ヴィシャス、ナンシー・スパンゲン、シルヴェイン・シルヴェイン、ケニー・“スティンカー”・ゴードン、ウォルター・ルー

公式ホームページ

有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

今なお熱狂的なファンを持つシド・ヴィシャスとその恋人ナンシー。
彼ら二人の、最期の日々を綴ったドキュメンタリー。

1970年代後半にロンドンで勃興した伝説のバンド「セックス・ピストルズ」。その二代目ベーシストを務めたシド・ヴィシャスと恋人ナンシー・スパンゲンの破滅的な恋愛模様と生涯にスポットをあてたドキュメンタリー映画。短命でありながらも後世のミュージック・シーンやファッション界に多大な影響を与えたそのカリスマ性と過激なパフォーマンスに人々は魅了され、彼らはパンク・ロックの伝説となった。

1979年、薬物の過剰摂取により21歳で死亡したシド。1978年、チェルシーホテルの100号室で死体となって発見されたナンシー。未だ謎の多い彼女の死を中心に、二人についての目撃情報を語る友人や関係者を通じて事件の真相に迫る内容となっている。

幼少期から衝撃的な最期まで、二人それぞれ初公開となる秘蔵映像や写真を用いて生涯が綴られるほか、シルヴァイン・シルヴァイン (ニューヨークドールズ)、ボブ・グル―エン、ウォルター・ルー(ザ・ハートブレイカーズ)、リー・ブラック・チルダース、ハウイー・ピロ(ディー・ジェネレーション)、スティンカー(ピュアヘル)、シンシア・ロス(ザ・ビーガールズ)など、彼らと親交を持ったアーティスト達のインタビューも多数収録されている。

本作の監督を務めたのは、ダニー・ガルシア。90年代のスペイン音楽を取り扱う雑誌のライターとして活動をはじめ、その後米雑誌「High Times」など、数々の雑誌の記事を手掛ける。2012年、ザ・クラッシュのバンドの誕生から崩壊までを追ったドキュメンタリー『The Rise and Fall of The Clash』で監督としてデビュー。2014年にはNew York Dallsの伝説的ギタリスト、ジョニー・サンダースの生涯を追ったドキュメンタリー『Looking for Johnny』を発表。本作は2016年11月よりイギリス・アメリカ・スペイン・日本でほぼ同時公開され、世界各国で上映されている。

  
SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー SAD VACATION ラストデイズ・オブ・シド&ナンシー

上映日時

8/5(土) 8/6(日)~8/8(火) 8/9(水)~8/10(木) 8/11(金)
20:40〜22:20 18:25~20:05 20:20~22:00 18:45~20:25

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

2015年/アメリカ/101分/字幕翻訳:寺尾次郎/配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント/DCP
原題:Miles Ahead
監督・製作・共同脚本:ドン・チードル
製作:ダリル・ポーター、ビンス・ウィルバーン、ダニエル・ワグナー、ロバート・オグデン・バーナム
出演:ドン・チードル、ユアン・マクレガー、エマヤツィ・コーリナルディ、キース・スタンフィールド、 マイケル・スタールバーグ

公式ホームページ

有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

新しいサウンドを求め続けたジャズの帝王。
今初めて明かされる天才の狂気と真実。

マイルス・デイヴィスはトランペット奏者にとどまらず、「ジャズ界の革命児」「ジャズの帝王」とも称されている。しかし彼には、半世紀のキャリアにおいて、創作活動を休止した“空白の5年間”があった。なぜ、彼は活動を休止したのか?そして彼に何があったのか?最愛の妻との別れ、ドラック、襲い来る現実と幻想、そして天才であるがゆえの創作の苦しみや隠遁願望…。マイルス・デイヴィスの実像を映画化するのは、極めて厳しいとされてきた。しかし、この作品は史実とフィクションを織り交ぜ、彼の真実に迫り“マイルス・デイヴィス”を描き切った意欲作だ。


珠玉の名曲と共に受け継がれたスピリット
オスカーに手をかける実力派名優ドン・チードル渾身の一作!

この念願の企画で監督デビューを飾り、トランペットの特訓を積んでマイルスの外見、性格、仕種を完璧なまでに体現したのは、『ホテル・ルワンダ』や『アベンジャーズ』シリーズで知られる俳優ドン・チードル。マイルスが遺した珠玉の名曲を全編にフィーチャーし、エンディングでは彼の音楽性を今に受け継ぐ豪華ミュージシャン競演によるライブ・シーンを実現。まるで一瞬のひらめきのように偉大なるカリスマの魅力の“すべて”を凝縮し、あらゆる観客に驚きに満ちた発見と刺激をもたらす野心的な快作がここに完成した!

1970年代後半のニューヨーク。長らく音楽活動を休止中のマイルス・デイヴィスの自宅に、彼のカムバック記事を書こうとしている音楽記者デイヴが押しかけてくる。しかし体調不良に苦しみ、ドラッグと酒に溺れるマイルスは、創作上のミューズでもあった元妻フランシスとの苦い思い出にも囚われ、キャリア終焉の危機に瀕していた。やがてデイヴと行動を共にするうちに、悪辣な音楽プロデューサーに大切なマスターテープを盗まれたマイルスは、怒りに駆られて危険なチェイスに身を投じていく。その行く手に待ち受けるのは破滅か、それとも再起への希望の光なのか……。

共演に、『ムーラン・ルージュ』(01)でゴールデン・グローブ賞男優賞にノミネートされ、『ゴーストライター』(11)でヨーロッパ映画賞男優賞を受賞したユアン・マクレガーがブレイデン(レポーター)役を演じる。また、ライブ・シーンではマイルスとの共演経験もあるハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターをはじめとする一線級のミュージシャン達が登場する。

MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間 MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間

上映日時

8/5(土) 8/6(日)~8/8(火) 8/9(水)~8/10(木) 8/11(金)
18:45〜20:30 20:15~22:00 18:25~20:10 20:35~22:20

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ

プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ

 ©1987 PURPLE FILMS COMPANY. ALL RIGHTS RESERVED

1987年/アメリカ/84分/BD/配給:日本出版販売
原題:Sign ‘o’ the Times
監督:プリンス
製作:ロバート・カヴァロ、ジョゼフ・ラファロ、スティーブン・フラグノリ
撮影:ピーター・シンクレア
出演:プリンス、シーラ・E、ドクター・フィンク、ミコ・ウィーバー、レヴィ・シーサー・Jr.

公式ホームページ

有隣堂伊勢佐木店全国共通鑑賞券

音楽史に語り継がれるあの伝説のライブ映画がHDニューマスター5.1chでスクリーンによみがえる

唯一無二の音楽性と圧倒的なカリスマ性でロック界に君臨し続けるプリンスが、1987年の2枚組アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』(グラミー賞ALBUM OF THE YEARにノミネート)のリリースにあわせて行ったヨーロッパツアーを中心に撮影された史上最高のライブフィルム!プリンスにとっては『プリンス/パープル・レイン』『プリンス アンダー・ザ・チェリー・ムーン』に続く3作目の劇場映画で、自ら監督を務めた。ポップでエロティックで演劇的な要素を持ったプリンスの絶頂期のパフォーマンスが余すところなくとらえられ、シーラ・Eの強烈なドラムやセクシー・ダンサー、キャットのパフォーマンス等最強のバック・メンバーも多彩でライブを盛り上げている。また、当時恋人と噂されていたシーナ・イーストンも1曲だけ幻想的に出演。

撮影は、1987年5月のストックホルム公演からスタートした「サイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアー」のオランダ・ロッテルダムと、ベルギー・アントワープの公演で行われ、その後、プリンスのペイズリーパーク・スタジオで追加収録された。当ツアーがヨーロッパツアーのみで来日は果たされなかった為、89年の日本公開時には劇場に数多くのプリンスファンが殺到した。監督のプリンスは、単純なライブフィルムを作るのではなく、冒頭と途中にダンサーやプリンス自身による芝居を取り入れる事で、アルバムで展開していた世界観を更に掘り下げている。また、サウンドトラックのミックスはシーラ・Eが担当した。

プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ プリンス/サイン・オブ・ザ・タイムズ

上映日時

7/29(土) 7/30(日)~8/1(火) 8/2(水)~8/4(金)
20:30〜22:00 18:25~19:55 20:30~22:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1500 ¥1100 ¥800
会員 ¥1200 ¥1100 ¥800

ザ・思いやり

ザ・思いやり

2015年/日本/88分/カラー/配給:『ザ・思いやり』上映事務局
監督・編集:リラン・バクレー
撮影:高尾徹
音楽:ダレン・チルトン
美術製作:岡田久幸
字幕協力:堀純司
出演:松元ヒロ(コメディアン)、山口洋子(思いやり予算を被災地の支援へ)、呉東正彦(弁護士)、前泊博盛(沖縄国際大学教授)

公式ホームページ

トークショー
7/29(土)、7/30(日)、7/31(月)上映後、リラン・バクレー監督のトークショー開催

一人のアメリカ人が米軍への“オモイヤリヨサン”の疑問に挑むドキュメンタリー!

知ッテイマスカ?「思いやり予算」。日本の税金が在日米軍のために使われていることを。在日米軍家族のための住宅、小・中学校、教会、銀行、ゴルフ場、マクドナルドなどの施設建設に税金が使われていることを。電気、水道、ガス料金は使いたい放題、例え遊びであっても有料道路料金がすべてタダということを。米兵による凶悪暴行事件の賠償金にも使われていることを。すでに6兆円を超える日本の私たちの税金が使われていることを!

日本の経済が困難な状況の中で、なぜ日本人がここまでアメリカ軍を思いやらなければならないのでしょうか?アメリカとの条約においては一切義務付けられていない「思いやり予算」は、1978年から始まり、日本人が自ら働いて支払っている税金から在日米軍へ6兆円以上が投入されてきました。米兵一人当たり年間1500万円という膨大な額は、ほとんどがアメリカ軍人の贅沢な生活を支援するために使われているのです。この映画では、一人のアメリカ人の疑問から、「思いやり予算」の不条理さと矛盾を様々な視点から鋭く、そしてユーモアたっぷりに日本人に問いかけていきます。

ザ・思いやり ザ・思いやり ザ・思いやり

上映日時

7/29(土)~8/4(金)
16:25〜18:00

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1700 ¥1100 ¥800
会員 ¥1400 ¥1100 ¥800

ミリキタニの猫《特別編》

《特別編》とは『ミリキタニの猫』と『ミリキタニの記憶』の2本立て
ミリキタニの猫

©Lucid Dreaming, Inc.
Photo by Hiroko Masuike

2006年/アメリカ/74分
原題:The Cats of Mirikitani
監督・製作・撮影・編集:リンダ・ハッテンドーフ
製作・撮影:マサ・ヨシカワ
編集:出口景子
音楽:ジョエル・グッドマン

公式ホームページ

【トークショー】
連日14:20回上映後、Masa監督+特別ゲストのトークショー開催

8月12日(土)
ロバート・ハリスさん 作家・ラジオDJ

13日(日)
新井卓さん 写真家・ダゲレオタイピスト

14日(月)
友部正人さん シンガーソングライター

15日(火)
山口洋さん HEATWAVE(ヒートウェイブ)・ミュージシャン

16日(水)
中村高寛さん 映画監督『ヨコハマメリー』『禅と骨』(9月2日公開)

17日(木)
滝田祥子さん 横浜市立大学 教授 “ツールレイク巡礼の旅”日本側実行委員

18日(金)
石田優子さん 映画監督『はだしのゲンが見たヒロシマ』『被爆樹(仮題)』

【ミニ展覧会】
上映期間中、劇場ロビーにてミリキタニのミニ展覧会開催

ミリキタニの猫


猫とアートと戦争と
80歳の日系アメリカ人画家=ジミー・ミリキタニ


80歳の日系アメリカ人画家は、そーとー頑固でワイルドだけど、実はおちゃめな面もあるじーさん。サクラメントに生まれて広島で育ち、2001年には、世界貿易センターが間近に見えるニューヨークの路上で毎日毎日、絵を一日中描いて暮らしていた。

ジミー・ミリキタニがソーホーの街角で描くのは、猫、ねこ、ネコ・・・。なぜ猫を描き続けるのか。猫に秘められた想いとは・・・。そしてなぜニューヨークの路上で暮らすようになったのか。その答えを解く鍵は彼の絵にあった。
親しくなると、ネコ以外にも絵の題材があることがわかってくる。
日系人強制収容所、原爆、柿、花や動植物・・・。
近所に住む映画監督のリンダが、ネコの絵に惹かれて話しかけたことがきっかけで友情が芽生え、2人の人生は大きく変わっていく。

ジミー・ミリキタニの思い出話には脈絡がない―子供のころ広島で行ったピクニック、サムライだった祖先、失われた米国市民権、ジャクソン・ポロック、真珠湾攻撃、第二次大戦中の日系人強制収容所、叔母と一緒に行った宮島、収容所に入れられた何千人もの「アメリカ人」、猫好きだった男の子、日本が芸術大国であることを世界に示すという大志……。
ミリキタニはグランドマスター(巨匠)アーティストなのか?
それとも空手チャンピオン?
あるいはサムライなのか?
時とともに、パズルのピースをはめていくように、ミリキタニの過去が少しずつ分かりはじめる。
そして、彼が絵を通して恐ろしい時代を生き抜きぬいた生涯を表現していることが明らかになってくる。

9.11テロ事件


9月に入って暑さが和らぎ始めるかと思った矢先に、突如9.11テロ事件が発生。世界貿易センタービルが倒壊して混乱するなか、リンダは撮影しているだけの「観察者」という立場に耐えきれず、思いがけない行動にでる。ミリキタニを支援しようと、さらに彼の過去をたどり始めると、現在身の回りで起きていることがコワイほど「過去」に似ていることに気づく。一方、過去をめぐる旅のなかでは、小さな奇跡が次々と起こっていく・・・。

単なる1人の老人のドキュメントとして撮り始められた映像は、事件をきっかけに大きな転換をみせて、さまざまな意味での「ホーム」―「家」「故郷」「拠り所」― を失うことについてのストーリーとなった。
美しさとユーモアが悲しみや喪失感と混じり合うこの作品は、長年抱えてきた深い心の傷跡が友情とアートによって癒されていく様子を映し出して、見る人に希望と強く生きる力を与えてくれる。猫、アート、平和を愛する人の心に訴えることは間違いない。


*トライベッカ映画祭 観客賞
*トロムソ国際映画祭 ノルウェー平和映画賞
*パリ国際映画祭 観客賞
*東京国際映画祭 “日本映画。ある視点”作品賞
*ワシントンDC映画祭 観客賞

ミリキタニの記憶

©Lucid Dreaming, Inc.
Photo by Masa Yoshikawa

2016年/日本/21分/DCP
監督・製作:Masa
編集:出口景子、石田優子、杉田協士
撮影・スチール:御木茂則、芦澤明子
音楽:SKANK、スカンク

公式ホームページ

ミリキタニの記憶


『ミリキタニの猫』以前のミリキタニを探して…


『ミリキタニの猫』の撮影は2001年に始まった。それ以前のミリキタニを知る人々の証言と、当時のミリキタニを写した写真そしてミリキタニの描いた絵などでつづられた、ミリキタニの過去をめぐる旅。
東京にはミリキタニの「過去」を知る3人の人物がいた。彼らはそれぞれニューヨークでミリキタニと交流していた当時の写真を見せて、思い出を語ってくれる。
広島にいる「親戚」の家では古い絵が発見されていたことが分かり、「本家」には家系図が残されていた。
ニューヨークでは、ミリキタニの晩年を日夜ともに過ごして、一番良く知る存在にインタビュー…。
そして「尊厳の芸術展」(The Art of Gaman)で展示された絵がある。2012年秋から2013年にかけて東京藝術大学美術館を皮切りに、仙台、福島、広島、沖縄と巡回して評判になった「尊厳の芸術展」。日系人強制収容所で作られた日用品・美術工芸品を集めた展覧会で、ジミー・ミリキタニの描いた絵も展示されていた。


ミリキタニの猫

(c) Jimmy Tsutomu Mirikitani

ミリキタニの猫

(c) Jimmy Tsutomu Mirikitani

ミリキタニの猫

佐藤哲郎撮影

上映日時

8/12(土)~8/18(金)
14:20〜15:55

料金

一般 大学・専門・シニア 高校以下
通常 ¥1700 ¥1100 ¥800
会員 ¥1400 ¥1100 ¥800